習慣を変えるステップで子育てが楽になる|「何度言っても…」を卒業する思春期サポート術

 

習慣を変えるのは、ちょっと難しく感じます。

なぜなら習慣は「考えなくても当たり前にできる言動」だからです。

意識せずにやってしまう行動の前に
「違うことをしよう」と意識しないと
違うことをするのは難しいのです。

 

でも、自分自身や
子どものお困りにつながっている
習慣になっている言動を変えるための
誰でもできる有効なサポート方法があるので、ご安心ください!

 

お母さん
うちの子、『わかった』って言うのに、やらないことが多いんです!

学校から帰ってきたら、お弁当箱をすぐに出してほしい。

宿題を終わらせてから遊んでほしい。

そんな、ほんの小さなことなのに。

何度言っても
その場では「わかった」と返事をするのに
実際にはできないんです。

たまにできてる日もあるので
余計に「やればできるじゃない」と思ってしまって。。

できない日には
私もつい強い口調になってしまいます。

 

 

なるほど 🙂 

 

お母さん
でも、私もあとで思うんです。

「私、また怒っちゃった」
「もっと優しく言えばよかった」って。

 

そのお気持ち、とってもよく分かります。

私も何度も経験しました!

 

そして今の私からお伝えしたいのは
あなたは決して

子育てが下手なわけではない
ということです。

むしろ、お子さんの成長を
真剣に見守りたいと願っているからこそ
悩んでいらっしゃるんですよね。

 

お母さん
そういっていただけると
ちょっとホッとします。

でも、ネットで調べてもママ友に聞いても
みんな言うことが違って……。

放っておけばいい
いやいや厳した方が良いって。

どれが正しいのか、もうわからなくて困っています

 

そうですね、情報が多すぎると
かえって迷子になってしまいますよね。

これは、今とても多いお悩みです。

 

今日は「どの意見が正しいか」ではなく
そもそも人はどうやって行動を変えるのかという
土台から見てみましょう

ここが見えると、うんと気持ちが楽になりますよ。

 

お母さん
はい、ぜひ知りたいです!

「言われたからすぐできる」は、大人でも難しい

実は、「言われたからすぐに習慣を変える」のは
大人でも難しいものなんです。

例えば大人でも
「明日から早起きしよう」
「間食をやめよう」と決めたとしても

翌日からピタッとできる確率は
それほど高くありません。

もちろん、私もその一人です 😳 

 

大人でさえ、これまでの習慣を変えるのは
本当に難しいものです。

でも、だれでも他の人
特にわが子には「一度言えばできて当然」と
無意識に期待してしまうんです。

 

お母さん
確かに、そうですね

一度言ってもできてないと
「前にも言ったよね」と
怒り口調になってしまいます。

 

ちゃんとやって欲しい
と言う思いがあるからですね 😉 

 

そしてもちろんお子さんが
「わかった」と言うのは

嘘でもごまかしでもないことがほとんどです。

その瞬間は、本当にわかっているし
やろうと思っているんです。

 

でも、「わかる」ことと
「できる」ことのあいだには
実はいくつかのステップがあります。

 

お母さん
わかると、できるは違う……

 

はい、ここがすべての出発点です。

では、その長い道のりが
具体的にどんなステップでできているのかを
次に見てみましょう。

習慣が変わるまでの「7つのステップ」

習慣というのは
「すでに意識しなくてもできる言動」です。

つまり、無意識にできる言動なんです。

 

車の運転を習った方は
曲がり角手前まで来たら
最初は意識してウインカーを出していたのに

何度も繰り返すうちに
意識しなくても曲がり角手前で
楽にウインカーを出していますね。

 

また、掛け算の九九も
最初は計算しながら言いますが

何度も言っているうちに
無意識でパッと答えが出てきます。

 

このような無意識にできること、を
別の言動に置き換えるのには

まっさらな行動を無意識に落とし込むよりも
それなりに意識して練習することが必要なんです。

 

お母さん
あら、今の例え、
よくわかります!

 

なので、無意識でやっている習慣を変えるには
ある日突然パッと変えようとする・・
のは、ハードが高いんです。

 

無意識の習慣が変わる時には
このようなステップを順番に踏みます。

例と一緒に見てみましょう!

