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思春期の、自分で決めることの大切さと、親が知っておきたい落とし穴
思春期には、子どもが自分で決めるという体験を重ねることがとても大切です。
ただ、それはなんとなくわかっていても、
一方では
子どもがちゃんと決められるかと不安に感じることもあるものです。
親が先回りをせずに
子どもに決めさせよう!
と思いました。
でも、どうしても
「ちゃんと適切に決められるかしら?」
「もし失敗して傷ついたらどうしよう」
という不安があるんです。
どうしたら不安なく
子どもに決めさせられるようになれるでしょうか
はい、子どもが自分の課題について
自分で決めることはとても大切ですね。
ただ、思春期はまだ成長途中なので
いつでも、どんな状況で、どんな課題でも
子どもに丸投げしてOK・・・ではありません。
全部決めさせるのは不安です
でも、どこまで関わったらいいのかと悩みます
そうですね、では
子どもに自信を持って「決めさせる」ことができるよう
親として知っておきたい具体的な情報と対応のコツを
ご一緒にみていきましょう!
目次
自分で決めることの大切さとは?
自分で決めることの大切さについては
すでに数多くの研究があリます。
たとえば神戸大学が2018年に2万人に対して行った調査では
主観的な幸福感に影響する要因として
「自己決定指標」が
世帯年収や学歴よりも高い評価がでています。
神戸大学 2018.08.31 プレスリリース 『所得や学歴より「自己決定」が幸福度を上げる 2万人を調査』より https://www.kobe-u.ac.jp/ja/news/article/2018_08_30_01/
そうですね。
学歴は安心をくれたり
自己紹介の時に役立つのですが
それが実際の幸福に結びつくわけでもないという結果となっています。
たとえば、親に
勉強方法や通う学校を指示された結果として
高学歴になったとしても
その後の人生が幸せかになるのかな、ということです。
もちろん、自分で工夫しながら勉強したり
自分で考えて決定した結果の学歴ならば
それは自己肯定感を上げてくれます。
安定や便利さなどで
人生をより快適に過ごせるようになるでしょう。
「自分で決める」ということは
その結果を自分で負うということです。
どんな選択でも
「もしこれをやったら、こうなるかも」という
リスクがあります。
実際にやってみる前には
100%うまくいくかどうかはわからないものです。
それも踏まえて
「今はこうしよう」と決めることは
その子が自分で主導権を握る覚悟を持つことですね。
自分で決めたことについては
「言い訳」が減って
次のための改善点や工夫に意識が向きやすくなります。
つまり、失敗したとしても
立ち直るまでの時間が短くて済むんです。
逆に
誰かに指示されたり決められたことには
「自分が決めたわけじゃない」
という思いがあるので
言い訳が驚くほど増えます。
そして、「〇〇のせい」とそこにこだわるので
しっかり立ち直ることが難しくなります。
そして始めは良い判断ができなくても
繰り返していくうちに
「決めるには何を意識するとよいか」
ということがわかってきます。
そうやって
「自分の決める力」を育ててていけば
良い結果が出た時には
納得感や充実感、喜びをとても大きく感じられます。
そして
問題解決能力やストレス耐性が上がり
キャリアや人間関係でも
良い選択ができるようになります。
自分で考えて決めるということで
「自分はやれている」という感覚が持てるんですね
そうなんです。
それが本当の意味での「幸せ」に繋がります。
自分の人生の舵を自分で握っていなければ
いつ何が起こるのかわからず不安で怖いので
幸せは感じられなくなってしまいます 😯
そんな視点からも
親の過保護、過干渉、先回りは
「今こうやってあげると子どもが楽だから」
などの
「子どものため」という思いからでていても
目先に意識が向きすぎている状態とも言えます。
参考:過干渉な親をやめたい!と思った時に大事な3つのコツ:チェックリスト付き
その子の長い人生を考えると
子ども自身が長期的にみても適切な決断をできるように
サポートしてあげることが大事です。
やっぱり、子どもに自分で決めさせることは、とても大事なんですね
