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ストレスの多い中学生:付き合い方と家庭でできること
ストレスをたくさん抱えている中学生が増えてます。
そもそも中学生は思春期で、身体や心も大きく変化する不安定な時期なんですが、イマドキではさらにストレスが増えているようです。
毎日忙しそうですし、最近はちょっとしたことでイライラしてるようにも感じます。
このままで大丈夫かなってちょっと心配です。
毎日ストレスが多いようだと心配ですね。
もちろん、何をするにも100%快適!とは行きませんから、日々のなかではどうしても心身にストレスを感じることはあるでしょう。
そこで出会ったストレスに自分でうまく対処していけば、身体や心も成長して、しなやかに強くなっていきます 🙂
でも、対処しきれないほどのストレスを抱え続けたら、身体や心のエネルギーはすり減ってしまいます 🙁
どこかで溜まったストレスを片付けることも必要です。
ただ残念ながら日本では、「ストレス」という言葉はよく知られていても、実際の付き合い方などを学ぶチャンスがほとんどありません。
「ストレスが溜まってる」とは気づいても、そこからどうしたらいいのかわからない子がたくさん居ます 🙁
ストレスを抱えやすい中学生には、ぜひストレスとの上手な付き合い方を身に着けてほしいところです。
ちょっとしたコツを知っていれば、ラクに抜けられることもいっぱいあります 😉
今回は中学生のストレスとの付き合い方と、ご家庭でできるサポートのコツをご紹介いたします。
目次
イマドキの中学生はストレスをたくさん抱えやすい⁉
まず、イマドキの中学生がストレスをたくさん抱えがちになるワケから見てみましょう!
中学生は思春期なので、身体も心も頭も大きく変化成長する時期です。
身体・心・頭は、それぞれの成長リズムも違うので、時にはそのつながりが悪くなることもあります。
そこから、体調不良や不安定な気持ちや、強い思い込みを作ってしまい、それらがストレスになることも多いんです。
また、不安定な自分を周りの友達と比べて、あれこれ劣等感を持ちやすいのもこの時期の特徴です。
そうですね。
本来思春期の子どもはとても柔軟なんですが、ホルモンの関係で、「ある一定以上のストレスがかかると途端にガクッとなる」という特徴もあります 😯
本人も親御さんも、ある日突然起きれなくなったり、みるみる鬱っぽくなることに驚かれることも多いです。
ここはちょっと気をつけたいところです!
本当は中学生にこそ、思春期の身体・心・頭の特徴と扱い方をちゃんと知ってもらうことが大事です。
セッションやセミナーでお伝えしたら、「自分がダメなわけじゃないんだ!」と自己肯定感を取り戻した子どももたくさんいます 🙂
また、中学生になると、勉強の進みが早くなって難易度も上がったり、定期テストという計画性が必要な行事が増えたり、成績が数字ではっきりと示せるようにもなります。
今は勉強技術も高度化しているので、自分に合う勉強法を知ってる子と知らない子の差はどんどん大きくなってます。
いい意味での競争意識やゲーム感覚を持てる子にはいいのですが、そういうのが苦手な子にはストレスになりがちです。
(参考:中1ギャップへの対策:「これから」と「すでに」で親のできること)
今は日本の教育・受験カリキュラムも大きな変革期です。
新大学入試についても、まだまだ定まっていない部分もあります。
そんな状況ではなおさら、教える人の力量や子どもとの相性、得れる情報によっても、勉強の”伸び”はかなり違ってきます。
勉強は一つの学習技術なので、自分に合うものを見つければ、かなり伸びるものなんです。
そんなチャンスがないばかりに、勉強にストレスを感じてしまうのはもったいないですね。
ほんと、塾選びも大変です。
塾の方針や先生によってもかなり違うようです。
そうですよね~
さらに、中学生には自分のことだけでなく、同じような不安定な友達や先輩との付き合いも大きなストレスになることがあります。
中学生ころは友達関係も「チャムグループ」という段階で、「仲間ならなんでも一緒」を目指すことが多い時期なので、これも結構ストレスです。
(参考:仲良しグループがしんどい!思春期の友達関係と親のできること)
