ぐるぐる思考が止まらない思春期の子への親の関わり方:「自分で考えてる」子が元気を取り戻すまで

 

ぐるぐる思考が止まらない思春期の子。

「話を聞くよ」と言っても
「自分で考えてる」と返すだけで
暗い顔の毎日が続いていませんか?

そんな時には
無理に聞き出さなくても大丈夫です。

身体・感情・思考を整えて
子どもが笑顔で動き出すための親の関わり方を
実例とともにお伝えします。

 

お母さん
うちの子が、ずっと悩んでします。

「何か悩んでるの?」と聞いても
返ってくるのは「自分で考えてるから」だけなんです。

それ以上は何も話してくれなくて
部屋にこもって暗い顔をしています。

 

そんなお子さんの姿を
毎日そばで見ているのは
本当につらいですね。

 

お母さん
はい、中1の途中から学校に行きづらくなって

もう半年以上になります。

何を聞いても
「自分で考えてる」としか言わなくて……。

子どもが自分なり考えているなら、と
見守ってきているのですが
ずっと暗い顔のままで・・

本当にこのままで良いのか心配です。

 

そうですね。

「自分で考えてる」という言葉は
そのまま受け取ってよい時と
そうでない時があります。

暗い顔が長く続いているなら
お子さんは「考えている」のではなく
「ぐるぐる思考」にはまっているのかもしれません。

 

お母さん
えっ、そうなんですか

 

もし、ぐるぐる思考にはまっているのなら
早くに抜け出すことが大事です。

ではご一緒に、
ぐるぐる思考とは何か
そして親としてどう関われば
お子さんが元気を取り戻していけるのかを見てみましょう

 

お母さん
はい、ぜひ知りたいです!

ぐるぐる思考とは?「考えている」と「ぐるぐるしている」の違い

ぐるぐる思考とは
同じ悩みや不安を
頭の中で何度も繰り返し考え続けてしまう状態のことです。

心理学では「反すう思考」とも呼ばれます。

 

「考える」と「ぐるぐるする」の違いは
ある程度の期間で
現実が前に進む思考になっているかどうかです。

 

考えている場合は

「こういう理由だったんだ」
「こういうことが起きていたんだ」と
整理がついて

「じゃあ、こうしてみよう」と
答えや次の一歩に向かっていきます。

 

見守るとは子どもの未来を信じることを表す太陽を指さす手つまり、具体的な行動につながる
というのが「考えている」
です。

 

ぐるぐる思考の場合は

「どうしてこうなったんだろう」
「自分はダメだ」
「あのせいで・・」
「分かってもらえない」
「みんなにどう思われているだろう」

と、同じ場所をぐるぐると
回り続けている状態です。

新し行動や変化は出てきません。

 

お母さん
確かに……。

何か月も「考えてる」のに
何も変わっていない気がします。

むしろ悪くなっているというか・・

 

そうなんです。

何か月も考えているのに
表情が明るくならないなら、

それは考えているのではなく
抜け出せなくなっているサインです。

ぐるぐる思考が続くとどうなるのか

ぐるぐる思考では
考ようとすればするほど
不安や自己否定が強まっていきます。

ぐるぐる思考が行きつく先は
結局最終的には
「自分または他人が悪い」に
ならざるを得ないからです。

 

「他人が悪い」に行きついたとしても
自分は他人をコントロールできないので
そんな自分や状況をただ恨むしかありません 😐 

 

ぐるぐる思考が続くと
次のようなことが起きやすくなります。

★夜眠れない、朝起きられない

★食欲が落ちる、または食べすぎる

★好きだったことにも興味がわかなくなる

★疲れやすく、動くのがおっくうになる

★なんでもめんどくさくなる

★「どうせ自分なんて」という言葉が増える

・・これは
ぐるぐる思考によって
心身のエネルギーを落としてしまうからです。

 

自分が嫌いで自信をなくした中学生の心を表すしおれた花のイラストぐるぐる思考は
ストレスや身体の乱れによって
心身のエネルギーが低いとなりやすいですし

ぐるぐる思考を繰り返すことで
さらにエネルギーが低下していきます。

 

どんどん客観的な思考力が落ちていくので
自分の状態に気づくことが難しくなります。

 

この状態が長く続きすぎると
思春期うつにつながる可能性もあります。

 

必要以上に心配しなくて大丈夫なのですが

「そのうち自分で抜け出すだろう」と
ただ待っているだけでは
難しいこともある、と
親が知っておくことはとても大事です。

 