そうなんです。
ただ、「子どもに自分で決めさせることが大切だ」という考えを
実践する時には
気をつけたい落とし穴が3つあります。
要注意!子どもに決めさせようとする時の3つの落とし穴
子どもの幸せにつながるように
「自分で決めること」を練習させようとする場合には
気をつけたい3つの落とし穴があります。
子どもに決めさせることが大切でも
「子ども」は思春期でも
まだ発達途中で社会経験も少ないので
なんでも
「考えたりネットで調べれば良い結論が出せるはず」
ではありませんね。
小さいことであれば
子どもに任せても
あまりいい選択をしそうにない場合でも
あえて子どもに決めさせるのがおすすめです。
その結果を体験させることで
「より良い選択ができる決め方」を
工夫するという方向に応援できます。
ただ、志望校選択や塾の選択など
その先に大きな影響がある課題については
より慎重な決定が必要になります。
親が決めたほうがいいんでしょうか
やっぱり、子どもが最終決定者です。
ただ、良い決定ができるように
*その決定の先に望むものは何か
*考慮する条件には何があるか
*他に選択肢があるとすれば、何があるのか
など、必要なサポートをすることは大事です。
何度も話し合うことが
必要な場合もありますね。
例えば進路選択なら
実際の通学経路やその学校からの進学実績など
子どもが見落としたり
甘く見積もりがちなものは
一度子どもが自分で考えた後に
「これについてはどう?」と声をかけて
本人が気づくようにするのがおすすめです
また、時には家族のリーダーとして
親が守るべきことはしっかり伝える姿勢も欠かせません。
中学生になったのでスマホを買ってもらったA君は
「自分でルールを決めて使って」と言われました。
その結果、夜遅くまでずっとスマホをいじるようになり
成績も別人のように下がって
朝起きられないので不登校にまでなっていました 😐
スマホは小さい機械ですが
車のように
「持っているパワーと影響力」が大きいのです。
そういうものは車と同じように
安全な使い方のルールの中で
自由に使うべきものです。
それをしっかり伝えたり教えずに
「自分で決めて」と丸投げしたり
「子どもがやりたいって言うので」と
責任を子どもの気分に任せてしまうと
子どもの選択はうまく行かずに
お困りが生じてしまったり
結局「選択する力」が育たなくなってしまいます。
もったいないですね 😐
ただ、このような残念な状況からでも
仕切り直すことはできますので
ご安心下さい!
ピンときた方は思春期最幸家族講座やセッションで個別にご相談下さい。
他のことではうまく選択ができたり
以前は何でも自分で選択できていたとしても
子どもの状況によっては
良い選択ができないことがあります。
思春期の子どもの脳はまだ発達途中なので
特に長期的な結果を予測したり
感情・気分とうまく付き合う力が
大事な選択にはまだ不十分なこともあります。
目先の欲求や
その時の気分で物事を決めてばかりだと
結局良い選択にならないので
うまく行かずに
本人の自己肯定感も下がります
😐
また、ショックがあったり
疲れていたり
栄養不足・生活の乱れなどで
子どもの心身のエネルギーが低下している時には
「決める」こと、そのものが
とても難しくなることがあります。
たとえば
お店でちょっとしたお菓子を買うのにも
心身のエネルギー不足の不登校の子などは
決めることができずに
じっとお菓子の前で動けなくなることもあるのです。
そんな意味でも
不登校の子に大事な選択をさせるのはNGです。
例えば、子どもが
「通信に行きたい」と言ったからと
安易に通信に転校してしまうと
後から
「止めてくれればよかったのに」
ということも結構な頻度で起こります。
不登校である、ということは
心身のエネルギー不足や
脳バランスがまだ回復途中の状況です。
親が勝手に決めるのはNGですが
子どもに丸投げもリスクが高いのです。
親御さんが
様々な選択肢と可能性を踏まえて
子どもに働きかけるのがオススメです。
難しい時には
個別にご相談下さい。
子どもの身体・心・頭の状態をみたり
コミュニケーションをしながら
子どもがどのようにして決めようとしているのかは
チェックするのがオススメです。
子どもが自分で決めたことから
失敗することもありますね。
