思春期の子どもについてもっと知りたいことを
お気軽にこちらから教えてください
思春期の子どもに必要なこと 思春期コーチの出発点
思春期の子どもに必要なこと に
嵐の中で気づく・・というお話です。
あちこち相談に行っても
状況が変わらないことで
娘は「人に頼ること」を
諦めてしまいました。
こういうのって
本当に本当に残念ですよね。
何かトラブルやツライことがあった時には
それ自体も大変なんですが
そのことによって
「自分はダメ」とか
「人に相談しても意味がない」とか
好ましくないレッテルを
持ってしまうことの方が
何倍もの重大なダメージになってしまうんです。
そのツライ出来事から回復しても
レッテルがそのままだと
その後の生き方にもずっと影響するからです。
当時の私は残念なことに
娘のレッテルが大問題だということにまで
気づけませんでした。
たまに娘から
「私はダメだと思う」と言われても
辛い思いで
「そんなことないよ」くらいしか
言うことができませんでした
その言葉が娘の心には
全く届いていないを感じながら・・
(TT)
ただ、この時の体験の中で
私が思春期の子どもについて
気づいたことが2つありました。
一つは思春期の子どもから
本当に困っていることや
望んでいることを聞き出すには
大人と同じような
言葉だけの関わり方だと難しいということです。
思春期になると
小さい頃よりもずっと
内面が複雑になっています。
色々な気持ちや考えを
自分なりに持っていますし
自分の体験について
まだ狭い視野ながらも
自分なりに解釈しようとしています。
生理学的にも
10代になると身体と心と頭が
バラバラのスピードで成長し始めます。
その時に言葉を司る頭=脳が
一番ゆっくり成長するんですね。
それで、大人のような身体で感じる感覚や
過敏になる感情を
その子が自分で言葉で表すのは
小さな頃よりも難しくなることもあるんです。
感覚や感情が先に豊かで過敏になる分
いろいろな葛藤を
言葉にならないかたちでも
たくさん抱えやすくなるんです。
そういう混沌とした時期の子どもに
自分の内面を自分だけで整理して
言葉で誰かに説明させるのは
とてもハードルが高いようだと感じたんです。
それに大人だって、特に
悩んだり混乱している時には
「自分についてちゃんと説明する」
のは難しいものですよね。
私が出会った先生たちは
「思春期は一番扱いづらいです。
小さい頃より素直に話さないですし
大人のように
治療だからと割り切って
話そうともしませんからね」
とおっしゃってたんですが
私には
「話さない」のではなく
「話せない」としか見えませんでした。
なので、子どもの
「なんかひっかかる」
「胸のあたりが苦しい」という
感覚や感情から始めて
それを本人が言葉にするまでを
サポートするというステップが
どうしても必要なんじゃないかと思ったのです。
言葉にすることは
それで他の人にも理解されて
助けてもらえるということにも
つながりますが
その前に自分自身が
「自分が止まっていたのは
こんなことが気になっていたからだ」
「自分が本当に願っていたのは
こういうことだったんだ」と
気付けることが一番大事なんではないでしょうか
自分で自分のことが分からないと
モヤモヤと不安だし
自尊心も自己肯定感も傷つきますよね。
「なんで自分は
ちゃんとやれないんだ?!」と
自分のことを責めたりもしちゃいます 🙁
でも「ああ、そうか
私はこれを大切に思ってたから
悩んでいたんだ!」
「本当はこうしたかったのに
できなかったのが嫌だったんだ」
とわかったら
とたんにスッキリして
すごくすごく嬉しくなったりませんか?
お子さんでも大人でも
セッション中のその時には
皆さん必ず顔がパアっと明るく輝きます
(^^)
もう一つの気付きについては
明日の「希望があってこそ」に続きますね 🙂
追伸:
レッテルは自分だけでなく
他人から貼られることもあります。
心が弱っている時には特に
自信アリげに言われると
「そうかもしれない」となりがちです。
でも権威ある人から言われても
あなたの心がしんどくなるレッテルなら
破いて捨てちゃってくださいね!
今週のテーマのブログです
① 思春期コーチの誕生ストーリーその9:迷路の中で走り回る
③ 希望があってこそ前に進めるようになるというお話
④ 子どもをなんとか助けたい!でも全力で逆走してた頃のお話
⑤ どん底の夏休みに打ちのめされて気づいたことのお話
⑥ ずっと大事にしてきたものを、初めて手放すことにした時のお話
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