 

① 今の問題に気づく
(お弁当箱を出さないとお弁当箱を出さないとカビが生えて不衛生だと自覚する)

② 変えたいと思う
(汚いし、親に怒られるのも嫌だし、帰ったらすぐ出そうと思う)

③ やってみる
(今日は意識して、帰宅後すぐに出してみた)

④「できた」という体験を得る
(出せたら親に「ありがとう」と言われ、気持ちよかった。
 自分もやれた、という手応えを感じた。)

⑤ 何度かやれるときがある
(週に2回くらいは、言われなくても出せるようになった
まだ、忘れて前のようにすぐに遊んでしまうことがある)

 ⑥ やれる時が増える
(何度か声をかけてもらったので
週の半分以上は、自然と出せるようになってきた)

⑦ 当たり前にできる、新しい習慣になる
(何も考えなくても、帰宅後のルーティンとして手が動くようになった)

 

細かく分解するとこうなります。

 

お母さん
いくつか、踏むべきステップがあるんですね

だから、まっさらに始めるよりも
難しいのね・・

 

そうなんです。

そして大事なのは
お子さんが今、この7つの
どこでつまずいているのか
ということです。

それによって
かける言葉もサポートの仕方も違っています。

 

お母さん
えっ、つまずいている場所で
対応の仕方が違うんですか?

 

はい、まさに
そこが核心です!

次は具体的に見てみましょう。

躓いているステップはどこ?対応のポイントと土台の重要性

まず、一番大事なのがステップ①②です。

①②があやふやで
そもそも「自分は困っていない、やる意味を感じてない」段階の子に
「ちゃんとやりなさい!」と言っても響かないですね 🙄 

本人が問題だと思っていないんですから。

 

ここで必要なのは叱ることではなく
「出さないとどうなるか」を
一緒に考えるようなコミュニケーションです。

 

人からの評価が怖くて焦ってしまう様子を表すカエルとうさぎのイラストもし「それは親がやればいい、
自分は困らない」なら

やらない場合にはこちらも
その次の行動をしないとか

その作業を子どもの役目にするのも一つのアイデアです。

例だと
弁当箱を夕飯前に出さなければ
次の日は弁当なし
または自分で詰める、
他にも弁当箱洗いは自分がやることにするなど。

 

そして、次に大事なのが③です。

一回でもできた時に
それを承認することは
子どもにとって大きな勇気づけになります。

 

お母さん
やっとできたのねって
思っちゃいます

 

何度も伝えた後なら
そう思うこと自体は別におかしくありません。

その気持ちをぶつけなければよいだけです。

そして、「記念すべき1回目!」として
「頑張ったね」という気持ちを込めて
承認するのがおすすめです。

 

心理学での法則として
「注目したものが増える」
があります。

例えば、この人嫌だな、と思ったら
その人の嫌なところばかり目につきます。

また、自分が妊娠したら
外で妊婦さんを見つけやすくなるのも
有名な話ですね 🙂 

 

なので、例え「できたが1回」や
{たまにだけ」でも
そこに注目していけば

それが増えていくのです。

 

お母さん
そうなんですね!

 

はい、私たちも
誰かにちょっと親切にした時に
「親切にしてもらってありがとう」
と言われたら

「親切な自分」をちょっと意識するようになりませんか?

 

お母さん
はい、何も言われなかった時とは
違います。

 

子どもにも、自分にも
増やしたいものには
どんどん注目するのがおすすめです!

 

そして、④まで来ている子――
つまり一度はできたのに続かない子には
叱責やイヤミは逆効果です。

この子に必要なのは
「昨日できてたね」と
ただ、できた事実に光を当てることです。

昨日できた、ということは
本人に少しでも習慣を変えようとする
気持ちがあってこそです。

 

階段ですれ違う二人のピクトグラム「昨日はできてたのに」だと
「今日できなかったに注目しちゃうので
気を付けてくださいね 😉 

 

⑤の「できる日とできない日が混ざる」時期こそ
実は一番大切な踏ん張りどころです。

ここでお母さんがイライラしたりして
「なんでできないの!」と反応すると
せっかく芽生えた「やってみよう」の気持ちがしぼんでしまいます。

 

つまり、「たまにできる」というのは
失敗ではありません。

⑤という、ちゃんと前に進んでいる証拠なんです。

 

お母さん
え……。あの『たまにできる』が
成長の途中だったんですか!

私、できない日ばかり数えて怒ってました

 

はい、人の脳はどうしても
「できたこと」よりも「できないこと」に反応しがちです。

良くないことに注目することで
対策をとろうとするためです。

(良いことは放っておいても
危険ではないため)

 

なので、多くのお母さんが
ハマりやすいポイントです。

でも、気づけた今がリスタートです 🙂 

 

⑤でもできたことに
承認の言葉をさらっとかけ続けると

次の ⑥ やれる時が増える
⑦ 当たり前にできる、新しい習慣になる

は、かなりスムーズに進みます。

ここまでくると加速がついているので
それほど時間はかかりません。

 

お母さん
よくわかりました!

