不登校の回復期、よく寝るのは良いサイン?7,500回のコーチングから分かった親の関わり方

不登校にの回復期の始まりに
子どもが良く寝る、ということがあります。

実は、その状態には、2つの種類があります。

そしてその状態ごとに
必要な対応も違うのです。

今回のブログでは
当カレッジの17年間で7500回以上の
思春期のお子さん・ご家族とのセッションから
分かった大事なポイントをお伝えします。

 

お母さん
うちの子、不登校なのですが
最近は毎日お昼過ぎまで寝ています。

起こした方がいいのか
寝かせておいていいのか
分からなくて…

ネットでは
そのまま寝かせましょう
というのが多いので

これまでは
そのまま寝かしてきたのですが
どんどん昼夜逆転になってしまって・・

毎日モヤモヤしています

 

今はお昼過ぎまで寝ているのですね。

不登校のお子さんを持つお母さんから
こうしたご相談をとても多くいただきます。

毎朝、寝ている子どもの部屋の前で
「今日も起こせなかった」と悩んだり

「私の対応が回復を遅らせているのでは」
と自分を責めてしまうことはありませんか?

 

お母さん
はい、まさにその通りです!

 

実は、不登校の回復期に入る時に
子どもがよく寝る場合には
2つのケースがあるのです。

 

お母さん
えっ、よく寝るからって
みんな同じじゃないのですね。

じゃあ、うちの場合は
どうしたらいいでしょう?

 

はい、では
2つのケースについて詳しく知って
その上でどちらのケースか見きわめましょう。

 

17年以上、7,500回を超えるコーチングで
思春期の親子さんを支えてきた豊富な経験からの

不登校の回復期に「よく寝る」時の見極め方と
家庭でできる関わり方をご紹介します。

 

お母さん
はい、ぜひお願いします!

「よく寝る」には2つのケースがある

不登校の子どもが「よく寝る」理由は
1つではなく
大きく二つあります。

 

ケース1:心身を癒やすために眠っている
不登校直後の「ショック期」を抜けて
気持ちが少し落ち着いてきたために、
ようやく眠れるようになった状態です。

これは回復に向かうステップが始まった段階で
当カレッジでは「安静期」と呼んでいます。
参考:不登校への親の対応:回復段階別・年代別のポイント

この場合の睡眠は、ショックを受けた心や疲れきった身体を回復させる大切な時間です。

 

ケース2:現実から逃れるために眠っている
やる気が出なくて自分が嫌いになる気持ちを表す無気力な顔ショック期からまだ抜けきれなくて
辛い現実を感じないように
眠ってしまうパターンです。

起きていたら不安を感じたり
ぐるぐる思考をしてしまって
さらにエネルギーを失ってしまうために
無意識で、眠ることで心身を守っている状態です。

 

不安や興奮で寝付きが悪いので
なかなか夜早くに眠れずに
その結果、朝起きられなくなって

日中長く寝てしまうことや

さらにゲームや動画を見てしまい
寝るのが遅くなって
日中長く寝てしまうパターンも
ここに当てはまります。

 

起きているときには極力
デジタルで現実逃避して
また睡眠で現実逃避する。。というパターンです。

 

お母さん
同じ「よく寝る」でも
意味がまったく違うんですね。

うちは後者の方のようです

 

そうなのですね 🙂 

この2つは
必要な対応がまったく違います。

ここを見極めずに関わると
良かれと思ってやったことが
回復を遠回りさせてしまうことがあるので
ご注意です。

 

お母さん
2パターンあるとは知らなかったです!

今知れて良かったです!

実は逆効果?やってしまいがちなNG対応

具体的な見分け方の前に
どちらのケースでも
多くのお母さんが知らずについやってしまう
NG対応を確認しておきましょう。

 

NG①「いつまで寝ているの!」と責める
ケース1は生き残るために心身が回復しようとして寝ています。

それを責められてしまったら
安心して熟睡して
回復することが難しくなってしまいます💦

 

また、ケース2の場合にも
責められた子どもは
ますます現実から逃げたくなります。

他にどうしたら良いか、分からないからです。

そうやって、眠ることが「逃げ場」になってしまいます。

 