それにかつては学校で色々あっても、家に帰ればとりあえずリセットできました。
でもイマドキではSNSやゲームで、家に帰ってからもずっと同じメンバーで密な関わりが続くことが多いんです。
即レスを要求し合うグループでは、自分のペースを保てないので、更にストレスもたまります。
楽しくて入ったはずの部活がストレスになってしまうこともよくあります。
ストレス源はその子の身体にはハードすぎる練習だったり、先輩や顧問との人間関係ということが多いです。
なかでも部活には「先輩ルール」があるところがあります。
これには先生方の目も行き届いていないことも多いので、かなり非合理なものが「伝統」として続いていることもあるんです。
イマドキでは、一方で「平等」「横の関係」という価値観もあることを子どもたちはすでに知っているので、そんな非合理な伝統が強いストレスになる子は、大人が思っている以上に多く居ます 🙁
また、イマドキの中学生はすることが多くなってます。
宿題も学校からは教科ごとにどっさり出て、塾からもけっこう出ます。
熱心な部活だと、朝練や土日に休みがないこともあります。
家でもしょっちゅうSNSで友達から連絡が来たり、深夜までゲームをしていると、脳がゆっくり休める時間がとれていないことも多いんです。
ぼ~っとする時間は心身にとっても大切です。
日本では大人の睡眠時間もかなり少ないので、”周りと一緒”だと気づかれにくいところです。
本来中学生は成長期なので、良質の睡眠をたっぷり取ることが必要です。
海外では中学生には8・9時間の睡眠時間を推奨されてます。
全く足りてないですね 😯
それにイマドキでは環境の変化から、世界中で食べ物からとれるビタミン・ミネラル・タンパク質の量が随分減ってきています。
これは広く知られてないけれど、かなり重要なことなんです。
人の身体の手足や内蔵・神経系やホルモンは、タンパク質とビタミン・ミネラルからできています。
セロトニンやギャバなどのホルモンも、食べたものの中のタンパク質・ビタミン・ミネラルから作られます。
でも2000年の段階で、同じ量の野菜からとれるビタミン・ミネラルが1950年と比べると 1/10 にまで減っているという現実が、文部科学省の「五訂食品成分表」でも示されています。
特に鉄分の減少がとても大きくて、それが貧血や朝起きられない子どもが増えていることにもつながっているのではないかと言われてます。
そうなんです 🙁
残念ながら、手軽にとれるものは炭水化物がほとんどなんです。
成長期には大人よりも1.5~2倍のタンパク質などが必要ですし、ストレスに対応するにも丈夫な身体や神経系も必要です。
でもそれに必要な栄養素が、気が付かないうちに不足しているのがイマドキです。
欧米ではその課題に取り組むために、小麦粉に最初から鉄やビタミンなどを添加して売られています。
それで国民の心身の健康にかなりの効果があったので、今も継続されています。
残念ながら日本では、先程の文科省の発表があっても、実際にはほとんど注意も対策もとられてないのが現実です 🙁
「飽食の時代で食べ物は十分に足りている」と言われていますが、実はお腹は一杯になってても、採れている栄養の偏りが大きいことは、あまり気づかれていないんです。
この課題については、今は個人で気をつけるしかない状況なので、知った人から始めましょう!
でも周りも気づいてないことも多いんですね 😯
人は自分の周りと同じだと安心しちゃいますよね。
思春期の様々な課題は、身体や心のエネルギー不足からきていることもよくあります。
起立性調節障害や思春期うつも、食べ物の改善から回復した事例もたくさんあります。
でも、今知ってよかったです 🙂
はい、不足しているものは十分に満たせば改善できます!
より詳しい内容と対応は、講座や個人セッションでもお伝えしています。
ピンときた方はお問い合わせください。
不登校や発達グレーゾーンなどの子どもが増えているのも、色んな環境要素の影響が大きいという報告も出ています。
でも、ご安心くださいね。
ストレスには「気づく、溜めない、対応する」ことで、自分のストレス耐性を上げられます!
しなやかで強い心身頭を目指しましょう♡
まずは「ストレスに気づく」からみてみましょう。
ストレスサインに気づこう!
