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負けず嫌いな性格は短所から長所に!親の育て方のコツ
負けず嫌いな性格は、「負けたくない」という気持ちが強いことです。
「負けたくない」気持ち自体は良くも悪くもないものですが、その気持が何から来ているのかや、その気持ちが向いてる方向によっては、本人にとって良い結果を招かない場合もあります。
もしそのような場合には、これからご紹介する「負けず嫌い」を短所から長所に育てる親の対応のコツをお役立てください:-)
中学生になってからは成績や部活で、評価されることが増えました。
結果が良ければ本人も笑顔で良いのですが、思ってたような結果でなければ、かなり落ち込んでしまいます。
その差があまりに大きいので、このままで良いのかな、と最近気になっています。
なるほど
負けず嫌いな性格だと、『負けずにいい結果を出したい!』という気持ちが強いので、高い目標にも頑張れるという長所にもなります。
ただ、『負けたくない』気持ちが強すぎて、結果に感情のアップダウンが左右されてばかりだと、本人も周りも大変になってしまうこともありますね。
頑張ったのにいい結果が出ないと機嫌がとても悪くなるので、しばらく腫れ物に触るように気をつかってしまいます
周りに気を使わせすぎるのはやっぱりもうそろそろ卒業してもらいたいと思ってます
そうですね 🙂
負けず嫌いな性格でも、なぜ負けるのが嫌なのかや、誰と比べて負けたくないのかなど、より詳しくその子の「負けず嫌い」を見ていくと、その短所を長所に変えるポイントが見つかります。
では、負けず嫌いの性格について、ご一緒に詳しく見ていきましょう!
目次
負けず嫌いな性格とは
負けず嫌いな性格とは、負けるのが嫌で、思っているような現実を手に入れたいという欲求が強い性格のことです。
そうなんです。
『負けるのは嫌だ!』という強いエネルギーがあるということなので、もともと欲求が強いタイプというだけです。
「うまく行かなくても、やる気を出さずにそのままじっとしている」タイプの人もいますから、そのようなタイプのお子さんの親御さんは「うちの子にもっと負けず嫌いなところがあればいいのに」と思うこともあるくらいです
(^^)
そうですね。
ただその意欲が強すぎて、結果ばかりにしつこくこだわったり、逆に「負けそうだからやらない」などと、短所だと感じられてしまいます。
もったいないですね。 🙁
次は負けず嫌いの性格が短所となっている例をみてみましょう
負けず嫌いの性格が短所になる5つのパターンと親の対応
負けず嫌いが短所になる場合としては、まず
1⃣結果にばかりこだわる
結果にばかりこだわって、「思っていたような良い結果でなければすべて意味がない」と捉えてしまう状態です。
○か☓かの思考になると、例えば70点とれていても0点と同じだと扱うので、70点の「できているところ」にも、あと30点という「今後増やしたいところ」にも目がいかなくなってしまいます。
100点をとったとしても、「思い通りだった」と満足するだけなので、今回良かったところに目を向けることもあまりありません。
経験の中身をしっかりみることができないと、結局次に今回の体験を活かすことが難しくなってしまうんです 😐
良い結果には喜びの気持ち、悪い結果では子どもの悲しみ・怒り・悔しい気持ちを受け入れてから、それらについても言葉をかけるのがおすすめです
2⃣すぐに張り合う
勝ち負けに拘るので、何かと他者と自分を比べようとしてしまいます。
それがシンプルに次に頑張る動機になれば良いのですが、ただ「自分は相手より良かった、勝った」で終わってしまうのではもったいないですね。