お母さん
おかしいな、と思いながらも

「自分で考えているのを
邪魔してはいけないんじゃないか」
という気持ちもありました。

長いぐるぐる思考は
「考えている」とは違うんですね

なぜ思春期はぐるぐる思考になりやすいのか

思春期はぐるぐる思考に
はまりやすい傾向があります。

 

その理由は大きく3つあります。

1つ目は、脳が発達の途中であること。

思春期は
不安や怒りなどの感情を
強く感じる働きが活発になる一方で

感情を落ち着かせたり
物事を整理する前頭葉の働きは
まだ発達途中です。

つまり、不安を強く感じるのに
それを整理する力が追いついていないのです。

 

2つ目は、自意識が高まる時期であること。

思春期は
「人からどう見られているか」
がとても気になって
自分と他人を比べて落ち込みやすくなる時期です。

完璧主義や理想主義
「こうでなければいけない」という
思い込みも強くなりがちです。

 

3つ目は、身体のリズムが崩れやすいこと。

成長に伴うホルモンの変化や
睡眠リズムの乱れに

夜遅くまでのスマホも重なりやすいです。

塾も終わりが遅かったり
部活で朝練があったりで
睡眠不足になりがちです。

身体が整っていないと
心も頭も不安定になりやすく
ぐるぐる思考に拍車がかかります。

 

お母さん
身体の状態も関係あるんですね。

心の問題だとばかり思っていました。

 

はい、実はここが
とても大切なポイントです。

後ほど詳しくお話ししますね。

ぐるぐる思考にはまっている子への、親のNG対応

お子さんを心配するあまり
よかれと思ってやってしまいがちなのが
次のような関わりです。

NG1:悩みの原因を何度も聞き出そうとする

「何があったの?」
「何を考えてるの?」
と繰り返し聞かれ過ぎると

調子の悪い子は
責められているように感じて
ますます心を閉ざします。

 

NG2:「親が話を聞かなければダメだ」と思い込む

焦ってしまう時の対処のポイントを示すうさぎのイラスト親に話してくれないこと自体を
問題だと考えなくて大丈夫です。

思春期は親に遠慮も恥ずかしさも持ちます。

無理にこじ開けようとしないのが
おすすめです。

 

NG3:親が問題を解決しようとする

先回りして答えを出そうとしたり
周りと話をつけようとすると
子どもはそれを敏感に感じ取ります。

自分の世界に親が勝手に入り込むのは
避けたいのが思春期です。

また、先回り・過干渉は
子どもが自分で考えて
立ち上がる力を育てる機会を奪ってしまいます。

 

NG4:気晴らしにと遊びに連れ出してばかりいる、ゲームや推し活ばかり応援する

一時的に気は紛れても
身体と心が整わないままでは
ぐるぐる思考はまた戻ってきます。

ゲームや推し活が悪いわけではありません。

見てるだけでは子どもが勉強しない様子を表す親子のイラストただ、「それをしている間だけ元気」
という状態は
根本的な回復とは違います。

 

気晴らしで、実際に
「考えと行動が前に進む」のならいいですが

そうでないと
「現実逃避の癖」がつきやすいのでご注意です。

 

お母さん
あら~💦

全部やっていました……。

 

大丈夫ですよ 🙂 

どれも、お子さんを大切に思うからこその行動です。

ここから関わり方を変えていけば
いつからでも、どんな状態からでも
この先を変えていけます!

ぐるぐる思考から抜け出すための親の関わり方

では次は具体的なかかわり方について見ていきましょう!

 

 

1)まずお母さん自身が「話しかけやすい人」になる

不登校の子どもへの対応に緊張する母親のイラスト意外に思われるかもしれませんが
最初に整えるのはお母さん自身です。

 

子どもは、親の表情や声のトーンに
とても敏感です。

お母さんが不安でいっぱいだと
子どもは
「これ以上心配をかけられない」
「また、何かやらせようとしている」
と感じて
ますます落ち着かず
話せなくなります。

 

お母さん自身がよく眠って
しっかり必要なものを食べて
個人としてほっと一息つく時間をもつこと。

不安がわいてきたら
子どもにぶつける前に
タイムをとって落ち着くようにしたり
経験豊富なコーチに相談すること。

 

