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「学校に行けない」が続く理由は 、行けなくなった理由とは別!知らずに増やしていませんか⁉
子どもが学校に行けない状態は、子どもにとっても、お母さん・お父さんにとってもしんどいです。
親は「なんとか、また良い状態になって元気に登校もできるようになって欲しい!」という思いをずっと抱えて過ごします。。
そして、不登校が始まったそんな後では、「学校に行けない状態が続いてしまうワケ」を知らずに増やさないのが大事です。
きっかけは友達の嫌がらせで、それは謝ってもらったんですが、それでもずっと行けないんです。
これ以上どうしたらいいか分からなくて、毎日モンモンとしてます
お子さんに回復している様子が見られないと、「いつまで続くの」「どうしたらいいの」と親御さんにも不安が膨らみますね 😐
基本的に不登校は心身のエネルギー切れから起きるのですが、同じ「不登校」と呼ばれる状態でも、一人ひとりを見ていくと、その子のエネルギーが落ちているところは違います。
学校に行けなくなるキッカケとして、何か大きな刺激があった場合がありますが、その前に少しずつ心身のエネルギーが低下していたために、その刺激がダメ押しになっている場合がほとんどです。
また、特に行けなくなった理由が思い当たらなくても、相対的に心身のエネルギーが不足になれば、自律神経が命を守ろうとして、結果的に学校に行けなくなることもあります。
はい、それも大きなキッカケの一つだと思われますが、他にも「行けない理由」がある可能性もあります。
「学校に行けなくなったワケ」は、身体・心・頭(思考パターンなど)から見ていくと、スッキリほどきやすいです。
行けなくなった理由は一つだと思いこんでしまうと、他のエネルギー低下要因に気づけないので、「これだ!」と思ったものが解決しても、エネルギーが十分に溜まらないことがあるんです。
そうなると、ダラダラと不登校が続きます・・
そしてもう一つ、学校に行けない状態が長く続いている場合には、「行けない理由」を知らずに増やしていることもあるのです。
「学校に行けなくなった理由」とは別の、「学校に行けない状態が続いている理由」がないかどうかも、大事なチェックポイントです。
では、ご一緒に「学校に行けないが続くわけ」について見てみましょう
どうして学校に行けなくなるの?
学校に行けなくなるのは、その子のストレスの総和が、その子の心身のエネルギーで立ち向かえる量よりも大きくなった場合に起こります。
人は何もしなくても、生きるためにはある程度の心身のエネルギーを必要とします。
深夜眠っていても、心臓を動かすには生体エネルギーが必要ですね。
また、ただ家でぼ~っとしていても、見えたり聞こえたりするものや自分の思考や想像から受ける刺激で心が揺れた時に、それを穏やかな状態に戻すのにもエネルギーを使います。
はい、私も同じです 🙂
そして「健康」は心身のエネルギーがたくさんある状態なので、より様々な活動をしたり、色々なことで気持ちが揺れ動いたり、新しい勉強内容を覚えたりなどにも、たくさんエネルギーを回せるので、それらをスムーズに行なえます。
つまり、健康ならば乗り越えられるストレス量が多いんです。
でも、何らかの理由でストレスが失われて少ししか無い状態になると、どんどん心身が乱れていき、ついには「これ以上ストレスに立ち向かおうとすると、生体の運営さえできなくなってしまう」と自律神経が判断して、「動けなくなる」という状態に自動的になるんです。
このシステムは個体の命を保とうとする本能で、動物なら全て持っています。
逃げきれない危険が迫った時には、鼓動まで止めて仮死状態になります。
そしてしばらくすると自動的にまた動ける状態に戻って、何事もなかったように過ごします
ただ、人間の場合には、そのような「シャットダウン状態」になっても、多少動くこともできますし、意識まで止まることはありません。
これはとても大事なポイントなので、また後でこの話は出てきます。
話を戻すと
身体を動けなくしている=学校に行けなくしているのは、始めは「無意識が命を守るために動けなくする」からです。
自分の「こうしたい」という「意識」とは別のシステムが働いているんです。
ここ大事です!