ストレスは暑さや寒さなどの外的刺激や、人間関係でも感じることがありますね。
基本的には「自分が心地よいと感じない刺激」がストレスになります。
どうしても日々の中では、自分が心地よいと思うことばかりにはならないので、多少のストレスはあるのがアタリマエです。
また、「今までと違う新しいこと」も「未知のこと」なのでストレスが生まれます。
例えば新しい学校生活も、ワクワクで喜びも多いんですが、気が付かなくても受けているストレスも多いものです。
ただ、そんなストレスに出会っても、それを自分でこなしていけるのであれば、自分の「ストレスにならない範囲」が広がります。
多少の暑さや寒さの幅を経験している人のほうが、気候の変動には強いのもその一例です 😉
反対に、自分が消化できないストレスが溜まってしまうと、だんだんストレスに対応できるエネルギーも減っていき、少しのストレスでも強く感じてしまうようにもなってしまいます 🙁
自分でストレスを感じた時には、まずそれに気づき、上手に対処していくことが大事です。
中学生は基本的にはストレスにも柔軟なんですが、ストレス対処ホルモンの作用が大人とは違います。
ある一定以上のストレスには圧倒されやすく、ガクッと心身の状態が落ち込むことがよくありますのでご注意です。
さらに中学生は自分の心身のコンディションにあまり意識的でない傾向があります。
日本では、あまりそういう指導がされていないのも影響しているでしょう。
学校へは、体調や心の調子は自分で整えてから行くべきという前提があるのですが、どうやってそれを整えるのかは学ぶ場がないですね 🙁
健康診断で数値が出ても、それに自分がどうアプローチしたらいいのかという具体的な指導がないことも多いです。
また頑張り屋さんは、多少のストレスを無視したり、我慢で乗り越えようとすることがあります。
それで結果的にストレスが溜まらないのならいいのですが、「ストレスに気づかないふり」をしてばかりだと、知らないうちにどんどん溜まってしまって、身体や心に影響が出てくることもあるのでご注意です!
もし、次のようなサインが見られたら、ストレスが溜まっている状態ですから、ぜひリリースをするように心がけてみてください。
中学生のストレスサイン
身体: 疲労、こり、睡眠、食欲、頭、腹痛など
心: イライラ、やる気、集中できない
態度: 朝起きられない、元気がない、マイナス思考、どうでもいい、引きこもりがち、身だしなみが雑になる、忘れ物が増える、勉強が頭に入らない、決められない、アドバイスをうるさがる、人を信じられない、人と自分を比べる、攻撃的
毎日部活で充実しているようですが、けっこう疲れている感じもあります。
本人が楽しく部活や友だちと遊んでいたのに、必要な休憩時間が取れていなかったために、どこかでパタッと朝起きられなくなったという事例も多数あります。
そこから不登校が始まる事例も少なくはありません。
本人がストレスを自覚していなくても、身体がストレスに耐えきれなくなることもありますのでご注意です
中学生本人が気づかなくても、1週間以上に渡って上記のストレスサインが見られて、あまり改善しないようならば、心身の生活を見直してみるチャンスかもしれません。
お母さん・お父さんから、『何か気になっていることはある?』と声をかけてみてください。
難しい時にはサクッと専門家にも頼りましょう!
早めの対応が一番です!