その結果は自分で背負うことが大事なので
親がさっさと尻拭いするのは
子どもにとってプラスにはなりません。
自分で自分の決定とその結果を振り返って
「次はこうしよう」と
具体的な工夫まで決められれば
その失敗は「次に繋がる経験」になります。
ところが
★失敗したことにショックを受けて
振り返れない
★失敗したと認めない
ということもあります。
このような場合には
同じ失敗を繰り返すばかりで
子どもの成長には繋がりません 😯
失敗が続くと
だんだん「やってみよう」という意欲も
なくなってしまいます 😐
子どもが失敗した後は
・ちゃんと振り返られているか
・具体的な改善案まで出せているか
をチェックするのがオススメです。
また、例えば学力テストなど
子どもも
「なんとかしたい」
「頑張りたい」
と思っていても
どうやったら成績をもっと上げられるのかが
見つけられない場合もあリます。
そのような場合には
・どこを上げたいのか
を聞いてみたり
そのためにできることの
アイデアをいくつか
「こんな方法があるよ」と
教えてあげるのがおすすめです。
意外と
本当はもっと成績を上げたいけれど
そのために何をすればいいのか
わからない・・
という子は多いんです。
塾に行っていても
質問の仕方がぼやけていると
先生もピッタリのサポートができないことがあります。
何を知りたいのか、を
言葉にするサポートはオススメです!
もう親は口出ししない!
と決めてしまいがちですが
0か100かでもないんですね
はい、そうなんです。
子どもに丸投げしてしまうと
決め方がわからなかったり
うまく決めれず失敗続きになってしまって
その結果
自分で決めることに自信がなくなってしまうことがあります。
また、相談しようと思っても
「自分で考えて」
「考えれば分かるでしょ」
という対応だと
人に相談することも諦めてしまいます。
結局決められないので
問題を先送りする癖がつくこともあるんです。
そうなってくると
自己肯定感も下がります 😐
逆の結末ですね
以前、あるお母さんが不登校気味の子に
「進路どうするの?
決まったら教えて」
と声をかけ続けていたことがありました。
お母さんとしては
「本人の希望で決めて下さい」
と言われていたので
良かれ、と思ってのことでした。
しかし、その子とセッションをした時に
「親は自分に関心がない。
突き放されている」
と思っていたと教えてくれました。
ずっと不安と孤独で
何年も過ごしていたと
高校生男子ですが泣いていました 😐
どちらも一歩踏み込んで
コミュニケーションができたら
そんなすれ違いは起きなかったのです。
そして、その後は
ずっと親に持っていた不信感を払拭できて
その子はとても元気になりましたので
ご安心下さい :-)
思春期に自分できめる力を育てるには、親のサポートが必要
思春期はまだまだ成長途中です。
とても柔軟で伸びる時期でもありますが
反面、バランスを崩しやすい時期でもあります。
まず、注意すべき点としては
身体のバランスを崩しやすいところです。
身体のバランス、というと
熱を出すとか
「病気」のイメージが湧くかも知れませんが
分かりやすく病気の症状が出なくても
身体のバランスの乱れが
日常生活に大きな影響を与えていることもあります。
✓朝起きられない
✓夜しっかり眠れない
✓何かをしようとすると頭痛や腹痛
✓すぐに疲れる
✓マイナス思考になる
✓やる気が出ない
✓イライラが収まらない
✓食べ物が偏る
などは身体のバランスが乱れているサインです。
そのような状況だと
自分で何かを決めて行動して
その結果をふりかえる・・・
ということがしにくくなりますし
無理にやろうと
あまり良い結果にはなりません 😐
まずは、身体のバランスを整えることから
始めるのがおすすめです!
そして2番めは
何と言っても脳の前頭葉が
絶賛発達中だということです。
思春期には
気分や感情にひっぱられやすくなったり
本能的な欲求が強くなりますが
それを客観的に見直す・・という
脳の前頭葉という部分は
25~30歳までかけて
ゆっくりと発達していきます。
そしてその部分は
必要な栄養が十分にあることが前提ですが
適切に使えば使うほど
しっかり発達します。
なので、思春期の子どもには
・なぜそれが欲しいのか
・どうやったら手に入れられるか
・もっとうまくやるには?
