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セルフイメージを高めることが大事なワケと役立つコツ
セルフイメージを高めるコツを知っていると、人生が変わります。
やりたいことのはずなのに、そのためにやれることもわかっているのに、なぜかやれない 😐
多少手を付けてもシャキシャキ進めずに、なんとなくダラダラしてしまう・・
そんな時には低すぎるセルフイメージがあるのかも知れません。
低すぎるセルフイメージを見つけて高めることで、そんなモヤモヤ状態からはスッとオサラバしちゃいましょう
(^^)
『やればできるよ』とか『頑張って』と勇気づけてもあまり効果はないんです 😐
学校の先生からも『セルフイメージが低い』と言われました。
どうしたらいいでしょう?
セルフイメージは「自分について自分で持っているイメージ」のことです。
イメージなので、実際とは随分違うこともあるものです。
それなのにセルフイメージは、その人の行動や生き方にとても大きな影響を与えます。
その人がセルフイメージで「自分はできない」と思っていたら、他の人達からは「あなたなら自然にできるはず」と思えることでも、本人はやろうとしなくなってしまうんです。
そうなんです。
本当はやりたいことがあって、そのためにどうすればいいのかわかっていても、実際に行動ができなかったり、うまくやれない時には、「低すぎるセルフイメージ」が隠れていることがあるんです。
そんな時にはそのセルフイメージを高めるだけで、スイっと行動できるようになるのも珍しくありません 🙂
それはぜひ知りたいです 😀
目次
セルフイメージってどんなもの?
セルフイメージは自分で「自分はこういう人間だ」と信じているイメージのことです。
イメージなので現実とは異なる場合もあるのが大事なところです。
そして「自分は愛されている」「自分は怒りやすい」「自分は勉強ができない」などなど、一人の人が持っているセルフイメージは一つではなく、かなりの数あります。
さらに自分で持っているセルフイメージに、自分で全部気づいているわけではなく、ほとんどは無意識のままたくさん持っているんです。
そんなセルフイメージの集合体で「自己肯定感」が作られます。
日頃意識はしていないけれどアタリマエに「自分はこうだ」と信じていたり、当然のように「自分はこうなのがアタリマエ」だと思っている、信じている状態のことです。
アタリマエだと信じていればいるほど、気づかないうちに、自分の行動や考え方に大きな影響を与えています。
そうなんです。
「やりたい!」と思う目標があって、そのためにやれそうなことがわかっていれば、「後はやればいいだけのはず」ですよね。
でも、そんな状況でも「やれない」「やれてもグズグズしてしまう」ことも人には実際にはあるものです。
そんな場合には、低すぎるセルフイメージが隠れていることもあるんです。
そばで見てるとイライラしたり、首を傾げてしまいます。
「わかっていてもやれない」「やりたい気持ちもあるのにやれない」場合には、その人なりのワケがあります。
当カレッジではそのワケを身体・心・頭の3つの視点から紐解いていくので、自然に「やりたいことがやれる」ようになるんです
(^^)
「低すぎるセルフイメージ」も、そんな「やれないワケ」の一つです。
それをスルーして「やりなさい」「やればいいのに」と何度言っても、子どもが動けないこともあるんですね
はい、そうなんです。
「やれないワケ」は身体・心・頭で色々ありますが、今回は「頭」のセルフイメージを紐解いていきましょう
(^^)
セルフイメージには3つの種類があります。
一つ目は「自分は不器用だ」「勉強ができない」などの「能力レベルのセルフイメージ」です。
2つ目は「自分は怒りやすい」「自分は完璧主義だ」などの「性格レベルのセルフイメージ」です。
そして3つ目は「自分は人から関心を持たれてない」「自分には価値がない」などの、「存在レベルのセルフイメージ」です。
セルフイメージってたくさん持ってるんですね
そうなんです。
なので、「セルフイメージを高める」「すべてのセルフイメージを高める」という抽象的なテーマでは、やろうとしても難しくなってしまいます。
持っているセルフイメージ全部を扱おうとするとものすごく大変です。
実際には「自分がやりたいこと」への「やればいいこと」がわかっているのにやれない時に、その「やれないワケ」になっている具体的なセルフイメージを高めることができればいいんです
(^^)
そういえば、セルフイメージってどうやってできるんですか?
