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頑張りすぎる子:それでも頑張りが必要な時の親のサポートのコツ
思春期には頑張りすぎることがよくあります。
特にイマドキの思春期には勉強や部活や人間関係などで、いろんな課題がやってきます。
そのなかには少し気合を入れて頑張るのが必要なこともありますが、頑張りすぎる子はその力加減や方向性がわからずに、ただがむしゃらに突き進んでしまうこともよくあります。
そうなるとせっかくの頑張りも実らなかったり、子どもが途中で燃え尽きてしまうこともあるので、ちょっと注意が必要です。
うちの子も、勉強に部活にかなりハードな毎日です。
『頑張りすぎないでね』と声をかけてるんですが、『みんなやってるから』って言うんです
そう言われると返す言葉がないんですが、最近朝の動きが鈍くなっているのが見えるので、疲れているんじゃないかと心配です
イマドキの思春期では、勉強の量が多かったり進みが早かったり、また部活がハードで休みがほとんどないなんてこともありますね。
そしてそんな子ほど、たまのお休みには友達と目一杯遊ぶこともあるようです 😯
お子さんが忙しいながらもうまくやれているのなら良いんですが、思春期の子どもは時に自分の身体や心が休みを欲していることに気がつかないこともあります。
それである日突然、身体や心の方からの急ブレーキがかかって、動けなくなる・・ということもあるんです 😯
また、不登校などから回復してまた登校を始めようとする時にも、思春期の子どもは一気に「みんなと同じように、朝からその日の全日程に参加し続ける」ことを目指そうとすることもよくあります。
もちろんそれがクリアできる状態ならば良いですが、多くの場合には、しばらく休んでいてから復帰する時には、それなりに緊張もするものです。
身体にも心にもストレスはかかるので、徐々に始めていく方が確実に復帰できる確率が上がります。
でも、子どもは『行けるはず』という思いだけに意識が向いてしまって、身体や心への配慮ができないこともあるんです 🙄
徐々にでも、本人が自分なりに、自分の身体や心の状態に気づけるようになっていければベストです。
でもまだその途中では、おうちの人が声をかけるのが必要なこともありますね。
最近はため息をついてることも多いので、疲れているんじゃないかと思うんです。
すこし頑張り過ぎを緩めてもらいたいんですが、どう伝えたらいいでしょう?
頑張っている子に『頑張りすぎないで』と言っても、子どももどうしたらいいのかわからないかも知れません。
子どもが頑張りすぎるのにもワケがあります。
その子どもなりのワケを紐解いていけば、もっとラクに頑張れるようなサポートのコツも見えてきます。
目次
「頑張りすぎる」が起きやすい思春期
まず、「頑張りすぎ」というのはどんな状態なのかを見てみましょう 😉
「頑張る」という言葉を辞書で見てみると「忍耐して努力する」「気張る」とあります。
人は何かの課題に出会った時に、これまで通りではうまく行かないと思います。
そのような時には「嫌だな」「やりたくない」「できないかも」「めんどくさい」などの気持ちも湧きますが、「それでもやってみよう!」「やれたら爽快!」とめげずに挑戦する状態を「頑張る」と言います。
この時にはちょっと気持ちを張ることも必要ですね。
歩いていて、なにかの障害物に出会った時に、少し気持ちを張ってその障害物を飛び越えたり、押して脇にどかせたりする時と同じです
(^^)
身体もいつもよりは緊張させて、ジャンプしたり押したりします。
時には『どうやってこの障害物を乗り越えようか』と頭を絞ることもあるでしょう。
