たった1年で、ずっと求めら続けるコーチになる!「思春期コーチ™養成講座」も募集中です!
【保存版】勉強しても結果が出ない中学生:チェックしたい9つのこと
勉強しても結果が出ないとがっかりしてしまいますね。
中学生になると勉強する内容も量も増えますし、定期テストや受験で「その先につながる結果」が求められるようにもなります。
せっかくの頑張ろうという意欲があるうちに、努力を結果に結びつけたいものです 🙂
うちの子もせっかく勉強しても結果が出ないんです。
家でもそれなりに勉強しているようなので、なぜなのかと不思議です
頑張ってるんですね 🙂
自分なりに勉強しても結果が出ないことが続くと、だんだん勉強する意欲がなくなってしまったり、そこで自分は勉強ができない・嫌いだと思いこんでしまうこともあるんです 😯
そうなると自己肯定感や中学生以降の進路にも影響がでてしまいますから、「勉強しても結果が出ない」という状況は早目に改善しちゃいましょう!
勉強しても結果が出ない場合には、大きな9つのチェックポイントがあります。
まずはそれをチェックして、改善ポイントを見つけましょう!
目次
勉強しても結果が出ない中学生の9つのチェックポイント
中学生が勉強しても結果が出ない時には、「勉強のやり方」だけでなく「やる気」や「計画の立て方」などもチェックしてみるのがおすすめです。
何か期待している結果が出ない場合には、必ずそのワケがあります。
そのワケを探し出せれば、必要な手も打てますから、まずはそのワケを見つけるところからスタートしましょう。
中学生が勉強しても結果が出ない時の9つのチェックポイント
ピンとくるものが見つかれば改善する方法もわかります 🙂
次はそれぞれを詳しく見ていきましょう
(1) 体力・気力が足りない
中学生になると宿題を含めて勉強の量も増えますし、難易度も上がります。
一方では部活やクラスや生徒会の仕事、塾や習い事などで、急にスケジュールがみっちりになることもあります。
文化祭や体育祭などの行事があれば、その練習や準備にも忙しくなります。
また、中学生は身体が急激に成長する時期なので、実は一般的に知られているよりも栄養を大量に必要とする時期です。
頭や身体を使う量が増える上に、身体の成長でもエネルギーを使うので、気づかないうちにエネルギー不足になりやすい時期であるんです。
特に新学期や夏休み明けに、エネルギー不足になってしまう子は多いです。
エネルギー不足になると、身体と心はつながっているので、「眠気」「やる気」「集中力」「学習効率」「記憶定着」などにも影響が出てきます。
そうなると「勉強しても結果が出ない」ことも起きますし、子どもによってはストレス耐性もガクッと落ちるので、「学校に行きたくない」となってしまうこともあります 😯
新学期も夏休み明けも環境が変わるタイミングなので、子どもは興奮していたり、生活ルーチンがまだ出来上がっていないので夜ふかしにもなりがちです。
行事が続く時も同じです。
そこから「自分はアタマが悪いんだ」と思い込んでしまうのではとてももったいないですね。
中間テストは大事ですが、まだまだ先もありますので、焦らずに身体を整えながらでOKです
それじゃあ逆効果なんですね!
昔は勉強もスポーツも、やればやっただけ良い・伸びるとされていたこともありましたが、今は身体のコンディションが整わないと長くやっても効率が落ちるだけだとわかっています。
特に前日の睡眠不足はハイな状態になるだけで、とても効率が悪いんです。
参考:先延ばしの癖がある子 の 「ギリギリでやることをかっこいいと思ってしまう」
そんな事も伝えて、自分で気をつけるようになってもらえたら良いですね
(^^)
体力・気力が足りないなと思ったら、食べるものと睡眠の時間と質を改善するのがおすすめです 🙂
(2) モチベーションが足りない
勉強しても結果が出ない場合には、勉強することへのモチベーションが足りていないこともあります。
足りていないというのは
①頭ではやらなくちゃと思っていてもそれが自分ごとになっていない
という状態です。
この3つはそれぞれ違うので、一つづつ見ていきましょう!