中学生のストレスとの付き合い方
ではここからは、ストレスを抱えやすい中学生におすすめの付き合い方のコツをご紹介しますね。
ストレスとの付き合い方のコツ
(1)日頃からできること
(2)ストレスを感じた時
(3)ストレスと向き合う
(4)人の力も借りる
(1)日頃からできること
一番の基本は身体と心をしなやかで健康にしておくことです。
しなやかさがあれば余裕があるので、多少のストレスにもうまく対応できるようになります。
そのためには日頃から、睡眠と食にはちょっと気をつけておきましょう。
神経質になる必要はないですが、一度乱れてしまってから身体を整えるのには、それなりに手間と時間がかかります。
日頃から気をつけておくのが一番ラクです。
心の状態も神経やホルモンを通して、身体のコンディションに大きく影響されます。
心身の状態があまり良くない時には個人的な状況に沿った集中的なサポートがとても効果的です。
色んな事例もありますので、詳しくは講座や個人セッションでお問い合わせください。
(2)ストレスを感じた時
ちょっと疲れたなとか、モヤモヤするなと感じたら、身体と心のケアをこまめにサクッとしておきましょう。
身体のケアはじっくり気持ちよくお風呂に入るとか、ぼ~っとする時間を持つ、ぐっすり眠るなどが効果的です。
タンパク質・ビタミン・ミネラルをたっぷり摂るのもいいですね。
心のケアは、自分が好きなことをしてみたり、信頼できる人と一緒に楽しい時間を過ごすのもリフレッシュになります。
誰かの役に立つことをして喜ばれるのも効果的です。
中学生に『ストレスを感じたらどうしてる?』という株式会社SHIBUYA109エンタテイメントのアンケートへの答えでは、一位音楽を聞く、二位寝る、三位スポーツをするでした。
聴覚や体感覚など、五感を使うのもオススメです。
リセットという体操もかなり心身の緊張がとれます。
「誰かに話す」のもとても効果的です。
でもこれは大学生になると増えますが、中学生の頃は相談が苦手な子も多いようです。
ゲームも適度に気晴らしになっているのならいいのですが、ゲームをやめたらイライラが戻ってくるような場合には、あまり効果的ではない状態です。
ただ、ゲームは手軽に始められて面白く、その間はストレスを感じずに没頭して居られますから、どうしてもストレス逃避に長時間使用してしまいやすいところがあります。
その場合には「効果の出ない依存状態」になりやすいので、もっと別のストレス解消法や、本格的にストレスに向き合うのが必要かもしれません。
(参考:不登校の子がゲームばかり・・心配をサポートに変えるコツ)
(3)ストレスと向き合う
しっかり眠ろうとしたり、気分を変えようとしてみても、どうもうまく行かない時には、がっつりストレスと向き合ってみるのもオススメです。
ストレス源に対応できれば、自分の自信にもなりますし、次からは同じような事があってもストレスに感じる度合いが減っていきます 🙂
ストレスとの向き合うステップNO.1
まず今の状態をできるだけ整えます。
深呼吸をしたり、自分のいいところを10個挙げてみたりして、自分をいい状態にしておきましょう。
こちらも参考にしてみてください:自分の機嫌をとる方法:自分リセットの3つのやり方
ネガティブな状態のままでストレスと向き合おうとすると、ネガティブな発想しか浮かばなくて逆効果になることもありますので、ここは大事なポイントです。
もしどうしてもネガティブな状態から抜け出せない時には、一人で向き合うよりも、信頼できる人と一緒にやってみるのがおすすめです。
もちろんコーチはその道のプロですし、守秘義務もバッチリです 😉
ストレスとの向き合うステップNO.2
自分が何にストレスを感じているのかを見つけます。
ストレスが強すぎると、始めは「ある特定の子とのやりとりが嫌」だったのに、いつのまにか自分の中で、「その子の居る教室が嫌」、「学校が嫌」と拡大してしまっていることもあります。
「学校が嫌」というのは扱いにくくても、「特定の子とのやり取りが嫌」だとずっと具体的に扱えるようになります。
いい状態で落ち着ける安全な環境の中で、自分が本当に何をストレスに感じているのかを見つけてみましょう。
ストレスとの向き合うステップNO.3