そしてそうやって自分の課題を乗り越えれば、「なんとかできた」「次に同じようなことがあってもなんとかやれる」という自信がつきます。
それを人は ”成長” と呼びます。
そうなんです。
特に思春期は勉強や受験、部活や人間関係などを通して、さまざまなことを学んで成長していく時期です。
毎年学ぶ内容も難しくなりますし、大人よりも成長が求められている時期なんです。
思春期には脳の学習力も高まりますから、勉強や人間関係などから多くの情報を得て、自分の学びにできます。
この時期の学びが社会に出ていく時の自分の基盤になります。
思春期は身体もぐんぐん成長していきますが、同時に心=「感じる力」も頭=「考える力」も伸びる時期です。
この伸びる時には「頑張る」ことも必要です。
そうなんです 🙂
もうすでに時間をかけて成長してきている大人からすれば、まだまだなことだらけでも、子どもは子どもなりに毎日頑張っていろんなことを吸収しています。
ただ、イマドキでは子どもに要求される頑張る量と度合いがとても増えています。
学校で出される宿題の量も増加傾向ですし、塾に行くのもアタリマエにになっていて、受験技術もかなり高度化しています。
また子ども同士の人間関係もSNSで密に繋がり続けられるだけに、そこから目を離せない状態にもなりがちです。
スマホやパソコンは眼の負担にもなってそう・・
そして面白いから夢中になるので、結局眠る時間が短くなってるんです。
10年前よりもやることも刺激も多いイマドキでは、子どもは休む時間をとりにくくなっています。
気が付かないうちに、自分の身体への配慮が疎かになりがちで、身体を頑張らせすぎていることも多いです。
もちろん思春期の身体は若くて柔軟なんですが、急激な成長期でもあるので、バランスを崩しやすい側面も持っています。
知らずに身体を頑張らせすぎてエネルギー切れになってしまい、ある日突然朝起きられなくなってしまったり、頭痛や腹痛などがとれなくなっている子も増えています。
そこから不登校になって、強制的に休まざるをえない状態になることもあるんです。
また、頑張り過ぎが心に出るタイプもいます。
だんだん、または突然いろんなことに「やる気」が出なくなってしまい、そこから不登校になることも珍しくはないんです。
そうなんです。
頑張って気を張り続けていれば、心のエネルギーも枯渇してしまいます。
「やる気が出ない」というと「その子の頑張りが足りない」「やる気なんて簡単に出せるもの」と思われることもありますが、頑張り続けた結果なら、それは心が壊れないように自分を守る作用だとも言えるんです。
「やる気が出ない」状態でも頑張り続けてしまうと、次には現実逃避や自暴自棄になることもあるので、ご注意です
やっぱり頑張りすぎるのは良くないですね 😐
でも、目の前にいろんな課題はあるので、やらないわけには行かないし・・
そうなんです。
今時の子供達に必要なのは、「頑張らないこと」ではなくて、「ラクに頑張ること」なんです。
頑張りが必要なイマドキの子どもたちほど、「みんなと同じにやりたい」や「やらなくちゃ」ばかりで頑張るのではなく、自分の身体や心を追い込まないように気をつけることが大事です。
そのためには、頑張りすぎて身体や心がエネルギー切れを起こす前に、家族が声をかけてあげることが大事なんですが、その時にも、子ども自身が「頑張りすぎないことは大事」だと思えているかどうかがポイントになります。
いくら声をかけても本人が『頑張らなくちゃ』と思っていたら、なかなか身体も心も休めないですもんね
はい、そのためには、その子が頑張りすぎるワケに注目してみるのがおすすめです!