①頭ではやらなくちゃと思っていてもそれが自分ごとになっていない
親や先生から「やらされている感」が強いとこのパターンになりがちです。
特に親は「子どもには勉強してほしい。それが将来の可能性を広げるから」とわかっているので、子どもには勉強するように促すこともついつい多くなります。
時には「勉強したら、成績が上がったら〇〇をあげる」とご褒美で釣ってしまうこともあったりします。
小さい頃なら、そんな声がけやご褒美で勉強を始めることができて、そこから「学ぶ楽しさ」や「達成感」などを味わえれば、勉強が自分ごとになっていきます。
でも小学校高学年や中学生にもなっていれば、親からの声がけやご褒美で勉強しても、それはただ勉強するという動作が起きるだけになってしまうのがほぼほぼです。
思春期の子は「人から言われたやったこと」は「自分でやったこと」にはなりにくいんです。
そうなるとカタチとしては勉強していても伸びませんし、内容を自分に結びつける(この学びが自分の日常や将来にどう関係するのかなど)こともしないので単なる「記憶作業」だけで終わってしまうことになりがちです。
そうなると応用が効きませんし、これからは「学んだことについてどう考えるか」と問われることも増えていく傾向ですが、それに応えるのも難しくなってしまいます 😐
ゲームばかりやもともと勉強しないタイプの場合はまた別ですが、勉強しているのに結果が出ない中学生ならば、親が細かく「これから勉強したら?」「英語やってる?」などと言い過ぎないことが大事です。
自分のタイミングで勉強を始めて、自分で考えて勉強する内容を決めて、自分のペースで実行していく
というサイクルを自分で回すという体験ができて初めて、自分で「次はこれを改良しよう」と考えられるようにもなっていきます。
そうやって勉強を自分の体験にしていくことで、勉強が自分ごとになるので工夫するモチベーションも上がります。
せっかくの親の思いとは逆効果になるとはびっくりです
そうなんです。
親が「今が心配だから」と先に口を出してしまうと、子どもも「自分でやれている」という実感が持てないので自己肯定感も下がります。
他の場面でも消極的になったり、少し迷うと自分で決めるのを避けようとするようになってしまう場合もあるので、ここは気をつけたいところです
参考:【保存版】「見守る子育て」には我慢が大事?4つのパターンをご紹介
勉強は自分のためとわかっていても、ただ「勉強すること」ばかりに意識が向いてしまっていたら、それは頭だけで行動していることになります。
行動するエネルギーは感情です。
勉強の先にワクワクする未来が描けていれば、今学んでいることが同自分の未来につながるのかも見えていきます。
もちろん、どんなに手にしたい未来があっても、自分とのつながりがわからない教科もあるものですが、一つでも2つでも自分の未来につながるものがあれば「勉強への姿勢」が変わります。
取り組み方も変わりますから、勉強の結果も変わってきます。
はい、将来やりたいことが見つかればベストですね 🙂
でもまだ中学生の場合には、そこまではっきり見つからないことも多いものですから、「憧れの高校生活イメージ」や「成績が望むところまで上がったイメージ」「望む点数を取れた時のイメージ」など、より近い時間軸のなかでもワクワクイメージでもOKです。
自分の感情が動いて「それならやりたい」と思えるイメージならOKです。
思春期には遠い未来にワクワクし続けるのは難しい場合が多いので、遠い未来のワクワクイメージが有る場合でも、手近に小目標を置いてみるのもおすすめです。
自分の感情がベースになれば、その勉強は自分ごとになりますので、勉強に対するエネルギーも姿勢も変わります。
また、次の「勉強する作業を楽しくする」のも一緒に取り入れると効果も高くなります。
勉強するという作業を面白くないと思っていると、無理に頑張ることになりますので、効率も上がりにくくなります。
勉強する作業を楽しくする工夫も試してみるのがおすすめです
好きな香りを置く
好きな音楽をかける
場所を変える
好きなグッズを使う
など環境を楽しくなるように整えたり、
勉強の休み時間にだけ、好きなチョコを1粒食べる
決めた勉強量をした時だけ漫画を一冊読める
など、その時だけのご褒美を自分で決めるのも効果的です。
他人が設定したご褒美ではなく、自分で決めたご褒美は妥当ならばやる気にも繋がります。
誰がコントロールしているかが大事です。
また、勉強方法を自分似合うものに変えてみると、勉強が捗るのでうんとやる気が出ます。
「8 勉強方法」のところもご参照ください。
(3) 始めるまでに時間がかかる
自分のモチベーションが上がっていれば、勉強にもすっととりかかりやすくなりますが、それでも勉強を始めるまでにとても時間がかかることがあるかもしれません。
そうなるとせっかく勉強のために時間をたくさん使っているようでも、実際に勉強できている時間が短くなってしまうので、もったいないですね。