細かいバリエーションは色々ありますが、「子どもが自分で十分に考えた結果、結論として学校に行かないという選択をした」ケースには、当カレッジでは2010年から未だかつて1件も出会ったことはありません。
「◯◯が嫌で、自分にはとてもストレスだ。立ち向かえる気がしない」
と思っていても
「学校には行った方がいい」「フツウにみんなと同じでいたい」
ほぼ全ての子はそんな思いも同時に抱えているので、そのために混乱しています。
さらに、自分では「行けない理由」が分からないケースだと
同じように「学校には行った方がいい」「みんなと同じでいたい」という思いもやはりあるので、
子どもは「なんで自分は行けないの?」ともっと混乱します。
そうですね 🙂
先程で見きたように人間の場合には、無意識が「これ以上は無理!」とスイッチを切り替えて「行こうとしても行けない状態」になってしまっても、爬虫類のように全く動けない・意識がない状態にはならないので、外から見たらわかりにくいですよね。
子どもがぐったりしているならともかく、家の中なら自由に動けたり、漫画やネット・ゲームはできるので、そんな状態が続くと、家族が上記のような情報を知らない場合には、だんだん「さぼってるだけでは?」「もう学校に行けるはず」と不安になりやすいです。
ただ現実としては、「頑張れば行ける」というギリギリの状態もありますが、「やる気さえあれば行けるはず」が常に正解ではないんです。
はい残念ながら、この情報不足から親子関係がこじれてしまって、それが不登校を長引くことに繋がっているケースはとても多いんです 😐
そしてそんな事が多発しているのは、親御さんは不登校の専門家ではないのですから、親御さんが「不登校はなぜ起こり、どうすれば抜け出せるのか」についての具体的な情報を得られるチャンスが少ないことが、その原因です。
子どもも無意識の働きについて知らないので、自分でも「いつになったら行けるのかな?」「どうして自分だけ行けないのかな?」と色々「行けない理由」についてあれこれ考えてしまうので、それがまた自分のエネルギーを落とす理由にもなっていたケースがほとんどです。
なので、学校に行けない状態になったら、まずは心身のエネルギーをため直すところからです。
その子のエネルギーが少ないところ、漏れているところはどこなのか?
そこをチェックしてみれば、どうしたらエネルギーを溜め直せるかもわかります
(^_-)
「学校に行けなくなる」までのエネルギー漏れのポイント
次は、その代表的なチェックポイントを見てみましょう!
学校に行けなくなった時に「きっかけ」と思われるものがあれば、それは大きな、対応すべきポイントです。
そして、それが「学校に行けない」までのダメージになるには、その前までに、いくつかのストレス、エネルギー不足が生じていたポイントが有る場合がほとんどなので、必ず他のポイントもチェックして、あれば対応するのがおすすめです。
身体・心・頭は互いに連動して影響しあっていますので、一つが乱れるとその他にも影響が及びます。
子どもは成長期なので、大人よりも勢いはありますが、バランスを崩しやすいところもあります。
特に思春期には脳を含む身体全体がぐんと成長しますので、反面バランスを崩すリスクもそれなりにあります。
身体のエネルギーは材料が、全てが「食べたもの・身体に入れたもの」です。
身体の材料やエネルギーを十分に作れる材料を、早い新陳代謝に間に合うくらいの量が必要です。
運動やダンスなど、身体を動かす量が多ければ、さらに必要量は上がります。
身体に必要な栄養の種類と量が十分に満たされていることが必須です。
また、逆にその代謝を邪魔する物(不要な物質)を身体に取り込めば、それがエネルギー生成を乱すので、十分なエネルギーが作れません。
ただ、これに過剰に神経質になるよりも、しっかり必要な栄養の種類を必要な量をとることで、「排毒」ができる身体になることを目指すのがおすすめです!
