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受験期の親の接し方のコツ:子どもの生きる力を上げる!
受験期はお子さんの気持ちも揺れがちですね。
そんな時こそ、親ごさんの接し方の影響は大きいです 🙂
ちょっとしたコツで、お子さんのパワーアップをサポートしましょう!
子どももここまで頑張ってきたので、なんとかいい結果を手にしてほしいと思ってます。
ただ、プレッシャーにならないようにもしたいです。
受験期の親として気をつけたほうが良いことってありますか?
そうですね 🙂
受験をするのも受験の結果を生きていくのも、主人公はお子さんですが、「誰かに応援されている」のはとても励みになります。
自分一人で頑張ってると思う時よりも、『よし、やろう❣』という気持ちもエネルギーも湧いてきます。
ただ、その応援の気持ちを伝えるのもコミュニケーションです。
コミュニケーションは技術なので、そこにはちょっとしたコツもあります。
「応援してる」「良かれ」という気持ちが、そのまま子どもにとってプラスに伝わるといいんですが、知らないうちに逆効果になってしまうのではもったいないですね 🙁
ではご一緒に、受験の応援が、お子さんの生きる力を育てるように伝わるコツを見ていきましょう!
親の受験の捉え方
まず、「受験期のお子さんを応援して、どんな影響を与えられたら良いと思っているのか」というところから考えてみましょう!
どんな未来を望んでいるのかで、必要な接し方も変わります 😉
そのために今まで頑張ってきたんですから、その頑張りが報われて合格できたら私も嬉しいです。
受験まで勉強が進むように、やる気が出るようにサポートしたいと思ってます。
わぁ、さすがですね 😀
まず受験はお子さんの課題だということがはっきりされてます。
どうしても受験期になると、いざ本番ということで、親御さんも不安な気持ちになりやすいです。
その不安な気持ちが強すぎると、「合格してくれないと(私が)嫌だ・困る」と、いつの間にか受験が親の課題にすりかわってしまうこともあります。
そうなると誰のための受験なのかがわからなくなってしまい、子どもに接する時にも「~~しないとだめ」というプレッシャーのかかる言い方が無意識で増えちゃうんです。
でもこの時期、一番プレッシャーを感じているのも子どもですし、その結果を実際に生きていくのも子どもです。
受験は子どもの課題だということは、ハラハラしても忘れないようにしてたい、とても大切なことですね 😉
そして「何が何でも合格」と結果に一番フォーカスされているのではなく、お子さんがそれを手にするまでの勉強ややる気にフォーカスされているのも素晴らしいですね!
何をするにも「結果」というのは誰もコントロールできないものです。
自分ではコントロールできないものを必ず手に入れなさいとプレッシャーを掛けられたら辛くなってしまいます 🙁
特に受験は他の人とのバランスですから、いくら自分がベストにやれても、周りがもっと絶好調だったら合格範囲に入らないこともあります。
逆に、自分がイマイチなできでも、合格範囲に入ることもありますね。
子どもが自分でコントロールできるのは、「なるべく自分の状態を良くして、ベストを尽くす」ところまでです。
そのあとは神様にお任せする部分になります 🙂
「合格という結果」が欲しいのはアタリマエですが、子どもに「絶対合格してね」「あなたなら合格する」などと接してしまうと、子どもも自分で背負いきれないので辛くなってしまいます。
むしろこの時期は子どもも「合格するかな~」と結果が気になるのが自然です。
でも「合格するかどうか」は、誰も答えられない問いですし、いくら考えたからと言って合格率が上がるわけでもない問いです。
そんな問いをずっとくりかえしていると、どんどん不安になるだけです。
エネルギーの無駄遣いになっちゃいますね。
親御さんが「今ここでやれること」に子どもの意識を戻してあげることが役立ちます。
また、意識が第一志望にだけ集中してしまうと、「それ以外はだめ。負け」という気持ちにもなりやすいです。
視野が狭くなるのには注意したいところです。
子どもが第一志望に向かって頑張っている時に、わざわざ水を差すことはないですが
*第一志望に受かれば一番喜べるけど、他に進むことになっても大丈夫
*第一志望以外は全部第二志望
くらいの気持ちで親御さんが構えているのがオススメです。
これからはどんどん、どんな道を通っても望む未来に行ける時代です。
それに第一志望が、本当にその子に一番いい環境かどうかは誰にもわからないところです 😉
昔は「良い学校 → 良い就職 → 一生安泰」という定形図式がありました。
親ごさんがそう聞かされて育っていたら、「第一志望に入らないと子どもが苦労する」と焦る気持ちが出てくるかも知れません。
でも実際の就活でも、年々企業や社会が比重を置くのは、「子どもの生きる力」になってきています。
生きる力には、学業成績を上げられる力というのももちろん入りますが、「コミュニケーション力」や「めげない力」などを重視する企業がどんどん増えています。
偏差値が日本最高レベルの学生でも、エントリーは通りやすいですが、最終的に望むところに採用されるのかは別の話なってきています。
コーチはピンチもチャンスに変えるプロですから、どんな道からでも望む未来に進めます!