おお、いいご質問ですね 🙂
赤ちゃんにはセルフイメージはないんです。
『自分はよく泣くタイプだ』
なんて、赤ちゃんは思いません 😉
・・ということは、何かの体験をして、そこで自分が感じたり考えたり、人から言われたことを受け入れたりして作られるものなんです。
「自分はこういうもの」「他人ってこんなもの」「社会ってこんなところ」など、私達は自分の体験から、自分なりのイメージを作っていきます。
嬉しい・楽しいなどの体験があればプラスのイメージを持ちますし、嫌だ・怖いと感じたらマイナスのイメージになります。
これらのイメージは、一回の強烈に感情が動いた体験でできることもありますし、何度も繰り返された体験からできることもあります。
例えば絵を一度でもすごく褒められて嬉しかった体験から「自分はこれが得意」だというセルフイメージを持つこともありますし、何度も「上手ね」と言われて持つこともあります。
また反対に、一度ものすごく怒られて「お前は馬鹿だ」と言われたり、何度も「馬鹿だな~」と言われてたら、いつの間にか「自分は馬鹿なんだ」というセルフイメージを持ってしまうこともあるんです 🙄
そうやって作る「信じているもの」のなかの「自分についてこうだと信じているイメージ」がセルフイメージです。
でも、ご安心くださいね。
セルフイメージは自分で気づいていなくても「自分でどこかで作ったもの」ですから、自分で意識してリフォームする=高めることもできるんです。
セルフイメージを高めることが大事なワケ
そうやって出来たたくさんのセルフイメージを元に、私達は自分の考えや行動を決めています。
もともとなにかの体験で、嬉しい・楽しいと感じたことはもっと増やすように積極的にやろうとするためにプラスのセルフイメージを作るんです。
「自分は人から受け入れられる」「自分はオープンな性格」「自分はコミュニケーション力が高い」というのは、それまでに人とうまくいって心地よかった体験があったからつくったセルフイメージです。
なので、そんなプラスのセルフイメージを持っている人は、どんどん人とコミュニケーションをとるようになります。
そうすればコミュニケーション能力も上がりますので、さらに人とやり取りすることが嬉しい・楽しいと感じるようになるんです。
また、不思議なことに「セルフイメージ」で「自分はコミュニケーションが得意」と思っていると、人からもそう感じてもらえるようにもなります。
他人からもそう言われたりすることで、ますます「自分はコミュニケーションが得意かも」とセルフイメージを高めていきます。
そうですね 🙂
そして面白いことに、人は一度作ったセルフイメージを更に強化する方向に動きます。
「私は人に受け入れられる」と思っている人は、多少一時まずいことがあっても「今回はちょっとやり方がまずかったかも。どう改善すればいいのかな」とめげずに居られるんです。
ところが、反対に人とのやりとりで嫌い・怖いなどの体験から「自分は人から受け入れられない」「自分はクローズドな性格」「自分はコミュニケーション力が低い」などのセルフイメージを作った人は、その時にはその嫌い・怖い思いをこれからはしたくないと無意識で思ったので、そんなセルフイメージを作ったんです。
なので、そんなセルフイメージを持っていると、人とのやりとりを避けるようになります。
そしてそのようなセルフイメージを一度作ると、それを強化する方向に物事を受け取るようになります。
人とやり取りをしている時に、ちょっとした沈黙があったり人が顔を歪めたような気がしただけで、「自分が受け入れられていないから」「自分はコミュニケーションが下手だから」と受け取ってしまうんです。
そして人とのやり取りを無意識で嫌がるようになってしまうんです。
そうなるとコミュニケーション力は上がりませんし、他の人からもそんな態度を見て「人と関わるのが嫌なんだ」と思われてしまいます 😐
さらに「自分はコミュニケーションが下手」というセルフイメージが強化されてしまうんです。
そうなんです (T_T)
でもご安心くださいね!
