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恐怖心が強い:お困りのワケといつからでもできる抜け出し方
恐怖心が強いと、それが強くなりすぎてお困りにつながることがあります。
ただ恐怖は「感じないようにしよう」と頑張るだけではなかなか弱められないものですし、「怖い」という気持ちも、その人が命をつなぐための大事な感情です。
「強すぎる」から抜け出して上手に付き合っていきましょう!
小さい頃からとても慎重だったんですが、思春期になってからはさらにそれが強くなったみたいです。
友だちが楽しそうにやっているスポーツや趣味などを勧めても、断ってばかりです。
このまま引っ込み思案を続けていて大丈夫なのかと心配です 😐
恐怖心は何かの刺激に対して感じる反応の一つで、危険から自分を守るための大事な気持ちです。
でも、それが強くなりすぎてしまうと避けることが増えてしまうので、自由に動けなくなってしまいますね。
頭痛や腹痛まであるようです。
でも聞いてみたら、みんなと仲良くしたいっていう気持ちはあるようなので・・
なんとか変えられたらと思ってます
恐怖心が強いことで、本当は興味があったりやってみたいこともできなくなっているとしたら、それは辛いですね。
恐怖心は小さい頃には強くても、成長とともに弱まってくることもありますが、逆に思春期に強くなることもあります。
でもご安心くださいね。
恐怖心が強いワケとそこから抜け出す方法がありますから、ご一緒に見てみましょう❣
目次
恐怖が強いとお困りに繋がりやすいのは
恐怖心というのは「怖い」と感じる気持ちのことです。
「怖い」と感じれば、人はその対象から離れようとします。
つまり、「危険な対象から自分を遠ざけるための感情エネルギー」なんです。
そうなんです。
人は恐怖などのストレスを感じた対象に①なんとかしようとする②逃げるという2種類の反応をまずとります。
どちらかが成功すれば、ストレスや危険は去りますね 😉
危険に対して「怖い」→「何とかしよう」「避けよう」というアラームが鳴らなければ、無防備になんでもやってしまうことになりますから危ないです 😯
「恐怖」も生きていく上で必要な感情で、感じるのは自然です。
ただ、恐怖心が強い場合には、①なんとかしようとするよりも、②の逃げるが多くなります。
そうなると、ストレスの対象に向き合うことがないので、その場の危険はないですが、そのストレスの対象を乗り越えたり、思い違い(本当はストレスを感じるものではなかったと気づくなど)を整えるチャンスはなくなります。
また同じストレスの対象に出逢えば、「怖い」と感じ続けることになってしまいます。
そうなんです。
また、更に恐怖心がとても強い場合には、ストレスの対象に出会うと「③固まる」という反応になることもあります。
これは逃げもせず、ただその場に立ちつくす・・というイメージです。
知らない昆虫を見つけたり、祖父に怒られたりすると、何も言わずにじっとして固まってるんです。
これはいわいる「フリーズしてる」状態なんですが、天敵に「死んだふり」をして逃れようとするとても原始的な反応です。
そうなんです。
ただ、こちらも恐怖を感じる対象を乗り越えたり、思い違いを整えるのには繋がりません。
単にその場の恐怖からとりあえず生き残ろうとするための反応です。
さらにこの状態ではしっかり考えることもできなくなるので、怒られている時などは相手の言ってることに対してうまく反応ができずに、「話を聞いてない」「無視してる」などと誤解されてしまうこともあります。
本人としてはギリギリ目一杯なんですが・・・
はい、そしてさらに困ったことに、逃げたり・引きこもることで根本的な恐怖を乗り越えることにはならないけど身を守れた・・ということがあると、怖さは消えないので、どんどん逃げたり・引きこもるようになってしまうんです。
また、恐怖心をそのままにしておくと、「怖い」と感じる対象が拡大してしまうという特徴もあります。
例えば隣の犬に大声で吠えられて怖かった体験があると、他の犬も全て怖くなったり、動物全部まで怖い・・と思うようになることもあるんです。
