思春期の子どもに『一緒に』を伝える

こんばんは。
今日はレオナルド・ダビンチの絵を
観てきました。
ダビンチの絵と同じ構図で
別の何名かの画家が描いた絵も
展示されていて面白かったです。

 

さて、子どもの様子を観察していて
良くない方に変化しているようで
気になった時に
声をかける場合のお話しです。

 

親としては子どもが言っていた
『学校に行きたくない』が気になって
ドキドキしているかもしれません。

それでもここで大事なのは
「学校に行かなくなるかどうか」
ではなくて
「子どもに何か大人が介入する必要が
 あるようなことが起きているかどうか」
を見極めることです。

そして何かあれば
「出来る限り子どもが自分で解決できるように
 子どもの力を引き出すこと」

それから
「必要ならば大人が
 助ける用意が あることを伝えること」

です。

 

そのためには
子どもの話をしっかり聞けるように
子どもが自分の話をしきれるような
コミュニケーションをとることが必要です。

 

良いコミュニケーションは最初が肝心。
もし何か子どもが今まで
話し出していないことがあるならば
その「話さない理由」を
越えられるような声がけが大事ですね。

子どもの側からでなく大人から
話を始めるときには
最初の声がけがとても大事です。

 

子どもが「話しても大丈夫」
「話したらいいことが起きそう」
と感じられるかどうかがポイントです。

安心安全と期待・希望です。

それを最初の声がけで
渡せることが大切です。

 

参考までに、ホームページにあります
無料オンラインセミナーの
【リクエストの手】では
子どもに変えて欲しい行動について
話を始める時のポイントを
具体的にお伝えしています。

何をどんな順番で話していくと
安心・安全と期待・希望が伝わるのかを
具体的にお伝えしていますので
詳しく知りたい方はご覧ください。

 

ここではこんな心配場面で
私達がついやってしまう
言葉がけについてお話します。

 

子どもに一体何が起きているのかを
知りたい気持が先走ってしまうと
ついやってしまうNG二大声がけは

「何かあるんでしょう」という決めつけ

「どうして○○をしているの?」
「なんでやらないの?」
「そんなんでどうするの?」
「どうやって△△するつもり?」
「何考えているの?」
「なにしているの?」
という、子どもの行為・様子についての質問

です。

 

どちらも子どもが身構えてしまって
今までだって出さなかった話を
あえて話そうとは
全く思えなくなってしまいます。

 

いきなり何かを決め付けられたら
「まだ話しを聞いていないでしょ」と
心の扉が閉まってしまいますよね。

 

また、先ほどのように
自分の行為・様子について尋ねられたら
子どもは
「私が○○しているのは・・・だからです」
「私は△△と考えているんです」
と自分を主語にして
答えなくてはならなくなります。

釈明している感じになります。
つまり、子どもは自分が責められている
と感じてしまうんです。

そうなると心は開きづらいですね。

 

親として知りたいのは
もう少し広い意味での
「子どもに何が起こっているのか」です。

「子どものやっていることの直接の理由」
ではないはずなのですが・・・

これはついやってしまいがちなところです 😥 

 

つい、意識が子どもの行為・様子という
見えているものに集中してしまうので
言葉の焦点もそこに当ててしまいがちになるんです。

見えているものが子どもの行為・様子なので
ダイレクトに
「なぜあなたはそうしているの?」と
尋ねてしまうのです。

 

ここでは是非、大人が一息ついてから
「あなたに何か起きているの?」
という問いかけから始めましょう。

 

『あなたの様子を見ていて
 気になったのだけど
 あなたに何か起きているの?
 何かあれば聞かせて欲しい』

 

そう問いかけられたなら
子どもにとって
「起きていること」という
自分の外側のことが話題となります。

責められている感じにはなりません。

そうなれば
『実は・・・』と
話し始めやすくなります。

 

もし子どもに何かあるとしたら
「子ども vs 状況」
になっているわけです。

そこへ、さらに「親 vs 子ども」
という形を作るのではなく、
「子ども+親 vs  状況」になれるよう
親が自分の立場を位置づけていくことが大事です。

 

子どもが状況をどうにかしようと
頑張っているところに
親が仲間として一緒に
状況を見ていくよ、というポジションです。

 

追伸:
ダビンチと同じ構図の数枚の絵。
やっぱりダビンチの絵を観ると
ずばぬけて受ける印象が
異なっていました。
細部にまでリアリティが溢れていました。
違いにびっくり!でした~ 😯 

 

今週のテーマのブログです
『学校に行きたくない』にドキッとする

思春期は大人と同じ、大人と違う
子どもの様子に判断が迷う時
何かあるかも?で声をかける時

「ご自宅用コミュニケーション」にご注意

 

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