ここで「自分のセルフイメージが低いからそう思える」のだと気づければ、もう一度ニュートラルに状況を受け取り直すこともできます。
沈黙にも別の理由もあるかも・・と思えるし、沈黙を減らしたければそのために役立つ方法を探せるようにもなります。
コミュニケーション力も上がりますね。
さらに、そもそもの低いセルフイメージを高めることも出来ます。
逆に「自分のセルフイメージが低すぎる」ことに気づかないと、今は人ともっとやり取りをしたい❣と思っていても、知らないうちに昔作ったセルフイメージが発動してしまい、今やりたいことのために必要な行動ができなくなってしまうんです。
セルフイメージって大事ですね!
では、自分が動けない時に、低すぎるセルフイメージがあるかどうかがわかる方法ってありますか?
はい、次はそれを見てみましょう!
低すぎるセルフイメージの見つけ方
今「やりたい❣」という思いがあって、そのためにやれることもわかっているのに、なぜかやれない。
多少手を付けてもシャキシャキ進めずに、なんとなくダラダラしてしまう・・
そんな時には低すぎるセルフイメージが隠れているのかもしれません。
低すぎるセルフイメージがあるかをチェックする方法は簡単です!
サクッとやってみてくださいね。
①やっていることを書き出してみれば、やれていることと、もっとやってもいいはずのことも見えてきます。
「これをやればいいんだ!」と気づくだけでやれる場合には、それだけで前に進めます 🙂
気づいてもやれない場合には、その他の項目のチェックに進んでみましょう。
②言っていることは「これをやる!」と誰かに話しているかどうかと、目標やそのための行動について自分が何気なく口にしている言葉のことです。
誰かに「これをやりたい」「これをやる!」と言ってみると、それで自分の気持がはっきりしたり、応援されたり、思いもかけないサポートがもらえたりすることにも繋がります。
もし信頼できて応援してくれそうな人がいれば、自分の「やりたいこと」について話してみるのもオススメです。
でも、どのタイミングで言うと自分が落ちつけるかなどには個人差もありますので、心地よいところでOKです。
一方、自分の口癖や頭の中で喋っている言葉はぜひチェックしてみてください。
私達は一日に、なんと6万語も自分に話しかけていると言われています。
そしてその言葉の影響はとても大きいんです。
「難しい」「ダメだ」などの否定的な言葉が多い場合には、自分の低いセルフイメージを強化していることになります。
「難しい」「ダメだ」というのは、一見自分以外のものについて話しているようですが、実は「自分はそれをちゃんとやれないだろう」と、自分について言っているのと同じです。
そうなんです 🙂
もしここで、セルフイメージを低めるような言葉を言ってることに気づいたら、何かもっと元気ややる気が出たり、安心できるような言葉に置き換えられるものを探してみるのがオススメです。
「マイナスを言ったと気づいたら〇〇と言い直せばOK」と決めておけば、サクッと気分も切り替えられますし、徐々に始めから〇〇という上がる言葉が言えるようにもなっていきます
③感じていることは、それをやろうとすると浮かんでくる気持ちや、身体の感覚です。
やりたいことのはずなのに、いざやるのをイメージすると、「怖い」「大変」と感じたり、身体が固まったり胸が苦しくなる・・などです。
それらは「やりたい」という気持ちを意識の上では持っていても、無意識では「怖い」「大変」「危険」だと感じているからこそ起きるサインです。
そう感じることを責めるのではなく、「何が怖いのか」「どう危険なのか」と更に感じていくと、「自分にはとうてい乗り越えられないから」「自分は誰にも助けてもらえない」などの低いセルフイメージが見つかります。
高級店に欲しい物を買いに行ったはずなのに入って落ち着かない=身体の感覚場合には、「自分にはふさわしくない」というセルフイメージがあったりします。
カジュアルなお店なら落ち着いて買えるような場合には、「自分はこのくらいならふさわしい」とセルフイメージが判断しています。
「高級店でも堂々と買い物したい」と思う場合には、セルフイメージを高めるといいでしょう 🙂
