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不登校の昼夜逆転:なってしまうワケと治すためのコツ
不登校の子は、昼夜逆転になることが多いです。
いつかは治さなくちゃと思うけど、今すぐに治すのは難しそう・・
そんな時にはその子の状態を見極めて、タイミングをみながら戻していくのがオススメです。
最近は子どもも時々『学校に行こうかな・・』なんて言うこともありますが、朝授業時間に間に合うように起きれないので、結局行けないままで終わります。
親としては、行く気があるならもっと朝早く起きればいいのに・・・とモヤモヤします
そこから「やろうと思ったのにできなかった」と自信をなくしてしまうのは残念です 😐
『行こう』という気持ちだけでなく、身体も「行ける状態」に整えたいですね
どう治していけばいいのかわからないんです。
身体は今のパターンを変える時にはちょっと時間がかかることもありますが、タイミングとコツを踏めば、ちゃんと変えられます。
不登校の場合には不登校になりやすいワケもありますから、それを踏まえて整えていくのがおすすめです。
ご一緒に、不登校の昼夜逆転についてみてみましょう。
目次
不登校で昼夜逆転になりやすいワケ
不登校になって家に一日中居るようになると、昼夜逆転になりやすくなります。
そこには、学校に行かなくなったので時間の制約がなくなっただけではなく、不登校ならではの幾つかのワケがあるんです。
不登校になるということは、学校に行くことやそこで長時間過ごすこと、または何かの課題に向き合うのに十分なだけの心身のエネルギーが不足している状態です。
不登校になる前に、身体が無理していたり、心が無理していたことがあることがほとんどです。
はい、不登校と言うといじめや学力への不安など、心の原因を探す方に力が入りがちですが、部活や塾などで頑張りすぎていたことから睡眠不足やエネルギー不足になって、朝起きられなくなったり身体がだるくて動けなくなることもあるんです。
思春期の子はあまり自分の疲れに敏感ではないこともあるので、すごく忙しくても気持ちが充実している時には、たまの休日にも家でゆっくり休まずに、友達と出かけてばかりになってしまい、身体がついていけなくなることもあります。
そうなると身体が『これ以上は無理 🙁 』と命を守るためにストップをかけることになり、ある日突然動けなくなることも起こります。
そんな時のまずいパターンは、「理由もないのに休んでる」「不登校になった」ということで、その状態を親や子ども自身が責めてしまうというものです。
本当は身体を1週間ほどしっかり休めれば元気を取り戻してたはずなのに、責めてしまうことで心のエネルギーまで失ってしまったり、親子関係がこじれてしまうことで、不登校そのものがこじれたり長引いてしまうという事例も実は少なくはありません。
また、心のエネルギー不足も、いじめやはっきりした課題からの場合もありますが、新しい環境に馴染んだり、複数のこと(勉強や部活など)に取り組むのにたくさんのエネルギーを使う子はそれでエネルギーふそくになることもあります。
そのような子は、徐々に馴染むように心がけたり、意識して休息をとっていければいいんですが、「すぐに」「ちゃんと」やろうとする気持ちが先立ってしまうと無理ばかりになるので、突然心のエネルギー切れになることもあります。
でも同じ不登校でも、いろんなワケからなることがあるんですね。
そうなんです。
そういう心身のエネルギー不足の状態では、とにかく安全な環境で「エネルギー漏れを止める」「エネルギーを溜める」ことが第一です。
そしてそのエネルギー回復ために、長時間寝ていることが必要なこともあるんです。
そうなんです。
なので、そんなエネルギー不足の不登校の初期には、たくさん眠ることが回復に必要なこともあるんです。
ただ、それをいつまでも続けていると、身体の睡眠リズムが狂って昼夜逆転に定着してしまうこともあります。
子どもの回復状態によって、調整していくことも大事です。
その具体的な調整のコツについては後ほど詳しくご紹介しますね。
早めに寝ようとしても、不登校になったことや気になる課題(友達関係や勉強など)が頭から離れなくて、なかなか寝付けなかったり、眠りが浅くなってしまうこともあります。
特に不登校になり始めの頃にはそうなることが多いです。
そのような状態では、無理に登校していた頃と同じ時間に起きようとするよりも、とにかく休むことを優先させる時期が必要なこともあります。
ただこのようなケースでも、ただ寝たいだけ寝てばかりだと、昼夜逆転になってしまうこともあります。
このようなケースでは、必要な睡眠を取りながらも、睡眠のとり方を状態に合わせて調節したり、不安や緊張を取り除いていくことも同時に進めていくのがおすすめです。
具体的なやり方については後ほど触れます。
