不登校初期対応チェックリスト:「このままの対応で大丈夫?」を今日確かめる12の質問

不登校初期対応はとても大事です。
ただ、子どもの不登校は突然始まることが多いですし
「そうなった時にどうしたら良いか」
という具体的な情報はあまり多くはありません。
今回は不登校初期対応で
大事なポイント12をわかりやすくお伝えします。
不登校は初期対応が大事、と
聞いたのですが
「無理をさせたくない」
気持ちもありつつ
「でも、このままただ休ませていて本当に大丈夫なの?」
という不安もあって
私も混乱しています。
それはお辛いですね。
私もかつて同じ体験をしたので
わかります。
話しかけても「別に」「うざい」と返される。
学校には何と伝えればいいかわからない。
周囲からは
「様子を見ましょう」と言われるのですが
その“様子見”に期限がないことが怖いんです。
そうですよね 😐
お母さんはご自分もショックなのに
お子さんのケアや
学校などへの連絡
今後の方針など
今までとは別のことを
たくさんやっていかなければなりません。
これは結構辛いです。
特に気をつけるポイントを知りたいです。
とても良い視点ですね!
今必要なのは
登校させるためのテクニックを
増やすことではなくて
今お子さんに何が起きているのかを
身体・感情・思考
そして親子関係の全体から見立てることです。
それができれば
今何をすべきかや
回復までの全体像も見えてきます。
では、ご一緒に
12のチェックリストを通して
「わが家は今、どこから整えればいいのか」を
確認していきましょう。
なぜ、不登校の初期対応が重要なのでしょうか?
不登校の初期は
お子さんもお母さんも混乱しています。
そんな時に
不登校についての知識や
対応の順番や回復の流れが分かっていないと
良かれと、逆効果のことを
親子それぞれでしてしまうことも多いのです。
これまでの数百の不登校のサポート事例からわかるのは
不登校がこじれてしまうのは
「対応が遅かったから」ではなく
「良かれとした対応が
逆効果になっていたから」が
ほとんどだった、ということです。
不登校になるのは
心身のエネルギー量の総和が
その子が受けているストレス量に負けている時です。
なので、心身のエネルギー量を上げて
それを自分の最幸未来のために
使えるようにサポートしていけば
ちゃんと本来の笑顔の毎日がすごせるようになります 🙂
この原則をふまえて
お子さんの今の状態をしっかり把握すれば
今何からどう対応していけば良いかも
自然に見えてきます。
エネルギーを損なうものを減らして
エネルギーを上げるものを
順番に増やしていくのです。
あ、ママ友のお子さんは不登校になって
すでに数ヶ月たっているんですが
手遅れになってしまいますか?
いいえ、もちろん
手遅れではありません!
ただ、これまでの対応を
整え直したり
順番を一度戻す作業が必要になります。
まずは現在の状況を確かめて
良い作戦を立てていけば
ちゃんと、前よりも良い状態になります 🙂
では、大事な初期対応を
うまく進めるための
12のチェックリストを見ていきましょう。
チェックリストの使い方;○×で親を採点するためのものではありません
これから12の質問をお伝えします。
ただし、これは「できているお母さん・できていないお母さん」を判定するものではないのです。
今、どこから整えるべきかを知るためのチェックリストです。
質問は、次の順に並んでいます。
- お母さんの状態:3問
- 子どもの身体:4問
- 子どもの感情:3問
- 子どもの思考:2問
この順番には理由があります。
もしお母さんが心身の限界に近い状態だと
子どもの不安や怒りを
落ち着いて受け止め続けることは
とても難しくなります。
また、子どもの
身体のエネルギーが枯渇していたら
前向きな考え方や将来の話を
どんなにしても届きません。
実は身体の状態が
心や思考がうまく整うことに
とても大きな影響があるのです。
不登校は心の問題だとばっかり・・・
まだ、そう思っている方も
残念ながら多いのですが
実際に17年間で数百人のお子さんが
元気に、前よりも良い状態になったのは
身体のエネルギーを最初にあげることが
大事なポイントなんです。
チェックリストは
最初から順に確認してくださいね。
下から手をつけてしまうと
せっかくの努力が
もったいないことになったり
逆効果になる可能性が高いです。
「学校へ行く意味」や「将来の進路」を
先に話すのではなく、
まず親子が安心して
力強く呼吸できる状態を整えること。
それが遠回りに見えて
実は最も確かな近道です 😉
まずは、お母さんご自身の状態を確認しましょう
お母さんの状態への質問
1)お母さんご自身が不眠や疲労で、心身の限界を迎えていませんか?
