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本当の自分がわからない⁉3つのケースと抜け出し方
「本当の自分がわからない」
そう思うことってありますか?
時と場所によって、自分の気持や態度が変わるんです。
ありのままの自分で居たいけど、どれが本当の自分なのかわからなくなっちゃって・・
なんだか自信をなくしてます 🙁
おやおや、それは辛いですね。
最近は「ありのままの自分」という言葉も流行ったので、「ありのままの本当の自分ってなんだろう?」そう考える人も増えてます。
「ありのままの自分で居たい」というのは自然な気持ちなんですが、ただそこで「本当の自分探し」にハマってしまうと、なかなか抜け出せなくなってしまうこともあるんです。
「本当の自分」というのはかなりぼんやりしている言葉なので、そのままだと、その答えを見つけるのは難しいんです。
でも、本当の自分が気になるのもわかります
(^^)
では、「本当の自分がわからない」と思った時に知っておくといいことをご一緒に見てみましょう!
目次
本当の自分探しにハマってしまうと・・
ではまず、本当の自分を探そうとすると、迷路にはまり込みやすいワケから見ていきましょう。
「本当の自分」というのは抽象的な言葉ですね。
なんとなく輝いては感じますが、それだけではどんなものなのかが、はっきりしない言葉です。
何があれば「本当の自分」だとわかるのか、「偽物の自分」とはどう違うのか、・・・などなどがぼんやりしたままだと、「本当の自分」を見つけ出すのはかなり難しくなっちゃいます。
なんとなく、今の自分が「本当じゃない」と感じてるんですが・・
「本当の自分がわからない」「本当の自分らしくやれてない」というなんとなくの感じで「本当の自分」を探しても、答えを見つけるのは難しいものです。
そうなると「本当じゃない今の自分」を嫌になる気持ちだけが大きくなってしまいます 😯
そのまま自分のことを嫌いになってしまうのでは、もったいないですね。
でもご安心くださいね (^_-)
そんな時には、自分は『なぜ今「本当じゃない」と感じるのか』と、『その状態がどうなったらいいのか』がわかると前に進めます!
当カレッジでも多くのご相談を頂いてますが、「本当の自分がわからない」と思うきっかけには、3つのケースが多いんです。
①本当に言いたいことが言えないので本当の自分らしくないと思う
②人や場面で態度が変わるので本当の自分らしくないと思う
③自分の本当にやりたいことや好きなことが分からないので、本当の自分がわからないと思う
きっかけが違うと、探すものも変わってくるんですね 😯
え~と私は、自分が色んな場面で、違う態度をとっているのに気づいてから、「本当の自分を出せてない」と思ったんです。
学校では良い子で明るく、周りの人に合わせてます。
でも家ではもっと暗いですし、自分のやりたいようにやってます。
一人でいる時は、その間くらいです。
学校でも家でも「本当の自分を出せてないのかな」と思います。
もっといつでも同じような自分で居られるのが「本当の自分」なのかなと・・
ふむふむ、ありがとうございます 🙂
花子さんは②のパターンですね。
次はそれぞれについて詳しくと、抜け出し方を見ていきましょう!
ピンとくるところからご活用ください♡
本当の自分がわからない3つのケースと抜け出し方
本当の自分がわからないと感じる3つのケース
(1)本当に言いたいことが言えてない
(2)自分の態度が人や場面に依って変わってしまう
(3)自分のやりたいことが見つかってない
(1)本当に言いたいことが言えてない
これは、自分が本当に言いたいことがあっても言えてなかったり、断りたい時にも断れないことがよくあることから「本当の自分がわからない」と感じるケースです。
いつも本音が言えないのでは辛いですね。
このケースでは「本当に言いたいことがある時には上手に言えるようになる」と、「本当の自分らしい」と思えるようになります。
そのためには何を変えてみれば良いんでしょう?