そのように対象を拡大したほうが、「近づかない対象」が増えるので危険が減るはず・・と本能が働くからです。
友達とうまく行かなくなったことで、同年代の子が皆怖くなってしまって、学校に行くのが辛くなった・・という話を聞いたことがあります。
恐怖って強力な感情なんですね。
はい、恐怖は危険に対して感じるので、命に関わることが起きていると脳は判断します。
そうなると必死で命を守るために、本能的にそのような拡大が起こるんです。
また「生き残り」を最優先するために、頭は恐怖でいっぱいになりやすく、エネルギーもそれに使われます。
他の感情や冷静に客観的に考える・・という脳の他の機能は働きにくくなるんです。
祖父みたいに怖く怒っても、子どもは怖がるばかりで言われてることは頭に入らないってことですね
昔は『~~しないと☓☓になるよ』と、恐怖で子どもや部下を動かすことが多かったのですが、今では、それでは子供や部下はその場では言われたように動いても、「なぜそれが必要なのか」は学べないので、自主的にやるようにはならないということが科学的にも証明されてます。
本人が「こう役立つ」とか「こんな良い結果になる」と思えば、本人の中から「やりたい」「やろう」という意欲が生まれます。
自ら動くようになりますね。
反対に恐怖で人を動かしてもそれは一時的ですし、恐怖を与えられたことで関係性も悪くなりますし、良いことは起きないです。
なんでそんなに恐怖心が強くなっちゃったんでしょう
恐怖心が強くなる仕組みときっかけ
恐怖心はこれまで見てきたように、命を守るのに必要な感情です。
ただ、とても強い子もいればそうでもない子もいるように、その強さは人それぞれです。
当カレッジでは、ものごとへの反応の仕方は「生まれつき+これまでの体験とそこで学んだことの積み重ね」でできていると考えます。
そして「これまでの体験とそこで学んだことの積み重ね」という後天的な部分はとても大きいので、今からそれをもっとその人にとって役立つものにリフォームすれば、お困りは手放せると捉えていますし、実際にそのような事例もたくさんあります
(^^)
一番根強い恐怖心のもとが、胎児の頃から来ていることもあります。
危険なことに見を守ろうとする反応は、胎児の頃から始まります。
命を守ろうとする、とても大事な根源的な反応です。
ただこの胎児の頃は「これは危険」「これは危険じゃない」という判断がまだできないので、何らかの刺激を受けたら身を縮めて固める・・という反射レベルのものです。
やがて赤ちゃんとして生まれて、成長とともに「これは危険」「これは危険じゃない」と判断がつくようになってくると、徐々にこの無差別的な反射はなくなっていきます。
ところがこの時に神経系の発達が十分に進まなくてどこかに抜けができてしまうと、この反射が残ってしまうことがあるんです。
そうなると本人の意思とは別に、刺激を受けたら見を縮める、固めるという反応が薄っすらと残ってしまうことがあるんです。
身体が固まって「危険の時の姿勢を取る」と、今度は脳が「危険なんだ!」と判断します。
そうなると「怖い」という気持ちが湧くんです。
そうなんです。
「怖い」と感じれば、対象に注意を向けたり身を守るように行動するようになるので、危険を防いだり回避できるようになるからです。
ここで適度な怖さなら①なんとかしようとするので、怖いと思っていたことを乗り越えたり、思い込みを整えたりすることができます。
「怖い」と実際に感じることが徐々に適切になっていきます。
ところが、この神経系の反射がたくさん残っていると、何かあるたびに、ちょっとした刺激にも身を固くしてしまいます。
そうなると「恐怖」という気持ちをしょっちゅう感じるようになりますし、感じる恐怖が強いほど②逃げる③固まるになるので、恐怖を乗り越えるのが難しくなります。
またさらに先程見てきたように、恐怖という気持ちはその対象も拡大させてしまうので、ますます避ける・引きこもるという方向に進んでしまうんです 😐
恐怖が強い裏に発達が絡んでいるなんて、びっくりです!