などの、声がけで
前頭葉を使う練習をさせることがとても有効なのです。
子どもの気分や欲求をホイホイ叶えるのは
正反対なんですですね!
そうなんです。
「子どもに決めさせる」
「子どもの気持ちに沿って」
とよく言われますが
その「決める理由」や
「気持ち」が
その時の気分や目先の欲求によるものならば
それは子どもの成長には繋がらないんです。
ここが頻繁に誤解されているところです!
「とにかく子どもの言う通りにしてあげて下さい」
と言われて
そうしよう、と頑張ったそうです。
ところが子どもは
最初は嬉しそうだったのに
だんだん無茶な欲求を言うようになったり
生活が乱れて困っている・・
と話をしてくれたことがあります。
残念ながら、そういう状況で
昼夜逆転したりゲー厶・スマホづけになっていて
本来の状態に戻りにくくなっているお子さんも
少なくはないようです 😐
でもご安心くださいね!
当カレッジでも
そのような状況から少しずつ
関わり方を変えていったことで
お子さんが本来のイキイキした状態になった!
という事例はたくさんあります。
「子どもの気持ち」という時には
「気分」「その場の欲求」のことなのか
「その子の長期的にプラスになる望み」なのかを
見極めることはとても大事です。
他にも、思春期には
友達がとても重要なものになりますので
友達に引きずられてしまったり
最近は親よりもYoutuberの言うことを
信じるというパターンもあります。
子どもにまるっと
大事な決定を投げてしまうのにはご注意です!
子どもの自分で決める力を育てるための、親のサポート5項目
子どもの自分で決める力を育てるための親のサポート5項目
思春期の子どもは成長期なので
心身のバランスが乱れやすい傾向があります。
まだまだ
「やる気さえあれば」
という考え方もありますが
やる気があっても
身体や気持ちがついてこないと
動けないものです。
思春期の子どもは
あまり自分の身体や心に敏感に気づけなかったり
それを言葉で表現するのが
苦手な傾向があります。
元気がない、疲れている
不機嫌、暗い・・
睡眠・栄養・生活リズムは整っているか
などで
日々の変化をチェックして見て下さい
心身が乱れていると
適切な判断ができませんので
心身がととのっていることは土台になります。
何かを決める時には
ばらばらに
●こうしたら、これは良いけど△が困る
●以前取りこぼした□のリベンジもしたい
●あっちも良いな、でも・・
みたいに、あれこれ頭のなかで
断片的な情報を浮かべているだけでは
良い決断はできません。
特に進路選択などは
その後に大きく影響しますので
きちんと情報を整理して考えることが大切です。
そのためには、まず
「何を自分は求めているのか」から始めます。
「できるかどうか」
「難しそう」は
一度完全に脇において
もし何でも叶うとしたら
自分はどんな状態になりたいのか、というところから始めます。
ゴールが決まると
今から動き出す方向が決まります!
ぐるぐる思考を「考えている」と
混同しないことは大切です
参考:ぐるぐる思考の対処法:思春期にこそ7つのステップを知っておこう!
また、2,3日、多くて1週間以上考えても
良い結論を出せない場合には
「情報が整理できてない」
「情報不足」の状態です。
新しい有益な情報を入れるか
誰かに手伝ってもらうタイミングです!