そのような場合には
のがオススメです。
気持ちの切り替えが苦手・・ということもありますね。
そんな時には勉強の前に手を洗う、少し大きめの声を出す、身体を軽く動かしてみるなどをサッとして、すぐに取り掛かるのがおすすめです。
コツは「すぐに勉強するのではなく、違う動作から初めてその流れで勉強をする」ことです。
なのでその動作もサクッと短いものがよいでしょう。
そして(2) の「勉強の始めにする作業を先に決めておく」のとペアにするのがおすすめです。
勉強を「何の動作から始めるか」を、先に決めておくと、サッとその動作にとりかかれます。
なので一番いいのは、勉強をしたら最後に「次は○ページの例文を音読するから始める」と決めて、付箋などに書いて貼っておくことです。
人は「次に何をすれば良いのか」がはっきりしていれば動きやすくなります。
反対に「え~っと、何からするんだっけ?」と思い出そうとするのはある意味ストレスにもなります。
「そういえばあれもこれもやらなくちゃ」と余計なことを思い出したりして、目の前の作業に手が進まなくなってしまうんです 😐
作業として始めれば、人間の脳は「作業興奮」というシステムがあります。
何かの作業を一度始めてしまえば、没頭しやすくなるんです。
なので「とにかく作業を始める」ことがとても大事なんです。
(1)(2)をセットでやれば簡単な「作業」が続くので、流れができて勉強にも早く没頭しやすくなっていきます 🙂
かつてのイチローなどの一流の選手も、決めた作業の流れを進めながら自分を整えて行く人は多いです
(^^)
簡単に作業を始めるためには、科目毎に教科書やプリント、参考書などを100均のボックスなどにまとめておくと、サッと取り出さるのでオススメです。
また、なかなか勉強に手がつけられない時には「何から手を付けたらいいのかわからない」「どこから勉強したら良いのかわからない」状態かもしれません。
特に受験勉強を始める時や不登校から回復する時にはこんな状態になることはよくあります。
そのような場合には、信頼できる人に今の状況の全体を見てもらって、段取りを作るのを手伝ってもらうのがオススメです。
その後勉強そのものを教わるかは別にして、勉強の専門家やコーチに個別にサポートしてもらうのが一番効率が良いです。
これも大きな意味で「何から始めたらいいのかわからない状態」なので、現状を整理して効果的な戦略を立てるのがオススメです!
子どもだけに任せてしまうと、真面目な子ほど「取捨選択」ができなくて、休んでいた分を全て取り返さないと登校できないと思いこんでしまって、それが再登校への妨げになっていることもあります。
わからない状態で授業に参加するのは子どもにとっても辛いこともあります。
不登校の場合には回復期に入って少し勉強に意識が向き始めたら、ここはぜひサポートしてあげたいところです 🙂
(4) 集中できない
勉強しても結果が出ない場合には、勉強でうまく集中できていないこともあります。
そんな時には次の3つをチェックしてみましょう!
スマホが手元にあると、勉強しようとしても友達からの問い合わせなどがあれば集中が途切れてしまいます。
せっかく勉強のための時間をとっていても、実際には自分が集中して勉強している時間は思っているより少ないこともあるものです。
人は一度集中を中断されると、前の集中度合いまでに戻るのにもしばらく時間がかかります。
基本的には1時間などの集中タイムを決めて、その間はスマホを遠ざけておくのがおすすめです。
スマホチェックは休み時間にリビングですると決めておきましょう。
時間は簡単なキッチンタイマーがあれば測れます。
勉強に関係ないことで「調べたい」と思うことが出たらメモをしておいて、休み時間にチェックするようすれば集中度合いが上がります。
キリッとした香り(レモン、グレープフルーツ、ユーカリ、ミントなど)でも集中力が上がります。
また試験前などで、自宅でずっと集中しずつけるのが難しい場合には、図書館や塾や公的な自習室などの場所を活用するのも効果的です。
人が続けて集中できる時間は様々です。
でも真面目な子は「長くやろう」と自分の集中時間を超えて頑張ろうとしてしまうことがあります。
そんな時には無理に自分の集中時間を伸ばそうとするよりも、集中できる時間を何度か繰り返すほうがうんと効果的だと知っておくと役立ちます。
有名なポモドーロ・テクニックは、45分の集中と5分の休みを2回繰り返した後に、3回目の45分集中するのが1セットというやり方です。
(オリジナルは集中が25分です。この時間は自分で色々やってみて、45分くらいまでは調節可能です)
集中時間は一切他のことはしないようにするのですが、実際にやってみると、誰でもびっくりするほど集中力が上がります。
上の子は45分からが良さそうですし、下の子は25分から試してみます!