④考えていることは、実際にやろうとしたりやることをイメージした時に自分が頭で考えていることです。
「これをやったら友達からなんて思われるかな」「まだ準備が足りない」などと、考えたままに書き出してみます。
真面目な人は「感じていること」なのか「考えていることなのか」と迷われることもありますが、そこはあまり気にしなくてもOKです。
「こっちかな」と思う方に、とにかくザクザク書いていきましょう。
この4つの項目で全部「やること」にGOを出せていると、人はサクッと前に進めます
(^^)
でも、「やってること」「言ってること」「感じていること」「考えていること」のどれかがブレーキになっている場合には、気持ちよく前に進めなくなってしまうんです。
その裏にある「低すぎるセルフイメージ」を見つけて、高めることで、4つを整えていきましょう。
低すぎるセルフイメージを高めるコツ
低すぎるセルフイメージを高める6つのコツをご紹介します。
前半の3つは自分の行動や環境を変えて、徐々にセルフイメージに引っ張られずに行動できるようになるコツです。
後半の3つは低すぎるセルフイメージに直接働きかけるものです。
セルフイメージが強力な場合も使えます。
後半でセルフイメージをリフォームしたあとに、前半のコツも使ってみると、より「やりたいこと」に楽に取り組めるようになります。
セルフイメージを高める6つのコツ
先程の「セルフイメージチェック」でも出てきましたが、言葉は自分にとても大きな影響を与えます。
他人から言われる言葉もそうですし、自分が他人に言っている言葉でも、実は自分もそれを聞いているので、その影響は馬鹿にできないんです 😯
いつも他人のダメ出しが多い人は、自分が他人から同じことを言われているくらいのダメージを自分でも受けています。
脳は「主語」をあまり判別しないので、「だらしない」と何度も子どもに言ってると、自分が誰かに「だらしない」と何度も言われているのと同じように受け取ってしまうんです。
はい、「何度も繰り返された言葉」は無意識のセルフイメージになってしまうんでしたね。
気が付かないうちに、子どものセルフイメージも自分のセルフイメージも落としてしまうので、ここは気をつけたいところです。
『だらしない』と言うよりも、『片付けたらすっきりするよ!』などの言葉がオススメです
また、独り言や自分が頭の中でつぶやいている言葉にもご注意です。
無意識でつい言ってしまう言葉の癖は、誰にでもあります。
癖なので、意識していないことがほとんどですが、ちょっと探してみると意外なほど見つかります 😉
その言葉も自分のセルフイメージに大きな影響を与えています。
『ダメだな』『怖い』『なんでこうなるんだろう』などの言葉は「自分はだめだ」「自分は対処できない」「自分は無力だ」などのセルフイメージを強化するように働いてしまいます。
全部の口癖を一気に変えようとしたり、絶対に〇〇と言わないようにしよう・・というのは難しいので、一つの言葉を選んで、置き換える口癖を見つけておくのがオススメです。
もし置き換える言葉が思いつかない場合には、『・・ってか?』や『なんちゃって』とつけちゃうのでもOKです。
『私っておバカ』と言ったと思ったら、『ってか?』と笑いながらその言葉を飛ばしてしまいましょう。
自然に『私っておバカ』と言わなくなっちゃいますので、よかったらお試しください
(^_-)-☆
また、ちょっと荒治療ですが、自分で言ってるセルフイメージが下がりそうな言葉を一つ選んで、それを誰かに耳元で囁いてもらうという作戦もあります。
自分の頭の中だと気づかないけれど、リアルに耳元で囁かれるとものすご~く嫌な気持ちになるのが分かります。
(これはかなり強烈なので、30秒くらいで十分です)
『もう絶対やめたい!』と思えます。
それだけでやめられた人もたくさんいらっしゃいます。
(2) 勇気づけてくれる、可能性を信じてくれる人に接する機会を持つ
自分の言葉が一番たくさん自分の耳から入ってきますが、他人の言葉も自分のセルフイメージに影響を与えます。
特に人の言葉を素直に聞く人や真面目な人は、人の言葉を正面から受け止めてしまう傾向があります。
人の言葉に対して感じる「重さ」にはかなり個人差がありますが、特に思春期には「言葉が重いタイプ」と「言葉が軽いタイプ」が明確に別れやすい時期でもあります。