①②の本人の「習慣を変えよう!」
というモチベーションを
はっきりさせることと

③以降のわずかでも
「できた」に光を当て続けることが
とても大事なポイントなんですね!

 

はい、そうです。

これはどんな習慣を変える時にも役立ちます。

 

お母さん
このステップを進んでいくスピードに
個人差はありますか?

うちの子、なんだか遅い感じもします。

 

はい、ステップそのものは変わりませんが
変わるスピードには個人差が出ることもあります。

お母さん
それは、やる気や性格の問題でしょうか

 

いいえ、やる気や性格の問題ではありません。

当カレッジの17年間で、数千のご家族
と向き合ってきた経験からの
『3シナジーメソッド』の観点からすると

子どもが行動を変えられない時にも
ちゃんと理由がありますが

それはよく言われる
「やる気=感情や思考」ばかりを考えるのでは見つかりません。

 

人間の行動は【身体】【心】【頭】の3つが
密接に連動して成り立っています。

 

まず、シンプルに「頭」の情報不足、というのもあります。

 

例えば「帰宅したらすぐに弁当箱を出す」と言う
新しい習慣行動についてだと

その「すぐに」がはっきりわかっていなかったり
(本人は1時間後でもOKと思っていたりする)

または、どこまでどうすればいいのかが
ぼんやりしていたり

帰宅後にどのタイミングだと出しやすいのかが
分かっていなくて
「そのうち」と思っていたり・・

などの、情報不足があります。

 

そこは確認して
お互いの情報をすり合わせるのがおすすめです。

 

そしてより、大きな要因として
お子さんが
身体のエネルギー不足」である可能性もあります。

 

体調不良で学校に行けず疲れ切った様子を表すくたびれたロボット例えば、お弁当箱を出せない時には
お子さんは学校での人間関係や部活
勉強のプレッシャーでくたびれていて

成長期特有の栄養の偏りも相まって
身体」のエネルギーがかなり不足状態にあるのかもしれません。

 

身体がエネルギー不足で疲弊していれば
当然「感情」は不安定になるので
イライラしたり無気力になります。

そんな状態だと、いくら頭のどこかでは
『お弁当箱を出さなきゃ』とわかっていても
必要なタイミングで思い出せない

つまり、身体がスムーズに動かないのです。

脳の配線も身体の問題です。

 

お母さん
身体のエネルギー不足で
スムーズに行動できないってこともあるんですね 😯 

そんな風に子どものことを見たことがありませんでした

 

はい、またエネルギー不足の状態だと
「やろうと思っていたことができなかった」と言う自分にもイライラしますし
さらにそれを注意されたら
「いちいちうるさいな!やろうと思ってたのに」と
敵対的な気分にも簡単に突入してしまうのです。

 

お母さん
あ、それうちのパターンかもしれません💦

 

一般的なアドバイスがうまく行かない理由はここにあります。

「うちはこうやってるよ」

「声掛けで全部うまく行く」は

頭の情報が揃っていて
その子の身体と心のエネルギーがある程度
整っているから通用する状況で有効なことでもあります。

 

また、もともと行動を変えるのが苦手な子もいますし

何らかの理由でイライラして
そのストレスを「親のいう通りにしないこと」で
発散しようと無意識でなっている状況もあります。

ある種の八つ当たり状態です。

 

苦手の原因を考えることを表すはてなマークと女性の写真このように、もし上記のステップが
なぜだかスムースに進まない時には

個別に子どもの身体・心・頭の状態も
チェックしてみるのがおすすめです。

そこに、その子の理由が必ず見つかります!

 

思春期は成長期である分
エネルギーをたくさん必要とする時期です。

勉強も部活も人間関係も
お互いを比べて
常に成長を求められる傾向もあります。

心身のエネルギー不足になりやすい時期でもあります。

 

でも、ご安心くださいね 🙂 

お子さんが自立した意思決定をして
自分から習慣を変えていくために

身体・・栄養や神経系の落ち着きと
感情・・安心感)を整える
根本的なアプローチがあります。

ピンときた方は思春期最幸家族講座
個人セッションをご活用ください

ご家族の未来が大きく変わります!

お母さん自身の「つい怒ってしまう習慣」も変えられる

お母さん
ここまでお話を聞いてきて
気づいたことがあります。

実はお弁当箱を出さない子どもだけでな
私自身も同じ状態かもしれません

私、本当は子どもにもっと優しく声をかけたいんです。

でも、気づいたらイライラして、感情的に注意してしまっています。

『優しくしよう(変えたいと思う=ステップ2)』と思っているのに

実際の行動(ステップ)まで行けない。。

子どもに『何度言ってもできない』と怒りながら
私自身が自分が決めたことをできていないんです。

 

今、ご自身でそこに気づかれたのは
本当に素晴らしいですね!

