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思春期の子どもについてもっと知りたいことを
お気軽にこちらから教えてください。
最幸の親子関係を作るお手伝い
おはようございます。
愛情というのは、
どんなに強く持っていても
それが相手に伝わっているか、
というのは別のことなんだな~と
感じることの多い今日このごろです。
さて、「競争する子・あきらめる子」
についてのお話しです。
自分ではっきり自覚していなくても
誰かと競争して勝つことで
「自分が優れている」ことを
自分と他人に証明したい、
証明しなければ、と
強く思って頑張っている子がいます。
勝負を自分の成長のためにしている子と
どこが違うのでしょう?
外から見たら同じように
勉強やスポーツなどに一生懸命で
親や先生なら褒めたくなるように
行動しているので違いがわかりにくいですよね。
でも、それを楽しんでいる子との違いは
他の人の方が優れて見える時の
態度に出てくるようです。
いつまでも何かで「負けた」ことを
自分が劣っていることとして
捉え続けてしまいます。
その「勝者」の欠点を
なんとか探そうとしたり
またはその「勝者」と上手に
勝負の後に付き合えなかったりします。
その子がいるから、自分がダメになるのだと
その子のことを恨み始めることもあります。
そばにいると辛い。
あの子が居なければいいのに。
そういう風に比べているのは自分なのですが・・
または自分より「劣っている人」を
なんとか探そうとすることもあります。
そして見つけたら意地悪するか
または面倒を見ようとします。
カワイソウな人を助けることで
自分が上にいることになって安心できるのです。
人の関係をなにかと上下/優劣でとらえて
自分のポジションが一番下にならないことに懸命です。
疲れちゃいますね 🙄
基礎力が優秀な人は
努力して頑張ることで「勝つ」事が多く
「負ける」体験が少ないまま
大きくなることもあります。
そのような子がある時に
大きな「負け」に出会うと
衝撃が大きくてボキッと折れてしまうことがあります。
なるべく早いうちに
「勝って証明しなければ」という
思いを手放せたらいいですね。
「~~しなければ」
というところがポイントです。
その言葉を支えているのは
「~~しなければ、大変なことが起きる」
というイメージがあるということなんです。
~~しなければ、何か起きるのでしょうか?
価値のない自分は認められない
見捨てられる
一人ぼっちになる
責められる
そんな思いを何処かで持ってしまったんですね 😯
赤ちゃんの頃には誰でも
「あの子より寝返りが下手だから
自分は見捨てられる。
もっと上手にならなくては」
なんて思っていませんでしたよね。
でも、私たちはいつのまにか
「優れていないと目をかけられない。
見捨てられるとひとりぼっちになる」
という思い込みを持つようになることがあるんですね。
そういう思い込みを持つ子が悪い
という話ではありませんね。
たまたま、そう強く思うような出来事が
その子の人生の何処かであった、と言うだけのお話しです。
人間にとって一番怖いのは
一人で孤独になることです。
一人でいる時間が好き、な人も
全く未来永劫に人とのつながりがないことを
心から望んでいるかというと、それも違うことなのです。
人生のどこかで、そのとても怖いことが
起こりそうだと感じた時に
それを避けたい!、避けなければ!と思うことはアタリマエです。
そして、その時にその子なりに
必死にどうすればいいのかを探して
「ひとりぼっちを避けるためには
優秀さを証明すべきなんだ」と
思いこんだとしても
その時にはそれはしょうがなかったことかもしれません。
思い込みを持っていることを責めるより
それがあることに気づいたら
どうやったらその思い込みを
安心して手放せるか、を
見つけていく方がずっ~と大事です
(^o^)/
追伸:
動物セラピーが有効なのは
動物は無条件の愛を伝えてくれるからだと思います。
言葉でない、どんなところから
私たちはそれを受け取れるのでしょうね。
今週のテーマのブログです
① 競争する子・あきらめる子
② 勝負を楽しめない子
④ 伝えるために伝える
⑤ この子に100%
⑥ 隣の芝生から学ぶ
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