最近は、無料でたくさんの情報発信ができるので
ネットにはものすごい数の情報が溢れています。
数が多ければ
どうしても玉石混交になるので
質の高い情報を見極めて
自分で選んでいけるかどうかが
どんどん重要になっています。
お母さん・お母さん世代の
思春期の頃とは
比べ物にならないくらいの情報量に
今の思春期の子たちは囲まれています。
良い・悪いではないのですが
その波で溺れないようにすることは
とても重要です。
自分の目的を定めたら
☆情報を集める力
☆信頼性の判断
☆必要な情報を整理して結論を出す
というステップが
「情報リテラシー」と呼ばれます。
情報リテラシーは
これからますます重要な力となるでしょう。
進路選択や勉強方法など
大事な「決める」タイミングでは
この情報リテラシーが十分に活用されているかを
チェックするのがおすすめです。
情報不足でないか
怪しい情報に惑わされていないか
情報整理にぬけ・もれがないか
をチェックできるとよいですね
子どもの決める過程がうまく進むように
サポートする感じですね
先の未来への影響を考えたり
自分の他の生活や
周りの人への影響を考えるという力は
脳の前頭葉が司っています。
はい、さすが、バッチリおぼえていらっしゃいますね 🙂
赤ちゃんは「今の欲求や感覚」が全てですし
1ヶ月後がリアルにイメージできるようになるのは
小学生の後半以降です。
そうやって人の「予測する力」は
少しずつ育っていきます。
思春期になっても
まだ大人ほど予測力がないのは
アタリマエなので
時々チェックして
必要な時には声をかけてあげると育ちやすくなります!
「決める力」を育てるのに大事なのは
自分の決めたことの結果を
うまく振り返れるか、です。
「失敗」は悪いことだと思っていると
「うまく行かなかった」ことしか頭に残らずに
せっかくの経験を
次に生かせるようになりません。
失敗したら落ち込むのはしょうがないですが
何時までも引きずっているようであれば
「次にはどんな工夫をしてみる?」
と声をかけてあげるのがおすすめです。
同じように
失敗が怖くて向き合えずに
「まあ、これでもしょうがない」とか
「別にこれでもいい」とか言い訳して
ちゃんと振り返れないこともあります。
そのような場合も同じ声をかけるのがおすすめです。
また、その時の気分や感覚で
適当に決めてしまうと
後々うまく行かなくなりますし
振り返っても
決めた理由が
「嫌だったから」か
「やりたかったから」
しか出てこなくなります 😯
それだと
次回に行かせないので
「自分で決めなきゃよかった」
「自分はできないんだ」
と思い込んむようになることは多いです。
もったいないですね 😐
気分や感覚で決めないように
決める時に声をかけることも大事ですが
もしそうなってしまった場合には
「決める時に何を理由にしたの?」と
やさしく声をかけて
その後で
「本当はどんな結果が欲しかったの?」と
聞いてみるのがおすすめです。
子どもが、
自分にはその時の気分と
もっと心が喜ぶ思いの
両方があることに気がつければ
次から決める時の基準を変えるチャンスにできます。
良いサポートを実現するのは、親のコミュニケーション力
子どもの身体が大きくなったし
イッパシのことを言うので
もう大人と同じなのかと思いますが
やっぱりまだ子どもで
成長途中なんですね。
ふふ、そうですね。
私も子どもが中学生になった時に
「これで子育ては一段落」と思いました。
実際は
手や口を直接出すことは減ったのですが
より間接的なサポートは
それ以降の方が重要だったな、と
今では思っています 🙂
今日はいろんなことが分かって
目からウロコです。
ぜひ、やってみたいのですが
子どもへのサポートが
実際に自分ができるのかな、という不安があります。
子どもに摂って役立つことを
伝えたくても
「うるさい」とか
「いいから」とか言われそうです。
思春期になると
「自分で決めたい」という本能が強くなるので
あれこれ親に言われるのは嫌がることも増えますね。
大事なコツは
☆Yes, and。
すぐにダメ出しではなく、まず子どもの頑張っているところやできていることを伝えます。
☆言葉はできるだけ短く
☆本人のニーズに向けて、役立つ情報として話す
です。
今ここでわからせようと
くどくど話したり
圧をかけるのはNGです。
あくまでも決めるのは子どもで
その決めるために役立つ情報を渡す、という
感覚で話すと、子どもも受け取りやすくなります。
また、子どもが望む未来に向けて
なぜそれが役立つのか、という前提を伝えることも大事です。
はい、小さい頃と全く同じではないですね。
自立に向けての最終段階なので。
こちらのブログもご参照下さい
家族コミュニケーションを、思春期にバージョンアップしてますか?