頑張りすぎるワケを手放せれば、自分からもっと身体や心に気をつけることもできるでしょう。
頑張りすぎる子の3つのパターン
ピンときたところをチェックしてみてください。
(1) 「なんでもできるはず」思考
真面目で大人や先生の言うことを素直に耳に入れる子は「文武両道」とか「明るく元気に何でもできる」ことを目指そうとする気持ちが強いことがあります。
それで頑張りすぎて、燃え尽きてしまうことがあるんです。
もちろん、「なんでもできる」のも一つの理想形なので、それに近づこうとするのは悪いことではありません。
ただ現実的には、誰でも「なんでもよくできる」わけではないですし、思春期になればそれぞれの分野の内容も難しくなりますし、子どもも個性がはっきりしてきます。
得意なものもあれば、苦手なものが出てくるのも自然です。
そうやって徐々に自分の個性を知って、それに自信を持つようになれればベストです。
ところが、特に小さい頃には色んなことを苦労せずにできてたような子は、「そうでもない結果」をとると本人や周りがそこに大きく反応してしまうことがあります。
ただでさえ思春期になると「自分はどんな人間なのか」をとても意識するようになります。
その時に、何かで「期待どおりでない結果」を手にしてしまうと、とたんに「今まで思っていたほど自分は優れていなかった」とショックを受ける子も少なくはありません。
実際には、誰にでも得意なこともあれば、不得意なこともあるものです。
そして必要な練習さえ重ねれば、不得意が得意なことになることもよくある話です。
ところが「自分は何でもできるはず」という思いが強すぎると、0か100の思考になってすぐに「自分はダメだ」とひどく落ち込むか、ただがむしゃらに頑張って、とにかく期待通りの結果を得ようとするパターンにハマりがちです。
具体的にその場合にどんな練習が必要なのか。。と考える余裕がなくなってしまうと、「何でもできる自分のはず」という思いだけで頑張りすぎてしまうパターンにハマるんです 😐
そしてそこでそれなりに結果が出ればその時は良いのですが、年齢が上がるにつれて、どうしてもどこかで「自分はすべてのことが優れてできるのではない」と知ることになります。
その時に、そこまで頑張りすぎてきた子ほど、大きく落ち込んでしまうんです。
何でもできる子にほど、日頃から、ひとつひとつの子どもの工夫や意欲などの、結果以外のことに具体的に言葉をかけてあげるのがおすすめです 🙂
つい大人は、「何でもできるね」「勉強ができるね」「運動が得意」などど、大きくまとめた言葉で子どもを評価する言葉をかけてしまうことがありますが、子どもはその言葉をそのまま自分のセルフイメージにしてしまうことがあるのでご注意です。
むしろイマドキでは、短所を直して「何でもできる人」を目指すよりも、好き・得意を伸ばして専門性にする方がずっと生きやすい社会になっています 😉
今の色んな結果の評価に一喜一憂するよりも、未来をイメージしながら、その子の好き・得意に光を当ててみるのがオススメです。
(^_-)
(2) 他人が気になる
他人が気になることから、頑張りすぎる子も多いです。
他人が気になる場合には5つのパターンがあります。
人は誰でも、自分と他者を比べてしまうものです。
「気にするな」と声をかけられたとしても、実際のところ全く他人を気にしないことなんて、誰にもできないものです。
人は自分のことが気になります。
そして自分のことを知るためには、どうしても人と比べてその違いから手かがりを得るしかないんです。
特に「自分は何者か」が気になる思春期には、とにかく自分と周りの友達を比べます。
身体のこと(身長やスタイル、性的な特徴など)、容姿、服装、成績、周りからの人気度etc. が気になります。
残念なのは、日本の思春期の子どもの社会はかなり狭いことが多いので、その比較対象が狭い固定した人間関係での多いとは言えないサンプル数で終わってしまうところや、比べるモノサシがわかりやすく表面的なものになりがちなところです 😯