NG② 2つのケースを見極めずに対応する
回復のために眠っている子を
無理に早くに起こしたり

現実逃避で眠っている子を
好きなだけ寝かせたり・・

状況に合わない対応は
回復を遅らせてしまいます。

 

NG③ 勉強や登校を促す
不登校の回復期にやっと入ったくらいの時期は
まだ心身のエネルギー不足です。

そのエネルギーが戻っていない段階で
勉強や登校を促されても

「行かなくちゃ」という気持ちがあっても
子どもはまだ思い通りに行動できません。

そうなると安心して休めず
「やっぱり自分はダメだ」と思い
またエネルギーダウンの方向に行ってしまいます。

 

NG④ 先回りして進路や通い方を決めようとする
子どもの今の状態を心配して
フリースクール、通信制高校、別室登校など
早く、行けそうな道を見つけてあげたくなるのは
親心です。

 

ただ、まだエネルギー不足の状態だと
本当に自分が何をしたいのかを言葉にしたり
合理的に考えることが難しいのです。

投げやりに、「そこで良い」と言ったとしても
子どもは「自分で選んだ」という感覚は持ていません。

のちのち、親子間でのわだかまりになってしまうことも多いのでご注意です。

 

お母さん
自分でも、どれが正解なのか
わからないまま
どれも、あれこれやっていました

もしかしたら、それで
ケース2になっちゃったのかもしれません💦

 

大丈夫ですよ 🙂 

どれもお子さんを想うからこそ
やってしまうことばかりです。

 

大切なのは
ここから関わり方を変えていくことです。

いつからでも、どんな状態からでも
舵を切ることができます!

 

まずそのために
次はお子さんの「今」を見極めましょう。

「よく寝る」時の見分け方のポイント

焦ってしまう時の対処のポイントを示すうさぎのイラスト一番分かりやすいポイントは
子どもが起きている時に
気持ちが落ち着いていて
家族と普通の日常会話ができるかどうか
です。

学校についてではなく
何気ない会話ができていて
表情に穏やかさがあれば

ケース1の「癒やしの睡眠」である可能性が高いです。

 

逆に、話しかけても返事がない、

すぐ部屋にこもる、表情が硬いまま

イライラしてばかり・・という状態が続くなら
ケース2の「現実逃避の睡眠」を考えます。

 

そして、もう一つ見ておきたいのが
夜の寝つきです。

夜なかなか寝つけなくて
明け方にやっと眠るので
昼過ぎまで起きられない。

こうしたパターンはよく見られます。

夜更かしで身体のエネルギーが不足する様子を表す勉強する男の子とゲームする子「長く寝ている」ことよりも
「いつ寝て、いつ起きているか」
に目を向けてみてくださいね。

 

寝付けない理由には
本人がまだ不安やショックで奮していて
リラックスできていないことや

ゲームやSNS、動画など
デジタルを遅くまで使っていることなどが多いです。

 

このような夜更かし・朝寝坊のケースでは
日中もイライラしやすいか
逆にぼーっとしている状態です。

 

これらの見分けポイントで
お子さんがどちらのケースかを
判断してみてくださいね。

 

お母さん
子どもの状態がそれぞれのケースで
かなり違うんですね。

ケース別・家庭での関わり方

焦ってしまう時にAかBか迷う女の子のイラスト次はそれぞれのケースで効果的な
家庭での関わり方についてです。

 

ケース1「癒やしの睡眠」の場合:寝る時間を固定する

夜10時など
ベッドに入る時間を固定します。

 

そこから何時間眠るかは
最初のうちは無理に起こさず
子どもの身体に任せます。

もし、10時寝ても起きる時間が
昼の12時を過ぎるようならば
寝る時間を夜の9時などに早めますが

 

基本は「起きる時間」より
「寝る時間をずらさないこと」。

これが昼夜逆転を防いて
心身のエネルギーが回復した時に
学校へ戻りやすくなるポイントです。

 

期待する心理と向き合う準備が整うと対応が楽になるOKポーズのウサギのイラストだんだん眠りが足りてきたら
夜10時の眠気が薄くなります。

そうしたら
遅く寝るのではなく

起きる時間の方を少しずつ早めることを
本人と話し合って決めていきます。

 

今、夜10時に寝て午前10時に起きているならば
夜10時に寝るのは変えずに
午前9時に目覚ましや声をかけるなどして起きるようにします。

こうやって、必要な睡眠をとりながら
朝一からの登校にも間に合う時間に
起きられるように少しずつ進めていきます。

 