ストレスの原因がはっきりしたら、次は「それがどうだったらいいのか」を見つけてみましょう。
案外、「それが嫌」というところまではわかっていても、「では、どうだったらいいのか」というイメージが持てていないことも多いものです。
タクシーに乗って、「ここじゃないところに行ってください」と言っても運転手さんは困ってしまいますが、「一番近い駅まで」と言えば、すぐに道を見つけて走ってくれます。
「どうなりたいのか」はとても大事です 😉
ストレスとの向き合うステップNO.4
ゴールイメージができたら、そのためにできることを見つけます。
ここで、ゴールに着くまでに必要なことすべてが見つかればいいですが、もし見つからなくても大丈夫です。
今の状態よりも「プラス1」だけ、ゴールに近づくにはどうしたらいいのかを見つけるだけでもOKです。
何かをしてみると、必ずその結果が出ます。
その結果が良ければその続きをすれば良いし、良くなければ違うことをしてみればいいとわかります。
完全にゴールまでの道筋が作れなくて動かないよりも、少しでもゴールに近づく行動をしてみることで、必ず変化は起こせます。
何もできないと思いこんでしまうと、無力感にとらわれて、それがさらなるストレスになってしまいます。
自己肯定感も下がってしまうので、もったいないですね 🙁
大きなストレスをガッツリ相談するのが苦手な子でも、ステップ3までは自分でやって、ステップ4について部分的にアイデアをもらうのはハードルが低くなって取り組みやすいです。
中学生は自分の気持ちや状況を人に話すことを、恥ずかしがったり難しいと感じることが多いです。
それで自分の中だけでぐるぐる思考をしているうちに、どんどんストレスが拡大してしまうことも珍しくありません。
これからの時代は、なんでもますます複雑で専門化していきます。
自分だけではわからないことがたくさん増えるので、「人の力を借りること」がどうしても多くなっていきます。
日常生活だけでなく、仕事をする上でもその傾向は強まるばかりです。
「情報や選択肢をもらって、その中から自分で決める」というスタンスがあれば、相談するのは依存でも自分の負けでもないとわかります。
「人に相談できる力」は、中学生にもなるべく早めに身に着けてほしいスキルです。
身近な人に相談しにくい時には、コーチもご活用ください。
コーチは「何かを押し付ける人」ではなく、「サポートするプロ」ですし、たくさんの効果的なアイデアも持っています。
「相談してよかった☆」という体験を持てれば、人の力を借りる力も育ちます。
いつでもお問い合わせくださいね。
ストレスフルな中学生にご家庭でできること
ストレスを溜めないコツは、ストレスに対応できる柔軟な心身と、ストレスに早めに気づいて対処することです。
次はご家庭でできるサポートをご紹介しますね 😉
ストレスフルな中学生にご家庭でできること
(1)身体のケア
(2)安心できる場を作る
(3)視野を広げる
(1)身体のケア
ストレスに対処できる柔軟な心身をつくるには、なんといっても日頃の睡眠と食べるものです。
そしてそれらは学校でも指導してくれないので、今はご家庭でしかサポートできないことなんです。
思春期の子どもはどうしても眠くなる時間が遅くなる上に、忙しいと余計にゲームやSNSも遅くまでしたくなります。
そうなると、削られるのは睡眠時間になりがちです。
(参考:朝起きられない子どもにはご注意!思春期の睡眠不足には危険がいっぱい!)
そういう傾向があることを認めた上で、「睡眠の大切さ」は伝えておきましょう。
ゲームやSNSを全否定するのではなく、睡眠とのバランスをとれるようなルールを一緒に設定することも必要な場合があります。
もうすでに自由に睡眠を削っている子は、睡眠時間を増やしたりルールを設定することに強く反発することもあるでしょう。
そのような場合には、少しずつ、でもきっぱりと始めるのがおすすめです。
心や頭で「学校に行きたい、行かなくちゃ」と思っても、睡眠不足だったり睡眠サイクルが乱れていると、実際に登校するのが難しくなります。
それで勇気がくじかれて「やっぱりダメだ」と諦めてしまうのではもったいないですね 🙁
その子に伝わるコミュニケーションのし方や状況に応じた進め方のコツなどもいっぱりあります。
講座や個人セッションもご活用ください。