また、睡眠と生活リズムもとても大事です。
成長期に睡眠が不足すると、子どもは一定期間の無理ならできても、ある日からパタンと動けなくなることがあるのでご注意です
中学受験、部活や習い事、塾で睡眠がずっと不足した結果、身体のエネルギーが低下していて、そこになにかのストレスがキッカケになって、「学校に行けない」状態になるケースは非常に多いです。
進学や転校などで、通学に時間がかかるようになったり、満員電車のストレスが増えて、それで身体のエネルギーが低下していたケースもあります。
はい、「成長期の栄養不足」はお母さん・お父さんのせいではありません!
こちらのブログの「知らぬ間の栄養不足」に書いてあるように、食べ物に含まれる必須の栄養素が大幅に低下しているんです
↓ ↓
体調不良で学校に行きづらい:怠けなのかと扱いに迷う時
この情報を、社会で明確に言われてないのが一番の原因です。
実際にこれまで日本・世界中で、数千名以上の子どもが、身体に必要な栄養を必要な量しっかり摂り始めたら、さまざまなお困りから回復した事例があります。
ピンときたら、思春期最幸家族講座や個人セッションをご活用ください。
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また、発達の抜けのあるお子さんは、日常的にエネルギーを多く使っています。
例えば、慎重、怖がり、音や雰囲気に敏感さがあれば、そうでない子よりも毎日エネルギーを多く使って頑張っています。
なので、元々疲れやすさがありますし、ストレスの総和が自分のエネルギー量を越えやすい傾向を持っています。
でも、ご安心ください!
身体から包括的に取り組むことで、不登校等のお困りだけでなく、発達の塗けも埋めていくことができるんです。
もちろん、大人になっても取り組めて結果も出ますが、「もしや?」と思ったら、できるだけ早くに取り組む方が、すんなり望む結果が出やすいのでおすすめです
アドラーの言葉に「全ての悩みは対人関係にある」というのがありますが、特に思春期は対人関係を学ぶ時期なので、対人関係で心のエネルギーが増えたり減ったりする傾向は大人よりもあります。
★友達関係(親しくても、ただのクラスメイトでも)
★先生、部活の顧問、部活の先輩・同級生・後輩との関係
★塾や習い事での指導者や周りの子ども達との関係
★家族との関係
様々な関係の中で、心が豊かにもなりますが、逆にとても傷つくこともあります。
同年代はまだコミュニケーションもお互いに未熟ですし、知っている世界もかなり狭いです。
さらに、中学生までは「チャムグループ」という密な友達関係を作りやすいので、そこで親しくなれば、始めは「私たち似ている!だから安心」と思っていた友達が、自分とは違う側面も持っていることにショックと受ける体験も起きやすい時期です。
子どもが本心からの「相手とどんな関係になりたいのか」を掴んだ後に、
効果的なコミュニケーションの仕方を身に着けていけば、
お困り状態になる前よりも、ずっと強くしなやかに成長できます。
子どもにとって友達関係はとても重要なものなので、そのお悩みから「学校が怖い」「人が怖い」になることもあります。
そのような場合には、身体へのアプローチが有効です。
そして徐々に「怖くない」範囲を広げていくチャレンジと、上記の基本ステップを踏んで回復します。
特に発達の抜けがあったり、「怖い」が強い子は、少量の刺激にも耐えづらいので、「それくらい大丈夫でしょ」と決めつけずに、身体から整えてあげるのがおすすめです 😉
その子の日頃の考え方やそれに基づく行動パターンによって、心身のエネルギーを落としていることがあります。
「思い込み」は誰にでもあるのですが、考え方や行動が誰かと合わなかった時には
自分と相手の両方の立場を、客観的に想像できるといいですね。
それがなく、一方的に「相手の考え方ややり方がおかしい」と決めつける癖を持っていると、自分の考え方や行動なら修正できますが、他人の考え方や行動を直接変えることはできないので、イライラ・不満・怒りがたまり続けます。
そうなると人間関係も悪くなりますが、自分が繰り返し考える「相手が悪い」によって、被害者で無力な自分も嫌になりますし、自分のエネルギーがどんどん失われてしまいます。
同じように「自分が悪い」と捉えるだけでも、自分のエネルギーが下がります。