スマホよりもキッチンタイマーなどを活用するのがおすすめです 🙂
音の出ない振動タイプのタイマーなら、図書館などでも使えます。
集中に慣れてきたら、徐々に長さを伸ばして試してみてもいいでしょう
友達関係など、何か気になる悩みがあると、自分でも気づかないうちにそちらを思い出してしまって、勉強に集中できないこともありますね。
そんな場合には悩みを先に解決するか、後で解決するかを決めてしまうのがオススメです。
どんな悩みでも、世の中には解決方法は様々あります。
一人だけで考えていると「どうしようもない」と思いがちですが、必ずできることはあるものです。
コーチングセッションでは、悩みを解決するのを直接サポートするパターンもありますし、自分でできる悩みの解決法を見つけるサポートもあります 🙂
(5) 良い結果が出ないことが怖い
定期テストや模試、受験などに向かって勉強している時に「良い結果が出なかったらどうしよう」と思いながらやっているのでは、勉強に身が入らなくなってしまいますね。
人は不安や恐怖を感じている時には、「学習する」「理解する」という脳の部分がうまく働かなくなるからです。
恐怖に耐えながらせっかく勉強していたのに、結果につながらないのでは、あまりにももったいないですね
(T_T)
「結果」というのはどんなことでも(勉強でもスポーツでも将棋でも)自分でコントロールできないものなんです。
自分にとって大事だと思うことほど結果が気になるのは人情ですが、自分が関われるのは「過程=今の勉強だけ」と知っておくことも大事です。
不安な気持ちが湧いてきたら「今やってることが未来につながる」と思い出してみるのもオススメです。
とにかく心配性で不安が強い場合には、周りに「大丈夫?」というのが口癖の人が居たり、本人に発達の抜けが隠れている場合があります。
発達の抜けは知能の発達とは異なる、神経系の発達に関する抜けです。
どんな人も多少はあるのですが、思春期になると顕在化することも多いものです。
それでも発達の抜けはご家庭で埋めることもできますので、ピンときた方は思春期最幸家族講座などをご活用ください。
こちらもどうぞ
行動するのに恐怖を感じながら・・というのでは辛いですね 😐
「~~すれば〇〇になるよ」と少し言い換えてみるだけで、こどもの思考パターンも変わりますのでオススメです
(6) 目標が高すぎる
思春期には理想や目標をとても高く持つ傾向があります。
それは現実と妥協しがちになる大人の社会を変えていく大きな原動力でもあります。
アップルだってアマゾンだって、創始者が若い頃に「こんなのがあったらいいな」と思ったアイデアが元になっています。
ただ、その理想や目標が高すぎたり「今すぐこうじゃなくちゃ」という思いになってしまうと、現実と結べなくなってしまいます。
高い目標は大事なんですが、「まだまだそれに遠すぎる」と思い続けていると、自分では「勉強しても結果が出ない」と感じてしまいます。
そうなると実際には勉強して伸びているのに、だんだんやる気もなくなってしまいます
(><)
最終的な理想を高く持つ場合こそ、それを実現するまでに、小さな目標をその間にいくつも置くのがおすすめです。
かなり長期的な課題なら、中目標、小目標の両方を立ててもいいですね。
そして小目標に意識を定めて、一つ一つ達成していくようにすれば、達成感も「勉強が結果につながった」という感覚も持てるようになります。
大事なモチベーションを育てていく工夫をするのがおすすめです
絶対に行きたい高校があるので、とても頑張っているんです。
でも勉強してもまだまだ足りないと思っているようで、自分では「結果が出ない」と繰り返しているんです。
難しすぎるなら諦めさせたほうが良いのか、でも本人が受けたいと言っているし。。と私も迷っていましたが、そうやって目線を変えてみると達成感も得られて新しい気持ちでやれそうですね。
これは伝えてみます!