不登校になって、友達と同じ時間に学校に行けていないことを「悪いこと」「恥ずかしいこと」だと捉えていると、学校がある時間に起きて家に居ることに罪悪感や辛さを持つことは多いです。
そうなると朝には起きずに、学校時間には眠っていようとします。
眠っている間は罪悪感や自分責めをしないですみますから 😐
そんな子は遅い時間に起きて、学校時間が終わる頃からだんだん元気になります。
そうなると夜になってもまだ眠くならないので、昼夜逆転になりやすくなってしまいます。
また、このパターンの場合には、土日や夏休みなどの長期休みなどの他の子も休みの時には、いつもより日中も起きていたりするのが特徴です。
親からすれば、昼間は寝てばかりで夕方からは元気なので、どうしてそれで登校しないのか不思議ですよね。
それでも不登校の子どもは、家でゴロゴロしていても実はしっかり休めていないのがほとんどです。
このような状態には、子どもにも不登校についての情報を与えて、回復することと、そのために必要なことを伝えて、一緒に回復のステップを進められるようにしていくところから始めるのがオススメです。
起立性調節障害や貧血などで、朝低血圧になって起きられないことから、だんだん生活リズムが崩れて昼夜逆転になることもあります。
このような場合には無理に定時に起こそうとするよりも、自律神経の乱れを整えていく事が必要になります。
身体のことなのに「根性」「やる気」に話にしてしまっては、いつまでも改善しなくなってしまいます。
自律神経の改善は、実は鉄やタンパク質などの必要な栄養素を十分に取ることでかなり進められます。
今までの事例も豊富にありますので、ピンときた方は詳しくお伝えしている講座やセッションもご活用ください。
さらに、「やる気」には心のエネルギーと身体のエネルギーの両方が関わっています。
子どもが『やる気が出ない』と言う時には、心と身体の両方からチェックしてみるのもオススメです。
不登校になるとゲームやネットにハマってしまい、夜遅くまでやめらなくなることで、昼夜逆転になることも多いです。
不登校の子がゲームやネットにハマって夜に熱中してしまうのにもワケがあります。
・そもそも最新の心理学を応用して、「やめられない」ようにかなり工夫されている
・思春期には”今やっていることをやめる”のが生理的に難しくなる時期がある
・ゲームやネットをしていると嫌なことや自分が不登校だということを忘れられる
・簡単に始められて楽しみを感じられる
・自分がどんな状態であっても、文句も指示をしてこない
・オンラインで他者と繋がれる
・友達とゲームやSNSでのやりとりができるのが、夜遅くからになる
・ゲームの大会が他の国に合わせて夜中に開催されることがある
・親は寝てしまうので何も言われずに熱中できる
うちの子にも当てはまるものが色々あります。
「自分がどんな状態であっても、文句も指示をしてこない」にはちょっとドキッとしました。
私もちょっと気をつけます。
昼夜逆転は今からでもなんとかなりますか?
はい、すっかりハマってしまった状態からでも、それなりに工夫も必要ですが、抜け出すことは可能ですのでご安心くださいね。
今までは子どもに『朝ちゃんと起きなさい』『早く起きなさい』『だらしないでしょ!』と何度も言ってたんですが、こうやってみれば、そう言うだけではなかなか改善しなさそうですね。
子どもも反発するばっかりで、そこで喧嘩になるのがまたストレスになってました。
そうですね 🙂
「治すように」と言われても、子どもにも簡単には治せないワケがあったりします。
そのワケと子どもの状態を見極めて、具体的にどう進めていけば治るのか・・・までを、子どもにイメージさせられるかどうかがポイントです。
親も具体的で効果的な方法が見つけにくい時には、専門家に相談するのがオススメです
(^_-)
昼夜逆転がいつまでも続くことがまずいワケ
不登校になった頃などはたくさん眠ることが必要な場合もありますが、そんな状態をいつまでもダラダラと続けてしまって、昼夜逆転にはできるだけしたくないものです。
子どもに昼夜逆転にならないようにと注意したり、すでに昼夜逆転になっているのを治そうと思ってもらう時には、「なぜ昼夜逆転のままだとまずいのか」と子どもが尋ねることもあります。
そんな時にはサクッと説明できるといいですね。
昼夜逆転がいつまでも続くことがまずいワケは細かく言えば色々ありますが、大きなものは2つです。
1つ目は子どものエネルギー状態が回復して、学校に戻ろうとしたり他の場所に行ってみたいと思うようになっても、身体がそれについていけなくなることです。
子どもはたまに遊びに行く約束などをしてちゃんと起きられたことがあったりすると、「自分がやる気になればいつでも朝から登校できる」と思い込んでしまいがちです。
ところが久しぶりに登校することは、友だちと自由に遊びに行く時とは大きく違います。
それなりに緊張もしますし不安を感じるのも自然ですから、なかなか気持ちよく寝床から起きられない事も起こります。