自分を責めたり、後悔するだけだと、エネルギーが下がるだけで現実は変わらないので、自己肯定感もエネルギーも下がっていくんです。
自分の考え方や行動を具体的ん振り返って、今できることを見つけてやってみることで、「現実を変えられた」自分にOKが出せて、エネルギーも溜まりやすくなります。
特に思春期には、子どもは毎年環境の変化があります。
クラス替え、学校が変わる、勉強の仕方が変わる、人間関係が変わる、周りの先生や友達が変わる、通学の仕方が変わる、生活リズムが変わる。。
それが、たとえ嬉しい変化でも、新しい環境に望む時には、どうしても多少は緊張して望むので、ストレスの量は上がります。
また、テストや試合などに望む場合や結果発表でもストレスは上がります。
特に小学生から中学生になる時には、心身ともに変化がとても大きいので、そこで受けるストレスが多すぎて、1年の夏休み明けから不調になるパターンは毎年とても多いです。
常に周りと比較されて、成長と目に見える結果をずっと求め続けられるのは、チャレンジにもなりますが、同時にストレスでもあります。
はい、意外に子どもにもストレス要因はあるんです。
ただ、全くストレスがない状態が続くと、チャレンジもないので、成長しないというよりも、徐々に低下してしまいます。
なので「ストレス」は悪いものではないのですが、多すぎると「耐えられない」となってしまいます。
一人ひとり、その閾値は違います。
単純にストレスが少なければ良いわけでも、ストレスをかければ頑張れるわけでもないんです
兄弟姉妹でも、親子でも、ストレス量の閾値は違います。
発達の抜けがあるお子さんは日頃からエネルギーを多く使っている上に、ストレスを強く感じやすいので、概ね閾値は低いことを知っていてあげるのは大事です
(^^)
そう言えばうちの子も、友達とうまく行かなくなった頃には、よく「疲れた」って言ってました。
部活も頑張ってたから、単純にその疲れくらいなら若いから寝たら回復できてると思ってたけど、もしかしたら、徐々にエネルギーが低下していたのかも知れません。
その頃は、家での機嫌も悪かったです。
子どもも自分の体の状態をしっかり把握できないことが多いので、どれくらい疲れているかわかりにくいですよね。
ポイントは朝の起床です。
徐々に起きづらくなっているようならば、エネルギーが低下している状態の可能性が高いです。
でも、なんで最近はこんなに不登校が増えているんでしょうか
一番は社会環境の変化の影響です。
学校や受験環境、デジタル環境、食環境などの変化からは、かなり大きな影響があります。
でも、不登校になっても慌てずに、できるだけ早くにチェックポイントに手を打てば、不登校になる前よりも、身体・心・頭をずっとしなやかで強くするチャンスにできます 🙂
「学校に行けない」が続いてしまうワケ
では次に、「学校に行けない」が続いてしまうワケを見てみましょう。
はい、先程の心身のエネルギー低下をチェックする必要についての知識が得られないと、子どもがエネルギー切れになりやすくなりますが、それだけではなく、下記のような「学校に行けないが続く状態」にもなりやすくなります 😯
不登校になったばかりの頃は、心身のエネルギーの不足が大きすぎて、子どもはぐったりと寝てばかりのこともあります。
ただ、それをいつまでも続けて「好きな時に起きて好きな時に寝る」が習慣になってしまうと、生体としてのリズムが崩れます。
睡眠も乱れるので、睡眠中の「情報の整理や身体の修復」もうまく働けなくなっていきます。
自律神経が乱れた状態です。
自律神経は無意識の領域のものなので、自律神経が乱れるとシャットダウンの開始と解除の命令がちゃんと出せなくなってしまったら大変です。
そうならないような睡眠と生活リズムが大事です。
また、栄養もとても大事です。
必要な栄養素を必要な量摂れていないと、身体がエネルギー不足になるだけでなく、セロトニンやドーパミンなどのホルモンも食べたものを材料に作られますので、メンタルにも大きな乱れを引き起こします。
また、神経系も食べたものから作られますので、栄養不足になると脳神経や感覚神経なども脆弱になるので、本来の理性的な思考ができない状態にもなってしまいます。
栄養の大切さを具体的に耳にすることって少ないですよね。
私も自分の子育ての途中まで、全く知りませんでした!
