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思春期の子どもについてもっと知りたいことを
お気軽にこちらから教えてください
最幸の親子関係を作るお手伝い
こんばんは。
今日は良いお天気の中
車で山形から仙台まで
お買い物に行ってきました 😀
さて、自分のことが嫌いな子のお話です。
「自分の感じたことは表現したい。
自分らしくいたい」
という気持ちと
「人とうまくやりたい」という気持ち
どちらも大事な自分の気持ちですね 😀
特に思春期には、この2つの気持が
それぞれにどちらも強くなってきます。
なので、自分の中でこの2つが
ぶつかることがよく起こります。
何気ない友達の一言から
考えをめぐらしているうちに
自分のことが嫌いになってしまうのも
自分の中に、もともと
この2つの気持のぶつかりあいがあるからです。
じっくり落ち着いて友達の言葉を
ていねいに紐解いてみれば
そんなに複雑なことではなかった・・
ということもよくあります。
思春期には、自分の中で
この2つの気持ちがぶつかることは
本当によくあるのですが
その時に
「どちらか一方に肩入れしなければ」
と思っているとつらいです。
どちらかを優先するために
片方を犠牲にする、というやり方では
やがて無理が出てきます。
「うまく折り合いをつけて」いきたいですね。
この「折り合いをつける」ということを
思春期には、是非覚えて欲しいと思っています。
思春期ではものごとを
○か☓か、0か100かでとらえることが結構あります。
特に頑張りやさんは
「きちんとやろう」
「完璧にやりたい」
という気持ちが強いので
なんでも白黒はっきりとつけたがるという傾向があります。
自分の中にある気持ちでも
対立しているように感じると
どちらかを「勝たせて=優先させて」
片方を「負けさせる=我慢する」ことで
乗り切ろうとすることが多いのです。
でも、人の気持ちはそういつでも
簡単に割り切れるものでもないので
白黒つけようとしてもうまくいかずに
自分で混乱してしまうことも多いのです。
そして混乱している自分のことを
嫌いだ〜と思ってしまうこともよくあります。
「白黒つける」「勝負をつける」
以外にも
対立しているようなものへの
対応の仕方はあるものです。
何かが対立した時に
「どれかだけが100になる」以外にも
工夫次第では
時には75:75で両方が成り立ったり
自分では思っていなかったかたちで
100:100になったりもすることを
是非覚えてほしいものです。
また思春期には、自分自身の中に
何かを大事にしたい気持ちが
2つ以上あることを
「良くないこと」と捉えている場合もあります。
でも本当は、人には「◯がいい」
「▲がいい」「■がいい」
そんな気持ちが無数にあります。
そしてそれぞれは互いに無関係にただ存在しています。
時々それらがぶつかってしまう、
そんなくらいの話です。
で、ぶつかった時に
どちらかを諦めて片方だけにすることが
正解・・・というわけでもありませんよね 😉
どれも自分にとって大事ならば
どれもとれるように工夫すれば良いのです。
それが折り合いをつける、ということです
(^^)
何かを得るためには、
何かを犠牲にしなければと
思っている子や
何か一つだけに専念することが良いと
思っている子も多かったりしますが
どの気持ちも大事にする、ということを
是非覚えてほしいものですね。
「勝ち負け」にしないようにやってみて
色々な折り合いの仕方を覚えられれば
「な〜んだ、工夫によっては
どれもとれるんだ!」と思えます。
そして、自分の気持ちに
折り合いをつけられるようになると
自分と他人の間でも
折り合いをつけられるようになってきます。
そうなれば自分自身が楽になり
世界が自分にとって
ずっと住みやすいところになってきます。
追伸:
山形から仙台までは
今日は車で50分でした。
ちょうどいいドライブ時間なので
気軽に行ける距離感です。
今週のテーマのブログです
① 自分のことが嫌いです
② こだわる自分が嫌いです
③ 怒ってる?自分のせい?
④ いつまでも同じ悩みが出てきます
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