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学校への行き渋り:知っておきたい大事なこと・NGなこと
子どもに学校への行き渋りが見られたら、親としては焦りますね。
そして行かせるように背中を押したほうが良いのか、行かなくても良いと言ってあげるのがいいのかも迷うところです。
今回は、子どもに学校への行き渋りが見られた時に知って起きたい大事なこととNGなことのご紹介です。
今まで元気そうに見えてたので私も驚きました。
今学校に行き渋る子は多いようなので、私も対応を知っておきたいです。
今学校に行き渋る子はとても多いです。
大人も「行かなくちゃ」と思っている場所に「でも行きたくないな~」と思うこともありますよね。
そしてその理由も様々です。
ただ、子どもが学校に行き渋りを見せた時には、しっかり対応することが大事です。
そこで対応を誤ったことからこじらせてしまい、不登校へつながってしまう例も少なくはないものです。
それは気になりますが、でもその時どう対応していいのかわからないです
少し背中を押して行かせるのか、すぐに休ませるのか・・・迷います。
子ども学校に行き渋る時の親の対応の仕方はあまり教わることもないですものね。
では、ご一緒に子どもが学校に行き渋る時には何が起きているのかと、こじらせないための大事なことやNG対応について見てきましょう!
目次
学校に行き渋る時こそ、しっかりとした対応が必要
子どもの学校への行きしぶりのサイン
「学校に行きたくない」と言う
腹痛、頭痛、食欲不振、朝起きられない
学校の話をしたがらない
宿題が手に付かない
登校の準備に時間がかかる、泣きながら登校する
日曜日の夕方から体調が悪くなる、落ち込む
食欲不振、過食(特に甘いもの)
兄弟姉妹の学校での話を嫌がる
・・・これらは学校への行きしぶりのサインです。
行き渋りが見られたら
子どもが学校に行き渋る時には子どもなりの思いとワケがあります。
子どもは「学校への行き渋り」という行為で、それを表現しているとも言えます。
ところが親の方は「学校に行かないと困る!」「不登校になったらどうしよう」と焦りやすいので、ついその思いやワケに注意を払わずに「行かせる」「行かせない」ということばかりに意識が向いてしまいやすくなります。
そうなるとすれ違いですね
そうなんです。
それが学校への行き渋りをこじらせる一番の原因です。
文部科学省の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」(令和2年11月)によると、小中学校での不登校の子は全体の1.9%、高校では1.6%で中途退学者は1.3%という数字が出ています。
この不登校の数は年間30日以上欠席している子どもの数なので、それより少ない子や別室登校などで”出席”になっている子は含まれていません。
日本財団の2018年の「不登校傾向にある子どもの実態調査」では行き渋りがあるなどの不登校傾向にある中学生は10.2%だと出ています。
こちらのほうが実感に近いです
はい、そして別の調査では子どもに「学校に行きたくない」と言われた親御さんは55%と出ています。
うちもいつ言われても不思議ではないですね
そうなんです。
このように不登校傾向の子が増えたことから、不登校に対する偏見はだいぶ薄れてきましたが、それでも不登校からどう回復していけば良いのかについての具体的な情報は不足しています。
ある調査では、「小中で不登校だった子が25歳で引きこもりだったケースは約13%、すぐに仕事をやめてしまうなど不安定なケースが14%、残りの73%は社会適応していた」という数字が出てきます。
この数字をどう感じるかは人それぞれですが、親であればなるべく不登校にはならないようにしたい、またはしっかりと回復させたいと思うのではないでしょうか
そして、不登校からしっかり回復させる方法がわからないので、子どもに行き渋りが見られたら、不登校にこじらせたくない!という思いが先走ることも起きがちになるんです。
そうですね。
私自身もそんな経験があります 🙂
もちろん、当カレッジでは長期的な不登校からでもしっかりと回復をサポートして、大人になっても身体や心のエネルギーを失わない方法を手に入れていただくことで、実際に数多くの喜びの声を頂いています。
ただ、できるならば「学校に行き渋る」段階で効果的な対応ができれば、こじらせずにすむのでベストです。