はい、どうしても真面目で頑張り屋さんほど、「理想と比べて足りないところ」に目が行きがちです。
そうなると、焦りや不安が出てきてしまいます。
そんな時には「伸びた部分」に意識を向ければ、達成感も「こうやって足していけば良いんだ」という進んでいる感じも掴めます。
モチベーションが維持できますのでオススメです
(^^)
(7) 勉強計画がうまく立てられない
中学生が勉強しても結果が出ない時には、勉強が出来ないのではなくて、勉強計画がうまくたてられていないことが実はとても多いです。
小学生の頃は習った単元が終わるとすぐにテストというパターンで進むのですが、中学生からは定期テストや受験など、勉強計画の良し悪しが結果に大きく影響を与えるようになってきます。
地頭は良くて小テストの結果は良いのに、定期テストで結果が伸びない子はこのパターンが多いです。
定期テストに向かっては「逆算して計画をたてる力」が必要です。
地頭の良い子は今まで通りにやっていても点数は取れるはず・・と思って中学になってからもテストに臨んだ結果、思ったよりも自分の成績が上がらなくて、大きくショックを受けることもあります。
中学受験をして合格しても、決められたカリキュラムをこなしてきただけの子は、自分で勉強計画を建てるという意識がないと、やはり始めのテストでショックを受けることになってしまいます。
これらは「逆算して計画を建てる」練習ができれば解消します。
でも、残念なことにここで「自分は頭が悪い」「他の子がとても良くできる」と思いこんでしまって、勉強への意欲をなくしてしまう子も少なからず居るんです。
周りの大人も「これまでは良かったけど、周りが優秀だとしょうがないね」などと納得?してしまって、計画を建てるところが見逃されている場合も多いです。
もったいないですね 😯
私達の頃は親や先生に勉強計画の立て方なんて習わなかったけど、なんとなくやっていたように思います
はい、今は勉強の内容も多くて複雑な上に、塾などで勉強計画を建てる方法をしっかり教わっている子も増えています。
かつてのように「みんな知らない」からのスタートでなくなっているのも、差がつきやすいワケの一つです。
勉強計画についてはこちらもご参照ください
定期テストは勉強方法と計画の立て方にコツがある!中学編
(8) 勉強の仕方が合っていない
勉強の仕方が自分にあってなかったり効率が悪いものだと、せっかく勉強しても結果が出ないことになってしまいます。
私達は「勉強しなさい」と言われますが、「実は勉強の仕方には色々あって、自分にあうものを選べる」ということを教えてもらうことはほとんどないですね
自分なりに手探りで勉強をしていることが多いです。
「頑張って勉強しても結果でない」というご相談のなかには、「お父さんの言うとおりの勉強法をしているのに」という事例も多数ありました。
中にはお父さんがノートの書き方まで細かく指定されていることも。。。
もちろん勉強を効率的にするコツというのはあるのですが、具体的なそのコツの活かし方は、人によって異なることもあります。
親子でも兄弟でも違うこともあるんです。
はい、こちらをチェックしてみてください
勉強法についてチェックする7項目
まずは自分にとっての得意な感覚を見つけてみるのがオススメです。
はい、人には五感(視覚、聴覚など)がありますが、その人によって得意な感覚というのがあるんです。
・目で文字を見て理解が進むタイプ
・目で画像やグラフ・図にすると理解が進むタイプ
・マーカーなどで色分けすると理解が進むタイプ
・音で聞くと理解が進むタイプ
・自分で人に話すことで理解が進むタイプ
・自分で字や図を書いてみることで理解が進むタイプ
いくつか得意なものがあれば、組み合わせてみるのがおすすめです。
人によっては、とても得意なものと苦手なもののさがあることもあります。
以前読んで覚える勉強法で高校生まで成績が低迷していた子が、耳からの勉強法に変えた途端に偏差値が20も上がった事例もありました。
今の勉強法に辛さを感じていなくても、一度試してみても良さそうですね
もっと合うものが見つかるかも!