また、たまになら朝起きられたとしても、登校のためには継続して一定の時間に起き続けることも必要です。
それは、昼夜逆転している状態からでは難しくなります。
しばらく振りに登校すれば、緊張や疲れもありますから、より次の日の朝は起きづらくなりがちです。
意外と多いのは、「久しぶりに登校しよう!」と決めたはずだったのに、朝起きられずに登校できなくなることです。
そうなると「やっぱり駄目だった」と凹んでしまい、さらに引きこもってしまうケースも少なくはありません。
せっかくのチャレンジが自信をなくすことにつながってしまうのでは残念すぎますから、子どものエネルギー状態を見ながら、徐々に生活リズムは整えていくのがおすすめです。
昼夜逆転が続くことでまずい大きな2つ目のことは、食事をちゃんと食べなくなる可能性が高くなることです。
昼過ぎまで寝ていることが続くと、朝ごはんを食べずに昼を軽く済まして、夜ご飯だけ食べる生活になりやすくなります。
そしてそのまま次の日の昼過ぎまで何も食べなかったり、夜中におやつをつまんで間を埋める・・・という生活の繰り返しが起こります。
また、食べる量が少なくなれば、徐々に食欲も落ちてきてしまいます。
ただでさえ思春期には大人よりも1.5倍の栄養素が必要ですし、不登校になっているということは身体のエネルギーも不足している状態がほぼほぼです。
そんな状態からさらに栄養が不足していけば、身体を動かすエネルギーも心のエネルギーの「やる気」もどんどん失われてしまいます。
やる気には「気合」「根性」だけでなく、ドーパミンなどのホルモンも関係しているからなんです。
栄養不足ではやる気ホルモンも作れません 😐
このパターンでは全く食べてないわけではないですし、あまり動かないからそんな食生活でも大丈夫かも、と見逃されがちです。
でも、身体に必要なのはカロリーではなくて栄養素なんです。
「量」でなく「質」が大事です。
いつまでも子どもの「やる気が出ない」場合には、子どもの食生活もチェックしてみるのもおすすめです。
そういえば、遅くまで寝ていたら一日2食になりがちですね。
なので3つの視点からサポートしていけば、びっくりするくらい早く回復します
(^^)
不登校の状態による昼夜逆転に気をつけるポイント
では、不登校の状態による昼夜逆転に気をつけるポイントを見ていきましょう!
不登校には4つの段階があります。
(1)ショック期
(2)安静期
(3)回復期
(4)再行動期
それぞれで気をつけるポイントをご紹介しますね。
(1)ショック期
不登校になったというショックを受けている時期です。
この時期の子どもはショックで混乱している状態です。
友達関係や部活でのできごとなど具体的な引き金になることがあれば、それについてぐるぐる考えてしまったり、「なぜ自分だけ不登校なんだろう」と自問自答を繰り返してしまうこともあります。
そうなると寝付きも悪く、眠りも浅かったりするので、一度寝たら朝起きられなくなることもあり、昼夜逆転にもなりがちです。
また、起きているといろいろ考えてしまうので、ゲームやスマホにハマってしまって昼夜逆転になるケースも見られます。
この時期に一番必要なのは、子どもを落ち着かせて安心な環境で休むようにさせることです。
不登校担った理由がわかっていても分かっていなくても、子どもが安心して家に要られたり、眠れるような関わりをしていきましょう。
そのためには
・家族は全面的に味方であること
・不登校はエネルギー不足だから必ず解決すること
病気や怪我と同じ「恥ずかしいことではなく治すべきこと」
・具体的な課題も専門家に相談すれば解決すること
を伝えた上で、就眠時間に眠れるようならば、日中も寝ていているのもOKにするのもアリです。
日々の食事に必要な栄養を盛り込むこともこの段階から始められます。
このショック期にはお母さん・お父さんもショックなのがアタリマエなので、出来るだけ早くに信頼できる専門家につながるのをおすすめします。
子どもに安全基地としての家が必要なように、お母さん・お父さんにも拠り所になる安全基地が必要だからです。
多くの解決事例を持っている専門家ならば、具体的な接し方の情報もたくさんあるはずなので、お子さんの事例に合う情報を得ることができるでしょう。
(2)安静期
上手にショック期に対応できて、子どもとの信頼関係がしっかりあれば、子どもも落ち着いて少し話もできるようになってきます。
そうなると安静期になりますので、子どもに「病者の役割」を与えます。
病者の役割を与えるというのは、「病気だから登校という義務は免除される。そして代わりに病気を治すことに務める義務がある」ことを子どもに教えることです。
基本的には子どもが安心してリラックスして過ごせるように、子どものペースを尊重しながら見守っていきますが、子どものエネルギーが回復しない方向への行為には注意をすることも大事です。
そのなかには、昼夜逆転や食事をしないことも含まれます。
この時期ではまだ子どもにはたっぷり眠ることが必要かもしれません。