さらに、その様な思いが態度に出れば、周りの人からも距離を置かれてしまいます
人が自分を知るためには、他者と比べるしかありません。
そういう意味では他者が気になるのはしょうがないのですが、「常に自分が勝ちたい」という結果を求める気持ちが先行してしまうと、仲間や良いライバルとしての関係が持てなくなります。
人の成功を羨ましいと思うのは自然ですが、妬むとか、他者の失敗を願うまで行くと、つながりが生まれず、孤立です。
この時期に負けず嫌いが結果ばかりに向いてしまうと、Aさんは○なところが自分より優れている、Bさんは△なところが自分よりすごい、Cさんは□が自分より優れている・・とあれこれ自分にダメ出しばかりして、自己肯定感を下げてしまうこともあります。
また、狭く固定したメンバーの中で自分が優れていることにこだわっていると、より広い世界に触れた時に、自分よりずっと優れている人が大勢いるという現実にうちのめされてしまうこともあります。
一つや二つの条件で優劣をいちいちつけているのでは、自分が一番しんどくなります
社会に出れば、学校では評価されない「優しさ」や「独創的なひらめき」なども評価されることも大いにあります。
一つ二つの価値ばかりで子どもの世界を狭くせずに、できるだけ多彩な世の中があることを知るチャンスを与えるのがおすすめです
親の接し方のコツとしては、奮起させようと友達や兄弟や子どものころの自分と比べるのはNGです。
その子の悔しのうらにある、「本当はこうなりたい」を引き出したり、日頃からその子のいいな、と思えるところは言葉にして伝えるなどを心がけるのがおすすめです 🙂
3⃣諦め悪い、失敗や負けを認めない
簡単に目標を諦めないのはいいのですが、すでに出ている結果や現状を「嫌だから」と認めないと、それを踏まえて改善することができなくなってしまいます。
本人の「負けて悔しいので、なかったことにしたい」という気持ちはわかるのですが、望まない現実を受け入れずに「自分はこうしたいのに」「自分はこうなると思っていたのに」とずっとひきずっているのでは、ある意味現実逃避になってしまいます。
一流のアスリートやアーチストは、どんなに悔しい負けや失敗があっても、必ず「うまくいかなかったパフォーマンス」も受け入れて、次に備えます。
また、「負けを認めない」が講じるとズルをする、嘘をつくになることもあります。
負けたくないので、思い通りの現実をごまかします。
ズルをしてでも負けたくない、勝ちたい。
やってないのにやったと嘘をつく。
人の信用もなくしますし、本人の自己肯定感も下がります
(T_T)
ダメ出しではなく、気持ちを一緒に感じるのがポイントです。
子どもが自分の気持ちをちゃんと味わえたら、これで終わりじゃないから大丈夫!と声をかけていきます。
4⃣周りが見えなくなる
勝ち負けばかりにこだわってしまうと、視野が狭くなり、頑固になります。
「自分が正しい」と主張したり証明したがるのも同じ、勝ち負けへのこだわりです。
「自分が正しい、一人でやれる」ので、他者の話を受け入れられないですし、何かあると「他者のせい」にします。
人の話やアイデア、他の意見を取り入れてしまうと、『自分が間違っていた=自分が負けた』と捉えてしまうからです。
人を頼れないのはあまりにももったいないですね 😐
一番簡単に成長するのは、「うまくやれてる人に聞く、真似る」ですから
(^^)
自分のやり方や考えに固執するので、何度もそれでうまく行かない結果を繰り返すこともでてきます。
どこかで「やっぱり、他のやり方を試すことが必要だ」となれば良いのですが、頑固がすぎると「自分は間違ってないのに、上手くいかないのは、〇〇のせい」という方向に行ってしまうこともあるのでご注意です!