身体のエネルギーが上がると
「心の余裕」をもって
お子さんに関われるようになります。

焦って「今すぐ何とかさせよう」
という圧もなくなります。

 

お母さんが
少しでも穏やかでいるだけで
家の雰囲気は変わります。

子どもは「安心できる場」で
少しずつエネルギーを取り戻しやすくなります。

 

幸子さん
思春期最幸講座でも
まずお母さんが先にエネルギーを取り戻したら
そこからお子さんが
変わっり始めることはとても多いです。

 

お母さん
つい、子どもを何とかしなくちゃ

私のことは後回し。。。と
思てしまいますが

急がば回れなんですね

 

はい、早く元気になって欲しいという気持ちは
私も経験者なので、よくわかります。

ただ、サポートする人の心身の状態は
想像以上に大事なのです。

 

2)「考え続けるより、別のことをしたほうがいい」と子ども自身が気づけるようにする

なんでも
「今の状態だとうまくいかない」
と気づいて

「何かを変えなくちゃ」
と思わないと

人は考え方も行動も変えられないものです。

 

ぐるぐる思考の子どもが

「もう数か月も同じ状態だな。

今やっていることだでは良くならない」と

状況に気づいて

「自分だけで考えるのを止めよう」と
なれば一番よいですね。

 

ただ、エネルギーが少なすぎる状態だと

説明されても
自分の状況を理解することも難しい
ですし

「今の状態はなんか変」ときづいても
意志だけで
止めようとしても止められないことがあります。

 

そんな時に効果的なのは
まず身体から整えることです。

子どもの今の状態に合わせて
栄養・睡眠・生活リズム、できたら運動で
身体を整えていきます。

 

期待する心理と向き合う準備が整うと対応が楽になるOKポーズのウサギのイラスト身体が整うと
エネルギーも増えてきますので
頭の中のぐるぐるも少しずつゆるんできます。

 

大切なのは
「考えすぎないで」
「散歩に行きなさい」
と、行動指示をしないことです。


たとえば、
子どもが少し動けそうな状態になったら
「ちょっとコンビニまで歩くけど、一緒に行く?」
と軽く誘ってみる感じです。

 

今の子どもの状態に合わせて
今できることは変わってきます。

今のお子さんの状況で
どのような身体へのアプローチが効果的なのを
知りたい方は

思春期最幸家族講座や個人セッションで
ご相談くださいね

 

お母さん
気晴らしに連れ出すのとは、どう違うんですか?

 

いい質問ですね 🙂 

気晴らしは
「辛さを一時的に忘れさせる」ためのものです。

身体を整えるのは
「辛さがあっても自分なりに前に進める力を取り戻す」
ためのもの」です。

目的が違います。

 

3)話してきたら、最後までジャッジせずに聴き、整理を手伝う

身体が整って安心感が戻ってくると
子どもはふとしたタイミングで
少し話し始めることがあります。

その時には
途中で口をはさまずに
最後まで聴き切るのがポイントです。

 

体調不良の原因を専門家に相談することを表す会話のピクトグラム「それは違うんじゃない?」
「こうすればいいのに」と
言いたくなっても、ぐっとこらえます。

 

話し終えたら
「そう感じてたんだね」と受け止めてから
整理を手伝います。

 

「一番気になっているのはどこ?」
「本当は、どうなったらいいと思う?」

答えを出すのは
あくまで子ども自身です。

親は
絡まった糸をほどくのを
隣で穏やかに手伝う役だとイメージしてくださいね 🙂 

 

4)親には話しにくそうなら、日常と関わりのないコーチを頼る

思春期の子は
親には話せないこともあります。

「心配をかけたくない」
「がっかりさせたくない」
「恥ずかしい」

そんな気持ちがあるからです。

 

そのような場合は
学校や家族とは関わりのない第三者の大人
たとえばコーチの存在が力になります。

自分で話をまとめなくても大丈夫!

