子どもの「認められたい」心理とは:そのまま受け止めても大丈夫?

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子どもが「認められたい」アピールをしてきたらどう反応してますか?

『自分はこれがうまい』

『私って偉いでしょ』

その「認められたい心理」に戸惑って、そのまま乗っていいのかな?と迷わってしまう・・というお母さんも多いようです。

 

お母さん
うちの子も最近、「認められたいアピール」をよくしてきます。

『こんなに頑張ってるなんてすごいと思わない?』なんて言ってくるんです。

『そうね~』なんて返してますが、何回もあると『どんな心理で言ってるんだろう?』と気になります。

 

日本では「謙遜」とか「へりくだり」が美徳とされるところもありますから、他の人から自分のやれてることなどをアピールされると、「認められたいのかな」と違和感を感じることもありますね。

 

お母さん
そうなんです。

それにあまり認めてばかりだと、子どもが調子に乗るんじゃないかとも気になります。

 

はい、そんなご相談はお母さん・お父さんからよくいただきます 🙂 

ただ、子どもがお母さん・お父さんにしっかり認めてもらうのは、子どもの心の健全な発達には欠かせないことでもあるんです。

ではご一緒に、子どもの認められたい心理の大事なポイントをみてみましょう!

 

お母さん
はい、知りたいです

子どもの認められたい心理と心の発達

日本ではまだまだ「謙遜」とか「へりくだり」が美徳とされるところがありますから、「こんな事ができたよ」と子どもが言ってくると気になることがあるかもしれません。

 

でも、思い出してみてください
(^_-)

子どもがずっと小さな頃には、何かができるようになったり、新しいチャレンジをした時には、子どもはしょっちゅうお母さん・お父さんに教えにきてましたね♡

『今日は苦手だった人参が食べられた』

『前は怖くて乗れなかったブランコに乗れた』

『自転車に乗れるようになった』

・・・

それは一番身近で大好きなお母さん・お父さんと自分の体験や気持ちを共有することで、自分の気持ちを確かめたり「これでいいんだ」と安心したり、つながりを感じたりするための、子どもにとってはとても大事な行為なんです。

この時にしっかりお母さん・お父さんに自分の体験や気持ちを認められることで、子どもは安心して自分の体験と気持ちをそのまま受け止めて、自分の気持ちや体験に持てるようになります。

 

反対に子どもが良い体験・良い気持ちだと思って伝えようとした時に、すぐ頭からダメ出しをされたり否定されたり、大したことないと軽んじられたりしてしまうと、子どもには何が起きるでしょう?

自分の体験も気持ちも、自分は良いと思ったのに価値がないことだった・・・とがっかりして混乱します。

また、「そんな誤りをした自分はだめだな」とも思います。

そんな体験が何度も繰り返されると、やがて、自分の気持と自分自身に自信が持てなくなってしまうんです。
(T_T)

 

もちろん、子どものやることや気持ちを全部「良いこと」と受け止めるわけには行かないことも、実際の子育てではありますね。

子どもが「工作」したつもりで、大人の大事なものを傷つけてしまうことだってあります。

 

ただ、そんな時でも、反射的に『ダメじゃない❣』と子どもの体験や気持ちを全否定するのではなく、その前に『〇〇を作ってみたんだね~』と子どもの話を一度受け止めてから、気をつけてほしいポイントを具体的に伝えられるといいですね。

自分のやりたかった、面白かったという気持ちを受け止めてもらえてこそ、子どもに「次は何に気をつければ良いのか」と学習する余裕も生まれます。

 

お母さん
そういえば、子どもが小さい頃はそのまま認められたい気持ちを受け止めてました!

それで子どもの気持ちや安心感・つながり感が育っていたんですね。

 

でも、「子どもも思春期にもなったら、自分のできたことを自分から主張してくるのはどうなんだろう」と私が思ってしまうところもあります。

なんとなく「はしたない」と感じてるのかしら・・

 

はい、日本の文化的な背景も影響していると思います 😉 

ただ、思春期に「認めてもらいたい」という心理が強くなるのは、成長の一段階で、必要なことでもあるんです!