日々頑張っている子どもを見てると、なんとか望みが叶うと良いな~という気持ちで、私もいっぱいいっぱいになることもあります。
親がどっしりしていることも大事なんですね
そうですね。
親子は不思議なくらい、心身の状態も影響し合います。
親がどっしりしていると、子どもも落ち着いて「今ここでやれること」に戻りやすくなります
(^_^)v
受験期に親がサポートする3つの課題
では、子どもが受験本番でベストの状態になり、実力を発揮できるようになるためには、具体的には何をサポートすればいいでしょうか
受験期の子どもは3つの課題を持っています。
(1)試験勉強
(2)体調管理
(3)メンタル管理
この時期の3つの課題をサポートすれば、子どもはいい状態で受験本番に臨めますね 😉
(1)試験勉強
受験は最終的には数字で判断されますから、少しでも点数がとれるように勉強をすることは大事です。
最近は面接も試験に含まれることも多いですから、そちらも予め練習しておくことも必要ですね。
どこまで親が子どもの勉強や面接の練習に関わるのかは、子どもの年齢に依るでしょう。
中学受験の場合には、小学生の子どもが自律的に効率よく勉強を進めていくのは難しいので、親の関わりが必要な部分が多くなります。
この場合に気をつけたいのは、塾などの最新の勉強技術と親の指導方法がずれないようにすることです。
受験間際に「もっといい解答法がある」などと言うのは、子どもを混乱させることになりますのでご注意です。
中学受験は特に、受験する学校ごとの問題傾向や求められるものの違いが大きいです。
子どもの年齢が上がって高校や大学受験になれば、勉強内容も高度化しますし、今は受験技術もとても進歩しています。
勉強の内容については専門家にお任せするのが良いでしょう。
親のお仕事は、早いうちに子どもに合う信頼できる指導者を見つけてつなげることです。
子どもの勉強面で気になることがあれば、指導者に具体的に相談するのがオススメです。
実力のある方なら、親御さんの相談にもきちんと答えてくれるでしょう。
受験期に判断テストの結果を見て、「勉強の仕方が悪いじゃないの」などと子どもに抽象的なことを言うのは百害あって一利なしです。
その子によって効果的な勉強方法というのはありますが、それは受験期ではなく、もっと早いうちから色々試して見つけておくのがオススメです。
中学受験は親が熱心になり過ぎることが多いのですが、高校や大学の受験の場合には、親が子どもに任せ過ぎになることもあります。
特に受験システムは親世代の頃とは随分違いますし、年によっても変わります。
よくわからないからとほっておかずに、子どもの志望校を決める頃には、受験システムについても概要は知っておくことが必要です。
(志望校の選択でも主人公は子どもですが、子どもが自分の可能性を低く見ていたり、挑戦するのを避けたがることもあります。
イマドキは必要な情報も多いので、子どもだけでは情報整理が難しいこともあります。
その子の色んな面を知っていたり愛情100%でサポートできるのはやっぱり親なので、進路選択の時には全てを子どもだけに任せずに、親として関わるのがオススメです。
子どもの説明をしっかり聞くだけでも、子どもの頭の整理が進みます 😉 )
受験期になってから受験システムや科目、面接のあるなしなどについて子どもに質問するのはNGです。
子どもに「今まで無関心だった」とわざわざ伝える必要もないものです 🙄
思春期の子どもは「なるべく自分でやりたい」という意欲もありますが、同時に「関心を持って見守ってもらいたい」という思いも持っています。
ましてや受験期にはただでさえ心細くなりがちです。
「見守ってくれてる」「応援されている」という気持ちが、安心して勉強に集中できる土台にもなります。
無関心や放ったらかしと見守るとは違いますので、「関心がある」「大切に思ってる」ことは、子どもに伝わるように表現していきましょう。
そのためには(1)試験勉強に直接関わるよりも、(2)体調管理や(3)メンタル管理をしっかりサポートするのがオススメです。
また、受験期には出願や振り込み、書類提出などが色々とあります。
複数校を受ける時には締切日などが整理できているか声をかけたり、場合によっては手伝ってあげるのもアリです。
(2)体調管理
受験期になると、子どもの意識も勉強面だけに集中しやすくなってしまいます。
でも、身体の状態が整っていてこそ、今まで頑張ってきた実力を発揮できます。
体調管理はぜひ心がけてみてください。
身体の状態を整えるには、特に睡眠と食べるものが重要です。
ここは親の一番の出番です!