ただ、ものすごくバランスよくしっかり手作りしなくちゃ!と言う話ではありませんので、ご安心くださいね 🙂
そして、ここでおすすめしているのは、一般的な「バランスのよい食事」ではなく、「身体の部品とエネルギーを作るために必須の材料をしっかり摂ることが大事!」なんです。
そのポイントさえ抑えていれば、簡単な食事でも大丈夫です!
また、もう一つデジタルの使用過多も身体へのダメージになります。
このことも、あまり広くは言われてないですね。
イマドキでは、デジタル使用を0にするのは難しいですし、0にする必要もありません。
ただ、身体の成長には「栄養と動かす」ことで神経系に入る刺激が必要なので、じっと何時間もほぼ動かずにいるのは、成長期の身体にとってはNGな環境です。
そして、勉強や目を休めるなど、他のことをする時間がなくなります。
特に前頭葉(学習・理性・コミュニケーションなどを司る脳)が絶賛発達中の思春期には、長時間のデジタル使用はダメージが大きいです。
長時間の使用では、それらの能力が衰えるだけでなく、イライラなどの感情のコントロールができなくなることも報告されています。
日本での実際のデータはこちらをどうぞ
参:ゲームが与える影響には要注意!思春期に成長する脳・身体・心へ
繰り返しますが、短時間のデジタル使用は、楽しみにもなります。
ちょっとアルコールと似てますね。
適量なら、大人ならば楽しみやリラックス、人とのつながりに役立ちます。
過度の飲酒は本人の心身や人間関係、そして未来にダメージを与えます。
そして人によって、ダメージになる閾値量もかなり違います。
影響がすぐ出るかどうかにも個体差がありますが、子どもが自分だけでは適量にできない場合には、家庭でのルールを設けます。
気をつけるポイントがあるんですね
はい、細かく生活を規制する必要はないですが、大事なポイントは抑えて過ごすことが、回復への早道です。
フツウに学校に行けなくなったことは、子どもにとっても、親にとってもショックです。
そのままにしておくと、親子ともども、ぐるぐると不安が止まらなくなってしまいます。
・これまでアタリマエにできていたことができなくなった
・フツウや、みんなとは違ってしまった
・勉強の遅れ
・人間関係から一人離れる
・部活から遠のく
・将来への不安
・自分に自信をなくす
・親に心配をかけ、期待に答えらず、失望させる
・「なぜ行けないの?」「何が嫌なの」にうまく答えられない
・「あのことさえなければ」
「あの人さえいなければ」
「向こうが悪いのに、なぜ自分が(うちの子が)行けないんだ・・」etc.
気持ちは行動のエネルギー源なので、心のエネルギーが不足すれば、それだけで動けなくもなります。
そんな状態が続いて、さらに心のエネルギーが減ってしまう状態になるワケの根本は、子どもと親御さんが「なぜ行けなくなったのか」と「どうしたら辛くなく動けるようになるか」がわからないことです。
それがわからなければ、お互いの頭の中では、ずっとぐ上記のような言葉がぐるぐるします。
不安・心配・恐怖・絶望・・・などで、心が休まめません。。。
さらにまずいのは、ネットで検索して、不適切な情報を信じてさらに不安と恐怖が加速させてしまうパターンです。
そんな流れがさらに、子どもや親の心のエネルギーを落とします。
やはり状況の把握と、未来に希望が持てる具体的な方法があることを知るのがとても大事になります。
希望は前に進む方向性と元気を与えてくれます。
親の余裕がなくなると、子どもへのサポートもつい感情的になってしまいます。
親が自分の心身のエネルギーをすり減らさ無いようにすることも大事ですね。
そうなんです!