 

米国の心理学者アブラハム・マズローが唱えた「人間の欲求5段階説」というのがあります。

「人は下位の欲求が満たされると、より上位の欲求を満たそうとする」という考えがベースになっていて、5つの欲求を挙げています。

 

①生理的欲求 命を保つための食事や睡眠などへの欲求

②安全欲求 命に関わるもの(経済、健康、秩序など)を安定的に求める欲求

③所属と愛の欲求 集団に属したい、他者と関わりたいという欲求

④承認欲求 他者から価値ある存在だと認められたい、集団で評価されたいという欲求

⑤自己実現欲求 自分らしく生きたい、自分の脳力を発揮したいという欲求

 

小さい頃の「親に認めてもらいたい」というのは、どちらかというと③が強かったのですが、健全な発達をしていれば、思春期には④の承認欲求として「他者に認めてもらいたい」という欲求がより強くなる時期になります。

 

お母さん
集団に属すだけじゃなくて、その中で認められたいという思いが強くなるんですね。

なんとなく、自分の思春期の頃にもそんな思いがあったような気もします 🙂 

 

はい、思春期には「みんなと同じ仲間で居たい」という気持ちと「その中でも何かで認められたい」という気持ちの両方を持つようになります。

目立ちたくないけど目立ちたい、一緒だけど同じじゃ嫌・・

ちょっと複雑ですね

なので、この2つの間で微妙にゆれることが思春期はよくあります
(^_-)

 

それでも、この「一人の人間として何かで認められたい」という思いはとても大事なものです。

それがあるからこそ、自分を集団の中の一員としてだけ捉えるだけでなく、一人の人間として「自分の特徴や自分らしさ」についていろいろ考えたり、頑張ったりするモチベーションにもなるんです。

 

お母さん
やっぱり誰かに良いね❣って認められると単純に嬉しいですもんね

 

そうなんです 🙂 

小さい頃のように誰かに自分の良いところを認めてもらえることで、子どもは自分に自信を持つようになり、やがて子どもは次の「自己実現の欲求」を求めるように成長していきます。

他者の評価で自分の価値が決まることはないんですが、やっぱり始めは、誰かに「いいね」と認められることで自分のやっていることや気持ちや考えに自信を持てるようになるものです。

それが十分に体験できて、同時に「他者の評価は様々で絶対ではない」ということも学べたら、次の「自己実現=自分らしく生きようとする」という段階に入っていけるようになります。

 

もちろん、始めから他者から認められることに全く関らずに、自分が自信を持って打ち込めるものを持っている子も0ではありませんが、殆どの場合には自分の好きや興味あること、得意なことに、他者から認められることで自信をつけていくことが多いです。

 

お母さん
なるほど!

そうやってみると、「認めてもらいたい心理」も成長の一段階として必要なんですね

 

はい、なかなか友達や家の外では自分から『私を認めて!』『自分のこんなところ良いでしょ』とは言えないですから、お母さん・お父さんに「認めてもらいたい」という気持ちを出せているのは、ある意味とても素直な表現ができている状態でもあります。

お母さん・お父さんになら「そう言っても大丈夫」という安心と信頼関係もあるのでしょう。

 

お母さん
まあ、それなら、あまりためらわずに認めることにします

 

そうですね (^^)

そして大丈夫だとは思いますが、「認められたい」が過剰になっていないかどうかも、ちょっと気をつけてみてください。

過剰になっている場合は一つのSOSのサインでもあります

認められたいが過剰になる心理

お母さん
認められたいが過剰になっているってどんな状態ですか?