なので、言う方は軽い気持ちでも、言われた方は重く受け止めることもあるんです。
それで人間関係がこじれたり、そこから不登校になることも珍しくはありません。
また、強烈に怒られたり嫌だと感じた時にも、その時に言われた言葉が心の奥底に突き刺ささってしまうことがあります。
部活で強烈に怒られた時に放たれた『おまえは○○だ!』という決めつけ言葉に、何年も苦しんでいた子もいました 😐
何度も繰り返された言葉も無意識に深く入ってしまいます。
家族はそばにいる時間が長いので気をつけたいところです。
このように、他人からの言葉も自分のセルフイメージに大きく影響しますから、できるだけ勇気づけや励ましの言葉を口にする人に接する機会を持てるようにしたいものです。
日本人は『良いな』と思っても派手に感情を表すことは少ないですが、派手じゃなくてもサラッと『良いね』と言える人も最近は増えています 🙂
無理なポジティブ思考では、本人も聞いてる方も疲れてしまいます。
本当は嫌だなと思ってるものを、なんとか褒めようとする、良い角度から見ようとするのはしんどいし、無理も感じます。
それよりも、小さくてアタリマエのことでも「良いね」「素敵ね」「好きだな」と思えることを見つけて素直に喜べると自然です。
そんな自然な勇気づけなら、された方も素直に受け取れます。
もしそれが難しい場合には、自分が「これくらいのことで」とか「まだまだなのに」という思考が強すぎるということなので、ダメ出しが多くなってないかな、と気づくチャンスにしちゃいましょう。
ちなみに、コーチは人の可能性を見つけて育てるプロなので、ご本人よりもその方の可能性がわかるので信じて応援できるんです。
セルフイメージが低くなっている場合には、やりたいことがあっても「どうせできない」「自分には無理」と思いやすくなっています。
そんな時には、やりたいことを手に入れるまでの道のりに、いくつものステップを作るのがおすすめです。
特に始めのステップは、「物足りない」くらいの頑張りで達成できることがよいでしょう。
そして「出来た」という体験を増やしていきます。
徐々に「ちょっと頑張ればできること」にステップの難易度を上げていくと効果的です。
いつまでも「物足りないくらい」だと、少しセルフイメージが上がってきたらつまらなくなってしまいます。
それに人が一番成長するのは、「勝率50~60%」くらいのことに取り組み続けて勝率を上げていく時だと言われています。
かなり難しいこと一つに取り組むよりも、その前に「勝率50~60%」くらいのことをいくつかクリアしておけば、かなり難しいことにも苦労せずに向き合えるようにもなります
(^^)
始めは自分には無理だと思っていたことが達成できれば、セルフイメージも高められます。
能力は何でも上げることが出来ます。
今「できない」のは「今は十分な能力がない」だけなので、これから先も「できない」のとは違います。
でもなぜか人は、3回トライしてできないと「もうダメだ」と思いやすいんです 😐
もったいないですね (><)
もう一つ、間違えやすいのは「頑張れば能力は上がるはず」と思い込んでしまうことです。
「頑張る」ことは大事なんですが、「何をどうやるか」、つまり「能力を上げるために効果的なことをする」ということの方がずっと重要です。
例えば勉強でも、「読み書き」に固執して頑張っても成績が上がらない子でも、「聞く話す」を取り入れることで飛躍的に伸びる子もいます。
運動でも演奏でも、教え方によってうんと能力が上がる速度が変わることもあります。
一つのやり方で頑張っても思ったように伸びないと「生まれつきの能力がないから」と決めつけるのは一番もったいないですね。
その子の「生まれつきの才能」とか「頑張り」だけにフォーカスするのではなく、「能力はいくつになっても伸びる」と知っておくと、セルフイメージを無駄に下げることなく、実際に能力を上げられます。
ちなみに、勉強や運動などのすべての能力を上げるのには、それに直接取り組む以外にも、基礎的な学習や運動機能を上げることを並行して行うとうんと効果が出ます。
IQさえ上がることも珍しくはありません。
こちらは家庭でできる身体への働きかけが効果的です。