どうしても、特にお母さんは
自分の睡眠や栄養を削っても、子どもを優先して・・・となりがちですが
長い目で見ると、お互いのプラスにならなくなります。
ご自分の身体・心・頭のケアは、お子さんのためにも必要だと思って、やってみてくださいね
(^^)
また、家族や友達、先生からの言葉や関わりから、子どもの心のエネルギーが上がることもあれば、逆にそれによって、さらにエネルギーを失うこともあります。
関わる人に「不登校は心身のエネルギー切れによる無意識の作用」だという理解がないと、子どもの「やる気」や「心」だけに働きかけようとして、かえってダメージを与えてしまうこともあるのでご注意です。
勇気づけたり、励ましたり、寄り添ったり、喜ばせようとしたり、好きなようにさせたりで、子どもの心のエネルギーが上がることがあったとしても、身体のエネルギー低下が大きいために、それだけでは本来の状態までの回復が難しいケースが、最近は特に増えています。
それで「回復期」でずっと足踏み状態が続くケースが多いんです。
家族や先生なども、「なんとか元気になって欲しい」と頑張って関わってても、思うように子どもが元気にならないので、徐々にイライラしてしまうこともあります。
そうなるとちょっとした言葉で、自信をなくしている子どもとの関係性が悪くなったりして、子どもにはますますエネルギーがたまらない・・という悪循環も始まります。
状況理解は大事ですね。
また、関わる人の真意がどうかというよりも、「その子がどう感じて解釈するか」がとても大事になります。
言葉の選び方、言い方一つで、相手に伝わることは大きく変わります。
つまり、ポイントは具体的な知識と伝わるコミュニケーションです。
子どもにも、できるだけ早い段階で「不登校は、複合的な心身のエネルギー切れから起こるので、エネルギーを溜め直せば、以前よりも強くなれる」とうまく教えられると、回復がとても早くスムーズに進みます。
そして具体的に、エネルギーを下げているものを一つづつ解消して、増やすことを進めていきましょう。
親子だけでその進め方が難しい場合には、専門家にご相談ください。
エネルギーが低下して状態が悪い時には、考え方もマイナス思考に傾きます。
エネルギーが少ない時には、自分が乗り越えられるストレス量が少ないので、ストレスに立ち向かわなくてはならなくなる前に、早く見つけてそれから逃げようとする本能が強く働くからです。
そんな状態だと、ちょっとした言葉や人の表情をマイナスにとるようになります。
とにかくちょっとしたことでも自分が「良くない」と感じたものは避けるようになるんです 😯
そんな状態が続くと、誰かに話しかけられても、その人の言葉の真意や本当に伝えたいことが何か、、、と考える余裕もなく、ただ「嫌だ」しか言わない状態にもなります。
はい、人によって「NO」を言う代わりに、相手を攻撃するパターンになることもあります。
屁理屈や言いがかりを連発してても、それはちゃんと考えた上での言葉というよりは、その場の勢いからでしかありません。
完全無視をすることもないですが、真正面からその言葉を重く受け取らないのがおすすめです。
ただ、攻撃されたら誰でも嫌なので、自分を助けようとしてくれている人との間に溝ができてしまいますね 😐
早くに適切なサポートが必要です。
また、身体の乱れは、頭の乱れに直結します。
生活リズム・睡眠・栄養・運動の不足、そしてデジタルの使用過多は、子どもの脳神経にダメージを与えて、「考える力」を削いでしまいます。
そんな状態になってしまったら、親が子どもに考えたり決めさせる方が良いという思いから、「将来のことを考えなさい」「どうするの?」と声をかけたとしても、頭を使って整理して答えを出さないとならないことは、そんな状態の子どもには荷が重すぎなのです。
「考える」「決める」ためには、ある程度のエネルギーと考えられる状態であることが必要だからです。
よかれとの思いが、逆に追い詰めてしまうことにも繋がってしまうので、気をつけたいところです。
ポイントは、はやり不登校の子どもの身体・心・頭の状態について、具体的な知識を持つことです。
「一般的にこう言われているから」ではなく、目の前のその子の状態を客観的に把握することが大事です。
学校に行けないことを責めたり、恥ずかしい、悪いことだと捉えることは、さらにエネルギーを失わせます。
これについては、最近はあちこちで言われるようになっていますね 🙂
そして今もまだ、「子どもを信じて、好きなように過ごさせて待っていれば、そのうち心のエネルギーが回復して、自分から学校に行けるようにもなるはず」と提案されることがありますが、それでうまくいくかどうかは、その子の状態次第です。
心のエネルギーは大事ですし、心身のエネルギーが、ただ休んでいれば回復するケースも、もちろんあります。
ただその場合は、2週間も休めば、その後の完全回復が期待できるかどうかの判断は専門家なら容易につきます。
判断がつきにくい場合には、専門家に具体的な見通しを聞いてみるのがおすすめです!