ただ、そのイライラに任せて正面から「どっちが正しいか」のようなコミュニケーションになってしまうとドツボです 🙄
とても頑固な子には、「こういうやり方もあるんだって」とか「〇〇さんに相談してみるっていうのもあるね」とさり気なく、その子の周りに情報を置くように言葉を置いてみるのがおすすめです。
「それはやってみてもいいかも」と子どもが自分から思った・・という形になれば入りやすいです
5⃣自分の感情がわからない、自分の機嫌を自分でとれない
自分が思うような結果にならなくて「悔しい」という気持ちをちゃんと感じることが苦手だと、うまくいかなかった原因を自分以外に探そうとし始めます。
本当は「悔しい」→「本当はこういう期待があった」→「これからその期待を実現するにはどうしたら良いのか」という流れになれば、工夫や改善ができるので、やがて望み通りの結果を手に入れることもできます。
ところが「悔しい」「怒り」という感情に飲み込まれてしまうと、→「ママがもっと早く起こしてくれなかったから」→「ママのせい、ママが悪い」で思考が止まってしまうパターンになってしまうことがあります。
原因探しは「悪いのは誰だ」で思考が止まってしまうんです。
そうなると、自分が改善したり工夫することがわからないままになるので、人に文句を言うだけになります。
「悔しいから人に当たる」「物に当たる」をしても状況はほぼ改善しないので、いつまでもうまく行かずに、人を責めたり物を壊したりばかりになってしまいます。
自分も他者も嫌な気持ちになるだけですね・・
かぶせて静かにさせようとか、非を責めても上手くいかないものです。
『悔しいんだね」とゆっくり落ち着いた声で気持ちを言葉にして、受け入れます。
言葉数は少なくするのがコツです。
人は自分の気持ちに気づければ、巻き込まれている状態から抜け出せるようになっていきます。
もともと「思い通りにやりたい欲求が強い」のですから、「自分がどうしたら思い通りの結果を手に入れられるか」の方向にエネルギーが使えるようになれば、バッチリです!
6⃣負けないように立ち振る舞う
自分が思うような結果を出せそうにないと思ったら、「やらない」「逃げる」という方向に行くパターンもあります。
チャレンジしないので、一見「負けず嫌い」だとは気づかれにくいのですが、本人は「思い通りの結果にならない、無理かもしれない=負けるかも」が嫌なので、それなら始めから手を出さない・・というパターンです。
黙ってやらない子もいますし、人のせいにしてやらない子もいます。
なんだかんだと人のせいにしてやらない子には、その屁理屈に乗らないことです。
「そういうことが気になるの?
じゃあ、どうしたらいいかな」
と本人ができることにあくまでも意識が向くように声をかけるのがオススメです。
うちの子にも、いくつか当てはまります
「自分の結果」にばかりこだわってしまうのが大元で、色々まずいことにつながっちゃうんですね
そうなんです。
ポイントは「自分だけになる」のと「結果だけで工夫や過程、本来の目標を見失う」ところですね。
次は「負けず嫌い」が、なぜそのようなその様な短所になってしまうのか?をみてみましょう。
負けず嫌いな性格は生まれつき?2つのパターンと対応のコツ
「負けず嫌いな性格」は「負けたくない!」という気持ちが強い性格ですね
当カレッジでは多数のお子さんたちとセッションをしてきた経験から、「負けず嫌い」が短所として現れやすいのには2つのパターンがあると捉えています。
その2つは両方ある場合もありますし、片方だけの場合もあります。
「1」主張が強い子
もともと赤ちゃんの頃から、主張が強い子もいれば、弱い子もいます。
主張の強さは、もともとの表現欲求が強いことや、または感覚過敏から来ていることもあります。
その様な子は幼児になると、思うような現実を手に入れたいという欲求も強く表現するようになります。
人は発達過程として、2,3歳から小学校入学前まで(4歳頃がピーク)「幼児的万能感」というものを持つようになります。
幼児なのでまだ現実をしっかり把握できないのですが、「自分は何でも思うようにできる!」という感覚を持つことです。
その感覚を持ちながら、この時期は「競う」ことを覚えて、勝ち負けにこだわりを見せるようにもなります。
この時期の子どもたちは「負けるはずがない」と本能的に「負けず嫌い」なのです 🙂
負けそうになったら手が出てしまうこともありますし、大人にも幼児なりの屁理屈を言って反発して、本気で勝とうとしてきます。
大人もつい、子どもの生意気な態度や口調に本気でイラッとしたり、大声や怒り声を使って子どもに言うことを聞かそうとしたりしてしまうことがあります。
その様な時に子どもの本能的な負けず嫌いを、徹底的に圧倒してしまうと、次の「2」のパターンになってしまうこともあるので、ご注意なのですが、もともと主張の強い子どもだと、そんな大人の態度にもめげずに、しつこく頑固に自分の主張をし続けることもあります。