そのような場合には、就眠時刻は固定しておいて、起きる時間で調節していきます。
始めは昼13時ころまで眠っていても夜12時には眠れていたとしても、徐々にそれでは夜12時には眠理づらくなっていきます。
そうなったら、夜12時の就眠時刻は固定したままで、起きるのを11時までに変えていきます。
そうやって日々の様子の変化を見ながら、子どもに必要な就眠時間を確保しつつ、昼夜逆転にならないように気をつけて進めていければベストです。
ゲームやスマホの使い方も同じです。
就眠時間と睡眠時間・食事時間を基軸に、一日の使用について、子どもと話し合いながら無理のないところにルールを決めるのがオススメです。
この時期は安心させて心身のエネルギーを溜めていくことが大事です。
この時期に「何でも子どものやりたいようにやらせる」ことで回復を図るという方法もあります。
ただこの方法は子どもによっては、更に状態が悪化してしまったり、回復までに数年かかることもあるので、それでもいいと思い切れる方には適しています。
イマドキでは子どものエネルギー不足に身体の影響がとても大きく絡んでいることが増えています。
私の2010年からの経験からでも、最近はより身体へのしっかりとしたアプローチが必要な子が増えているのを感じています。
ピンときた方、より詳しく知りたい方は講座や個人セッションもご活用ください。
(3)回復期
安心して家で休めたことで、子どもの心身のエネルギーが上がってきて、学校に関することの話しがでるようになったら回復期です。
この時期には「友達はどうしているかな」とか「勉強が遅れてしまった」などの言葉が子どもから出たり、お母さん・お父さんが学校に纏わる話をしても子どもが耳を傾けるようになります。
それでもまだこの時期は、行動を増やしつつも、まだエネルギーを溜めていくことが大事です。
学校のことが話せるようになった♪ からと、焦って登校に引っ張らないようにすることもこの時期に大事なポイントです。
休んでいればどうしても勉強には遅れが出ますから、子どもの意欲を見ながら勉強に手を付けていくことや、具体的なお悩み(友達関係や進路の事など)があれば、解決についての話しを始められるようになってきます。
勉強については、長く休んでいた場合には、始めは丁寧に個別に見てもらえる人がいると一番はやく追いつけます。
また、お悩みについては子どもが望めば本人がコーチングを受けるのがオススメですが、それが難しくて解決法が見つかりづらい場合には、お母さん・お父さんが専門家に相談するのも役立ちます。
子どもが一人で考えているだけではいい解決法は思いつかなくても、世の中にはすでに似たような事例で解決したものはたくさんありますから 🙂 、役立つ情報を手に入れてください。
この時期にはだいぶ子どもも落ち着いてきて、論理的な話や少し先の未来について実感を持って話ができるようになってきます。
子どもの様子を見ながら、睡眠と食の生活リズムは整えていきましょう。
回復期の間には「学校に行くかどうか」にかかわらず、身体は行けるくらいのエネルギーと生活リズムになっておくと次の「再活動期」にスムーズに進めます。
この時期には家の中でお手伝いなどの役割をもたせることも、子どもの自信を回復させるのに役立ちますし、好きなことの話を興味を持って聞くのも心のエネルギーが上がるのでオススメです。
はい、そうなんです(^^)
お母さん・お父さんが学校に「登校のための条件」や「進級や進学のための条件」などを確認しておくのもいいですね。
「担任の一度会えたら登校」「保健室までいけたら登校」など、学校によって登校認定の条件も異なります。
回復期の後期や子どもから学校の話が出た時に「これで登校になるんだって」と情報として渡しておくと子どもも気が楽になることはよくあります。
先生や友達からも、はっきり引っ張ってもらうよりも「待ってるよ」と声をかけてもらうのもこの時期には安心材料になり始めます。
(4)再行動期
子どもが明日の時間割を揃えて準備し始めたり、「明日行ってみる」などと言うようになったら再行動期です。
この前の段階までは、友達から登校を誘ってもらうのが返って子どもの負担になることもありますが、この時期になれば助けになることが多いです。
この時期までには昼夜逆転は治して身体のエネルギーも満たしておくと、意欲に身体がついてくるので、いい流れで登校に進めます。
また、実際に再登校を始める時には、子どもも不安や緊張から夜寝付きが悪くなることもあります。
そんな時には再度安心させる話をしたり、朝イチから登校しなくてもいいように準備をしたり、校門まで行ってみるところから始めるなど、子どものペースを尊重しながら進めていくのがおすすめです。
先程の昼夜逆転になりやすいワケも始めから気に留めながら、ルールを決めたり徐々に取り除いていくことで、昼夜逆転にならないようにできますね。
でも、うちはすでに昼夜逆転になってるんです。
どうしたらいいでしょう?