そして、安心してください 🙂 

 

お母さんが『つい感情的に注意してしまう』というのも
長年培われた一つの『習慣』に過ぎません。

愛情が足りないわけでも
母親失格なわけでもないんです 🙂 

 

お母さん自身も、家事や仕事、
子育てのプレッシャーで
余裕を持てないこともありますよね。

それで焦って子どもに
①からすぐに⑦まで期待してしまったり

自分自身にも同じように
②からすぐに⑦を求めてしまっているのかもしれません。

 

自己管理ができないと焦らずまず深呼吸する棒人間のイラストそういう時には、まず深呼吸です!

そしてご自分の②を
より深く探ってみましょう。

例えば「すぐに怒らずに優しく伝えるようになりたい」のは
もっと深めると
それでどんな未来を本当は求めているからでしょうか

 

そこに、お母さんの
習慣を変えたい大きなモチベーションがあります。

その大きなモチベーションと繋がれると
それ以降のステップも進みやすくなります 🙂 

 

お子さんの習慣とまったく同じで
「優しく声をかける」も、ひとつの新しい習慣なんです。

なので、③以降も同じです。

「できなかった」に注目するのではなく
「少しでもできた」ことを見つけて喜んで
次につなげていきましょう!

それがうまく行けば
後は加速がついて進みます!

 

焦ってしまう時の対処のポイントを示すうさぎのイラストまた、他の要因

★言い換える良い言葉が見つからないなどの
コミュニケーションの情報不足

★お母さんの身体・心・頭のエネルギー不足

がある場合でも解消できます!

こちらの個別にご相談くださいね 😉 

 

お母さん
私も変われるんですね!

いつもこんな自分はダメだと
責めてばかりでした

 

もちろん、大丈夫です!

お母さんがご自分の
新しい習慣を手に入れることは

習慣は変えられる、という良いお手本になります。

人は難しいと思ってちゃんと変われるんだ」
ということを
言葉だけではなく実際の行動で伝えられるからです。

習慣を変えるステップで子育てが楽になる:おわりに

お母さん
子どもが習慣をなかなか変えてくれない。

「分かった」と言うのにやらないのは
親子関係が悪いからか
自分の言い方が悪いからか・・と

悪いとこ探しをしていました。

私、子どもが
『わかった(ステップ2)』と言っただけで
いきなり『当たり前にできる(ステップ7)』を
期待していたんですね。

たまにできる日があるというのは
ステップ5の段階と分かったのは大きいです。

 

そして、子どもができないのにも理由があって
どれへにも関り方もちゃんとあると分かったので

とっても気持ちが楽になりました!

 

幸子さん
お役に立てて良かったです。

どんな「できない」状況にも
その人なりの理由があります。

そしてその理由に手当てをすれば
ちゃんとスムースに前に進めます。

 

お母さん
ええ、嬉しいです。

そして私も
同じステップを通っていいんだ、
と思ったら、なんだか肩の力が抜けました 🙂 

 

幸子さん
その感覚、とても大切ですね 🙂 

リラックスして
「できているところ」に目を向けて
ご自分に優しくしてくださいね。

子育ては、お母さんが自分を責める場所ではありませんから。

 

お母さん
はい、まずはステップが進むようにやってみます!

次はより個別に子どもの身体・心・頭について
ご相談させてくださいね

 

幸子さん
はい、応援しています!

 

 

♡♡あとがき♡♡

ここまで読んでくださったあなたは
もう「なんでできないんだろう」
「何が悪いんだろう」という質問を
ぐるぐる繰り返すこととは
おさらばされていると思います。

 

そして
「うちの子は、7つのステップのどこにいるんだろう?」

「私は、どんな声かけに変えると効果的かな」

「私も習慣を変えてみよう」

という言葉に代わっていらっしゃることでしょう。

 

周りと比べて焦ってしまうことを表すカラフルな人々のイラスト子育ては
一人ひとり、そして時期でも違います。

一般論では答えがすんなり手に入らないのは
お子さん一人ひとりで
前に進めない場所とその理由が違うからです。

 

当カレッジでは
あなたのお子さんの状況を具体的にうかがいながら
「今一番早くサポートが必要なところ」と
「どんなサポートが効果的か」を
ご一緒に整理する個別相談会をご用意しています。

お子さんの前に進めない理由と対応も
きっと見えてきます。

思春期は長いようであっという間に過ぎます。

子育てを楽に、楽しい時間にしてくださいね
(^^)/

 

 

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