大人は色々忙しかったり、その場の周りにいる人の目を気にしたりすることもありますが、主張の強い子どもは全身全霊で自分の主張だけに全力をかけてきます。
とうとう親は怒りながらも「好きにしなさい」と根負けしたり、とにかく子どもの機嫌をなだめようとしてしまうこと、親が子どもの欲求を満たす行動を代わりにさっさとしてしまうことも珍しくはないものです。
ほんと、日々理屈の通らない幼児と付き合っていくのはかなりエネルギーがいるものですから 🙄
特に子どもの主張がとても強い場合や、2番目以降の子どもだと、親も「まあ、今だけならいいか~」と、子どもの主張に譲ってしまったり、その場の機嫌をとってしまうことが、どうしても増えがちです。
大喧嘩しても、結局最後は子どもが好きにしている・・というパターンは意外に多いんです 🙄
もちろん、たまにそうするのはかまわないのですが、その頻度が高いと、子どもに「しつこく言えば親は折れる」「機嫌を悪くしたら、自分の思い通りになる」と学習させてしまうと・・・・・負けず嫌いが短所になってしまうこともあるのです。
そうなると、子どもはますますしつこく自分の主張を通そうとするようになってくるので、親もだんだん「またうるさくされると面倒だから」と、先回りして子どもの欲求を満たしてしまうことも起こります。
そうなると、子どもが自分の欲求を自分で満たす練習ができなくなります。
自分の欲求は強いのに、自分が行動して手に入れる練習が不足すると、工夫したり、努力したり、作戦を立てるなどの価値がわからなくなります。
その結果、負けたくない欲求は強くても自分の行動が伴わずに、幼児的万能感をそのまま持って年齢を重ねることになってしまいます。
その結果、「自分の思いは叶うはず。叶わない=負けるなんてありえない」という変な自信をもとに結果だけにこだわったり、他者を責めるパターンになりやすいのでご注意なのです
3番目なので、昔から上の子達に負けたくない!が強くて、あれこれ自分も同じようにやりたがり、勝ちたがりました。
私が上の子達のスケジュールに合わせて動かなくちゃいけない時に主張してくるので、とにかくなんとかなだめたり、言うことを聞いてその場をしのいでたことはかなり多かったです
そうですよね~
実際の子育て現場では、親もいつも余裕を持って子どもに接するのは難しいものです。
特に幼児は先のことや周りのことまで意識ができませんし、理屈が通らないことも多いので、日々じっくり対応するのはかなり大変です
(><)
毎回しっかり対応するのは難しいのが現実ですが、そのような時に「今負けず嫌い期なんだ」と知っておくのは役立ちます。
また、主張を激しくしてきたら、言ってる言葉に乗っからずに、その子の気持ちを言葉にして、受け入れるところから始めるがオススメです
気持ちを認めてからだと、子どももずいぶん落ち着くことができます。
自分の気持ちに気づければ、自分の機嫌を自分でとれるようになる第一歩が進みます 🙂
落ち着いたら「~~しなさい」「~~がいいんじゃない」などの命令形ではなく、「今は忙しいけれど、後で一緒にどうしたらいいか考えてみようか」とか「~~するっていうのはどうかな」などと、提案にして子どもに自分の行動を選ばせるように関わっていくのがおすすめです。
本人が「自分で決めたから」とより落ち着けるようになり、自分で自分の欲求を満たそうと行動・工夫することを覚えていきます。
命令ではなく、アイデアをだしてあげたりするのはサポートなので、子どもも人の話を安心して聞けるようにもなっていきます。
命令だと、聞いたが最後、全部受け入れなくてはならないと捉えてしまうので、負けたくない子は全面拒否してしまいますので
(^^;)
また、なんでもソツなくこなせてきたタイプの子は、ずっと「すごいね」「よくできる」「何でもできる」と言われてきたりします。
そうなると、自分のイメージを壊したくないという思いが強くなってしまうことがあるんです。
自分だけではやれないことでも、人の力を借りれなくなったり、できない自分を隠そうと嘘をついたり、できない理由を自分以外のものだと主張したりすることも起こります。
そうですね。
結果だけでなく、工夫や頑張りとかにも言葉をかけてあげたり、また日頃から「その子が居てくれて嬉しい」などと居るだけでOKという言葉をさらっと伝えておくのもおすすめです
このタイプの負けず嫌いの短所を長所に変えるコツです
☆子どもの気持ちを言葉にして受け入れる
☆親が手を出しすぎない。
子どもが自分の課題は自分でとりくめるようサポートするに徹する
☆誰かと比べずに、その子が前より成長したところに光を当てる
☆子どもの機嫌を取らない
文句を言うから、じゃあ〇〇しないからと子どもに脅されてしまうと、その関係性がずっと続きます。
子どもはやがて他者にも同じ手を使おうとするようになるので、それは避けたいですね 😯
☆負けを「あってはならないこと」にしない
負けは当たり前にあることで、そこから何を学んで次にどう活かすかのチャンスだと、できるだけ小さいうちから教えておきたいものです。
親子で「伸びしろがある」と捉えて、行動できればバッチリです!