イライラしたり、落ち込んだままになっていませんか?
質問1:お母さんご自身が不眠や疲労で、心身の限界を迎えていませんか? イライラしたり、落ち込んだままになっていませんか?
子どもが学校へ行けなくなると
お母さんは安心して休めなくなります。
朝になるたびに
「今日は行けるかな」と期待して
行けなければ落ち込む。。
夫婦間で意見が割れる。。
兄弟姉妹への対応もままならない。。
周囲には相談しづらくて
笑顔で過ごしていても
心の中はずっと張り詰めている。。
その状態で
「優しくしなければ」と
自分を追い込んでも、限界はきてしまいます
(T_T)
感情的に言ってしまった日があっても
あなたが悪い親だからではありません。
まずは、親だって
支えを必要としていることを
ただ受け止めてくださいね。
質問2:期限のない「様子を見ましょう」に、違和感があるのに従っていませんか?
「しばらく様子を見ましょう」は
状況によって必要な言葉です。
ただ、何を見て、いつまで見て
どんな変化がなければ
次の行動を取るのかが曖昧なままでは
お母さんの不安は増え続けてしまいます。
様子を見るなら、ただ待つのではなく、
- 睡眠や食事は変化しているか
- 家で会話できる時間はあるか
- 自己否定の言葉が増えていないか
- 学校との連携は取れているか
など、確認するための具体的な視点を持つ必要があります。
質問3;「まだ大丈夫」と一人で抱え込み、相談するタイミングを逃していませんか?
相談することは、親として弱いからではありません。
子どもを大切に思うからこそ、家庭の中だけでは見えないことを整理する行動です。
相談先を選ぶときは、次の3点を確認してください。
- 子どもだけでなく、親の関わり方や心の状態も支えてくれるか
- 登校だけをゴールにせず、心身の状態と親子関係を見てくれるか
- 家庭・学校・進路まで含めて、今後の選択肢を整理できるか
子どもの「休みたい」の奥に、身体からのSOSはありませんか?
お子さんの身体についての質問
質問4:以前と比べて、眠る時間・起きる時間・眠りの質は大きく変わっていませんか?
質問5:食欲不振、偏食、お菓子ばかり・ラーメンばかり食べる状態を、そのままにしていませんか?
質問6:ゲームやスマホの使用時間が、登校していた頃より大幅に増えていませんか? また、登校できないまま遊びに出かけることが多くありませんか?
質問4:以前と比べて、眠る時間・起きる時間・眠りの質は大きく変わっていませんか?
朝だけ起きられない。
夜に眠れない。
寝ても疲れが抜けない。
こうした状態を
だらしなさ」と受け取ってしまうと
親子関係は苦しくなります。
もちろん生活リズムを整えることは大切なのですが
「早く寝なさい」
「生活リズムを直しなさい」と言う前に
なぜ眠れないほど緊張しているのか
なぜ起きられないほど疲れているのかに
注意を向けることが重要です。
質問5:食欲不振、偏食、お菓子ばかり・ラーメンばかり食べる状態を、そのままにしていませんか?
食事の変化は
身のエネルギー状態を知る大切なサインの一つです。
食べられない
食べる量が極端に増減した
甘いものやぱん、ラーメンだけを欲しがる
――そんな背景には
身体のエネルギー不足が関係していることがあります。
叱って食べさせようとするよりも
子どもの身体の状態を受け止めることから始めましょう。
ピンと来た方は
思春期最幸家族講座や個人セッションで
詳しくお問い合わせください。
はい。むしろここが8割です。
声かけを変える前にここを整えるだけで
返事の温度が変わるご家庭を
私は何百と見てきました 😉
質問6:ゲームやスマホの使用時間が、登校していた頃より大幅に増えていませんか? また、登校できないまま遊びに出かけることが多くありませんか?