そうなんです。
もしこのような発達の抜けから始まって恐怖が強くなっている場合には、「意志の力」や「気の持ちよう」だけでは根本的な解決は難しくなります。
しっかりと発達の抜けを埋めることが必要です。
発達の抜けの種類は色々ありますし、その影響は様々ですが、恐怖が強い場合にはまずこの抜けがあるかとチェックしてみるのがおすすめです。
今までも多くのお子さんたちが、ここから自由になっていかれました 🙂
恐怖心が強い場合には、他にも、とても怖かった体験から始まることもありますし、周りが心配性でいつも「~~しないように」「~~したらどうするの」などと言われて育ってなることもあります。
このような場合には、それぞれのワケを紐解いて手放すだけでなく、その裏に発達の抜けが隠れていることもありますので、同時にチェックしてみるのがオススメです。
次は恐怖心が強いお困りを手放す方法について具体的に見てみましょう!
恐怖心が強すぎるお困りを手放す方法
恐怖心が強い場合には、全般的に恐怖心が強い場合もあれば、特定のことだけに恐怖心が強い場合もあります。
どちらの場合にも
をやってみてくださいね。
(1) 今恐怖が強い状態から抜け出す
今恐怖が強い状態ならば、論理的や理屈でなんとかしようとするのは難しくなります。
脳の恐怖を司る部分が興奮してエネルギーを「生き残りに集中」させてしまうので、他の部分がうまく働かなくなってしまうからです。
そのような時には「恐怖を感じていること」を認めて、身体と心に「安全だ」と感じさせるのが一番です。
身体を温めたり、ゆっくりと深呼吸すると、身体は「安全だ」と感じるようになります。
リラックスする香り(ラベンダーやオレンジなど)も効果的です。
子どもが強い恐怖感や不安、パニックの状態の時には、手を握ったりハグしたり、背中をゆっくりと押したり、深呼吸させると効果があります。
また、お母さん・お父さんがそばでゆっくり深呼吸するのもオススメです。
親がそばで慌てたり、「今すぐ何とかしよう」とすぐに抑え込もうとすると、そこからの刺激でまた不安と恐怖が強まってしまうので、気をつけたいところです。
声がけは「怖がらないで」などの否定形ではなく、「大丈夫」と落ち着いた声でするくらいにして、無理に励まさないのがオススメです。
怖い時には怖いと子どもが言えるのも大事です。
親に「怖い」という気持ちをどっしりと認めてもらえると、徐々にでも、子どもも自分の気持ちに向き合えるようになります 🙂
親がどっしりと受け止めるには、親にも安全基地があることや、『(2) の根本的に強すぎる恐怖を緩める方法があるから、きっと抜け出せる』と思えることが役立ちます
(^^)
(2) 根本的に強すぎる恐怖を手放す
恐怖心が強い場合には、発達の抜けが隠れていることがとても多いです。
小さい頃から人見知りが強かったり、お母さんから離れるのが苦手だったり、怖がることが多い場合はわかりやすいのですが、反対に新しい刺激に攻撃的になる場合にも、その裏には強い恐怖心が隠れていることもあります。
「逃げる」「固まる」だけでなく、恐怖で「闇雲に攻撃する」というパターンも少なからずあるんです。
このような場合には「乱暴な子」としてレッテルを貼られてしまいがちですが、その裏で強い恐怖を感じていることもありますから、ぜひそこから解放してあげたいものです。
このような発達の抜けを埋めていく方法は、大きく2つあります。
一つは身体に必要な刺激を与えて、神経系の発達を促す方法で、もう一つは神経系の発達を促す材料(=食べ物)をガッツリ取る方法です。
講座やセッションでは両方を併用して行うので、変化も早くなります。
身体に必要な刺激は色々ありますが、ここではマッサージを一つお伝えします。
恐怖心の強い子は、ちょっとしたことにも身構えて身体を固めます。
人は身体を固めるのは表側(おでこ~背中~足裏)です。