大抵、4日くらいずつ位
しっかり眠ることが続くと
1時間くらい減らしても大丈夫になることが多いです。
(個人差はあります)

 

また、もちろん
心身のエネルギーを高めるための
必要な栄養もとることで
回復はさらに、早く、しっかり進みます。

 

ケース2「現実逃避の睡眠」の場合:まず栄養、そして昼寝をしない

子どもは、自分の眠りを
コントロールすることが
まだ難しい状態です。

このケースでは先に
まず栄養をしっかり摂ることから始めます。

これがないと
寝付きの改善を提案したり
デジタル使用のルールを決めても
うまくいかないことが多くなります。

 

そしてその上で目指すのは
「昼寝をしない生活」です。

 

お母さん
まさに、うちはこのパターンです。

このパターンの場合
朝、早く起こした方がいいんでしょうか?

 

まだ初期のエネルギー不足の状態で
朝無理に早く起こすと

日中に長い昼寝をしてしまうとはよくあります。

長い昼寝をすると
また夜眠れなくなります。

これれがよくある落とし穴です。

 

夜はなるべく早く(眠ければ9時からでも)寝て
起きる時間は午前中をキープします。

遅くとも、昼の12時は超えないのがポイントです。

 

昼間一人で家にいる子ほど
早く寝ることが大事になります。

 

どちらのケースでも
身体のエネルギーを上げる栄養が
回復のスピードを大きく左右します。

私たちの身体は
食べたものからしか作られません。

心(気持ち)と頭(考え方)の回復は
身体という土台があってこそ進むのです。

 

長すぎる睡眠を必要としなくなって
少し活動量が増えてきたら
本格的な回復期に入ったと言えます。

回復期には回復期の対応をするようにします。

参考:不登校への親の対応:回復段階別・年代別のポイント

実際に回復していった2つの事例

お母さん
うちの子も 本当に
こんなふうに変われるでしょうか……。

 

はい、これまで実際にあった
回復例を2つご紹介しますね。

 

【中学2年生・女の子の場合】
本人にも理由が分からないまま
不登校になったことで
不安でかなり落ち込んでいました。

その時にお母さんが

「今は心身のエネルギーを十分に取り戻すように
やすみましょう。

それでまたちゃんと戻れるようになるよ」

と伝えたことで安心できて
よく眠れるようになりました。

 

子どもをなんとかさせたいという期待する心理と愛情の葛藤で涙するハートのイラスト頑張り屋さんだったので
それまでかなり無理をしていたようで
最初は10時間寝てもまだ眠いという状態でした。

まず、学校がある時と同じ
夜10時に寝ることだけを決めて
起きるのは本人に任せました。

 

最初は11時頃まで目が覚めませんでしたが
4日ほど思いきり眠ると
日中の眠気が減っていきました。

 

そこから「次は10時には起きてみるのはどう?」
と声をかけて
さらに5日ほどで
9時頃に自然と目が覚めるようになりました。

 

必要な栄養を摂ることも続けたため
2週間で生活リズムがかなり整いました。

明るくなって
自分から買い物や家事を
手伝ってくれるようになりました。

 

期待する心理を手放し新しいパターンを続けることで子どもが前向きに変わる写真その後、回復期の注意点に気をつけながら過ごして
順調に再登校、そして完全復帰。

 

「不登校になる前は
すごくぐったりしていて
何をするにも億劫だった。

今はとても身体も気分も軽い」

と、部活で日に焼けた笑顔で話してくれました。

 

【小学5年生・男の子の場合】
すでに数ヶ月不登校で
ゲームや動画の時間が長く

夜遅くまでデジタル機器を触って
朝は起きられずに遅くまで寝る、

という昼夜逆転の生活になっていました。

 

ゲームを取り上げるのではなく
「学校のある時間帯と夜10時以降は使わない」
というルールにしたところ

今度は「やることがない」と
日中一人でお留守番なので
昼寝をするようになってしまい
また夜眠れない、という悪循環に陥りました。

そこで日々のなかで
身体に必要な栄養を取り入れることを
強化しました。

 

最初は文句ばかりでしたが
やがて本人から

「退屈だから学校に行こうかな」
という言葉がでるようになりました。

そのタイミングで
朝から行ける時間に起きる必要性を
親子で話し合って
本人もしぶしぶながら昼寝をやめて
夜早く寝るようになりました。

 

そういう日々を過ごしているうちに
ある朝、友達が迎えに来てくれて
登校できたことをきっかけに

自分から準備して待つようになりました。

以前の、友達が迎えてに来ても
全く起きれず
しかもそれを改善しようとしなかった状態から
大きく変わったのです!