ゲームやスマホだけを悪者にすると
子どもはますます親から離れてしまいます。
一方で、昼夜逆転や長時間利用が続いて
生活や親子関係に影響が出ているなら
それは放置してよい問題でもありませんね。
大切なのは
「取り上げるか、自由にするか」の
二択にしないことです。
デジタルの世界に何を求めているのか。
現実から逃げたいのか
それしかできないくらいのエネルギー不足なのか
友人とのつながりを保ちたいのか
コントロール感を得たいのか・・
まず背景をしっかり見立てた上で
家庭のルールを一緒に考えたり
そもそも使用のルールの必要性を
ちゃんと理解できる状態にまでしていくことが大事です。
また、登校できない状態なのに
遊びだけは張り切って何度も出かけるのでは
その場限りの気晴らしはできても
身体のエネルギーを
登校に向けて溜めることはできません。
身体のエネルギーが不足していると
本人が夜には行く気になっても
直前で「無理」となることが繰り返されます。
何を優先させていくか、を
ご家庭ではっきりさせることが大事です。
質問7;「まずは学校」と、身体のエネルギーが枯渇している状態で動かそうとしていませんか?
疲れ切っている子どもに必要なのは
気合いではありません。
回復です。
学校に行くことだけを優先すると
「行けない自分はダメだ」
という思考を強めることにつながります。
まず身体の回復を優先して
安心して過ごせる時間を増やすことが
次の一歩を踏み出す力を蘇らせます。
子どもの感情を受け止める土台はありますか?
質問8;学校・勉強・進路以外の話題で、会話が成立していますか?
会話のたびに学校の話になってしまうと
子どもは親といること自体に
緊張し続けてしまいます。
それで親を避けるようになってしまうこともあります。
好きな動画、ゲーム、音楽
食べ物、昔の思い出・・
内容は何でも構いません。
「学校に行けるようになるための会話」ではなく
学校に行けなくても
楽しい時間を一緒に過ごすための会話を
してみるのもおすすめです。
(お子さんの状態によっては
それすらも辛いこともあります。
その場合にはかなりのエネルギー不足です)
質問9:腫れ物に触るような態度で、子どもの機嫌をうかがっていませんか?
怒らせないように気を遣いすぎると
家庭の空気は不自然になります。
子どもも
「自分に気を遣われすぎている」
と感じて嫌になったり
あるいは
「不登校でいれば
気を遣ってもらえるんだ」と
学習してしまうかもしれません。
大事なのは
子どもの顔色に振り回されることではなく
穏やかな境界線を持つことです。
親が自分の生活も大切にしながら
「あなたの味方であることは変わらない」
と伝え続けることが
安心と自立につながります。
質問10:子どものマイナスの言葉に、すぐ否定で返していませんか?
「どうせ自分なんて」
「もう無理」
「学校なんて意味がない」
こんな言葉を聞くと
親は苦しくなります。
だからこそ、慌てて
「そんなことないよ」
「考えすぎだよ」
と打ち消したくなります。
ただ、子どもが求めているのは
無理にポジティブにされることではなく
「そう思うほど苦しいんだね」
と、今の辛さをわかってもらうことかもしれません。
どんな気持ちでも
否定したり解決しようとする前に
「今はそういう気持ちなんだね」と
ます、ただ受け止める。
それだけで
子どもが本音を話せる入口になることがあります。
もう話しかけない方がいいですか?
単純にそうとも言えないところです。
まずは、話しかける回数が多すぎるかと
何を話しかけているかをチェックしてみましょう。
挨拶など、子どもに返答を求めない言葉を
シンプルに短くかけ続けるのは
続ける方が良いです。
子どもの思考を知らずに追い詰めていないか、確認しましょう
質問11:「どうして学校に行けないの?」と、理由を問い詰めていませんか?
行けない理由を聞くこと自体が
悪いわけではありません。
ただ、子ども自身が
言葉にできない段階で
繰り返し聞かれてしまうと
「説明できない自分はおかしい」と感じて
自己肯定感を下げたり
無理に思いついた理由を口にして
それに親子で引きずられてしまうことがあります。
「何か思い当たることがあったら聞かせてね」
「今は話したくなければ、それでも大丈夫だよ」
子どもにはそう伝えながら
子どもの気づけない原因(例えば身体のエネルギー不足など)を
チェックすることがおすすめです。
思春期には進路のことが気になるのは当然です。
ただ
「このままだと高校に行けない」
「将来どうするの?」という言葉では
子どもは
“今の苦しさを理解されていない”と感じることになります。
将来を考えるのは
心身のエネルギーと安心が戻って
頭の状態が整ってからで大丈夫です!