食事については毎日のことなので、神経質になるとお母さんが大変です。
お肉やお魚、卵などをぐんと多めにしてみてください。
それらを十分に食べられるように、全体の量は炭水化物を減らして調整してみてください
体調不良やストレスが多い場合には、個別にご相談くださいませ。
状況に応じて、具体的な目標数値などもお伝えいたします。
また、感覚が過敏な子は、音や見えるものなどを強く受け取ってしまうので、ストレスを感じやすい傾向もあります。
怖がりだったり、新しい環境や集団が苦手だったり、好き嫌いがはっきりしてる子、優しくて気遣いが多い子もいるかも知れません。
そいういう子達は人よりもストレスを感じやすいですし、「気にしないように」と言っても難しいでしょう。
もしそのような傾向がある場合には、「発達の抜け」が隠れていることがあります。
「発達の抜け」は神経系の発達上の抜けのことで、誰にでも多少はあります。
ただそれが大きく抜けているところがあると、気づかないうちに心身に色んな影響を及ぼしていることがあるんです。
でもご安心ください、適切なサポートがあればちゃんと改善していきます。
こちらもピンときたら個別にご相談ください。
(2)安心できる場を作る
ストレスがかかると、気づかなくても身体が固まって呼吸が浅くなります。
これはストレスに対して「戦うか逃げるか」するための自然の反応です。
この状態になっても、無事にストレスを回避できたり対応できれば、また身体はリラックスして呼吸も深くなっていきます。
でも自分でストレスに気づかなかったり、我慢で乗り切ろうとしたり、自分なりに努力してもなんともならない場合には、ずっと身体が固まって浅い呼吸のままになってしまいます。
それが通常状態になると、無駄にエネルギーも失ってしまいますし、心身の柔軟性も損なわれてしまいます。
そしてその状態がさらに続くと、エネルギー切れで鬱・やる気のない状態になってしまうんです 🙁
ストレスがある場合には、とにかくリラックスできる場があることが大事です。
ぜひ、家庭をそのような場にいたしましょう。
やっぱり注意しなくちゃいけないこともあるので、その時が難しいです。
そうですよね~
中学生がトレスフルな場合には、失敗やイライラや反抗的態度も多くなりがちなので、お母さん・お父さんもより言いたいことも出てきちゃいまいますもんね 🙄
そんな場合には、いきなり注意・指導から話を始めるのではなく、まずは子どもが安心できるようなトーンで、声がけをしたり、話を持っていくよう、ちょっと気をつけてみてください。
ちょっとしたことのようですが、ストレスが掛かった戦闘・闘争モードの時にはどうしても、強い刺激がくると自動的に「攻撃された」と過敏に反応してしまうんです。
せっかく大事なことを伝えようとしても、始めから聞く耳を持たれてないのでは、お互いにもったいないですね 🙁
日頃から子どものちょっとしたやれてること、頑張ってることを見つけて、サクッと言葉にしておくのもいいでしょう。
日本人は家族に「大切に思ってる」「味方だ」なんて、なかなか言葉にしませんが、サラッと伝えるのもとても効果的なんです 😉
そうですね、親からすれば「親が子どもを大切に思っているのなんてアタリマエ」過ぎて、いちいち言葉にしないことも多いですもんね。
それでも、特にストレスが掛かっている時には、親にでも「自分の味方かどうか」を確認したい気持ちが強くなるものです。
ここはちょっと一呼吸おいて、少し丁寧に接してみてください 。
一回で急に子どもの態度が変わらなくても、サラッと繰り返して伝えているうちに、だんだん子どもの心の奥の方にもしみていきます。
より詳しいコミュニケーションのコツもたっぷりあります。
講座や個人セッションもご活用ください。
また言葉以外でも、触らせてくれるのであれば、マッサージやハグもストレスを感じている子にはとても効果的です。
信頼できる人にさわってもらと、オキシトシンという「つながりホルモン」が出てリラックスできます♡
そんな効果があるんですね
はい、他にも、子どもの好きなことや興味のある話をじっくり聞いてあげるのもとても効果があります。
人は自分が興味のある話をちゃんと聞いてもらうことで、自分自身を承認された気持ちになれるんです。
話の詳しい内容がわからなくても大丈夫です!
