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思春期の子どもについてもっと知りたいことを
お気軽にこちらから教えてください
最幸の親子関係を作るお手伝い
こんにちは。
今新幹線に乗っています。
山形に向かっています (^^)
さて、思春期の子どもに
「ちゃんとやるって言ったじゃない」と
言いたくなる時のお話しです。
「ちゃんとやる」ことで
達成できるゴールについては具体的に共有できている。
特にそのゴールを達成することへの
抵抗があるわけでもない。
そんな時でも
「ちゃんとやれなかった」なら
何が起きているのでしょう?
こんな時のチェックポイントその3は
「その時の子どもの心身の状態が整っていたか」です。
心身の状態というとちょっと難しそうですが
よく言われる言葉だと
「心身のその時のコンディション」
「ステート」です。
一番短くて使いやすいので
「ステート」って書いていきますね 😛
ステートは「その時の状態」なので
実はすぐに変わりやすいものです。
その子の「目標」や「思い」
何かをするための「技術」は
一瞬では変わらないものですが
その子の気分や体調は
もっと短い時間で変わますよね。
今いい感じの気分でいても
誰かに何か気になることを言われたら
途端に気分が変わりますし
その逆だってありますよね。
体調についても急に風邪をひくとか
あっという間に怪我をする
なんていうこともあったりします。
変わりやすいがゆえに
何か大事なことをする時には
このステートにも注意して
整えるようにすることが重要です 😉
例えば、何度も世界大会で
優勝しているスポーツ選手が
今日オリンピック本番の舞台に立つとします。
きっと技術は金メダルに値する位充分ですよね。
そして目標=金メダル獲得に異論はありません。
モチロン全身全霊で「金メダル欲しい!」
「金メダルとれたら大満足!」
でも、その時に
「緊張しすぎている」とか
「パフォーマンスに集中できない」とか
「脚を怪我している」や「睡眠不足」
「充分に食事してない」などが
もしあったとしたら
「ステート」は整っていないことになります。
そのままで「ちゃんとやろう」としても
最高の結果がでることは難しいかもしれませんね。
ステートは変わりやすいくて
良い結果を出すことにダイレクトに影響を与えやすいんです。
最近はこのステートの大事さに
注目が集まってくるようになりました。
昔は
「本番で失敗するのは根性が足りない」
「本気でやりたいと思っていない」とか
責められることもありました 😯
でも今では「ステート」という概念が
広く知られるようになったので
スポーツ選手も本番直前まで
好きな音楽をヘッドホンで聞くことで
心の状態を前向きにするようにしたり
食事や睡眠管理などもしっかりするようになってきています。
スポーツだけでなくテストや発表会など
全ての”本番”では特に変化しやすい
ステートを整えることがとても大事です。
そして特に重要な”本番”でなくても
日々のすべてのパフォーマンスに
このステートが影響しています。
「ステート」というものを意識して
整えていくことで、実は
日々の生活の質が上がっていきます。
特に思春期の子どもは
ホルモンの関係で
夜更かしになってしまいがちです。
それで昼間の体調が整わないことがあります。
また、別のホルモンの関係で
感情が強く急激に変わりやすいので
「気分」も変わりやすいところがあります。
また、さらに別のホルモンによって
ある程度以上のストレスを受けると
大人よりも「鬱」状態になりやすいことも報告されています。
思春期の変わりやすい
「ステートを整えていく}ことを
意識できれば
随分日々の生活が変わってきます。
そのためには、ステートの重要性を
まず子ども自身がわかることが大事ですね。
ここ数十年で脳や神経系について
様々なことがわかってきましたので
ステートの整え方もどんどん
新しく有効なものが出てきています。
個別にぴったりなものを見つけたいときなど
ご相談くださいね (^o^)/
「子どもが自分で」に続きます。
追伸:
お昼には駅弁を買いました。
今日は「若鶏と彩り野菜のお弁当」です♡
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