 

他者から認められることを強く求める状態です。

・他者から認められないと自分には価値がない

・注目されてないと自分には価値がない

・その他大勢では自分は認めてもらえないから、特別な存在にならなくては

などと、他者から認められることと自分の価値を混同している状態です。

 

誰でも他者から認められると嬉しいですし、認められないとがっかりします。

ただ健全な場合には、落ち込んでもしばらくすると「次は頑張ろう!」と前を向けるのですが、認められたいが過剰になっていると、ものすごく深刻に長く落ち込んでしまいます。

それは「何かが認められるほどできなかった」り「他者からの評価が低い」と「自分には価値がない」と思い込んでしまうので、他者からの評価次第で気持ちの乱高下も激しくなってしまうからです。

 

また、認められたいが過剰な状態では次のようなこともありがちです。

*自分が認められることにいっぱいいっぱいなので、自己中になる
自分の話や都合ばかり
他者を思いやる余裕がなくなる

*人の話を聞かない
自分が認められるかどうかばかり気にするので、アドバイスなどにも耳を傾けない
自分がアドバイスをするのは大好き

*自己成長に意識が向かない
改善するために何をしたら良いかではなく、今認められるかどうかばかり気になる

*すぐに評価されないものには取り組めない
じっくりやコツコツできない

*不幸話をする
良いことで関心を引けないなら、不幸なのに頑張っていることで認められようとする

 

お母さん
えっ、なんだか独り相撲をしている感じですね・・

 

はい、本人も周りも楽しくないですね
(´(・)`)

 

もちろん、このような状態になってしまうのにもワケがあります。

ワケがわかると、そこからの脱出法やサポートも見えてきます。

 

 

先程「認められたい」は第4番目の欲求だと見てきましたが、その前の第3の「所属と愛の欲求」が十分に満たせれてこそ、第4の欲求が健全に出てきます。

そして人はその第4の欲求がきちんと満たされることで、さらにその先の第5の欲求を求めるように成長していきます。

 

ところが第3の「所属と愛の欲求」がちゃんと満たされないままだと、第4の欲求によって第3の「所属と愛」を確認しようとしてしまうことがあるんです。

つまり「自分には安全基地がある」「自分は無条件に愛される存在である」という感覚が持てないままだと、その感覚を「認められること」で得ようとしちゃうんです。

 

お母さん
基本的な所属感とか愛されている感覚を、「認められること」で得ようとしちゃうんですね。

自分がどこかの集団に受け入れられている存在だとか、愛される存在だと思った上で、さらに個人として認められたいというのではないから、深刻で重い感じですね

 

はい、認められないと集団に受け入れられている感じも、愛されている感じもしないんですから、認められることに必死です。

SNSで即レスが来ないと不安になったり、自分の投稿に「いいね」通知が来るたびにチェックをしてしまう場合などはその傾向がありそうです。

 

お母さん
わあ、それでは他人の気持ちや事情を思いやるとか、コツコツ何かができる状態じゃないですね

 

そうなんです (T_T)

でも、そうなっているワケに気がつけば、そこから抜け出すヒントも見つかります!

それぞれを見てみましょう。

 

(1)  十分に自分に関心を寄せられていると思えていない

家庭や学校や部などの、どこか一つでも自分という存在がその場のメンバーとして無条件に受け入れられているという感覚が持てているといいのですが、そうでない場合には自分をアピールして認められないとダメだと無意識で思っていることがあります。

 

また、そのアピールが「良いことをする」、例えば勉強を頑張る、良い子で居るなどのポジティブな方向に向くこともありますし、それが叶わないと思った時には、わざと親の困るようなことをする・病気になるなどしてのマイナスアピールで存在を認めてもらおうとすることもあります。

 

お母さん
えっ、そんなこともあるんですね!

