「甘えさせる」と「甘やかす」?似てるようでも大違い!
「甘えさせる」と「甘やかす」 って
言葉はちょっと似てますが
その違いはと~っても大きいんです。
一言で言うと
「甘えさせる」は子どもの自立を促す
「甘やかす」は子どもの自立を阻む
ヮ(゚д゚)ォ! びっくり!!
正反対ですね~
では、もうちょっと詳しくみていきましょう☆
「甘えさせる」のは子どもが自分から求めてきた時ですね
それは子どもが自分から
「受け入れてほしい」を伝えたい時です。
自分が「受け入れてもらえる存在」であることを
確認したがっているんですね。
一人では寂しいとか心細い
一緒にいたい
繋がって安心したい
そんな自分にOKを出して欲しいというサインです。
思春期の子どもの甘えが
複雑でわかりにくくなるのは
この自分の甘えた気持ちを見せるのに
小さい頃よりも抵抗を感じることも影響していますね
強がりな子、臆病な子ほど
甘えの表現がストレートでないので
わかりにくくなるようです
それでも「甘えてくる」のは
子どもが自分からしている行為です。
自分から他の人への働きかけです。
ここがとても大事です!
自分から甘え・弱さを見せても
人から受け入れられる
という体験が大事なんです!
甘えを見せても受け入れられる自分であることが
子どもの自尊心の土台になります。
また、それは同時に
「他の人とも繋がれるかも」という思いになります。
人とつながる力の土台にもなるんです。
だから、充分に甘えることができたら
子どもは安心して
自分からす~っと自然に離れていきます。
他の場所でまた自由に動いてみるためです。
これを繰り返すことでやがて
リアルに「甘える」という行動をしなくても
甘えさせてもらった人や体験を思い出すだけで
安心できるようになっていきます。
そうなると自然に自立できるようになるんですね (^^)/
なので、子どもが自分から甘えてきた時には
その「甘えたい気持ち」をしっかり受け止めてOKなんです。
子どもの「甘え方」がこじれていて
「甘えたがってる」とわかりにくかったり
不適切なやり方になっている
(人の邪魔をする、自分や人を傷つけて反応を得ようとするなど)時は
大人はその行為の方に、つい目を奪われやすくなります。
でも本当は甘えたい
気持ちをわかってもらいたいという部分を
まずはしっかり受け取ることが大事です。
子ども自身も自分のなかにある
「甘えたい」という気持ちに気づいていないまま
不適切な行動をしていることもよくあります。
そんな時でも先に大人がその甘えを
優しく見つけて受け取ることで
子どももそれに気づくことができるようになります。
それからその表現方法を変えられるよう
サポートできたらいいですね♡
子ども自身も自分の甘えたい気持ちを
もっと上手に表現できるようになればずっとラクになります
安全基地を確認できて安らぐことができるでしょう。
「甘えさせる」ってそういうことなんですね~
自立のために必要なんですね
では、もう一つの「甘やかす」ってどういうことでしょう?
はい、「甘やかす」に続きますね (^^)/
合わせて読みたい記事:
『不登校は甘えなの?』と思った時に知っておくといいこと
子どもの「認められたい」心理とは:そのまま受け止めても大丈夫?
追伸:
なかなか素直に甘えられないことって
大人でもありますよね。
わざと意地悪なことを言ったり
『〇〇なんでしょ』と自分からけんかを売って
『そうじゃないよ』と言ってもらいたがったり・・
私も旦那にしょっちゅうやってます
気がついたら反省してるんですけどね:mrgreen:
今週のテーマのブログです
① 思春期の甘えにはどうつきあったらいいのかな?甘えさせても大丈夫?
② 甘えさせると自立する?思春期の子どもに甘えは必要!
④ 甘やかすと子どもが自立できなくなる!「甘えさせる」との違いとは
⑤ 甘えさせ方がわからない?思春期の子どもの甘えさせ方