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思春期コーチの誕生ストーリーその9:迷路の中で走り回る
思春期コーチの誕生ストーリーその9
学校に行きづらくなってからの
お話です。
(私が世にも珍しい?
思春期コーチになった
ストーリーをご紹介してます
私の幼少期のお話はこちらです。
結婚と母、母になる話はこちらです
子育てが始まった!はこちらです
学校に行きづらくなるはこちらです😳 )
周りの子達が声をかけて
支えてくれようとしても
娘の様子は日に日に
悪くなっていきました。
なんでこうなるんだろう?!
いくら考えてもわかりませんし
娘も自分で
言葉にすることができません。
自分でも自分がわからないことが
さらに娘を苦しめているようでした。
そういう日々が
とてもつらかったらしく
ある日娘が自分から
「病院に行きたい」と言いました。
幾つかの病院に電話して
良さそうな心療内科に行ってみました。
とても優しい先生で
娘の話も私の話も
じっくり聞いてくださったんですが・・・
本当に聞いてくださるだけでした。
「辛くなったら
いつでも来て下さい」
そう言っていただいて
帰るのですが
ツラさが変わらないままなので
結局耐えきれずに
2,3日おきに伺ってしまいます。
でも何も変化がない・・・・
そんなことを
何度も繰り返していく度に
娘の足取りは
しだいに重くなっていきました。
そしてある日娘が言いました。
『お母さん
先生は優しいし
お話を聞いてくれる。
でも、それだけ。
私はこれ以上
新しいことは何も話せない。
このまま繰り返しても
きっと何も変わらない』
私も先生に詳しく
お話を伺ったのですが
『東京に良い先生が居るから
行ってみてはどうですか?
1年も通うとずいぶんよくなります』とのこと。
今の状態の娘を
毎週東京に連れて行くのが
本当に良いのだろうか?
東京に頑張って通っても
1年かかる?
それまでずっとこの繰り返し?
それでは今の状態さえ
保てるかわからない
((((。iдi。)))
私はまた必死になって
相談できるところを探しました。
市の相談所や
私営の相談所
大学病院の精神科など
当時住んでいた場所で
行けるところは
全て探して行ってみました。
電話相談にも
いくつもかけてみました。
でも
・うちの娘に
今何が起きていて
・これからどうすれば
元気を取り戻せるのか
一番知りたかったことに
答えてくれるところは
ひとつもありませんでした。
新しいところに行く度に
「今度はなんとかなるんじゃないか」と
淡い期待を持つのに
また同じ話を自分がするだけで
何も進展がないことに
ある日娘は力尽きてしまいました。
『もうだめだと思う
誰も私を助けられないんだ』
ついに娘は
病院や相談所に行くことを
拒むようになりました。
私はいよいよ追い詰められた思いになりました。
「思春期に必要なこと」に続きます
追伸:
自分の頑張りでは
どうすることもできない、
と感じてしまった時に
人は無気力になってしまいます。
「学習性無力感」と呼ばれる状態です。
娘の場合には
「ダメな私」だけでなく
「医者も治せない私」という
レッテルも追加されてしまいました。
今週のテーマのブログです
② 思春期の子どもに必要なこと 思春期コーチの出発点
③ 希望があってこそ前に進めるようになる・・というお話
④ 子どもをなんとか助けたい!でも全力で逆走してた頃のお話
⑤ どん底の夏休みに打ちのめされて気づいたことのお話
⑥ ずっと大事にしてきたものを、初めて手放すことにした時のお話
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