多くの方に言いたいことが言えない時について聞いてみると、「相手や周りの人たちの、気持ちや考えとぶつかりたくない」気持ちがあったと答えてくれることが多いです。
相手や周りの人たちの気持ちや考えを察して、それと違うことを言ってはいけない
そんな思いがあるんですね。
誰にでも、他の人の気分を害したり、意見がぶつかるのは避けたい気持ちはありますね。
優しい人や穏やかな人には多いです。
「いい関係で居たい」という思いから、自分の言いたいことを我慢してしまうんです。
また、今までに「自分の言いたいことを言ってみたら、ひどく怒られた」とか「言いたいことを言っても、ほとんど耳を傾けてもらえなかった」いう体験があったために、人に物を言うのがとても怖くなっていることもあります。
もしそんなことがあれば、「怖さ」というのは行動に強く影響を与えますから、頭では分かっていても言葉が出ないこともあるかも知れません。
これは「安全で居たい」という本能的な欲求です。
もう一つ多いのは、「どうせちゃんと伝えられないから」というあきらめからの理由です。
自分の気持を伝えたくても、言葉を選んでいるうちに、どんどん相手に話されてしまうことが多かったりすると、そんなあきらめを持ってしまうことがあります。
「ちゃんとわかって欲しい」という思いと、自分の思いを言葉にする早さのバランスがとれてない場合や、家族や兄弟に圧倒的に言葉に力が強い人がいるとそうなることがよくあります。
始めの2つは「いい関係でいたい」とか「安全でいたい」という良い目的のための行動ですね。
最後のにも「ちゃんとわかって欲しい」という良い目的が隠れてます。
それができないなら我慢するしかない・・・と思っているんです。
どの場合にも自分にとっての良い目的があるんですが、いつも自分の気持ちや意見を表さないのでは、長い目で見たら自分を損なうことになってしまうんです。
「伝えたい」「表現したい」という気持ちもエネルギーです。
そのエネルギーをいつも我慢させてしまうと、自分のなかに溜まります。
そうなると、身体や心で違和感を感じます。
それが「本当の自分らしくない」というモヤモヤ・ムズムズになってしまうんです。
そしてそれが溜まりすぎると、時には急に怒鳴りだしたりして、キレて表現してしまうこともあります。
さらには身体や心の病気となって、「もう無理」というサインになることさえあるのでご注意です!
友達関係で我慢ばかりしていたり、厳しい先生に言いたいことも言えずにいたことから、エネルギーが滞ってしまって、不登校や病気になるのも珍しくはないんです 🙁
もちろんそうなってしまった状態からも、ちゃんと回復はできますのでご安心くださいね 😉
でもそんな辛い状態になる前に、本当に言いたいことは言えるようになっておきたいものですね。
いつも相手とぶつからないようにと思っていると、会話がちゃんと楽しめずに、ずっと緊張していることことになります。
ありのままの自分でリラックスしていることは難しくなります。
本当の自分じゃないですね。
いつもそうだと本当の自分がわからなくなってしまいます。
それに本音を言ってないことは、なんとなく相手にも伝わります。
どこかよそよそしくて上辺だけの付き合いになりますので、「何を考えているのかよくわからない」と相手にも思われてしまいます。
関係が深まらないか、相手がどんどん自分のペースを強くしちゃうかのどちらかになってしまいます。
本当に望んでいた「いい関係」や「安全」「ちゃんとわかって欲しい」が遠ざかってしまうんです
(T_T)
そうなんです。
そして反対に、人は言葉でやりとりをすることで、考えが整理されたり、自分でも気づいていなかった自分の気持ちに気付けることがよくあります。
自分の考えや気持ちがまとまると、かなりスッキリしますし、自分に自信も持てるようになります。
そして大事なのは、お互いの本音を言い合うことは、相手を傷つけることとは同じではないことです 😉
本音を言うと必ず相手を傷つけると思っていると言えませんが、相手を傷つけずに自分の思いを伝えるコミュニケーションの仕方もあるんです。
そんなコミュニケーションの仕方がわかれば、安心して話せますね❤
(参考:相手も自分も傷つけない言い方)
コミュニケーションは一生使える大事な技術なのに、残念ながら、なかなか習うところがありません。
それで「我慢する」か「キレる」かの間で揺れ動いてしまう人も多いんですが、講座やセッションで詳しくお伝えすると、みんなすぐに顔がパッと明るくなります
(^^)
異なる意見でも、傷つけ合うことなく話せたら、自分の意見や気持ちも発展しますし、お互いに「分かり合えた」「繋がり合えた」という気持ちにもなります。
本当の意味で「いい関係」「安全」「分かり合える」ようになりますね
(^_-)
そうなんです!
また、「怒られることへの怖さ」が強烈にある人は、その怖さをリリースする事が必要な場合もあります。
こちらも参照にしてみてください。
「怒られるのが怖い」を絶対にそのままにしてはいけないワケと抜け出し方
今までの癖(言いたいことを我慢してしまう)はすぐに消えないことがあるかも知れません。
今まで言いたいことを言葉にする機会が少なければ、パッと言葉にすることが難しいこともあるでしょう。
そんな時には後からでも、「あの時に本当に言いたいことは何だったんだろう」と言葉にしてみるのがオススメです。
モヤモヤと頭の中においておくだけでなく、言葉にして外に出してみてください♡
紙に書き出してもいいですし、言葉にしてもOKです。
ゆっくりペースでも大丈夫。
そんなことを繰り返していくうちに、だんだん自分の気持ちを上手に伝えられるようになっていきます❣
コミュニケーション力をぐんとアップさせたい時には講座やコーチもご活用くださいね~
どんなに苦手な人でも、笑顔で伝えられるようになっちゃいます
(^^)/
(2)自分の態度が人や場面に依って変わってしまう
これは花子さんのケースですね。
学校の先生といる時、友だちといる時、家で家族といる時、一人でいる時と、全部自分が違うんです。
考えちゃうと、どれが本当の自分かわからなくなるんです
なるほど、そうなんですね 🙂
それがどうなったら、「本当の自分がわかってる」と言えそうですか?