すでに昼夜逆転になっている時には
はい、そのような場合には、まず今のお子さんのエネルギー状態がどの時期になるのかを見ていきます。
まだ不登校や休むことを受け入れられていない場合は数ヶ月たっていてもショック期です。
また、親御さんがショック期ということもあるでしょう。
そんな状態に気づいたら、そこからショック期に必要なことを整えていきます。
まずは親御さんが不登校や回復過程について詳しく情報を得たり、専門家から説明してもらうことで落ち着くところから始めるのが一番です。
まだまだ「不登校は長引く」とか「親の育て方のせい」なんていう情報も溢れている今日では、親御さんが不安になったりなかなかショックから立ち直れないこともありますよね。
それでも、ぐったりしている人を助けるためには、自分が落ち着いてある程度のエネルギーがあることが必須です。
地に足がつかない状態のままでは、焦って逆効果のことをしてしまうこともあるものです。
はい、私もそんな体験を親としてしたこともあるんです
(T_T)
それで後から「一生懸命だったつもりなのに、なんであんなことをしちゃったのかな」と本当につらい思いもしましたから、同じ思いを味わう方を一人でも減らせたらと思ってます。
お母さん・お父さんも専門家という安全基地に繋がりながら、お子さん自身が休むことを受け入れられるように接してあげるのがオススメです。
不登校への罪悪感を取り除くような言葉をかけたり、身体へのサポートも開始して、子どもがゲームやネットの世界に現実逃避する必要がない状態を作れるようにトライしてみてください。
そのような場合には専門家に相談して、お子さんの状態や気質に合う情報をもらうのがオススメです。
それに子どもも荒れてゲームばかりになってしまって、そこから昼夜逆転になっちゃったんです。
不登校についてわからないと、親も混乱しちゃうこともありますよね。
でもご安心くださいね。
いつからでもどんな状態からでも回復のステップに舵を切ることができます。
今からでもお子さんの状態を見極めて、身体へのアプローチと心へのアプローチの仕方を整えていけば大丈夫です。
もしお子さんとの信頼関係が今崩れてしまっていたとしても、親子ならそれを取り戻すことができます。
いつもそばにいて何度でも関われることと、親子というつながりがあることが一番の強みです。
いつからでも、お母さん・お父さんの子どもの幸せを願う気持ちが、お子さんに実際に伝わるコミュニケーションの仕方に変えていけば大丈夫です!