そうなうと、たまたまそのメンバーで自分が少数派だったり、何かで劣っていると感じたら、「もう自分はだめだ」くらいに拡大解釈してしまって激しく落ち込んでしまうんです。
他人と自分を比較して、シンプルに自分の特徴を受け止めるだけでなく、その一面的な比較結果を「自分や他者の存在価値」と混同してしまうのでは、建設的な頑張りにつながらないですね
(T_T)
そしてここからの反応は2つのパターンに別れます。
一つは落ち込みっぱなしになって、やる気を無くしてしまうパターンです。
こちらにはたっぷりの勇気付けで「練習する意欲」を蘇らせることが必要です。
そしてもう一つは、とにかく「なにかで負けない自分」を作ろうと、頑張るようになるパターンです。
それが勉強や部活などのプラスの方向に向けば一見良いようですが、その頑張りの根っこに「負けないように」「負けたら終わり」という思いがある場合にはご注意です。
「今のままの自分ではダメ」という思いが根っこにありますから、いつも不安な追い立てられるような気持ちでいるからです。
また、いくら頑張っても望む結果が手に入らないと「ズルをする」または「他者を低くくさせて自分を上に見せる=いじめ」てでも、「負けない」ように頑張ってしまうこともあるので、かなり注意が必要です。
「今のままの自分ではダメ」「勝って自分の存在意義を証明しないと」というのでは、自己肯定感も低く、よゆうもないですから、自分にも他人にも優しくすることが難しくなってしまうんです。
もし子どもが頑張りすぎている時に、そのような思いがあるようならば、「あなたのことが大好き」「大切に思っている」と言葉にして伝えてあげてみてください。
日本人はそんな言葉を言われてきていないから、自分から言うのには、親子でもちょっと勇気がいるかも知れません 😳
それでも親からすればあまりにアタリマエのことでも、思春期の子どもは自分に自信が持てないことが多いんです。
せっかくいっぱいある愛情を、ぜひ言葉にして伝えてあげてみてください。
始めは「どうしたの?」「きもい 」とか言うかも知れませんが、その言葉は必ずその子の一番深いところに届きます。
ちょっと恥ずかしいですけど、今度言葉をかけてみます
『他人に迷惑をかけないように』と繰り返し言われてきた子は、とにかく他者に迷惑をかけることを避けようと頑張りすぎることがあります。
クラスや部活の仕事などを、頼まれたら断らないで、一人で抱え込んむことが多いです。
また、こういう子は悩みごとがある場合にも、1人でとにかく頑張りすぎてしまうので、状況がかなり深刻になって身体や心からのブレーキがかからないと、なかなか他の人に話さないことも多いです。
人に「迷惑をかける」のはもちろん、好ましいことではないですが、人間はそもそも1人ではなく、協力して何かを成し遂げる動物です。
他の動物のように、大きな強い身体も武器ももっていないだけに、大昔から協力することで生き残ってきたんです。
そしてイマドキは特に社会に出たら、それぞれの仕事が専門化しているので、何かを成し遂げようとすれば誰かと協力することがより必要になっていく時代です。
人の力を上手に借りれれば、誰かの役に立てることもできるんです。
迷惑と協力の違いに気づけれるように、サポートしてあげるのがオススメです。
(^_-)
参考:一人で抱え込む癖は変えられる知っておきたいリスクと可能性
人から期待されたり何かを任されると、それに応えたい気持ちが強くて頑張りすぎてしまう子も居ます。
もちろん自分なりにベストを尽くしてみるのは素晴らしいんですが、もしそれが自分の手に負えない場合には、断ったり、交渉して条件を下げてもらったりできることも大切です。
相手が70%でよし、とする場合もあるので、「受けるか断るか」だけでなく「交渉する力」も磨けるといいですね。
期待に答えたいからと無理して引き受けてしまって、結局やり遂げられなかったりすれば、相手にとっても「大きな期待はずれ」になってしまいます 😐
それよりも、できそうにないならば断ってもらえれば、その人は別の人に頼むこともできます。