睡眠は、質と量が大事です。
記憶は眠っているうちに定着します。
睡眠を削るのは、効率の悪い勉強法にもなっちゃいます 😯
昔は「勉強は量」という考え方もありましたが、やはり大事なのは勉強でも質ですし、睡眠もしっかりとることがトータルでは良い結果に繋がります。
日本には残業問題など、「時間をかけたら成果が出る」という思い込みもありがちですが、本当に効率的な時間配分になっているかは時々チェックするのがオススメです。
そして本番の受験は午前~午後ですから、その時期に一番頭が冴えているようなリズムを早くから作っておきましょう。
東大に毎年大量の合格者を出している高校では、「その時間帯に合わせるように。夜遅くまで勉強するのは禁止」と子どもたちに教えてます。
子どもは夜の方が勉強が捗るように勘違いすることもあるので、睡眠の重要性を伝えたり、朝決めた時間に起きるのを手伝うのもオススメです。
そして食べるものはかなり子どもの身体に影響を与えます。
風邪を引く、引かないだけでなく、睡眠や記憶や学習、精神的な安定ややる気、ストレス耐性にも大きく影響するんです
(・o・)!
1日の食べるものでいきなり身体が変わるわけではありませんが、日々の積み重ねの影響は絶大です。
特に思春期は身体が大きく成長する時期ですから、必要な栄養素の絶対量が大人の2倍位になります。
バランスよく食べるよりも、その子に必要な絶対量を満たすことが大事です。
大事なのはタンパク質、ビタミン、ミネラルです。
こちらも参考に、卵などをたくさん取り入れてみてください。
(3)メンタル管理
どんなに頑張ってきた子や合格間違いなしと言われている子でも、受験期には不安になるものです。
「合格」といういくら頑張ってもコントロールできないものが気になってしまうからです。
オリンピックでも、最後はメンタルのゆらぎで結果が決まると言われています。
受験期は、日本中の同級生が勉強で結果を出そうと頑張る、一生でも特別な時期です。
本來色んな好奇心をもつはずの思春期に、勉強だけに集中するのは、ある意味かなりのストレスになります。
パフォーマンスを最大に発揮できるのは、リラックスした集中状態です。
子どもがそうなれるようにサポートしていきましょう!
そのためには親もリラックスした集中状態になって、「ベストが尽くせるように応援している」ことが伝わればいいですね。
「ベストを尽くせばそれが一番いい結果を生む」と信じて過ごしましょう。
受験期に親が良かれと思ってやりがちだけど、受験生からは不評な接し方はこちらです。
*合格や不合格について話す
↓
子どもが今できることに意識を向けてあげてください
*自分の不安を口にする
↓
子どもも不安なのに、他の人の不安まで背負うのはキツいです
*良かれと細かなアドバイスを色々言う(勉強、生活態度など)
↓
勉強に集中できなくなります
*他人の情報を話してくる
↓
ほとんどメリットはありません
*腫れ物に触るようにする
↓
あまり気を使われると、子どもも家でリラックスできなくなってしまいます
*あまりに気を使わない
↓
大音量でテレビを見るなどは少し控えて、「応援している」気持ちは伝わるようにしたいところです
*受験についての細かい質問
↓
本番直前に「自分が知りたいから」と質問するのは意味がないです
*無意識のネガティブな口癖
↓
「~~しないと」「~~したらどうしよう」を繰り返されるとエネルギーが落ちます
*受験を一大事にし過ぎる
↓
人生の大事なポイントではありますが、ここで全てが決まるわけでもないという態度でどっしりと応援しましょう 😉
どうしても親子の心身の状態は影響し合います。
子どもにリラックスした集中状態になって欲しい時には、まず親御さんがそうなるように心がけてみてください。(参考:自分の機嫌をとる方法:自分リセットの3つのやり方)
どうしても不安な気持ちが強い時には、親御さんがコーチと話すのもオススメです!