恐怖心の強い子は、本人は「凝ってない」ということもありますが、触ってみると、もれなくその表側がガチガチです 😉
お子さんの気持ちの良いタイミングで、その表側のお子さんが心地よいというところに触ってみて下さい。
ゆっくり触るだけでOkな子、ぐっと力を入れて押したら喜ぶ子など、その子に合わせて力加減は調節して下さい。
身体が緩まれば、脳も「危険信号じゃない」と判断するようになっていきます。
また信頼できる人に触れてもらうことは、オキシトシンというホルモンを活性化させます。
これは「愛情ホルモン」で、「人を信頼する。つながるホルモン」です。
触られた人にも触る人にも発生しますから、とてもお得です
(^^)
神経系の発達に必要な材料はタンパク質とミネラル・ビタミンです。
お肉・卵などをたっぷり取るのがおすすめです。
徐々にでも、炭水化物や甘いものと入れ替えてみてください。
こちらに本格的に取り組むには量やタイミングなどがありますので、ピンときた方は講座やセッションもご活用下さい。
同じストレスを受けても、そこに囚われ続けずに、スッと抜け出せるようにしなやかな回復力を持てるといいですね。
恐怖心を感じても「なんとかなる」と思えたり「向き合ってみよう」と思える力があれば、恐怖心に巻き込まれ続けることはなくなります。
そのようなストレス耐性を身体から上げるにはセロトニンなどの、気持ちを安定させるホルモンがたっぷり身体で作られることが必要です。
そしてセロトニンの材料はトリプトファンというアミノ酸→タンパク質なんです。
そうなんです。
しかもA) 発達の抜けを埋めるのと同じものを食べればいいので、タンパク質とミネラル・ビタミンをしっかり取れば、恐怖心が強い子にはとても大きな効果があります 🙂
思春期になると子どもの身体は大成長するようになるので、そのための材料が大量に必要になります。
なので、そこで十分に材料が取れていないと、優先的に材料が回される部分は良いのですが、優先順が低いところは材料不足になりやすいいんです。
その優先順位は一人ひとりのDNAで決まります。
ここはなかなか気が付かれないところなんですが、お腹いっぱい食べていたり、バランスよく食べてても、その子に必要なものが不足していれば、お困りが出ることもあるんです。
そうなんです。
思春期になってアトピーが悪化する子もいれば、くせ毛になる子、成長痛になる子、メンタルが沈みがちになる子、こだわりが強くなる子などさまざまなんですが、その子に必要な栄養を十分に取れば改善していきます。
すでに当カレッジでも回復事例がたくさんあります。
本格的に取り組めば、子どもは代謝のスピードが早いので、10日位で子どもには変化が見えてきます
(^^)
恐怖心が強い場合には、全般的な場合となにか特定の物の場合もありますが、どちらの場合でも「今お困りのあるもの」を具体的に見てみるのがおすすめです。
捉え方を変える方法も何種類もありますが、ここでは代表的な3つをご紹介します。
①行動を変える
例えば「特に理由もないけど学校に行くのが怖い」ような場合には、「学校に行く」道の途中まで行ってみて怖いことが起きないかやってみるという方法があります。
安心できる人と一緒に行くのもOKです。
そこで怖くないという体験を何度かしたら、校門まで行ってみる。
それに慣れてきたら、学校で先生に合ってみる・・など、その子の「怖くなかった体験」を増やしていきます。
ここで大事なのは、その子がチャレンジできるステップを踏むことです。
いきなり大きすぎる課題に挑戦させると、「せっかくやろうとしたのにできなかった」と自信を失ってしまうこともあるからです 😐
始めは小さなステップからでも、そのうちに子どもが自分から大きなステップに挑戦するようになることもよくあります 😉
また、Aかも知れないから、Aの場合にはこうする。
Bという可能性もあるから、Bの場合にはこうする・・
などと、子どもが安心するパターンを決めておくのも役立ちます。
