ちゃんとあるよ「できていること」:子どもの生きる力が育つ!

さて、新学期の出だしに不安がある
子どものお話です。

そんな子どもが不安を口にしてくれたら
そこから元気になれるチャンスです!

うまくいい流れに向けられるといいですね 🙂 

 

子どもの不安が強すぎて
「~~しないように」で
避けたいイメージを思い返すことで
エネルギーを下げているところから
「○○できたらOK」と
エネルギーを上げられたなら
子どもの表情もかなり違ってきます。

 

ただ、子どもに
「どうなりたい?」を尋ねた時に

完全無欠の状態を
答えてくることもあります。

 

沢山の友達といつも笑顔で仲良くする。

すぐに仲良しグループが欲しい。

 

う~ん。

どれも”良い目標”なのですが
すぐにそうならないとダメと
思っていたら苦しいのは
大人からはわかるところです。

それをすぐに達成しなくては!と
思っていたら
過剰にソワソワ・ドキドキになってしまいます。

 

でも、ここで
「そんなのできっこないよー」と
否定から入ってしまっては
子どもの心は閉じてしまいます。

 

まずはなんであれ
子どもの願いを「そうなんだね」と

受け止めるところからです。

(受け止めるところから
 キャッチボールするのが
 サポートの極意です 🙂 )

 

それから、
「それを大目標にしたとして
いつ頃そうなっていれそう?

そして、4月の終わりには
どこまでなってたらいいのかな?」と
だんだん具体的、現実的な目標を
子ども自身が建てられるように
ヒントをあげられたらいいですね。

大きな目標でも小さく分解すれば
なんだか達成できるように思えてきます。

ほっと楽になるでしょう 😉

 

また、子ども自身が
かつてうまく友だちができた時のことを
思い出せるように尋ねてみるのも
子どものエネルギーを上げるのに
とても効果的です。

どんな時間の流れで
何があって、気が合う友達と
過ごせるようになったのか。

 

それを子どもが思い出すことで
自分の成功パターンを
見つけることができます。

 

最初はもじもじしていたけれど
席が近くになったAさんと
好きな漫画の話から仲良くなった。

でも、それもゆっくりだったなーとか。

 

また、クラスや部活などの全体の
友達関係がどのように動いていったのかを
思い出せたら
最初からそんなに飛ばさなくてもいい、と
分かってほっとすることも沢山あります。

 

人見知りな子でも
環境の変化が苦手なタイプの子でも
自分がそれなりに
今までやってこれた、ということが
自分の自信になってきます。

不安に押されると、だんだん
自分が無力に思えてきちゃうんですよね。
自分なりにできていたこと、を
しっかり思い出せるのは大事です。

 

さらにやってみたければ
自分の成功パターンに

何かちょっとしたチャレンジを
加えてみるのもいいでしょう。

ゲーム感覚で楽しめるくらいの
チャレンジだといいですね。

 

そして、自分で
「まあなんとか大丈夫」と

思えることもとてもパワフルなのですが

実は誰かと一緒に
「自分のできているところを見つけられた」
という体験って特別な体験になります。

子どもの生きる力が育ちます。

 

「エネルギーをチャージする方法」に続きます。

 

合わせて読みたい記事:

不登校の子の新学期:子どもの幸せのために親ができること 4月編

思春期の不安とうまく付き合うコツ:増大する不安にはご用心!

『どうすればいいの?』と子どもがいつも頼ってくる。思春期なのにと心配です

子どものネガティブをなんとかしたい!と思った時には

 

追伸:
新学期に向けて体調を
整えていく頃になりました。

最近は宿題も学年を越えて
出す学校が増えているようです。

宿題を前夜ぎりぎりにやる、というのは
まあ、よくあることですが
春先は睡眠・体調を崩しやすい時期
なるべく日中に終わらたいところです。

 

今週のテーマのブログ
人見知りな子の新学期
ゆっくり・まったりでエネルギーチャージ
不安を出しきる
子どものエネルギーを上げる
 
子どものエネルギーをチャージする方法

 

 

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