不登校の事例2つ:「今、我が子に必要なこと」を確信できる親になるまで

子どもが不登校になったら
「他の人はどうやって回復したんだろう」と気になりますね。
今回は2つの回復事例と
とても大事なポイントについてお伝えします。
なので、事例はいくつも読みました。
でも、うちの子には当てはまらないんです💦
今までたくさんの情報を探されてきたのですね。
それでも朝になると
起きてこない我が子の部屋の前で
声をかけるべきか、そっとしておくべきかで
足が止まってしまうんです。
読んだ直後は「これだ」と思うのに
いざ我が子を前にすると
本当にこれでいいのかが分からなくなって……。
そうですよね。
そしてそれは知識が足りないからではないんです。
集めた事例を
我が子という個別のケースに翻訳する軸が
まだご自身の中にないので
情報をうまく選別するのが難しいだけです。
何を基準にすればいいのか
全くわからないです
お気持ちはとてもよく分かります。
私も以前同じ経験をしたことがありますから。
でも大丈夫ですので、ご安心くださいね 🙂
では、今回は
実際に大きく成長されたお子さん2人のケースをお話しします。
どちらも
「回復にはかなり・・」と
言われやすいケースでした。
そしてこれらのケースから
知っていただきたいのは
手順ではないんです。
お母さんが何を見て、
何から順番に手をつけたのか
そこがとても重要なポイントです。
ぜひ知りたいです
目次
事例1:家の中でだけ爆発してしまう小2の男の子(現在・中学生)
初めてお母さんがいらしたのは
お子さんが小学2年生の時でした。
新しいことに慣れるのが苦手。
外ではとても穏やかに見えるけれど
その分、家の中での感情の爆発がすさまじい。
お母さんに威圧的に接することで
どうにか自分のバランスを取っているような状態でした。
それに、一度「嫌だ」と思うと
何を提案しても、まったく受けつけなくなる。
はい、当時はお母さんも
「この年齢でこれだと
思春期になったらどうなってしまうんだろう」
と、まさにそこを一番心配されていました。
私たちが最初にお伝えしたのは
身体へのアプローチでした。
接し方はその時の
身体の状態に合わせたものを
お伝えしました。
身体からなんですか?
はい。外で気を張って、家で爆発する。
このパターンは「性格」に見えますが
多くの場合
身体にエネルギーが不足しているので
感情を自分で戻す力が残っていない状態なんです。
土台が揺れているところに
言葉のかけ方だけを変えても
改善は続きません。
身体を整えることから始めて
お子さん自身が自分の気持ちを立て直せるように
お母さんの関わり方も
少しずつ工夫していただきました。
その結果、家でのイライラや爆発はなくなって
その子本来の姿が出てくるようになったのです。
ただ、話はここで終わらないんです。
その子が思春期に入った時
今度は朝起きられない
外出すると疲れ果ててしまうという状態が出てきたのです。
いいえ。その当時の環境の問題と
思春期は身体が大きく作り替わる時期が
重なってしまったので起きたことなので
必要なサポートの中身が変わっただけです。
ここで慌てて元の関わり方に戻さず
その都度、身体に必要な手当てをしていきました。
そして現在は中学生
身体はとても丈夫になって
炎天下でも大好きな推し活に元気に出かけています。

「思春期真っ盛りでも
親子のコミュニケーションはとても良好です。
本当に感謝しかないです、ありがとうございます」
(お母さんより)
事例2:不安が強く、消毒が手放せなかった中2の女の子(現在・高1)
お母さんがいらしたのは
お子さんが中学2年生の時でした。
支援級に週2回
イヤイヤながら通っている状態でした。
WISCの数値にはまったく問題がなく
むしろ平均より高めでした。
それでも不安感がとても強くて
消毒アルコールであちこち拭かないと落ち着かない。
1日に2回着替えることもあり
その服も、素材にこだわりがありました。
お母さんには弟妹もいたので
送り迎えをしながらお仕事も続けて
心身ともに限界に近い毎日でした。
親としては余計に
どうしていいか分からなくなりますね。
そうなんです。
「困りごとの正体がどこにあるのか」
が見えないと
打つ手が決めにくいですね。
でも、このケースでも
始めたのは身体へのアプローチでした。
しばらくして、変化が出てきます。
それまでは、嫌なものは
ただ嫌がる・避けるだけだったのが
嫌な学校や授業に行くための工夫を
自分で考えて実行するようになったのです。
それはお子さん自身が動き出した
ということですね。
はい。ここが大きな分岐点でした。
親が動かすのではなく
本人の中にあった
「工夫する力」が現れるようになったのです。
そこから登校できる時間と日数が少しずつ増えて
高校受験にも無事に合格。
なんと中学最後には
最も苦手だった体育の授業にも
参加できるようになりました。
高校に入ってからは友達もできて