 

幸子さん
人の「所属と愛の欲求」は強いです。

その反対は無視ですから、無視されるよりは怒られる、手をかけてもらえる方がまだいい・・となっちゃうんです 😐

大人でも子どもでも、無意識で家族の気を引きたくて病気になることもあったりします

 

これは、周りが実際にその人を愛しているかどうかではなく、本人が「所属と愛の欲求が満たされている」と感じられるかどうかがポイントになります。

 

家庭では

・毎日が忙しすぎて、子どもに声をかけたり、目を見たりするのを忘れている

・子どもの話をスマホやテレビを見ながらしか聞いてない

・奮起させるつもりで兄弟や他の子と比較している

・子どもが病気のときだけは会話している

・・・などがあれば、5分でもいいので、今のその子だけと過ごす時間を日々の中で持てると良い変化が見られます。

 

親からすれば、子どもへの愛情なんてたっぷりあるのに、それが子どもには伝わっていないこともあるものです 🙄

ちょっとだけ気をつけてみるのがオススメです✿

 

(2) ダメ出しが多かった、多い環境

「這えば立て、立てば歩めの親心」で、子育をしていると、子どもへの愛情から「今の改善点」を指摘するのが先立ってしまうこともありがちです 😆 

 

ただそれでは、子どもからすれば「今の自分」や「自分なりに頑張ったこと」などをそのままを受け入れられている感じが持てないので、第3の「所属と愛の欲求」が満たされない感になることも起きちゃいます。

 

子どもを「次」に進ませたい時こそ「その子の工夫や頑張り」や「今のその子そのもの」を十分に勇気づけてからがオススメです。

「今」をしっかり認めた上で、「さらに良くするのは・・」というスタンスだと、本当の愛情も伝わりやすくなります。

第3の欲求が十分に満たされてこそ、子どもは第4,第5と進めて、やがて自分ひとりでも「成長したい」と思うようにもなります
(^_-)

 

また、子どもが長時間過ごす学校という環境では、勉強や部活などある一定の基準で評価されることが続きます。

その基準で頑張ることも大事なんですが、実際の社会では、学校では評価されない「人と信頼関係を結ぶ力」や「創造的な発想をする力」などのさまざまな基準で評価され、人から認められることもたくさんあります。

 

そして基本的には日本の学校では「良いところを伸ばす」よりも「設定された基準を満たすために改善を要求される」ことが多いです。

その子の多彩な長所を十分に認められなかったりダメ出しが多いこともあるでしょう。

なので、ぜひ、外の世界には色んな基準があることやその子の特徴が才能になることを思春期の子どもには伝えたいものです。

 

意外と思春期の子どものリアルの世界は狭いので、なるべく学校以外の集団や価値観があることを体験させてみるのはおすすめです。

仕事場や仕事仲間に合わせてみたり、色んな人が登場するドキュメンタリーや映画も効果的です!

 

(3) 結果フォーカス

子どもが頑張って良い結果が出たときなどは、どうしてもその結果にスポットライトがあたります。

ただ、いつも「結果」ばかりに注目してしまうと、子どもは良い結果を出したときほど「次も頑張らないと」と思うものです。

そう、ハードルが上がるんです。

 

そのハードルが、少しずつ上がるのならば良いのですが、上がり続ける一方では、子どもも嫌になることもあります。

その子が「次のハードルの高さにも挑戦しよう」と思い続けるためには、結果だけでなく、「挑戦したという意欲」や「工夫」「努力」などの結果を生み出したものにも十分に注目するのがおすすめです。

 

良い結果も嬉しいけれど、結果に関わらず意欲や工夫も意識を向けてもらえることで、子どもは結果ばかりに気を取られることなく、次のハードルに挑戦できるようにもなります。

 

いつも結果ばかりに注目されてしまうと、「結果を出さないと自分は認められない」と思うことも起こります。

そうなると無条件で受け入れられている感覚が持てないので、「結果を出して認められること」にこだわりすぎるようにもなるんです。

 

お母さん
つい、結果ばかりに意識が行きがちです。

これからはちょっと気をつけます!