他にも「やり方が分からない」ために恐怖心が強くなっていることも案外あります。
勉強や定期テストへの取り組みなど、一度チェックしてみるのもおすすめです。
②視点を変える
恐怖は「もし~~だったら」という想像で拡大します。
恐怖心が強いと他の可能性には目が行かなくなってしまい、怖い可能性ばかりを「事実」のように感じてしまい、そこに視点が固着しがちです。
なので、それが自分の想像で可能性の一つに過ぎないことに気づいて、他の可能性もあることに気づくことが大事です。
それができれば、具体的な取り組みも見つかります。
そんな視点を動かす方法には、「~~じゃなかった時」をいくつも見つけてみたり、別の人(リアルな人でもアニメの主人公でもOK)ならどんな意見をもつかと楽しく話してみるというのもあります。
また、自分が強い恐怖心があるものを、実際に楽しんでいる人を見たり、話を聞いてみるのもオススメです。
詳しくは個別にご相談下さい。
捉え方を変える場合には、論理的に考えることも必要なので、「今恐怖心でいっぱい」の状態で行うのではなく、落ち着いてからがオススメです
(^^)
③根深いトラウマをリリースする
強烈に怖いと思った出来事から、それにまつわることに恐怖心が抑えられなくなることもあります。
小さい頃に犬に噛まれたり、大人に強く叱られたことなどが、そのようなトラウマ体験になるのは珍しくないんです 😐
思春期になってからでも部活で指導者に自分が強く怒鳴られたり、他の子が叱られているのを見たり聞いたりして恐怖心が強くなることもあります。(発達の抜けがあると、トラウマができやすくなります)
このような場合には、頭では「今は安全」「自分じゃない」とわかっていても、恐怖心が拭い去れずに、思うような行動ができなくてしんどいものです。
無意識の深いところに「危険!」というアラームが張り付いてしまった状態です
(><)
またこの恐怖が強いほど、本能的に自分を守ろうとして恐怖の対象範囲の拡大も起きやすくなりがちです。
でもご安心くださいね。
向き合うのが怖いトラウマでも、勇気を出してみると、思っているより遥かにラクにリリースできます 🙂
このような場合には、専門家にサポートしてもらうのがオススメです。
中途半端に扱うと返って恐怖心を増してしまうこともあるので、ご自分が信頼できる経験豊富な人が良いでしょう。
今はトラウマのリリース方法はたくさんあります。
当カレッジでも話をする方法も、話さなくてOKなものもあります。
でも、向き合わなくてもOKな方法もいくつもありますので、ご安心くださいね
思ったよりスッとトラウマは手放せます 🙂
言葉というのは不思議なもので、繰り返されるとどんどんそれが染み込んでしまいます。
特に子どもに繰り返し語られる言葉は影響力が強いんです。
子どもが何につけても恐怖心が強い場合には、この言葉を変えるのも効果があります。
親や同居の家族が心配性だったり、恐怖で子どもを動かす癖があると『~~したらどうするの』『~~しないように』と何度も繰り返されていることもあります。
もちろん、家族なので根底にあるのは善意の「安全に過ごしてほしい」という気持ちなんですが、言われた方には『~~している自分姿』のイメージが恐怖心と伴に浮かぶんです。
また、そのような口癖は知らないうちにその子にも移ってしまうことがほとんどです。
実際にそのような言葉を口に出すこともありますし、一番影響力が大きいのは、その子の頭の中で繰り返される言葉になってしまうことです。
人は一日に6万語も頭でつぶやいていると言われています。
なかなか自分では自分に何を言っているのかに気づきにくいんですが、その影響はとても大きいんです。
いつも「~~してはいけない」「~~したらこうなる」と耳元で言われ続けてたら・・・かなり辛いですよね
でも、私達も気づかずに、そんなことをやっていることもあるんです。
そうですね 🙄