学校に行き渋る理由(ワケ)は
大人でも「行かなくちゃ」と思っている仕事場や集まりなどにも、時には「行きたくないな~」と思うことってありますよね。
そしてその理由も、疲れているからとか、好きじゃない人がいるからとか、考えが合わないから・・など様々です。
同じように子どもが学校に行き渋る時もそのワケは様々です。
身体の要因
子どもの体力がなくなっている、疲れていると、学校に行き渋ることがあります。
これ以上エネルギーを使うと危険・・という、ある意味命からのサインです。
最近は思春期だけでなく、小学校低学年でも基礎体力が低下しているので、このケースは案外増えています。
さらに思春期には、子どもは自分の身体の感覚に鈍いことがあります。
この時期には身体が大成長するので、成長痛や違和感を感じる事が多すぎて、いちいち感じていると辛いので、自分で感覚を鈍くしているところがあるからです。
疲れがかなり溜まらないと「疲れてるから休もう」とは思わないんです。
それでも学校や部活や塾、友達との遊びなど、子どもは身体のエネルギーを使います。
特に新学期に中学や高校などで通学が遠くなったり、部活が増えると、身体は多くのエネルギーを使います。
定期テストや行事が続くと身体のエネルギーが不足する子も居ます。
長期休みに家にいるばかりだと、その休みが明けると体力不足になっていることもあります。
(コロナ開けにはこのケースが多発しました)
このようなことから「なんか疲れる」「なんだか行きたくない」となったり、本人が自分の疲れ=身体のエネルギー切れに気づかないうちに、ある日ガス欠のようになり、突然「行きたくない」となることもあるんです 😯
このような身体の理由だけの場合には、しっかり休むと回復したり、身体にエネルギーを溜めるように日常の中で工夫すると回復することは多いです。
ただ、自分が学校に行きたくないことや休んだことを責められたり、罪悪感を持つようになると、そこからぐるぐる考えて心のエネルギーを失っていくのでそんな流れにはご用心です。
どこに相談しても「心の問題」「育て方の問題」などと言われて、それでも回復せずに困っていらしたのですが、当カレッジで身体のエネルギーを根本的に上げるサポートをしてくださったら、あっという間に回復した・・という事例もあります。
お母さんは喜びながらも、「今までの時間は何だったんだろう」と首をひねっていらっしゃいました
また、最近は感覚過敏の子どもたちが増えています。
音や光、匂いに敏感な子は、学校で受ける様々な刺激に辛さを感じることがあります。
本人が何に辛さを感じているのか、言葉で言えるくらいにわかっているのなら良いのですが、「見え方」や「聴こえ方」に強い特徴がある子は、自分と他人の違いがわかりにくいので「なんとなく学校が辛い」という感覚しか持てていないことが多いです。
また、「怒られるのが怖い」感覚を持っていると、自分ではない子が怒られているのにも辛くなります。
大声で友達同士がふざけているのが辛く感じる子も居ます。
このような身体の感覚の辛さは、自分でも説明しにくいですし、他の人には理解されにくいものです。
それを「頑張れ」「他の子は平気でしょ」と言われてしまうと、身体だけの課題だったことが頭でぐるぐる考えてしまうことで、心の課題や自己肯定感の低下になってしまいます。
そして「じっと座っているのが苦痛」「集団の画一的なペースに合わせ続けるのが苦痛」「新しい環境に馴染むのが苦手」という場合もあります。
こちらは身体の個性が過剰に出てしまっている=発達の抜けからのケースです。
これも「頑張って」「我慢して」と、本人が意志の力で何とかできるはずだと捉えてはNGです。
同じように身体の課題が心や頭の課題にまで広がってしまいます 😐
私達の身体・心・頭は互いに影響しあっています。
なんでも「心の問題」だけにせずに、3つの視点から見ていくことが大事です。
知らないとただ励まして、知らないうちに子どもを追い詰めたりしちゃいそうです
心の要因
具体的な悩みがあって、それがなかなか自分では解決できない場合には、心のエネルギーが低下してしまって、気力ややる気が落ちて「学校に行きたくない」となることもあります。
勉強がわからない、宿題が多すぎる、テストが嫌などの勉強についての悩み
友達関係、恋愛関係、先生や部活の顧問との関係、部活の先輩、家族との関係など、人間関係についての悩み
気が進まない行事
自分の性や性格についての悩みなど