次は受験生が嬉しかった親の接し方をご紹介しますね
♡受験に向けて頑張っていることを認めてくれたり、ちょっとした日常のことを見つけては勇気づけてくれた
↓
ちゃんと見ているよ、というメッセージですね
♡好きな食事を作ってくれた
↓
応援している気持ちが伝わります
♡送り迎えや書類出しなどを気持ちよく手伝ってくれた
↓
勉強に集中できます
♡いつもは受験のない年と同じように接してくれて、落ち込んだり弱気の時にはさりげなく声をかけてくれた
↓
子どもを見守っていること、応援してることが伝わりますね
♡話を聞いてくれた
↓
ここは、気持ちを聞いてもらうのが嬉しい子も、そっとしておいてもらう方が落ち着く子も居ます。
子どものリアルな反応を見ながら接していきましょう。
もし子どもがネガティブなことを言ったとしても、それが今のその子の気持ちなんだということをまずは受け止めてみてください。
一緒にオロオロしないのが大事です。
そしてその上で、受験は本人の課題だということを踏まえながら、子どもがプラスイメージを持てるように接してみてください。
「~~しないと」という否定言葉ではなく、「~~するといいかも♡」などの肯定型の言葉で勇気づけるのがおすすめです 🙂
受験には、長い時間気持ちをキープすることが求められます。
多少の波はあるのも自然ですが、「諦めない気持ち」「希望」を持てるように接するのがベストです。
「結果を心配せずに、今できることをする」ことに、子どもの意識をいつも戻してあげられるといいですね。
合格発表とその後
試験の後は、結果発表がやってきます。
試験の途中でも、早く受けた試験の結果が出ることもありますね。
その結果に影響されすぎず、本命の試験にベストを尽くせるように、身体と心のサポートを続けていきましょう。
結果には、どんな学校でも(第一志望でなくても)合格だったら一緒に喜んで、不合格の時にはただその事実を受け止めるので十分です。
子どもが気持ちを聞いて欲しい時には、マイナスな気持ちも聞ききってあげるのがオススメです。
ただ気持ちを言い切ったことで、気持ちを切り替えられるタイプも居ます。
アドバイスや無理な励ましは、かえって反発の気持ちを引き起こすこともあります。
親がなんとかしようとし過ぎないことも大事です。
受験は思い通りに行かないことが起きた時に、どう感じて、考えて、行動するのかを、子どもが体験できるチャンスです。
子どもの感じ方や考え方、そして行動がマイナスに流れないように、「どんな状態からでも、いつからでも、自分の希望に向かってやれることがある」ことをブレずに伝えられればバッチリです!
どんな体験も、子どもの生きる力が育つチャンスにできます。
受験期の親の接し方のコツ:終わりに
いかがでしたでしょうか
親御さんの受験を応援する気持ちがちゃんと伝わって、お子さんの生きる力が育つような接し方のコツをお伝えしました。
親もいい結果が出てほしいと思うと不安になりますが、「いつからでもどこからでも大丈夫」と思い出したら落ち着けそうです 😉
♡♡あとがき♡♡
受験は期間も長いです。
勉強が捗る時もあれば、捗らない時もあります。
成績に頑張りが反映される時も、なかなか嬉しい結果が出ない時もあります。
それでも「こうなりたい」という目標を持って努力することを体験できる時間です。
コツコツやることの大切さや、時間の使い方や、自分なりの学習の仕方、睡眠や食べ物の大切さ、結果と努力の違いなど、生きていく上で大切な学びを手に入れるチャンスでもあるんです。
受験をただの志望校に入れるかどうかの競争や辛い時間にしてしまったらもったいないですね。
どう意味づけていくのかは、日々の親の接し方の影響がとても大きいです。
親だって子どもの頑張りを結果で報われて欲しいと願うので、時には視野が狭くなることもあるでしょう。
でも、そのたびに「受験の主人公は子どもで、それはその子の人生の一部」だということを思い出してみてください 😉
どんな状態からでも、いつからでも、臨む未来に舵を切れる。
結果フォーカスでなく、『思い切りやっておいで❣』と笑顔で送り出せたらいいですね
(^o^)
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