それが正直というか、本当の自分でいるっていうことかしら???
なるほどそうなんですね。
あまりに自分の態度が違うと気になっちゃうのもわかります。
ただ、基本的には人が相手や場面や状況によって、人との関わり方や在り方を変えるのは、実はとても自然なことなんです。
人と居る時は、お互いが心地良い距離感というものがありますし、その場の目的や雰囲気も違います。
人といる時には、それらが複合的に影響しあって、自分のふるまい方が決まります。
また、一人でいる時でも、自分の気持ちがハイなことも、落ち着いていることもあるでしょう。
身体の元気度によっても違ってきます。
それにどんな人でも一人でいる方が心地よい時も、他の人と一緒に居たいこともありますね。
大事なのはそれぞれの場面で「自分が心地いいかどうか」です。
自分が心地よければ、どれも「本当の自分」と言えるでしょう。
もちろん、いつもどこでも同じ態度や雰囲気で居ても、その人が心地よければそれでOKです。
いつもどこでも「本当の自分」というのはあまり変わらないものなんだと思ってました 😯
人には色んな側面がありますし、関係性も場もいろいろです。
その時の心身の状態に依っても変わります。
「心地よさ」でチェックしてみてください♡
反対に、ある特定の場所では緊張しすぎたり、自分が心地よくない感じがするのなら、そこでは「本当の自分」とは遠くなっているのかもしれません 😉
相手や場に合わせ過ぎたりしていると、モヤモヤしたり違和感を感じるでしょう。
それが「本当の自分」からのサインです。
思春期には「先生や先輩には絶対服従」などの場のルールがあって、それに自分を合わせることもありますね。
多少窮屈でも、他のことで楽しめるのならばいいですが、もしそれがかなり無理で負担なら、ずっと続けていくと本当の自分を見失ってしまうこともあります。
もしそう感じたら、一度見直してみるのもオススメです。
一人では難しい時には信頼できる人に相談にのってもらいましょう 😉
こちらもご参照ください
「部活やめたい」と子どもが言う時:理由を聞くだけでない接し方のコツ
もしかしたら、「いつも明るく元気に」と小さい頃から言われてきたので、そうできない自分を責めてしまう人もいるかも知れません。
「本当の自分はいつも明るく元気に居るべき」という思いはありませんか?
でも実際は、「明るく元気に」もいいですが「しんみりと落ち着いて居たい」こともあるのが人間です。
「落ち込んで辛い」のはいつかは解決したほうがいいですが、色んな気持ちや心身の状態があるのがアタリマエなんです。
怒りや悲しみだってアタリマエの感情です。
マイナス感情ではいけない・・と思っていると、本当の自分では居られなくなってしまいます。
マイナス感情を否定すれば本当の自分がわからなくなってしまうんです。
マイナス感情はそれに溺れなければ大丈夫です。
どんな感情も「本当の自分」です。
自分の気持ちに気づいて認めることが「正直で自分らしい」ことになります。
でも、みんなとワイワイやってから家で一人になると、急に落ち込んで「あんなに騒いだ自分」が信じられなくなることがあります。
これってどういうことでしょう?
それはテンションという、一時的な気分の盛り上がりがあったということです 😉
テンションは場の雰囲気や盛上りで上がります。
自分でも「できる!できる!できる!」と松岡修造さんチックにガッツポーズをして大声を出してみれば、テンションは上げることができます。
そしてテンションは、上がったらその後では下がるようにできているんです。
一時期にエネルギーをぐっと集めて使うので、その後にはペースを落として心身がエネルギー調整するんです。
とても楽しかったのに後でしんみりしちゃうのは、そういうことだったんですね!