子どもにも色々悩むことはあります。
自分なりにその悩みと付き合っていくことで、子どもは成長もしていきます。
ところが自分だけではその悩みを解決できなくて追い詰められたようになってしまうと、心のエネルギーが低下して、学校に行くだけの気力がなくなってしまうこともあります。
自分で悩みを解決しようとすることも大事なのですが、ある程度一人で頑張っても埒が明かない場合には、他の人から新しい情報を手に入れたり、力を貸してもらうことが必要です。
ところが思春期には「自分でなんとかしたい」「他の人に悩んでいると知られるのはかっこ悪い」「親に心配かけたくない」などの複雑な思いも抱くようになります。
そうなると素直に相談できなくて一人でぐるぐる考えているうちに、家族さえ敵であるように思えて孤独になって、どんどんエネルギーを失っていくことも起こります。
心のエネルギーが不足すると身体の元気も失われますし、良い考えも浮かびません。
思春期の子どもには「学校」と「家庭」がすべての世界のように思えることがあります。
ネットにはつながるけれど、自分の身体は「学校」か「家庭」のどちらかにしか置く場所がない・・と強く感じるものです。
子どもが感じている「世界」は大人よりも遥かに狭いんです。
なのでその狭い世界の中での悩みは、子どもにとっては大きな目の前に立ちふさがるものです。
大人からの目線で「時間が解決する」「違う世界がある」と言葉をかけただけでは、イメージもできないので響かないのです。
大人は大人の目線で、子どもが悩みすぎていると「弱い」とか「傷つきやすい」などと捉えてしまうことがあります。
その傷つきやすさは人によって異なります。
そんなレッテルを貼って『強くなれ』とか『社会に出たらもっと大変なことがある』などと言葉をかけたところで、子どもの解決をより難しくするだけです。
まずは子どもを「孤独」から抜け出させることが第一です。
繊細さも孤独にならなければ、りっぱな生きる力に変えられます。
がんばり屋さんほど、一人で頑張っているうちに、ある日エネルギーが枯渇してきて学校に行き渋るようになったり、突然パタッと引きこもることがあります。
親からすれば子どもを突き放した覚えもないですし、いつまでも大事な我が子なのですが、「思春期の子どもは孤独になりやすい」ことも知っておくと役立ちます。
頭の要因
頭というと勉強について、勉強がわからない、成績が上がらない・落ちた、受験の志望校が決められない・・・などの色々なことが思い浮かぶと思います。
それらは「頭が悪いから」ではなく、その子にあった勉強方法や、テストの計画の立て方や志望校の決め方が分かるとスルッと解決できます。
学校に行き渋る時の頭の要因というのは、むしろ、勉強やそれ以外のお悩みについて一人でぐるぐる考えてしまうことで、自己肯定感を下げたり「誰も助けてくれない」などの極端な思考になることです。
そしてそうなってしまうのは、「他の人に相談できない」「嫌なことがあったら我慢する以外の方法を知らない」「0か100の思考になりやすく、適当がわからない」などの思い込みがベースにあるからです。
思春期の子どもは本来は柔軟なのですが、一定以上のストレスがかかるとガクッと落ち込むことがあります。
それにはこのぐるぐる思考がかなり影響しています。
一見何事もなさそうにしていても、ひとりでぐるぐる思考にハマってしまう子は多いです。
そうですよね。
なので、子どもとの会話から、考えやそのベースになっているものを引き出していくことが大事です。
ベースの思い込みがわかったら、徐々にそれを手放せるようにしていきます。
基本的には「そうじゃなかった実際の体験」を思い出させてみるのがおすすめです。
より詳しくは各フログや講座や個人セッションをご活用下さい。
「自分が嫌い」と中学生に言われたら:親の接し方のコツ 他多数
思春期には自分についてや他人について、社会について「こういうものだ」という様々な思い込みを作ります。
そしてそれがその後人生に大きな影響を与えることもありますので、不都合な思い込みを見つけたら、思春期のうちに本人を幸せに導くような思い込みにリフォームするのはとても大事です。
その後の生きやすさがうんと変わります
(^^)
子どもが学校に行き渋る時の対応は
ここまでは子どもが学校に行き渋る時には色んな理由があるということを見てきました。
ここからは、では子どもが行き渋りを見せた時の対応について見ていきましょう!