 

初めはまだ疲れやすかったので
登校の日数や時間を少しずつ増やすことにして

約1ヶ月後に完全復帰しました。

「ゲームは今も好きだけど
友達と実際に会って話す時間も楽しい」
と言って

今は中学で友達と運動部に入るのを
楽しみにしているそうです。

 

お母さん
実際に、そうやって回復したお子さん達もいるのですね

うちもできそうな気がしてきました!

 

もし、見極めが一人では難しい時には

2つの例を読んで、「うちもこうなれるかも」と感じていただけたら嬉しいです。

ただ、お子さんの状態を一人で見極めたり
次のステップへの進むタイミングを見つけるのが
難しいと感じる方もいらっしゃるかも知れません

 

★2つのケースが混ざっているようで
 日によって状態が変わったりする

★毎日一緒にいるお母さんだと
距離感が近すぎて子どもの状態が見えにくくなる

★声かけのタイミングや栄養の整え方を
子どもの性格や体質に合わせるのが難しい

★頑張っているつもりで
子どもトのコミュニケーションがうまくいかない・・

 

中1ギャップを乗り越えて星を目指す人物を表した思春期カレッジのロゴマークそんな時には
ぜひ個別に問うカレッジにご相談ください。

17年間の思春期の現場のけいけんから
役立つコツをしっかりお伝えします。

思春期最幸家族講座

個人コーチングセッション

 

今回ご紹介した2つの例でも
「今はどの段階か」をご一緒に見極めて
その時々に合った関わり方を選んで
順調に回復していきました。

 

思春期最幸家族講座の
90分の無料個別相談会
では
次のことを一緒に整理します。

☆お子さんの睡眠が「回復のための休息」なのか「不調のサイン」なのか

☆声かけ・食事・生活リズムで、今日から何をすればいいか

☆学校復帰や進学など、この先の道筋をどう描いていくか

不登校の回復期、よく寝るのは良くなるサイン?:終わりに

お母さん
「よく寝る」と同じ表現でも
全く違うけーすがあるというのが
目からウロコでした!

自分のケースがどれなのかを
知った上で
対応することが大事なんですね。

 

幸子さん
そうですね。

なので、個別対応が
一番必要な対応や
コミュニケーションの仕方が分かるので

結局一番早道なのです。

 

お母さん
毎朝、仕事に行く前に
子どもの部屋の前で迷う日々を
ついに終わらせられると思うと
本当に嬉しいです。

睡眠が整うことが
不登校からの回復に繋がることに
希望が持てます。

次はまた詳しく
うちの子についてご相談させてください

 

幸子さん
はい、応援しています!

 

 

♡♡あとがき♡♡

睡眠は、生活リズムに直結しますし
栄養と並んで
生きる身体の土台です。

子どもはまだ
自分だけでは睡眠を整えることが
難しいことはよくあります。

 

たとえば

○もともと寝付きが悪い

○すぐにイライラしたり
ぐるぐる思考に入るので
入眠が難しい

○起立性調節障害のように
朝起きるのが難しい

という場合も
当カレッジの豊富な経験から
家でできる、効果的な対応をお伝えします。

 

また、学校に行けていても
睡眠の乱れから

○朝から行けない

○単位がとりにくい教科があり
鍼灸や在籍継続のために対策が必要

○受験が迫っているために
なるべく早く回復したい

等のお悩みもご相談ください。

 

そしてとても大事なことは
お母さんも良い睡眠をとることです。

お子さんをサポートするには
サポートする人も
気力・体力が必要です。

 

焦りを手放して自分を受け入れることを表すハート型の雲と両手お母さんの心身の健康を
大事にすることは
お子さんの回復にも繋がります!

 

親子で最幸の思春期を
過ごせますよう
いつも応援しています
(^_^)/

 

 

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