後から気分が沈むのは、盛り上がったのは本当の自分じゃないからかもって思ってました。
良かった~
おまけ:
あまりに自分の気分のムラが大きすぎる時や、やっていることがバラバラ過ぎてお困りが起きている時には、思春期の神経系の乱れや発達の抜けなどが隠れていることもあります。
でもご安心くださいね。
そんな時の効果的なサポートがあります。
講座やセッションで個別にお問い合わせください。
(3)自分のやりたいことが見つかってない
イマドキでは「自分のやりたいことを見つけなさい」とあちこちで言われます。
「やりたいこと」というのは、人に言われなくても自分からどんどん関わったり、工夫したりしてしまうようなことです。
「好き」「楽しい」「知りたい」という気持ちが自然に湧いてくるものですね。
何を心から好きで楽しくて、もっと知りたいと思うかは、人によって違います。
他の人には家族でも「なぜそれがそんなに良いのか」はさっぱりわからないこともあるものです。
うちも40年近く一緒に居ても、未だに旦那の好みに首をひねることもありますし、旦那も私を黙って見守ってくれてます
(なんか言うと怖いという説もありますが ^_^;)
そんな「自分の本当にやりたいこと」は、「本当の自分らしさ」にもつながります。
そんな気持ちが湧くものがあれば、勉強でも関連していることには熱が入ります。
やがてそれについて詳しかったり上手な人になれば、仕事に結びつくこともあるでしょう。
イマドキではどんなニッチなことでも(〇〇モグラの飼い方でも!)、求めている人は居るものですし、SNSなどを通して、ニッチを求めている人と出会うことも可能です。
自分のやりたいことをずっとやれる時代になってきています。
ところが一方では、イマドキでは自分の本当にやりたいことを見つけられない、感じられない人も増えているんです 😯
それは
・単純な快楽に目を奪われて、本当にやりたいことを探せていない
・自分の気持がわからない
そんな人が増えてるからです。
イマドキでは、単純な快楽が手軽に楽しめます。
例えばゲームやネットサーフィンでは、無料でいくらでも手軽に時間が潰せます。
そんな楽しみもアリですが、そればっかりだと、本当に自分が好きで夢中になって「知らないうちに特技になってしまう」というものに出会うチャンスがなくなってしまうこともありますね。
また、そのような単純な快楽を追求することを、「好きなことをやっている」と勘違いしてしまうのでは残念です 🙁
また、頑張り屋さんで真面目な人は、頭で「こうすべき」というのが先行してしまうことがあります。
気持ちよりも考えが先立ってしまうんです。
今までにどこかで、自分らしい気持ちを表現したのに、受け入れられなかったという辛い体験があるとそうなってしまうこともあります。
この状態では自分の心とではなく、頭とばかりつながってしまうので、自分の気持ちを感じることが苦手になっていることがあるんです。
何かを「これ好きだな」とちょっと思っても、「でも勉強の役に立たない」「仕事には結びつかない」とすぐに考えてしまうので、そこから先に進めなくなってしまいます。
もったいないですね
(T_T)
不思議なことに、本当に自分のやりたいことが見つかると、急に毎日が明るくなった気がします。
「本当のありのままの自分で居ていい」という感覚が持てますし、自分のことも好きになり、自己肯定感も上がるんです。
私は好きなことはあれこれありますが、まだ未来につながることは見つかってません。
好きなことが小さいくてもあれこれあるならば、まずはどんどんやってみてください。
そこから更に興味が広がったり、新しい出会いもあるでしょう。
自分の好き・楽しい・知りたいという気持ちにつながっていることが大切です♡
本当の自分がわからない!と思った時に:おわりに
いかがでしたでしょうか
本当の自分がわからない!と思う3つのケースと抜け出し方をご紹介しました。
でも自分って色々変わったり、成長したりするものなんですね
はい、本当の自分は「固定した変わらないもの」ではなくて、時や場面で変化するものです。
自分の心地よさや「本当の好き」という気持ちにつながりながら居られれば、それは本当の自分です。
色んな場面でも自分らしくいられそうです❤❤
♡♡あとがき♡♡
私達は大人になるにつれて、頭で考えることが多くなります。
そうなると自分の心や身体の感覚に無頓着になることも増えてしまいます。
そして最近はゲームやネットで、小さな子どもの頃からバーチャル体験が多く、受験勉強で頭ばかりと使う時間も長い傾向もあります。
そうなるとやはり自分の気持ちや身体の感覚に気づけない子どもも増えてます。
そんな状態で「本当の自分」を探そうとしても、なかなか答えは見つかりづらくなってしまいます。
そして「本当の自分探し」に何年もかけてしまうこともあるんです 🙁
「本当の自分」には身体も心も頭もあります。
頭の求める「正しさ」も大切ですが、身体の「心地よさ」や心の「好き」も大事にしていきましょう❣
「ありのままの自分」とどんどん仲良しになっていきます♡♡
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