学校に行きたくない思いがあることを受け止める
ここまでご一緒に見てきたように、きっかけは色々あっても、子どもを孤独にしてぐるぐる思考を続けさせてしまうことが、身体と心のエネルギーを失わせる=行きしぶりをこじらせることに一番繋がります。
ある意味、「学校に行きたくない」とか朝起きられないとか登校の前の日に落ち込むなどの学校への行きしぶりは、子どもからのサインです。
親としては「学校に行かないなんて甘えだ」「不登校になったら大変」と焦る気持ちも湧くのは自然なんですが、ここは「子どもに今学校に行きたくないという思いがある」ことを受け止めることが一番大事です。
そうなんです。
日本人には人の言ってることを認めるのは、その内容にYESということだと思うところがあります。
でも、相手の言っていることを「あなたはそう思うんですね」と受け止めるのと、「その内容にYESと言う」のは別のことです。
そこを勘違いすると、人の話を聞いたら「YES」か「断る」の2つしかないとの思いこみにも繋がります。
そして大抵の人は「断る」のが苦手なので、人から何かを言われたら断れずに自分が我慢したり相手を恨むことになりがちです:roll:
「相手がそう思っている」のを一つの事実として受け止めるのは、相手との対等なコミュニケーションの基本です。
コミュニケーションはキャッチボールによく例えられますが、相手の投げたボールをしっかり受け止める動作です。
ところが相手のボールをちゃんと受け止めずに、そのボールを打ち返したり、勝手に自分が別のボールを投げ返したりするのでは、キャッチボールになりませんね。
せっかく子どもが何らかのサインで「学校に行きたくない思い」を表現しているのに、それを焦って打ち消そうとしてしまうことなんです。
ちゃんと受け取ってもらった気持ちにはなりませんね。
そうなんです。
子どもの言葉や行動は「学校に行きたくない」という行動についてでも、まずはその思いがあることを受け止めることが第一です。
それを忘れてすぐに「行かないと」「休めば」というのでは、子どもはしっかり受け止めてもらった感じが持てなくなります。
休みたいと思っているから「休めば」と言われればホッとすることもありますが、子どもによっては「処理された」感じを持つ子もいます。
そうなると親は自分をわかろうとはしてくれないと捉えて、これから自分の思いを伝えてくるのを諦めてしまうことがあるんです。
実際に不登校の子と話をしていると、「親は休ませてくれるけど、思いを受け止めてはくれない。話しても無駄」という言葉が出てくることも珍しくはないんです。
不登校になる子はそういうところに敏感なので・・
親も学校を休ませるのは勇気がいるし子どもに良かれと思ってやっているのに、残念なすれ違いですね
親も不登校が頭にちらついて不安になると、「そうなったらどうしよう」とまずいイメージしか浮かばなくなりがちです。
そんな時に「先ずは子どもが今行きたくないと思っていると言う事実を受け止めよう」と覚えておくととても役立ちます。
その後の行動をどうするか・・についてはその次です。
もし子どもが「学校に行きたくない」など、言葉で行き渋る気持ちを表せてくれたなら、『気持ちを言ってくれてありがとう』と言ってみるのもオススメです。
子どもはこれからも悩みがあれば、早めに言葉にするようになるでしょう。
それは親子の信頼関係を強くするだけでなく、子どもに「他人に相談する」道を開きます。
この先も孤独にならない道が開けます。
まず行き渋りの理由を聞いてみる
『そうなんだ』『行きたくないのね』と子どもの思いを受け止めたら、次はその理由を聞いてみます。
その時のご注意ポイントは『なんで行かないの』『なんで行きたくないの』という言葉にしないことです。
この言葉は「理由を聞いているだけ」のようでも、行きたくないことに罪悪感を持っている子には「詰問されているように」響きます。
『何があったの?』くらいで十分です。
そこで子どもが出来事と気持ちを話してくれれば、途中でアレコレ言わずに、話を聞ききるのがオススメです。
つい親は子どもに良かれと思って「そんなこと気にしなくていいのに」とか「あなたにも悪いところがあったんじゃない」などとアドバイスをしたくなることもありますね。
でも、まずは子どもの話を最後まで聞ききると、子どもは話しながら状況を整理できたり、気持ちが晴れたりして、最後に自分から「まあ、でもいいや。学校に行ってきます」となることもあります。