私達はあまりコミュニケーションの仕方を習うことがありません。
それでなんとなく自分の親のコミュニケーションパターンを真似ているままことも多いです。
講座でコツをお伝えすると、どなたもお子さんとの関係が変わった!と驚かれます。
ピンときた方はぜひ、お子さんの心のエネルギーが溜まるコミュニケーションのコツもお役立てください
そして身体のエネルギーを溜めるには、栄養をたっぷり与えることと、昼夜逆転などの生活リズムを整えていくところから始めましょう。
信頼関係を取り戻しながら、お子さんにも生活リズムを整える必要性について伝えます。
そしてゲームやスマホ依存になっている場合には、できる範囲からルールを決めてお互いが守るようにしていきます。
大事なのは子どもをゲームやスマホに現実逃避しなくても大丈夫だと感じさせるのと並行して行うことです。
これはとても大事なポイントです。
また、お子さんの状態によっては、話をしてもなかなかゲームやスマホの時間を減らせないことがあるかも知れません。
そんな時でもあきらめずに、徐々にでも減らす方向へのアプローチは続けて行くのがオススメです。
(前述のように、いつか子どもが自分から手放すのを待つ・・という方法もあります。
その場合には、いつになってもいいと親御さんがハラをくくれることが必要です)
基本的にはゲームやスマホは親のもので、子どもはその使用が認められているという関係です。
親がその使用の仕方を決める権利を持っています。
親の方でその認識がぶれてしまうと、子どもが主導権を持ってしまい、迷走する事例も多いのでご注意です。
子どものペースを尊重することは大切ですが、親が監督者であることからぶれないことも大事です。
お母さん・お父さんだけではうまくいかない場合には、専門家に相談するのもおすすめです。
そして昼夜逆転を実際に治していく方法はいろいろありますが、2時間ずつ就眠時間と起床時間を早めてみる方法がやりやすい子が多いです。
例えば今寝るのが朝の5時で起きるのが13時の子は、夜の3時には遅くとも寝る体制になって、11時には起きられるよう目覚ましなどのし掛けをしてみてください。
そして起きてまず食事をして、そこから数時間あけて二食目、そしてその後に3食目ととっていきます。
3回以上であれば、回数はもっとあっても大丈夫です。
1、2週間でそれができるようになってきたら、また2時間ずつ前にずらしていきます。
最終的には遅くとも12時前には眠りにつけるようになればベストです。
就眠時間をずらした始めには、なかなか寝付けないことがあるかも知れません。
そんな時には、起きたあとで太陽光を浴びたり、外の空気に触れると夜に眠たくなるホルモンが出やすくなります。
運動で体を動かすのもオススメです。
以前数年間不登校で昼夜逆転だった子と、近くのコンビニに毎日水を買いに行くところから始めたこともありました。
もちろんその子は1年後には、受験をして合格するくらい元気になりました
(^_-)
寝る時間の2時間前にはスマホやゲームなどのブルーライトをあびないのも効果的です。
部屋の電気を暗めにしたり、お風呂で一度体温を上げるのも気持ちよく眠るのには役立ちます。
簡単なストレッチやマッサージ、ゆったりする音楽やアロマなどのお気に入りを見つけておけば、それを身体が眠くなる引き金にすることもできます。
諦めずに子どもがその壁を乗り越えられるように勇気づけてあげてください
昼夜逆転を治せれば、子どもの「やれた」という自信も育ちます 🙂
不登校の昼夜逆転:なってしまうワケと治すためのコツ 終わりに
『もっと早く起きればいいのに』ってただ注意してばかりでした。
具体的に早く起きるための方法をイメージさせることや、もっと落ち着いてお互いが言いたいことを話せるようなコミュニケーションが必要なんだと気づけて良かったです!
不登校の回復のステップや、具体的な接し方のコツなんてまだまだ知られていないので、お母さんやお父さんだってとまどってしまうこともありますよね。
でもどんな状態からでも、いつからでも、親子は信頼を取り戻すことができます。
そしてそれをベースに子どもの身体や心のエネルギーを満たしていけば大丈夫です!
♡♡あとがき♡♡
子どもが昼夜逆転になってしまうと、大人の生活リズムとずれてしまいます。
そうなると、ますます子どもの様子が大人から見えにくくなるので、食事の様子や日々の気持ちの変化もわかりづらくなります。
その子の今の状況に合うサポートの仕方も分かりづらくなってしまいます 😐
以前は不登校になったら、好きなだけのびのびさせていたら回復した子もそれなりにいたのですが、今は自由にさせても一人でぐるぐる考え続けてどんどん落ち込んでしまう子や、身体のエネルギーを簡単に失ってそれが不登校をこじらせてしまうような子も増えてます 😯
そのようなケースでは、その子の様子を見極めて、出来るだけ早くそのぐるぐる思考やエネルギー漏れをふせぐ手を打つことも必要です。
ショック状態の子どもは親の言うことも受け付けない状態になることもありますし、あっという間に昼夜逆転になることも珍しくありません。
この時期の対応が難しいと言われるところです。
それでも今ショック期になったばかりでも、もう昼夜逆転が長い状態でも、そこから回復過程に舵を切ることができるんです!
子どもの回復する力を信じて始めてみれば、必ず家族全員の笑顔が戻ります
それは今までも多くのお子さんとご家族が見せてくれた事実です
ヽ(^o^)丿
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