 

子どもの勇気づけについてはこちらもどうぞ
子どもが伸びる褒め方は?思春期の子育てで知っておきたい勇気づけ

 

(4) 集団から外された体験

思春期になると友達関係はだんだん複雑になってきますので、ちょっとしたことで、今まで仲良くしていたグループから外されてしまうことも起きがちです 😐 

 

ただ、この時期は「友達」が家族よりもある意味大事な存在に思うこともありますので、友達グループから外されることはとても大きなショックです。

(参考:中学生の友人関係:子どもが悩んでいる時に親はどう接する?
仲良しグループがしんどい!思春期の友達関係と親のできること

 

そのあとでお互いにコミュニケーションが取れて仲直りができてもできなくても、時にはその体験がある意味トラウマ(=強い感情を伴った記憶)になることも珍しくはありません。

 

深いショックが無意識に刻まれてしまうと、「集団から外されること」への恐怖が強くなり、第3の「所属と愛の欲求」が十分に満たされないこともあります。

そうなることでその後、第3と第4の欲求が逆転してしまい、過剰に友達に認められたい欲求が強くなってしまうことも起こるんです 🙁 

 

でもご安心くださいね。

もしそのような場合でも、その子に合うサポートで、「集団から外されることへの恐怖」を手放せることが可能です。

身体・心・頭の3つの方向からのアプローチがありますので、ピンときた方は個別にご相談ください。

 

(5) 不安や恐怖が強い

子どもが小さい頃から、または思春期になってからや、何かの出来事から不安や恐怖が強い場合には、第3の「所属と愛の欲求」だけでなく、第2の「安全の欲求」が十分に満たされていると感じられない状態になっていることもあります。

このような状態では、第4の「認められたい欲求」によって満たされていない第2,第3の欲求を満たそうとやっきになってしまうこともあります。

 

それでは第2という、より基礎の部分が不安定なままですから、かなりグラグラした不安定な状態なので、「認められたい」が過剰になる度合いも強くて、その分気分の浮き沈みなども激しくなってしまいます。

そしてこのようなパターンでは、本人が「人に認められるかどうかで自分の価値は決まらない!」と頭で理解しただけでは、なかなかそこから抜け出すのは難しいこともあります。

 

家庭でできることとしては、もし「子どもに心配からの声がけをしている」ことが多いなら、気をつけてやめてみるのがおすすめです。

人はいつも声をかけられているように、自分自身にも語りかけます。

いつも『大丈夫?』と聞かれていると、自分が何かをしようとする時にも「大丈夫なのか」と自分に声をかけてしまうので、不安になりやすくなってしまうんです 😯 

 

あなたなら大丈夫

そんな声がけがおすすめです。

 

そして、それでも子どもの不安や恐怖が強い場合でも大丈夫です!

小さい頃からの場合でも、身体の状態を整えたり、引き金となっている出来事から強い不安や恐怖を取り除くことができるとちゃんと抜け出せます。

ピンときた方は講座などもご活用ください。

 

お母さん
認められたいが過剰になるのにも、色んなワケがあるんですね

 

はい、そうなんです。

そしてそのワケでも抜け出せる方法がありますから、ご安心くださいね。

健全な「認められたい」気持ちを子どもが持てて、それを満たすことを目指しましょう!

 

では次に、子どもの健全な認められたい心理を満たすコツをご一緒にみてみましょう!

子どもの認められたい心理を上手に満たすコツ

思春期の「認められたい心理」は第4の承認欲求「他者から価値ある存在だと認められたい、集団のなかで評価されたい」という欲求でした。

その欲求を家庭で健全に満たすには、子どもを個人として具体的に認めるのがポイントになります。

 

 

A) 子どもの意見や行為で少しでも「良い」「成長した」と思えるところは言葉にして認める

子どもが自分から認めてほしいアピールをしてきた時でも、自分からはしていない時でも、お母さん・お父さんが少しでも「それは良い」「確かに」と思える所があれば、どんどん言葉にして認めてあげるのがおすすめです。