また、自分ができることをはっきりと伝えるほうが、「責任感が強い」と言えますし、相手からの信頼も上がります
(^^)
人からすごいと言われたい、認められたい思いが強いと、自分のキャパを超えて頑張りすぎてしまうこともよくあります。
人は誰でも他人から『すごいね』と言われたい欲求を少なからずは持っています。
自分なりに頑張ったことを褒められれば嬉しいものです。
ただ、その他人から承認されることが無いと不安になる、それを求めて頑張りすぎることがかなり多いならば、一度その気持の奥にあるものをチェックしてみるのもオススメです。
もしかしたら自分で自分の良いところや頑張りを十分に認められていないのかも知れません。
自信がない子、不安が強い子、ダメなことに意識が向きがちなタイプの子はそんなことが起きがちです。
頑張って良い結果が出たのなら、それを一緒に喜ぶというのは自然です。
喜びという気持ちを一緒に持つことで、一体感も感じられます。
ただ、その結果についてあまりこだわり続けるよりも、そこに至るまでのその子の思いを聞いてみたり、工夫したことや諦めなかったことにも言葉をかけてみるのがおすすめです。
結果ばかりに言葉をかけてしまうと、子どもはどこかで「次も同じような結果じゃないと」とプレッシャーを感じることになります。
言葉をかければそこに子どもの意識も向かうんです。
「自分がして効果のあったこと」「再現できること」に気がづけば、「またやってみよう」という意欲も生まれます。
ちょっとした違いのようですが、子どもへの影響の違いは大きいです
(^^)
これは日本にはとても良く見られるパターンです。
不登校になったり、怪我や病気で部活に参加できなくなると、子どもがものすごく落ち込んでしまうのは「みんなと同じにやりたい」という気持ちがとても強いからとも言えるでしょう。
自分が休んでいる間に、みんなから置いていかれるような気持ちになるのも自然です。
でも、それが復帰する時に強い焦りになってしまうと、逆効果になってしまうのでご注意です。
不登校から学校に戻る時や病気や怪我から部活に復帰するような時こそ、始めは「成功率70%くらいの、すこし頑張ればできるところ」からやってみるのが一番です。
そして挑戦したら、十分な休息を取ることも大事です。
身体も心もエネルギー不足になっていたから休んでいたんですから、徐々に今の状態から上げていけばいいんです 😉
ところが「早くみんなと同じにならないと」という気持ちが強すぎて、今の身体や心の状態を置き去りにして頑張り過ぎの復帰のスケジュールを立ててしまうと、どうしてもそこに無理が発生します。
無理は短期間なら効いたとしても、長期的・継続して行うことはできません。
少しだけできたとしても計画倒れになってしまうので、『やろうとしたのにできなかった』とかえって自信をなくしてしまうこともよくあります。
本当に早くみんなと同じにしたいのならば、現実の身体や心に意識を向けることが大事です
(^^)
(3) 「頑張らないと」思考
日本語では相手を応援している気持ちを伝えたい時に、かけるうまい言葉が見つかりにくいので、つい『頑張って』と声をかけてしまうことも多くなりがちです。
私もモヤモヤすることがあります。
相手はもう十分頑張ってるのにな・・・と思ったりします
そうなんですよね。
そんな風によく使われている『頑張って』という言葉ですが、子どもによっては言葉通りに「頑張ることを求められている」「頑張ることが大事なんだ」と受け取ってしまうこともあるんです。
そうなんです。
また、他にも「頑張ること」を過剰に大切だと思いすぎてしまうことから
*頑張っていれば必ず報われる
*何かを成し遂げるのには頑張る=困難を乗り越えたり、我慢することが必要
だという思い込みを持ってしまうこともあります。
*頑張っていれば必ず報われるについて
頑張ることはとても大事なんですが、頑張りには方向性と「やり方」が大事です。
せっかく頑張るのであれば、頑張りながらも、途中で必ず自分の望む未来に近づいているのかを振り返る時間を取りましょう!