また、思春期最幸家族講座では
個別のお子さん、お母さん・お父さんの個性や
状況に合わせたコミュニケーションを
具体的に詳しくお伝えしています。
ピンときた方はチェックしてみて下さい。
子どもが自分で決めることについてのある事例
Aさんは
中学生の娘さんの不登校についての
ご相談でいらっしゃいました。
講座で
身体を整えるところから始めることにしました。
始めはお子さんも
「そんなことはしたくない」
と言っていたのですが
お母さんが諦めずに
毎日穏やかに話をしてくださって
結局お子さんも自分の身体を整えるために
栄養、睡眠、生活リズムを大事に行動するようになりました。
その後お子さんは元気になって
自分から登校するようになりました。
しかし、登校を始めてすぐに
「私はもう元気なんだから
好きなようにする」
と言い出して
生活リズムなどが乱れ始めました。
その時、お母さんは
「ここで反対したら
気分を害して
また登校しなくなるんじゃないか、
また不登校の日々に戻るのは怖い・・・」
と恐怖に襲われて
子どもの好きなようにさせてしまいました。
その後2ヶ月ほどして
好きなようにしていたお子さんが
だんだん不登校の始まりの頃のように
不機嫌・イライラ・わがまま
を募らせるようになってしまったそうです。
今まで家にいた状態から
登校するようになって
より多くのエネルギーを必要とするようになったのに
心身が十分にエネルギーを作れない状態になってしまったのが
その要因です 😐
そこで再度ご相談があったので
また仕切り直しましょう、という事になりました。
子どもの機嫌・気分を損ねたら
逆戻りされたら怖いという思いから
子どもに好きなようにさせたことが
結局は子どもの逆戻りへの道になってしまった。。。と
気づかれたお母さんは
勇気を出して
子どもに「今必要なことはこれだよ」と
ブレずに伝えられるようになりました。
始めはお子さんから少し抵抗がありましたが
結局また娘さんは
再度体を整えることを
最優先にするようになり
また数カ月後には
本来の明るく楽しいお子さんになって
学校に進んで登校するようになりました。
「子どもに決めさせるには
優先順位などの必要条件を
きっぱりと伝えることもとても大事だと分かりました」、と
お母さんはホッとした笑顔で話してくださいました 🙂
自分で決めることの大切さと親が知っておきたい落とし穴:終わりに
親が全く関わらないことだと思っていました。
子どもに任せて本当に大丈夫なの?と
不安があったのですが
0か100かではない、と分かって
落ち着けました!
本当の思いとは違うことがあるというのも
響きました!
そこを見分けるのも大事ですね
思春期の子どもの成長を促せるか
「子どもの気持ちを大事にしている」と思って
実は逆になってしまうか、のポイントです。
またご相談いたしますね
❤❤あとがき❤❤
日常では子どもに
自分で考えて、決めて、行動して、
そこから学ぶというサイクルを
たくさん経験させるのがおすすめです。
成功も失敗も体験しながら
子どもは自分で工夫して成長していきます。
ただ、今は
進路選択などの重要な「選ぶ」ポイントで
選択肢が驚くほど多くなっています。
かつてのように
偏差値だけが大きな違い、、
という状況ではなくなっているんです。
中学・高校・通信高校、
短大、大学
専門学校、専門性大学など
実に様々なカラーと学部・学科があります。
同じ偏差値でも
全く違う環境になったり
その先の進路がかなり違ったりするのです。
考える時には
「自分の頃はこうして選んだ」
という親御さんのイメージは
一度脇に置くのがオススメです。
また、ネットのみの情報だと
発信者によっては
現実と違うこともあるので
実際に何度かその場に行ってみることも
とても大事です。
学校で「選び方」を教わっていても
実際に「選べない」子も多いで
ぜひ、チェックして見てくださいね。
選択肢が豊富ということは
自分により合う可能性を見つけるチャンスがある
ということですね。
ぜひ、良い選択を重ねて
たくさんの幸せな時間を手に入れて下さい
ヽ(^o^)丿
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