 

過剰にヨイショする必要はありませんが、「本当に良い」「たしかにそうだ」と思えることを伝えると、子どもにはその本気さも伝わります。

小さいことでも本気で認めてもらえれば、それはその子の自信に必ずなります。

 

また、他人と比べられるのは嫌なものですが、小さくても自分の成長や頑張りを認めてくれるのは、自分を肯定的な関心を持って見続けてくれているからこそのことだと子どもにも伝わります。

それも子どもには自信の源になります。

 

更に、思春期には特に自分の特徴のマイナス面が気になりやすいものです。

どんな特徴でも上手に活かせばプラスに使えますから、子どもの特徴をプラスの肯定的な言葉にして伝えるのもオススメです!

 

幸子さん
例えば神経質と捉えていることも、「細かいところに気付ける」のは一つの才能です。

気がついたあとにどう振る舞うかが大事なんだと伝えれば、「気付ける自分」も認められるようになります 🙂

 

B) 子どもの話は最後まで聞く

子どもから話をしてきたり、子どもの考えや行為のワケについての話を聞く時には、途中で反論したくなることがよくありますね 😉 

でも、そんな時にも、ひとまず子どもの話を一区切り最後までしっかり聞くのがおすすめです。

 

人は案外、自分の話を最後まで聞ききってもらうことって少ないものです。

たいてい途中で何か反論されることが多いんです 🙄 

特に子どもは目上の人(大人や先生、部活の指導者など)から、十分に話を聞いてもらうことは少ないです。

半端に話を聞かれて判断された上ですぐに指導される場合には、自分をきちんと認められた気持ちにはならないです。

 

反対に、子どもの話を最後まで聞ききってみると、子どもを一人の人として認めていることがしっかりと伝わります。

そこから親子関係が急激に改善したり、子どもが自信をつけた・・という事例もたくさんありますのでとてもオススメです!

 

C) 全部認められない場合でも、まずは認められるところを伝えてから話をする

子どもの考えや行為が全ては認められなかったり、そもそもほとんど認められない場合でも、まずこちらが口を開く時には、「ここは認められる」と思えることに一つでも触れてから話をするのがオススメです。

 

どんな小さなことでも「自分は認められた」と思えれば、子どもでも大人でも、相手に心を開いて親の話を聞くこともできますし、自分の気持ちも言えるようになるものです。

そしてそんな関係性が持てること自体が、子どもにとっては大きな自信にもなるんです。

 

お母さん
子どもを叱るような時も、何か一つでも認めてからのほうが良いんですね。

う~ん、どうやって何を認めればいいのか、見つからない時もありそうです

 

そうですね、認めるのに迷うこともあるかもです。

ただ、子どもの考えが箸にも棒にもかからないような場合でも、「なるほど、そう考えたんだね」とか「話してくれてよかった」なんて言ってみるのでもOKなんです!

 

親は子どもに期待しますから、どうしても小さなことはそれくらいやれてアタリマエだから・・・とスルーしがちですね
(^^)>

それでも子どもなりに工夫したり勇気を出したところなどを探してみると、小さいことならきっと見つかります♡

 

D) 子どものマイナス感情も認める

子どもが「不安だ」「落ち込んでる」なんて言ってくると、親としてはそれを解決しなくちゃ!と焦ってしまうかもしれません。

でも、ちょっと不思議なようですが、子どものそんなマイナス感情も、ただ「そうなんだね」と認めるだけのほうが、子どもが落ち着いてその環状から自分で抜け出す用になることもあるんです。

 

親が自分のマイナス感情をただ認めてくれることで、子どもも自分の気持ちを否定せずに受け止められるようになることがあるからです。

 

そしてそんな体験ができると、子どもも自分のマイナス感情とも上手に付き合えるようになるので、「自分の機嫌は自分で取れる」ようにもなっていきます。

自分の機嫌が自分で取れるようになるのも、実はとても大きな自信になります。

 

お母さん
まあ!