*何かを成し遂げるのには頑張る=困難を乗り越えたり、我慢することが必要
また、「頑張る」ばかりに気を取られていると、何をするにもつらい思いをしたり、我慢が必要なんだと思ってしまうこともあります。
そうなると笑顔で何かをするのを自分に禁じてしまいますし、そうやっている人を「頑張ってない」と決めつけてしまうこともあったりします。
でも、実際には「楽しく頑張る」「ラクに頑張る」ことができれば最高ですよね 🙂
そうなんです。
これまで挙げたのは苦しく頑張りすぎているパターンでした。
そんな時には、苦しく頑張りすぎてしまうワケを紐解いて行ければいいですね。
次は「それでも頑張りが必要な時に頑張りすぎないコツ」をご一緒に見てみましょう
頑張りが必要な時に、楽しく頑張るためのコツ
思春期は成長期なので、色々頑張ることも必要です。
そんな時にはできるだけ、楽しく頑張れるといいですね。
楽しく頑張る時には、「楽しく」やれて「効率がいい」やり方を見つけることが大事です。
「頑張ろうとする気持ち」が強すぎると、それらを忘れて、とにかく目についた作業から始めてしまうこともあるのでご注意です 😉
2:8の法則というのがあります。
物事を成し遂げるのに、その作業の2割が、その物事のできの8割を決定するというものです。
ものごとが80%できれば合格点を超えていることがほぼほぼです。
なので、まずは「8割のでき」をうみだす大事な2割の作業を見つけるところから始めてみるのがオススメです。
残りの8個が気になりそう・・
ふふ、そうですよね。
まずは大事な2割をしっかりとスケジューリングしたら、残りの8割のうちの大事な2割をまたスケジューリングしていきます。
そうやって、実際に無理のないスケジュールに入れ込めるところまで計画すればいいんです。
簡単で効率も良さそうですね
他にも、似たような作業を楽しく効率的にやっている人を探してみるのとおすすめです。
自分にも取り入れられるやり方が見つかればバッチリです♡
頑張ろうという気持ちが強すぎると、スケジュールをキツキツに入れてしまうこともよくあります。
必ずところどころに「休み時間」を多めに入れておきましょう。
人が本当に集中できる時間は40分という説もあります。
90分頑張ってやるよりも、40分のあとに5分休憩したほうが、ずっと効率がいいという研究結果も出ています。
また、長い時間が必要な計画ほど、途中で何が起きるかわからないもの。
多めに休み時間をあちこちに入れておけば、予期していなかった遅れが出ても吸収できます。
何かあって計画に遅れが出た時に、『あ”~、計画通りじゃない』と思うだけでしんどいです。
多めの休み時間を確保しておけば、そんな気持ちのストレスもなくなります
(^^)
始めに良さそうな計画を立ててみたとしても、実際にやってみるとうまく行かないこともあるものです。
せっかく頑張るのであれば、今望む結果に向かっているかを時々途中でチェックするのがおすすめです。
うまく行っているならそれで良し。
思ったよりずれている場合には、そこで見直すことができます。
車でも飛行機でも、「今ちゃんと目的地に向かっているか」が大事です。
頑張っていることだけでなく、その頑張りの効果にも目を向けていければバッチリです
(^^)
頑張りすぎる子:おわりに
また「みんなやっている」のに頑張りすぎて疲れているようなのは、頑張り方を見直してみれば良さそうだと気づきました。
今はただがむしゃらにやっているような気がします。
今までは『頑張りすぎないでね』と言葉をかけるしか思いつかなかったんですけど、具体的に子どもが頑張りすぎるワケと改善のポイントもわかったので、やれることがわかって嬉しいです!
楽しく声をかけてみてくださいね
♡♡あとがき♡♡
思春期には、「こうしたい」や「こうしなくちゃ」という思いがが先走ることが多くて、それに身体がついていかないこともよくあります。
そんな時には『もっと頑張りすぎないようにペースを落としたら』とか『早く寝なさい』などと声をかけても、なかなか子どもには響かないことも多いもの。
まずは子どもの思いのワケに光を当てて、子どもが自分で「自分の身体にも気を配ろう」と思うようになるところから始めるのがおすすめです。
イマドキでは、身体や心の不調を感じる子も増えています。
先日も、頑張り過ぎで胃腸が痛くて辛かった子に、自分の身体や心との上手な付き合い方を覚えもらったら、とても元気に過ごせるようになったと満面の笑みで報告してくれました。
思春期のうちにこそ、自分の身体や心との付き合い方を身につけられたら良いですね。
一生使える、とても大切な財産になります
(^^)/
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