「自分は意地っ張りだ」「自分は引っ込み思案だ」など、自分の性格についてのセルフイメージが低くなっていることもあります。
「性格」というと「変えられないもの」「生まれつき」と捉えがちですが、実は「性格」も変えられます。
はい、「性格」は、物事にどう感じるか、何を考えるか、どう行動するかなどの反応傾向のことです。
それらは「自分で変えるのは難しい」と思いがちですが、実は思っている以上に簡単に変えられます。
例えば「やりたいこと」への意欲が高まると、同じ困難があってもめげずに粘り強く行動するようになります。
また、「これをやるのは変だ」と思って動けなかったのに、「本当にそうなの?」と問い直してみると、子供の頃に親から何度も言われていただけで、「今ならやってもおかしくない」と思うこともあります。
身体が元気だと動きますし、疲れていれば動きたくなくなります。
やり方が「面白そう」「楽しそう」と思えればやりますし、「難しそう」「わからない」となると取り掛かりづらくなります。
このように、自分の気持ちや考えや行動を変える方法はいくらでも見つかります。
最幸家族講座でみなさんが大きく変わるのは、これを詳しくお伝えしているからです 🙂
もちろん、もともと持っている気質というのもありますが、物事への反応はもともとの気質に加えて、ここまでの体験とそこで学習したことの積み重ねでできています。
そして最近ではもともとの気質よりも、後天的な刺激と学習の影響のほうが大きいと言われています。
特にお子さんなどはその変化も早いので、「まるで別の人みたい」とご家族に言われるまでになることも珍しくないんです
「性格だから」と「変えられないものとして扱う」のはただのレッテル貼りなので、「いつもこの困った状態だ」と頭の中で固定させてしまうことなんです。
もったいないですね。
『自分はこんな性格だから』なんて言葉が見つかったら、まずは「本当はどうなりたい?」と自分に優しく質問してみてください。
そこから変化が始まります (^_-)
「自分は愛されてない」「認められてない」「価値がない」と存在レベルのセルフイメージが低くなっていることもあります。
能力レベル→性格レベル→存在レベルと、無意識の深いところになっていきますし、その影響も大きくなっていきます。
ただ、直接存在レベルを扱わなくても、能力レベルや性格レベルを高めることで、存在レベルも高まることもあります。
存在レベルを扱うことには抵抗を感じる場合もあるので、そのような時には、まず(1)~(3)をやってみたり、能力レベルや性格レベルに取り組んでみるのもおすすめです。
直接存在レベルを扱うには、一人でできる場合とプロに手伝ってもらうことが必要な場合があります。
一人でできる方法の一つは、「期待通りの100%じゃなくても愛されたこと、認められたこと、役立ったこと、感謝されたこと」などを100個思い出してみることです。
人は「未熟に生まれる動物」なので、長い間誰かに助けてもらい続けないと命をつなぐことができません。
命の始めからを思い返してみると、「自分は愛をもらってた」ことにも気づいたり、「自分があることについてもっと愛を感じたかった」と気づくこともあるでしょう。
その二つが分けられると、後者についてちゃんと悲しむこともできるようになります。
このプロセスは一人では難しいことも多いので、「手放したい」と思った時にはプロのコーチにもご相談ください。
存在レベルのセルフイメージを高めることができると、うんと自由になったと感じます。
子どものセルフイメージを高めるために親のできること
では今度は、お子さんのセルフイメージを高めるためにお母さん・お父さんがお家でできることをまとめてみましょう。
子どものセルフイメージを高めるために日常の中で親のできること
ⅰ肯定形で話しかける
良かれと思ってダメ出しをしたり、『〇〇しないとxxになるわよ』という言葉をかけてしまうと、言葉の影響から子どものセルフイメージは下がってしまいます。
まず「これはいいよね」と良いところを伝えてから、「更に良くするには」という流れにしたり、『〇〇すれば◎◎になるよ』と心地よいイメージの肯定形で伝えるのがオススメです。
「欠点直し」よりも「可能性に注目」していきましょう!