今はネットや本にいろいろな情報が出ていますから、以前よりは自分にあう勉強法を見つけやすくなっていますので、試してみてくださいね
(^^)
これは見逃されやすいのですが、問題文を読んでも理解がしにくいために、その先の「答えを導き出す方向」がハズレになってしまっているケースというのもあります。
このような場合には国語力も大事なんですが、視覚の課題が隠れていることもあるので、気をつけたいところです。
私達は片方ずつの視力は検査されても、両方の目でどう見えているのかや、それを頭の中でどう処理しているのかをチェックしてもらうことは殆どないものです。
発達の抜けがあって両方の目で見た時に、特に縦書きだと文章として読みづらいこともありますし、目からの情報を処理するのに多くのエネルギーを使ってしまうタイプの子もいるんです。
はい、私も何名もサポートしてきました。
「見え方」というのは自分が他の人とどう違うのかを分かりづらいですし、それを言葉で説明するのは子どもには難しいものです。
もし本や文字を読むのが辛そうな場合には、「両眼視力」をチェックしてみるのがおすすめです。
今は両眼視を整えるメガネもありますし、発達の抜けを埋めていく方法もあるのでご安心くださいね。
ピンときた方は最幸家族講座などもご活用ください
③自分の考えの過程を丁寧に追わずに、浮かんだ「答え」をそのまま出していないか
せっかちな子は、「過程」よりも「結果が合ってれば良い」という方向に引っ張られがちになります。
特に小学生までサクサクとそれでうまく行っていた子は、中学生で問題がより複雑になってきても、そのままのやり方で勉強を進めようとするために、急に成績が伸びなくなることもあります。
頭の回転が速い子ほど、中学生のうちに「問題を解く過程を書く」癖をつけるととても成果が出ます。
数学でも国語でも、答えがあっているかどうかよりも、それを導き出した考え方が合っているかのほうが大事です。
過程を書いてみれば、どこを改善すれば良いのかもすぐわかります。
もともと頭の回転の早い子が、過程をチェックする習慣が持てれば最強です
(^^)
問題を解いたら、分からなかった問題とできた問題をひと目で区別できるようにしておくのがおすすめです。
「正」などを、分からなかった問題の先頭に付けておくのも一つのアイデアですね。
分からなかった問題は「解き方」を、参考書などを見ながら理解しておくのが大事です。
そして同じ問題集を2巡目にする時には、分からなかった問題だけ解いていきます。
この時また分からなかったら「正」の画数を増やしていくと、その問題が何回目にできるようになったのかがひと目で分かるようになります。
問題集をたくさんやれば成績に結びつくと思っている子も中学生だと居るのですが、実は一つの良い問題集を完全にわかるようになるま解く方が実力はつきます。
問題集は1巡目が一番時間がかかりますが、徐々に学習が進めば、巡回するたびにかかる時間は減っていきます。
テスト前には間違えた問題だけをやってみると学習の定着率がかなり上がるのでおすすめです。
分からなかった問題をただ☓や正の字をつけて終わりにしてしまうのでは、勉強の成果は上がりません。
よくあるのは「解答を読んでもわからなかった」からそのままにしておいた・・・という残念なパターンです。
イマドキではネットでもいろいろな問題の解説が無料で見れます。
字で説明しているものもあれば、動画バージョンもあります。
無料でも、かなりハイレベルで教え方が上手なものがいっぱいあります。
それでもわからないなら先生か、わかる友達に聞くなどして、「わからないままにしない」癖はつけておくのがおすすめです 🙂
授業でとったノートそのままや、教科書をただ始めから順番に覚えようとするタイプの子は、効率が悪くなっていることが多いです。
範囲の中での骨子を短文にまとめることから始めると、「今何について勉強しているのか」が明確になりますので、全体のつながりもわかりますし、細かいことも応用が効くようになります。
そのような勉強法を取り入れていくと、「物事の優先順位をつける」力も育ちます。
これからはますます、情報の量が増えてきます。
今でもネットやテレビ、雑誌では情報は玉石混交です。
自分に必要な情報とそうではない情報を分ける力が大事になるばかりです 🙂
情報を自分で仕分ける力を育てたいですね
丁寧だったり慎重な子やマイペースな子は、一つの問題を解くのに時間をたくさんかけることがあります。