なので他人にも自分にも、「~~しないように」と言ってると気づいたら、「==してね』「==はどう?」などと、肯定文にするのがオススメです。
気がついた時に言い換えていけば、やがて自然に変わっていきます
(^^)
先程の言葉がけもそうですが、親や身近な家族が不安が強いと、子どもも恐怖心が強くなりがちです。
また、周りの大人の恐怖心が強いと、子どものことをアレコレ気遣って、先回りして準備したり、『こうしなさい』『ああしなさい』とうるさくなってしまうこともあります。
そうなると子どもは「自分で決めて自分で行動して、その結果を引き受ける」という自然の結末から学ぶことができなくなってしまいます。
自分でこの先を想像して準備するチャンスも、ワクワクするチャンスも削がれますので、成長もできないし意欲もわきません。
そもそも「自分はできないと思われている」のもわかりますから、自己肯定感も下がります。
自己肯定感が下がれば「私はやれる」と思いませんから恐怖心も強まります。
子どもを守りたいはずの気持ちが、逆効果になってしまうのはとてももったいないですね
(T_T)
子どもの生きるチカラを育てるには、「怖い目に合わせない」ことではなく「自分で乗り越える力をもたせる」ことが大事です。
ここは周りの大人も勇気の出しどころです!
自然の結末から学ばせる勇気を持ちましょう
参考:「課題の分離」が 思春期子育てでは「大事だけど難しい」と言われるワケ
思春期になって、身近な方の死やペットの死から恐怖心が強くなることもあります。
小さい頃よりも「これにはどのような意味があるのだろう」と考えるのが思春期という成長段階の一つでもありますから、明確な答えのない「死」への恐怖が募るばかり・・ということも珍しくはないんです。
はっきりと子どもから「死」について話題を出してくることは少なくても、ずっと考えていることはよくあります。
もし子どもにそのような様子が見られたら、お母さん・お父さんか信頼できる人と、しっかり死について話してみるのがおすすめです。
「死は虚無」という捉え方以外にも様々な捉え方や体験があることを伝えたり、”正解”でなくてもお母さん・お父さんの思いを話すのも良いでしょう。
もし子どもがそんな事を話してきたら茶化さずに、しっかりと受け止めてあげるのがオススメです。
大人が堂々と向き合うことで、子どもも自分なりの向き合い方を身に着けようとし始めます。
私もこれまでに数名サポートさせていただきましたが、皆さんすっきりと笑顔になりましたので、ご安心くださいね
恐怖心が強い:終わりに
でも恐怖心が強くなる仕組みと、抜け出し方がわかったのでひと安心できました!
まずマッサージからやってみようと思います。
抜け出す方法も色々あるとわかったので、私も焦らずにどっしりといられそうです
お母さんがどっしりとしていると、お子さんも安心しやすいですね。
心から応援しています!
♡♡あとがき♡♡
思春期には身体の栄養不足も起きがちですし、感受性も豊かです。
怖さを強く感じたり、そこから自分を責めたり、色々考えすぎてしまって、さらにハマってしまうことも起きがちです。
恐怖心が強いことからうつ状態になることもあったりします。
思春期の13%は何らかの不安障害と言われる症状を経験しているとも言われています。
対人不安や強迫神経症、パニック障害、全般性不安障害などと思春期に診断されることもありますし、そこまで強くなくても、何かが怖いという気持ちが強い子はもっと多くいて、そこから不登校につながっていることも珍しくはありません。
それでも身体・心・頭からのその子に必要なアプローチがあれば、強すぎる恐怖心も穏やかに手放せます。
本当はやりたかったことにチャレンジできるようになった子どもたちの笑顔はとても輝いて眩しいです
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