そして、子どもの心からストレスをなくすことに熱心になりすぎると、逆に「学校に行けない」を長引かせることにもなるのでご注意です。
子どもに好きなように過ごさせすぎると、子どもの身体・心・頭が乱れてしまうので、学校に行けない状態が長引いてしまうのは、ここまで見てきたとおりです。
そして、他に気をつけたいパターンとしては「子どもの言うことをなんでも聞いてあげる」があります。
☆買って欲しい、
☆自分の代わりに~~して欲しい、
☆遊びに行きたいからお金頂戴、
☆これしか楽しみがないからゲームをずっとやりたい。。。
に全部YESの、YES多すぎパターンもあれば
「子どもが嫌だと言うから」と
子どもにとって大事な食事や生活リズムや睡眠も本人任せ・・
とうNOが言えないパターンもあります。
現実的にはどちらも、始めは親も一応「だめだよ」と言うことがあっても、
子どもは押せば言うことを聞いてもらえるとすでに知っているので、
しつこく自分の主張を曲げないので、
結局親が折れて「しょうがないわね」とYESになるというパターンです。
また、子どもが直接言葉で要求を出す場合もあれば、親が子どもの心のストレスを増やさなしようにと、先回り・察してしまう場合もあります。
どちらのパターンでも、親にはストレスが溜まる上に、子どもはその場ではちょっと機嫌が良くなりますが、根本的な解決には繋がらないのが、あまりにも残念なところです
(T_T)
そして子どもからすれば、このパターンで欲しい物が手に入るので、ますますこのパターンを使うようになります。
うちの子は自分の聞きたくない話には答えないで、黙って好きなようにやるんです。
私が話しかけても、ちゃんとした返事が帰ってこないので、私もだんだん諦めちゃって。
もし、大事なところから仕切り直したら、まだ間に合いますか?
もちろん、大丈夫です!
困った時にはご相談ください。
具体的に、今効果的なことをお伝えします 🙂
「行けなくなった理由」と「行けない状態が長引く理由」:まとめ
「学校に行けなくなったワケ」は、子どもの心身のエネルギー不足が土台となり、それに対するストレスの総和が増えすぎたことです。
回復に向けては、今はお母さん・お父さんの頃よりも、社会的な環境変化の影響から、子どもの心身のエネルギーが、ずっと不足しやすくなっているなどの現実的な情報を知ることからのスタートです。
そして、その子のエネルギーを減らしているものを取り除き、エネルギーを増やす方向でサポートすれば、「学校に行けなくなったワケ」は解消して、以前よりも丈夫でしなやかな強さを持つ身体・心・頭になります。
そのプロセスを進めるためには、効果的な親子コミュニケーションが役立ちます。
そして、学校に行けない状態になってしまった後は、子どもの心身のエネルギーを溜め直すことに注力することです。
子どもの心にだけ注目するのでなく、身体・心・頭と環境刺激の状態を整えていきましょう。
子どもを身体・心・頭から見ていけば、偏りすぎた頑張りは必要ないとわかります。
より詳しい対応のコツは、こちらなど、たくさんあるブログをご参照ください
↓
参:不登校への親の対応:回復段階別・年代別のポイント
そうなんです!