コーチはコミュニケーションのプロですし
当カレッジではすでに
17年間数百人の思春期のお子さんとの
セッション経験があります。

守秘義務があることも安心ですね。

 

これまでポートしたなかには
こんなケースがありました。

中学2年生の女の子で
親御さんがどんなに声をかけても
返事すらしてくれない状態でした。

 

まずは身体へのアプローチから始めて
少しずつ活動範囲が広がっていきました。

自己管理の基盤となる安心できる家庭を表す家のイラストお母さんも
「何を考えているの?」と
聞くのをやめたり

気を使ってあれこれ準備することもやめて
本人が自分のペースで
安心して過ごせる環境を整えていきました。

 

最初はセッションを勧めても
完全に拒絶でしたが

ある日本人から
「セッションを受けたい」
と言ってきました。

 

セッションで
彼女は少しずつ本音を話すようになりました。


「今の学校は、世間的には良い学校。

でも、私はそこにいてもつまらない。

ただ、申し訳なくて親には言えなかった」

 

親子の心が通い合う会話を表す笑顔のハートが手をつなぐイラストそこから
「では、どんなところならいいのか、一緒に探してみましょう」
と話し合いました。

その後候補の高校を見学に行くようになりました。

実際にほかの学校を見たことで
どんどん表情が生き生きとし始めて

最終的には留学制度のある高校を自分で選びました。

 

今では幼児期のように
笑顔がたくさん自然にでるようになって
家でもまた話すようになりました。

高校では留学も経験し
とても充実した毎日を過ごしています。

 

お母さん
いいですね。。

うちの子は
コーチと話すとは言わなそうです……。

最初から話せなくて大丈夫です。

このケースのように
元気になってきた途中で
「話してみたい」と言い出す子も多いです。

 

それに、半分ほどのご家庭は
お母さんの関わりだけで回復しています。

そのようなケースでは
「お母さんが悩みを聞きだした」ケースもあれば

「悩みについては子ども自分で解決した」ケースもあります。

 

お母さん
なるほど。。

「私が聞き出さなければ」と
一人で抱え込まなくていいんですね

おわりに:子どもの元気は、身体・感情・思考を整えるところから

お母さん
子どもが一人で考えてばかりで

気にはなっていたのですが

せっかく自分でやろうとしているから
このまま見守るのがいいのかと
迷っていました。

早めにサポートする必要がある状態があると
今日は知れて良かったです!

 

幸子さん
はい、

「自分で考えてる」と閉じこもる子は
本当はぐるぐる思考から
抜け出せずに苦しんでいます。

大切なのは
無理に聞き出すことでも
親が解決することでもありません。

☆お母さん自身が整って
 余裕のある安心できる存在になること

☆身体から整えて
子どもが
「今とは別のことをしたほうがいいんだ」
と気づけるようにすること

☆話してきたら
ジャッジせずに聴いて
整理を手伝うこと

☆親に話しにくい時や
うまく話せない時には
第三者のコーチを頼ること

ですね。

 

お母さん
そうやって身体・感情・思考が整えば

子どもは自分の力で動き出すというのが
目からウロコでした。

とにかく何かをさせるかどうか
ばかり気になっていたんです。

 

幸子さん
お子さんの中には

もともと元気に笑って過ごす力があります。

その力を信じて
今日からできることを
一つずつ始めてみましょう!

 

お母さん
はい、まず自分を整えるところからやってみます。

そして次回は
うちの子の状態に合う
具体的なかかわりについてご相談させてください

 

幸子さん
はい、応援しています!

 

 

♡♡あとがき♡♡

思春期の脳はまだ発達途中です。

自分なりに
「〇〇はこういうもの」
「自分はこういう人間だ」
などと

色々な考えを持つようになります。

 

それ等の考えは、妥当なことも
まだ未熟なこともあります。

 

ぐるぐる思考をしている子は

「考えているのは行動しているのと同じ」

と思っていることも結構あります。

 

でも、「考えること」は
「行動すること」とは違います。

 

そして、現実を変えるのは
「行動」です。

 

考えることも大事ですが

それは
「どう行動すると
自分の望みにとって良いか」を
見つけるためです。

 

「誰が悪い」

「自分はダメだ」

は、自分が望む幸せな未来への行動に
結びつくでしょうか?

 

2週間も考え続けても
適切な行動を見つけられないなら

それ以上同じ情報のみで
考えても変わりません。

 

中1ギャップを乗り越えて星を目指す人物を表した思春期カレッジのロゴマーク新しい情報が必要です。

 

一つの鍋をただそのまま
過剰に煮続けても
味が変わらないですし

むしろドロドロになってしまうのと同じです。

 

思春期には
適切な情報の取り入れ方を
学ぶことも大事ですね。

とくにこれからは
多種多様な情報が簡単に手に入るので
情報選択も重要です。

 

これからの時代を生きる力を
思春期のうちに育てましょう

あなたの子育てを応援しています
(^o^)/

 

 

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