(^^)/
「2」勝ち負けで自分を守ろうとする子
生まれた時に赤ちゃんは自分のことを「ダメなやつ」とは思わないものです
しかし、その後の体験から、自分はただ居るだけではダメで、結果の良し悪しで自分は人の承認を得なければならないと学んでしまうことがあります。
何かを失敗したことで強く怒られたり否定された体験や、なにかうまくできたら結果ばかり褒められた体験、誰かと比較されてきた体験、または兄姉がそう叱られたり褒められたりしていたのを見てから思い込んだのかもしれません。
このパターンは更に二つに分かれます。
一つは「いい結果を出せば=勝てば自分は認められる」、もう一つは「負けなければ=失敗しなければ自分は認められる」です。
前者はいい結果を出すために自分で工夫・努力します。
それだけだとポジティブなようですが、その原動力が「勝って認められなくてはならない」という恐怖心からなので、いい結果が出たときだけつかのまホッとできるくらいです。
心からの安心や、自分の工夫で自分が成長するという喜びを十分に感じるのは難しい状態です。
後者は「負けたらおしまい」なので、やはり恐怖心がベースになっていて、負けを回避することを目指します。
そうなると、勝つためならズルをしたり、他人の失敗を望んだり、そもそも勝てそうにないことには挑戦しないという姿勢になることもあります。
どちらも恐怖心がベースにありますので、勝っても負けなくても、その場限りホッとするだけで、ずっと勝ち続けたり、負けないようにし続けなくてはなりません。
また、もし勝てずに負けたら、どちらもダメージがとても大きくなってしまいます。
どちらもしんどいですね
(T_T)
このタイプの負けず嫌いの短所を長所に変えるコツです
☆結果だけでなく、工夫や過程にも光を当てる
☆自己成長の楽しさを子どもが感じるように言葉をかける
☆負けることを侮辱したり否定しない
☆子どもの自己肯定感を下げるようなことを言わない
まだ、親なら自分の子に「お前は出来が悪い」などと言ってもいいと思っている人もいます。
その様な癖がある場合には、その言葉で何を伝えたいのか、子どもにどうなって欲しいのかに意識を向けてみるのがおすすめです。
もっと本当に伝わる言い換えてみるのがおすすめです。
☆子どもが本当に好きでやりたいことを見つける
刹那的なこと・受け見だけのことではなく、自分から能動的に行動することで、本当にやりたいことを見つけるのがおすすめです。
「負ける可能性があることはやらない」という子でも、好きなことなら努力・工夫をはじめます
(^^)
どうしても結果はわかりやすいので、それに目を奪われがちですし、仕事になれば、「いくら頑張っても結果がすべて」というところもあります。
だからこそ子どものうちに、自分で工夫や過程に意識を向けられるようになっておくのがおすすめです。
自分でそれができるようになれば、何かで負けたり失敗しても、自分で立ち直ってまたチャレンジするようになっていきます。
(^^)
負けず嫌いの性格を長所に育てるコツのまとめ
まずは気をつけたい、親のNGな対応です。
☠ 結果ばかりにこだわる
☠ 失敗をただ責める、叱る
☠ 他者と比較する → 子どもが他者を敵としか思わなくなり、孤立します
☠ 子どもの課題を親が解決しようとする 先回り、指示命令
自分の気持ちが高ぶってると思ったら、とにかく黙る、タイムを取る、その場を去るのがおすすめです
次は負けず嫌いの短所を長所に育てる親の対応のコツです
✿結果とともに、工夫や努力、思いにも言葉をかけて勇気づける
✿子どもの負けず嫌いな気持ちに共感する
✿子どもの話をしっかり聞く、やり取りのコミュニケーションをする
✿再チャレンジを促し、改善点を考えさせる
✿大きな目標だけでなく、小目標を立てることも教える