ⅱ小さいことでも勇気づける
いつも一緒にいるし、子どもにはどうしても『もっと良くなってほしい』という期待を持つのが親なので、ついつい「アタリマエにやれていること」「ちょっとしたこと」はスルーしがちです。
「こんなことをするようになったんだ」と思うことがあっても、実際に子どもには何も言わないままななことも多いです。
ぜひ言葉にしてサラッと伝えてみてください。
ちょっとしたことでも一日一回は勇気づけることをⅰ週間やって見るだけで、子どもには変化が出てきます。
楽しみにやってみてください (^^)
ⅲ愛情を伝える
親からすれば「子どもを大切に思ってる」なんてアタリマエ過ぎるので、特に日本ではなかなか愛情を言葉にしないです。
言う方も照れくさいですが、「大切に思っている」くらいの言葉にしたり、その子にだけ意識を注ぐ時間を5分でも持ってみるのはいかがでしょう。
忙しい毎日だからこそ、5分だけ手放して向き合うことで「関心を持たれている」と子どもに伝わります。
子どもは何も言わなくても、無意識の奥にある存在レベルのセルフイメージが高まります。
ⅳ身体を整える
身体にパワーがない状態だと、色々なことが思うようにできません。
また「やる気」や意欲も身体から作られます。
成長期には大人よりも沢山の栄養が必要だったり、発達の抜けの影響が思わぬところにでることもあります。
そこに気づいて必要なサポートをすることで、子どもは「本当はこうやりたい」に挑戦できるようになり、セルフイメージも高まります。
はい、そうなんです。
他にも先程の「大きな目標にステップを作る」ことや「努力の仕方を工夫する」などをサポートするのもオススメです。
お子さんの「低すぎるセルフイメージ」が具体的にわかったら、レベルに合う高める方法もやってみてくださいね。
セルフイメージを高めることが大事なワケと役立つコツ:おわりに
「できるよ」と声をかけても、すぐに子どもが動かないので、困ってました。
子どもの口癖などに気をつけたり、見つけるワークを一緒にやってみようとおもいます
♡♡あとがき♡♡
思春期には「個人としての自分」という意識が強くなり、「自分はどんな人間なんだろう」がとても気になります。
学校ではいつも勉強や部活で成長することを求められるので、同じような友達と自分を比べては「自分の未熟さ」に目がつきます。
成長期で不安定で思い通りにならない身体と心とどう付き合って良いのかわからずに、自分にダメ出しをしてしまうことも多いので、セルフイメージも低くなりがちです。
そんな時には「セルフイメージを高めるコツ」を知っていると、しなやかに立ち直れます。
思春期に作ったセルフイメージを、大人になっても持ち続けることもよくあります。
どうせなら、自分に優しいセルフイメージが持てるといいですね。
良いところもまだまだ伸びしろがあるところも、両方あると思えるようになったら最高です
(^o^)/
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