アドバイスについてはこちらもどうぞ
アドバイスはいらない:思春期の子どもの「相談」6つのパターン
また、先程ご一緒に見てきたように、子どもは自分の行き渋りの理由を言葉にできるほどわかっていないこともありますし、その理由がわかっていても言葉にするのを嫌がることもあります。
そのような時には少し聞いてみても答えないようであれば、深く追求しないのがおすすめです。
「学校に行きたくない」という思いだけを確認して受け止めておきましょう。
「どうするの?」と聞かない
子どもが状況を思いを話してくれたけどスッキリしない場合や、そもそも話してくれない場合には、次に『じゃあ、どうするの?』と言ってしまうこともありがちです。
ただ、その言葉だと「一人で考えなさい」「その先のこともわかっているんでしょうね」という突き放したニュアンスになってしまうこともあります。
『どうしたい?』と優しく言ってみるのがおすすめです。
ちょっとしたことですが、子ども、特に気持ちが下がっている子どもに響くことがかなり違います。
そこで「休みたい」といえば、その日は休ませるのもオススメです。
この流れだと、思いを尋ねられずに『じゃあ休めば』と言われるのとは全く違い、子どもも安心できます。
そこで一日しっかり休むことで、次の日からケロッと登校し続けることもよくあります。
また『お母さん(お父さん)にどうしてほしい?』もオススメです。
見守っててほしいなど、答えられれば子どもは安心しますし、何も言わなくても思いをしっかり受け止めてもらったと分かりますので、随分と落ち着きます。
子どもの身体・心・頭を観察する
上記のステップを踏んで、子どもが登校しても休んでも、子どもの身体・心・頭を観察して、行き渋りの理由をチェックしてみて下さい。
(先程の「学校に行き渋るワケ」や他ブログをご参照下さい)
そしてそれぞれに親ができる必要なサポートがあれば、具体的に行っていきます。
数日休んでも子どもの元気が回復しない場合や、週1回以上行き渋りで休むことが数ヶ月続くような場合には、根本的なサポートが必要なことがあります。
すでに身体・心・頭の要因がこんがらがっているような場合や、わかりにくい場合には、サクッと専門家に相談してみるのがおすすめです。
どこから紐解いていけば一番速やかに子どものエネルギーが回復するかを一緒に見つけて、具体的なサポート方法もいくつも伝えてくれるでしょう。
学校への行き渋り:まとめ
まとめ
*行き渋りは大事なサイン。しっかりと対応する
*学校へ行き渋る時には様々な要因があり、必要な対応が異なる
*まず「学校に行きたくない」という思いを受け止めて子どもを孤独にしない
*行き渋りの理由を尋ねる。聞ききる
*子どもを観察して、必要なサポートをする
大事なポイントが分かったので、もしもの時も落ち着いて対応できそうです。
もちろんいつからでも、どんな状態からでも回復への道は開けますが
(^^)
お母さんやお父さんがどっしりとして思いを受け止めてくれると、子どもの回復も早いです
❤❤あとがき❤❤
先日不登校の支援をしている人が「行政支援による不登校からの復学率は30%弱。10人中7人が不登校のままなのは、行政支援の多くでは『子どもが自分から動き出すまで、家では愛情深く待ちましょう』と”待つ対応”に終始する傾向があるからではないか」との言葉を述べられていました。
学校への行き渋りも「ただ休ませる」のが正解・・というわけではないですし、不登校も子どもにすべてを任せていれば回復するとも言えません。
それは身体だけの不調=病気や怪我の場合と同じです。
そして「待っていれば回復する子」もいるのですが、そのような子は私の2010年からの実感では急速に減ってきています。
家族のサポートが必要なこともあれば、専門家につなぐことが最優先の場合もあります。
それらをせずに「ただ待っている」のでは、子どもも疲れますし、親も「いつまで待てば良いのか」と疲れます。
子どもは一人ひとり違います。
子どもに行き渋りや不登校があっても無くても、我が子の個性や特徴と、それを伸ばすコツと気をつけポイントを知っておくことは、子どもの辛さを減らし、自己肯定感や生きる力を育てます。
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