全てを心の問題だと捉えてしまうと、それを前提とした
●きっかけになった出来事が解決すればすぐに行けるはず
●それでも行けないのは「やる気のなさ」のせい
という「解釈」で日々過ごすことになってしまいます。
迷路にハマってしまうのでは、もったいない
(><)
また、「心のエネルギー不足」は「共感する」「寄り添う」である程度埋めることもできますが、「共感」「寄り添う」だけでは埋めきれない身体のエネルギー漏れもあります。
参考:”子どもの気持ちに寄り添う”への、よくある誤解と5つのNG対応
「こんなに寄り添ってるのに、いつまで行かないの?」となってしまっては、子どもにも親御さんにも残念過ぎです 😐
そして次に大事なのは、親子コミュニケーションの仕方です。
コミュニケーションで、子どもに現状の把握や希望を持たせることができますから。
回復のステップも順調に進みます 🙂
また、不登校の場合には、家族はもちろん、学校や塾との連携も必要になります。
そんな時に伝わるコミュニケーションができれば、うんとスムーズに協力も得られます。
人は自分のコミュニケーションの仕方の原型を、自分の家族から身につけます。
その家族ごとに「よく使うパターン」があるので、他のパターンがあることに、大人になっても気づけない人もいるくらい、それはその人の【アタリマエ】になります。
自然にやっているパターンが良い・悪いというよりも、相手とうまくコミュニケーションができているかが大事です。
「こんなに言ってるのに通じない」と思うような場合には
他のコミュニケーションパターンを使ってみると
びっくりするくらいスムーズに望む展開になることはよくあります
(^_-)
そしてぜひ、わからないことがあったら、気軽に専門家に相談することをおすすめします。
具体的に、回復を最後まで支援した経験がたくさんある人がおすすめです。
色々なパターンに対応してくれます。
日本では、少し前までは、「家族のことは家の中だけで解決するのが当然」という考え方があったので、介護も専門家に頼れるようになったのは、ほんの20~25年前くらいからです。
介護を家の中だけですることが、どれくらい大変だったかと今なら思います。
今でも「子育て」はまだまだなところがありますが、若い世代ほど子育ての公的サポートが増えてることもあって、積極的に相談される方も多いようです。
「役立つ情報には価値がある」という考えも広まってきてますね。
出口が見えなくて、ただモヤモヤしてましたが、やることがわかって希望も持てました!
希望を持ってくださったのがとても嬉しいです
♡♡あとがき♡♡
不登校になるワケが「心身のエネルギー切れ」だと分かっていると、エネルギー漏れの原因を取りこぼすことがなくなります。
回復のためにやることも明確になるので、回復もコンパクトに進みます。
そして土台からすっきり整えられるので、学校にいけなくなった前よりも、ずっとしなやかに強くもなります。
さらに、自分の気をつけるポイントも分かるので、将来一人暮らしを始めても、心身の不調にとらわれることもなくなります。
当カレッジでは「せっかく不登校になったのなら、チャンスに変えてしまいましょう」とお話しますが、実際にそのチャンスを掴んでものにした方が、すでに100家族以上いらっしゃいます。
もし、
★学校に復帰したと思ったのに、すぐ休んだり、また逆戻りになってしまった
★なんとか登校しているけど、楽しそうではない
そんな状態だとしても、いつからでも、身体・心・頭を整えれば、本来の力を十分に発揮できる状態になります!
子どもの、人の可能性は無限大です
\(^o^)/
合わせて読みたい記事:
よかれと思ってやったのに・・親子コミュニケーションがうまく行かない時
「不登校からの復帰後にまた休む」を繰り返さないために親のできること