もちろん勉強のし始めは、「わかることとわからないこと」を仕分けたり、「わからないことを理解する」にも時間が必要です。
ただ、実際のテストでは、「時間内に問題を正確に解く」ということを意識するのも、実際に勉強の結果としての点数を上げるには必要になってきます。
テストが近くなったら、「時間内に解く」ことも意識するのがおすすめです。
受験などでは、過去問を早めにタイマーを掛けて解いてみると、時間意識もできるのでおすすめです。
それだけ伸びしろがあるんです~ 🙂
(9) 質問ができない
中学生が勉強しても結果が出ない時には、「質問ができない」ことがネックになっていることも多いです。
思春期になると「わからない」ということを他人に知られるのを恥ずかしいと思うことも増えてきますので、自分なりに参考書やネットで調べてもわからないとそのままにしてしまうこともあります。
また、「どこがわからないのかわからない」という状態も、実は大人でもありますよね。
そうなると子どもも「自分でうまく聞けないから」ということで、質問を諦めてしまうこともあります。
実はこのような状態こそ、丁寧な個別サポートが必要なんですが・・
どちらもそのまま放置してしまうと、勉強しても結果が出なくなるだけでなく、勉強する意欲も失っていってしまいます。
また、「学校や塾で先生に聞こう」と思ってせっかく勇気を振り絞って質問しても、先生によっては「ちゃんと質問して」「授業で言ったでしょ」とか言われてしまうこともありますし、「説明されてもわからない」こともあったりします。
とても残念ですね
(T_T)
親としては、子どもが質問してきた時にはこちらが分からなくても「自分で調べなさい」「先生に聞きなさい」で終わらせてしまわずに、「子どもが何を知りたいのか」をチェックして、「それはどうすれば解決できるのか」を具体的に子どもがわかるまでは見届けるのがオススメです。
忙しい時には「後で時間をとるね」と伝えて、後ほど5分だけでも向き合ってみると、子どもの勉強する意欲は損なわれずに育ちます
(^^)
勉強しても結果が出ない中学生:おわりに
勉強しても結果が出ない時には、色んなパターンがあるんですね。
勉強しても結果が出ない・・と聞いたら、つい「ちゃんとやってないから」などと抽象的な返事で済ましてしまったりしがちですが、実は身体・心・頭の3つの視点から見てみると、意外なワケがあったりします。
それを紐解いていけば、その状態から抜け出すヒントが見つかります
(^^)
自分で抜け出せればその子の自信にもなりますので、ぜひやってみてくださいね
意外なものが見つかるかも
❤❤あとがき❤❤
子どもがうまく行っていない時に、親はとにかく助けたくなります。
ただ、状況やその子の気持ちを聞かずに、親が先回りしてアドバイスをしてしまうと「過干渉」になってしまいます。
それでも実際には、思春期の子どもは自分の状況をうまく言葉にしたり、素直に「助けて」と言えないこともありますね 🙄
そのような場合には、「困っているかどうか」「答えでなくサポートは必要か」を子どもに尋ねてみるのがおすすめです。
この手順を抜かして親がすぐに解決への具体的なアドバイスをしてしまうと、「困っていたら誰かが察してくれる」「他者が解決してくれる」というパターンを知らず知らずに当てにするようになってしまいます。
また、反対に困っている様子なのに「自分でやれるでしょ」「先生に聞いてみれば」という言葉だけだと、子どもは「自分でやれないのに」「先生に聞いてもダメだったんだ」という思いを飲み込んでしまい、人に頼ることを諦めてしまうことも多いです 😐
本人の解決しようとする意欲を尊重しながら、本人が望む場合には、解決のために必要な情報を渡してみるのがオススメです。
「自分でやりたがる」タイプの子には、「やってみたら」と言うよりも「こういうのもあるよ」とそっとそばに情報を置く感じが効果的です。
子ども今の課題を今すぐ解決することではなく、子どもが自分の課題を自分で解いていく力を育てることを目指していきましょう!
さっさとアドバイスをするより少し手間がかかるようですが、長い目で見れば子どもの自立が進みます
(^^)/
合わせて読みたい記事:
「勉強する意味がわからない」と言われたら:3つのNG対応にご用心!
中1ギャップへの対策:「これから」と「すでに」で親のできること
このブログの動画バージョンはこちらです。
音声だけお聞きいただくこともできます。