✿他者の気持ちにも意識を向けさせる
✿結果は一人では決められないことと、できるのは自分がやれる過程を精一杯やることだけということを教える
(精一杯努力しても報われないこともある
自分が越えられない壁もあることを教える)
✿負け、失敗におおらかであること
(競争は必要で、他者と自分を比べることも必要だと教える。
ただ、それは人としての優劣とは別のはなし)
✿うまくやれている人から学べることを教える
✿勝ったり負けたりが半々くらいの挑戦ができる環境を与える
✿急いでいくなら一人だが、遠くまで行くなら人と一緒に行くのがよいという話を教える
✿自分の仲間や協力の喜び体験について話す
また、負けず嫌いが感情的になっている時の対応のコツとしては、まず落ち着かせることからです。
人は感情的になっていると、言葉の内容があまり入っていかないものなので、上から抑え込もうとするのはNGです 😐
そのような子は「2」のパターンになりやすい傾向があります。
発達過程が影響していますが、身体→心・頭へ適切なサポートをしていけば、それも徐々に改善して、もっと自由にのびのびできるようになりますのでご安心くださいね
ピンときた方は思春期最幸家族講座などをご活用ください
負けず嫌いの性格は長所に育つ
負けず嫌いの性格が長所に育つと、とても素晴らしい力になります!
♡負けずに勝ちたい!という感情エネルギーがとても強いので、行動できる
♡工夫していけば、いつかはできる!というポジティブさ
♡強気、怖いもの知らず
♡簡単に諦めること無く、粘り強く努力できる
♡チームワークで勝つ楽しさを知っている
♡自己成長を楽しめる
♡失敗を次に活かせる
♡客観的に自分や状況を分析できる(次に勝ちたいから)
♡自分の気持ちに気づいている=自分の機嫌を自分でとれる
結果だけにこだわるのではなく、自分が工夫・行動することが身についてくると、自分を客観的に捉えたり、状況を分析したり、人と協力したりもできるようになります。
簡単には諦めないので、危機管理能力や問題解決能力も育ちます。
自己成長を楽しめるので、自己肯定感も上がります。
人と協力する姿勢、諦めない姿勢、人の長所も認める姿勢があれば、人を巻き込んで物事を達成するリーダーにもなります。
行動と人とのつながりによって、負けず嫌いが自己成長へと向くようになれば、「幼児的万能感」が成長して、高い理想を具体的に実現できるようになっていきます
(^^)
負けず嫌いな性格は短所から長所に!親の育て方のコツ:おわりに
安心しました 🙂
今、外から見える言動や結果だけにとらわれずに、子どもを見ていくと、子どもの可能性が育つヒントが必ず見つかります!
私も育つ方向への対応をやってみます
♡♡あとがき♡♡
最近の傾向として、高い理想を持つけれど、現実とのつながりを作るのが苦手な子と、高い理想を持っていない子の両極端が増えているのを感じています。
理想を持たない子が自分のやりたいことをやるようになるには、勇気づけと実際に行動してみるという体験ができれば効果的です。
負けず嫌いが含まれる、高い理想を持つけれど、現実とのつながりを作れない子の方は、現実に体験させて、その結果を具体的に記録する・数値で測るなどして、現実に向き合わせることで、足が地につくようになります。
どちらも「本人が行動する」のがポイントです。
現実は行動によって変わります。
いくら頭で考えたり、切望したり、心配しても、何も行動しなければ現実は望むようには変わりません。
負けたくない気持ちは大事です!
その思いを大事に、良い作戦で行動をしていきましょう!
\(^o^)/
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