「こういうことが面白いんだ」と、興味を持って肯定的に聞いてあげればバッチリです
(^^)b
誰かに承認してもらっているという実感は、子どもの自己肯定感も育てます。
自分の居場所=安全基地があると思えたら、またストレスに対処するエネルギーも溜まっていきます。
リラックスして信頼関係が強くなれば、子どもも話しやすくなってきます。
自分のストレスについて相談されたら、とにかく気持ちを聞いてあげましょう。
そして先程の「ストレスとの向き合うステップ」を手伝ってあげてみてください。
ステップ4の具体的な方法が浮かばない時には、無理にその場で解決しようとしなくても大丈夫です。
親御さんが他の人から情報を得るのもアリです 🙁
(3)視野を広げる
ストレスが掛かった時には、人の視野はとても狭くなってしまいます。
それはその課題に集中して取り組むためには役立つのですが、あまり視野が狭くなると、いい考えも浮かびませんし、リラックスも難しくなってしまいます。
「なんだか最近目がつり上がってるな~」とか、「やる気がない感じ」が見えたら、それはかなり視野が狭くなって、ストレスが掛かっている状態かもしれません。
そんな場合には、上手く引き出すコミュニケーションができて、具体的な課題を一緒に話せれば一番いいんですが、子どもの方でその準備ができていないこともありますね。
そんな時には、子どもの視野を広げられるようにサポートしてあげてみてください。
①色んな選択肢があることを伝えて、具体的な例としての情報を渡す
ストレスが掛かっている時には「こうしなさい」と言われること自体をストレスに感じてしまうことがあります。
一つの情報として、こういうのがあるよ。どうかな?と興味を引くように渡して、子どもが自分のペースでそれを見て考えられるようにするのが効果的です。
今が大変だからすぐにこうしなくては!と焦った調子で子どもに迫ると逆効果になってしまうこともあります。
②今の場所やコミュニティ以外にも色んなところがあることを伝える、体験させる
中学生はまだまだ知っている世界がとても狭いです。
少ないサンプルの中だけでぐるぐる考えてしまうと、どんどんエネルギーをなくしてしまうこともありますね。
ネットで知っていることと、実体験のバランスが悪いものイマドキの特徴の一つです。
今のコミュニティ以外にも、色んな場所や価値観や考え方があることを具体的に伝えておくのは、子どもの視野を広げるのにとても効果的です。
実際に色んな場所や人に合わせたり、ドキュメンタリーDVDなどを見て、大きく変わった子もたくさんいます。
③時間とともに今の環境は変わることを伝える。より広い社会があることと伝える
もともと中学生にとって1年はとても長い時間です。
自分の2年後や3年後、ましては5年や10年後までイメージして、今を生きるというのが自然にできる子は少ないものです。
特にストレスが掛かっている時には、「今の嫌なこと」ばかりに意識が向きがちです。
今の環境や状況は時間とともに必ず変わっていくことを伝えてみてください。
そして実際の社会では、学校よりもずっと多彩な力が尊重されていることも伝えてみてください。
「人の話を聞ける力」「人を安心させる力」「珍しい発想ができる力」「やたら昆虫に詳しい力」「スピリチュアルな力」などなど・・で、社会に貢献している人たちはたくさんいます。
知ることで世界観が変わり、ストレスを跳ね飛ばした子も多いです (^^)
それがわかれば、「短時間だったら我慢できること」や「いつまでどう対処すればいいのか」も具体的に見えてきます。
「今が嫌」だけにとらわれていると苦しいですが、「自分の対応」が決まればストレスはグッと減っていきます。
でも、こういうことなら日常の中でちょっとずつできそうです!
ストレスの多い中学生:付き合い方と家庭でできることの終わりに
いかがでしたでしょうか
イマドキの中学生のストレスと、その付き合い方や家庭でできるサポートをご紹介いたしました。
それになるべく早めのケアが大事なんですね。
口を出すと嫌がるので、見守るしかないのかなと思ってました。
でも正面からぐっと踏み込む以外にも、普段の生活でできることがあるとわかったので、まずはそこからやってみます!
タイミングを見て、お子さんにも伝えてみてください 🙂
♡♡あとがき♡♡
ストレスという言葉が一般的になってから、もう随分立ちますね。
今では小学生でも「ストレスだ~」なんてアタリマエに言ってます 🙂
でも、実際にそれとどう付き合っていいのかは、案外子どもも知らないものです。
自分なりのストレスとの付き合い方を持っておくと、ずっと日常が快適に過ごせます。
一緒役立つ財産です。
「ストレスは誰にでもある」「我慢するのがアタリマエ」なんて思わずに、サクサク楽になってくださいね~
\(^o^)/
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