身体へのアプローチから始めると
変化はすぐに始まります。
親の不安を子どもに背負わせずに
子どもの回復が進んだ時に
「一緒に考えていこう」と
話を切り出すのがおすすめです。
チェック結果の読み解き方:できていない項目があっても、ダメな親ではありません
12の質問で
複数で「できていないかもしれない」
と感じた方もいらっしゃると思います。
でも、どうかご自分を責めないでくださいね。
ここまで悩んで、調べて
この文章を読んでいるあなたは
お子さんをとても大切にされている親ごさんです。
子どもの不登校は
一つの原因だけで説明できるものではありません。
身体のエネルギー不足
言葉にできない感情
自己否定の思考
学校での環境(勉強、友達、部活、先生との関係など)
親子関係
――いくつもの要素が重なっていることがあるのです。
だからこそ
「学校に行かせる方法」
だけを探し続けるのではなく
親子が安心を取り戻す道筋を持つことが大事です。
学校への対応|伝えるのは「状況」ではなく、家庭で決めた方針です
何をポイントにすれば良いか分からないんです💦
そうですよね。
学校に連絡する時には
「今日は休みます」だけで終わったり
お子さんの状況を一方的に報告したり
ただどうしましょう、と言うのは
効果的ではありません。
「行き渋りが続いています。どうしたらいいでしょうか」
と漠然とした問いだと
返ってくるのは一般論と前例です。
ここでは
ご家庭として大切にしたい方針を伝えることをおすすめします。
例えば
☆今は心身の回復と生活の安定を優先したい
☆登校の可否を毎朝の目標にして、本人を追い詰めたくない
☆本人が安心してつながれる方法を一緒に考えたい
☆学習や進路については、状態を見ながら段階的に相談したい
など。
今、不登校初期対応として
「家庭ではこう支えたい。
そのために学校と何を連携したいか」
をシンプルに伝えるのがおすすめです。
学校を敵にも
すべてを任せる相手にもしないで
お子さんの安心と選択肢を守る
チームとして関わる視点がおすすめです。
子どもの未来を変えるのは、“正しい一言”ではなく、親が見立てを持つこと
不登校初期対応で大切なのは
魔法の声かけを探すことではありません。
◎お母さん自身は限界を迎えていないか
◎子どもの身体は回復を必要としていないか
◎感情を言葉にできる安心が家庭にあるか
◎「自分はダメだ」という思考を強めていないか
◎学校や相談先と、家庭の方針を持ってつながれているか
今回の12の質問を通じて
まずは今のお子さん全体を見てみてくださいね。
不登校の初期に
子どもが本音を言えないのは
親子関係が終わったからではありません。
今は言葉にできないほど
苦しいだけ・・ということもあります。
今日からできる最初の一歩は
子どもを変えようとする前に
「この子の身体・感情・思考に、今何が起きているのだろう?」
と見直すことです。
そしてお母さんも、一人で正解を背負わなくていいのです。
不登校初期対応:おわりに
子どもも私もショックでしたが
どうサポートしたら良いのかとばかり
毎日不安でいっぱいでした。
まずは自分と子どもが落ち着くことと
心身のエネルギーが十分にあることが
大事なのですね
とても納得しました。
落ち着けて
心身のエネルギーがある程度戻ってくれば
お子さんの現状把握も
今何をすべきかも見つけやすくなります。
そして必要な対応が
無理なくとれるようにもなります。
ちゃんと道筋があると分かって
それでもとても楽になりました。
次はうちの子の状況について
より詳しくご相談いたします。
♡♡あとがき♡♡
子どもが不登校になると
お母さんも子どももショック状態なので
どうしても
思考力や精神力が十分に発揮されにくくなります。
さらに、お母さんは
そんな状態でも
あれこれやることが増えるので
心身のエネルギーをたくさん使います。
ほんの短期で完全終了すれば良いのですが
そんな状態が長引くことは
お母さんにとっても大変です。
だからこそ
ご自分の心身のケア
栄養・睡眠・生活リズム
感情や思い込みとの付き合い方を
良い状態にするのがおすすめです。
また、お子さんの状況は
同じ「不登校」でも
一人一人違います。
思春期最幸家族講座では
まずお母さんの状態も
一緒に整えます。
そしてお子さんの現状を把握して
最も効果の高いところから取り組みます。
どんな状況でも
一日でも早い手当が
早い回復に繋がります。
貴重な思春期の時間を
家族で最幸にしていきましょう!
(^_^)/
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