子どもが落ち込んでたりすると、ついなんとかしなくちゃ❣と思っちゃいますけど、慌てずにただ認めるっていうのも大事なんですね

 

E) 励ます

子どもが何かにチャレンジしたいけど迷っているような時には、親としては「やってみたらいいのに」と思うことはよくありますね。

そんな時には、それまでのその子の体験で似たようなことや、似たようなチャレンジをしてできた!ということをさりげなく思い出させてあげるのがおすすめです。

 

子どもは「自分の体験」なので否定できませんし、そんなことを覚えてくれて認めてくれている親の存在をとてもうれしく受け止めます。

 

お母さん
さっきの「心配から声をかけて不安を強くさせる」の逆バージョンですね

 

F) 様々な価値観があることを伝える

子どもの認められたい心理と心の発達」のところでも触れましたが、基礎的な欲求を満たした上で「他者から価値ある存在だと認められたい、集団のなかで評価されたい」と思うのは健全です。

しっかりと自分を認められたり、公正に評価されることで、子どもは自分のことを特徴と価値ある個人だと思えるようになっていきます。

 

この時に大事なのは、評価は公正にすることです。

認められるところはスルーせずに伝えますが、認められないところはその行為や考え方のワケをしっかりと子どもに尋ねて考えさせることも大事です。

 

また、「世の中には様々な価値観や考え方があるので、その価値観によって認められるものが異なる」というのも、思春期のうちにぜひ知っておきたいことです。

色んな体験や考えに出会うチャンスを増やしましょう!

Aという集団では全く認められないことでも、別のBという集団ではとても高く評価されることもいっぱいあります。

 

それがわかれば、子どもは「どのような人に、何で認められる人になりたいか」と自分で考えて選べるようになっていきます。

自分で自分を認める軸ができれば、他者から認められない時にはそれなりに落ち込むことはあっても、また復活して自分の道を進めるしなやかさが生まれます
(^^)

子どもの「認められたい」心理とは:終わりに

お母さん
子どもの認められたいという行動は、健全な発達の一段階なんだとわかってホッとしました。

そしてその前の「所属と愛の欲求」を十分に満たしていることが、とても大事なんですね。

子どもを大事に思っている気持ちなんて、アタリマエに伝わっていると思ってましたが、スマホしながら話を聞いてることもあるので、気をつけようと思いました

 

幸子さん
はい、親からすれば子どもへの愛情なんてアタリマエなんですが、子どもは思春期にまた確認することが必要なんです。

そこでしっかり確認できれば、自立に向けて健全な成長段階を進んでいきます。

 

お母さん
自分を個人として認められたい心理が健全に満たされるのと、他人や属している集団に依存しないのは関係あるんですね。

 

子どもの認められるところはしっかり認めて、言いたいことがあればその後でしっかり言うようにします。

私の迷いやストレスもなくなってスッキリしました!

 

 

♡♡あとがき♡♡

「自分で自分を認められるようになることが大事」と言われますが、それができるようになるためには「他人からちゃんと認められた」という体験も必要です。

褒めたら調子に乗るのでは?という心配も、子どもにYesを伝えた上で、ワケを聞いたりNOを伝えれば大丈夫です。

 

よくあるのは、不登校や怪我や病気からの復帰する途中で、子どもが「認めてほしいアピール」をするようになることです。

それは子どもなりの「復帰への勇気と自信」を回復させるための作業なこともあります。

 

『まだ学校にフツウに行けてないのに、認めてアピールに答えていいのかしら?』というご相談をうけることもありますが、大丈夫です!

どんな小さなことでも、それをシンプルに見て子どもにとっては良いと思えることや頑張ったことならば、遠慮せずに認めてあげてくださいませ♡

子どもは少しずつでも安心して、やがて自分のタイミングで、大きく踏み出していきますから
ヽ(^o^)丿

 

 

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