学校行事も楽しんで参加しています。
「今では消毒もしなくなってきて
学校にも早く行くようになっています。
帰宅も早くなくて
どうやら友達と喋っているらしいです。
学校が居場所になってきているようで
本当に成長しているのだと嬉しいです」
(お母さんより)
2つのケースに共通していたこと
まったく違うお子さんなのに
どこか似ている気がします。
素晴らしい、よく気づかれましたね 🙂
共通点は2つあります。
ひとつは
身体へのアプローチをしながら
その時の心や頭に必要なサポートを重ねていったことです。
この順番が大事です。
土台から整えています。
もうひとつは
お母さんがお子さんの状態を
いつも詳しく伝えてくれたので
その時々の状態を正確に把握することができました。
そ子から
「今、何をすることが一番大事なのか」が
ちゃんと判断できたので
お母さんがそれに基づいて行動し続けてくださったことです。
その結果、やがてお母さんご自身が
お子さんの状態を見極めて
最適な対応ができるようになりました。
どちらのケースも一般には
回復は難しいと言われやすいケースでした。
それでもこんなに成長されたのは
この2つが揃っていたからです。
ただし、中身は一人ずつ違います
大きな方向性は同じです。
ただ、具体的に何がどう必要かは
お子さん一人ひとり違います。
当カレッジの身体へのアプローチの
バリエーションの中から
最もそのお子さんに今必要なものを
お伝えしています。
事例1のお子さんに必要だったことと
事例2のお子さんに必要だったことは
全く同じではありません。
そして同じお子さんでも
小2の時と環境の変化と思春期に入った時で
必要なことは違いましした。
そう、子どもは一人ひとり違うからです。
元々の性格も、体質も
家庭や学校の環境も友達環境も違います。
なので、他のご家庭の事例をいくら見ても
「うちの子に今日これをやればいい」
という答えはそこにはないのです。
事例が役に立つのは
我が子を見立てる目を
親御さんが自分の中に持った時です。
成功事例を集める側から、我が子の事例をつくる側へ
今回の事例の2人のお母さんは
途中から
「どうしたらいいですか」と
尋ねることが減っていきました。
もちろん、大事なことはちゃんと質問してくださいますが
「今、この子はこういう状態だと思いますが合っていますか」
と話されことがだんだん増えてきたのです 🙂
見立てられるようになった
ということなんですね
はい、そうです 😉
例えば子どもが朝、起きてこない日に
焦って声をかけるのでもなく
不安を押し殺して黙って待つのでもなく
「〜〜と言う理由で
今日は身体が回復していないから休ませる日だ」と
お母さんがご自分で理由を持って決められます。
一次情報は目の前のお子さんです。
そしてそうなると、他のご家庭の話は
「参考情報」として活用できるかどうかの
判断も簡単にできるようになります。
不登校の事例2つ:終わりに
不登校をどうすればいいのかを知りたくて
情報ばかり集めていました。
でもたくさんある情報に
逆に押しつぶされそうになっていました。
今日は、大事なのは我が子の状態を
ちゃんと把握することだとわかって
本当にそうだな、と思いました。
実際にうちの子の状況の捉え方と
そのために何を在すべきかを
見極められるようになりたいです。
よろしくお願いします
身体・気持ち・思考の3つの側面から、
あなたのお子さんの状況と個性を見極めて
成長する力を引き出す方法をお伝えしています。
まずは個別相談会で
お子さんの現在の状態を一緒に整理させてくださいね。
お待ちしています。
♡♡あとがき♡♡
私もかつて子どもが不登校になった時に
本当にどうしていいかわからず
途方に暮れたことがあります。
そして当時は情報を得るのが
今よりずっと難しかったのですが
できる限りの情報集めをしました。
そして、これはいいかも?と思ったことを
次々とやりましたが
結果は・・
子どもとの距離が開くばかりでした。
今思えば
自分に合わないものをあれこれ押し付けられて
子供も嫌だったのだと分かります。
ただ当時は
どんな専門家に聞いても
効果的な答えは得られなかったので
自分で探すしか無かったのです。
そんな自分の体験と
これまでの17年間のセッションの経験から
今ではお子さんに合わせて
どの順番で進めていくのが効果的かという
予測を立てられるようになりました。
その精度はお陰様で
経験と共に上がってきています。
かつての私のように
朝が来るのが怖いお母さんを
一人でも多くサポートしたい
今はそう思って活動しています。
一人の子どもが本来の力を
十分に発揮できるようになると
その子自身の人生はもちろん
ご家族の時間も大きく変わります。
多くの人が笑顔になりますように
\(^-^)/
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