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思春期の不安とうまく向き合うコツ:増大する不安にはご用心!
思春期には誰でも不安を感じやすくなります。
不安は感情の一種類というだけで、「悪いもの」ではありません。
でも、不安の「増大しやすい」という性質が、時には思春期の子どもを苦しめてしまうこともあるんです 🙁
思春期こそ「不安」とうまく付き合うコツを手に入れましょう!
具体的に何が不安だったのかは思い出せませんが・・、なんとなくどこか落ち着かない感じがありました。
そうですね 🙂
思春期は身体も心も頭も大きく変わる時期なので、それだけでも不安定で不安な感じがどこかにあるものです。
そしてイマドキでは、SNSや進路選択など、”どうしたらいいのかな””このままでいいのかな”と色々不安になりやすい環境にもなっています。
そして特に「不安」という感情には、注意したい「増大しやすい」という特徴があるんです。
不安から不登校や思春期うつなどにつながることもよくあります。
でも、日本の思春期の子どもたちには、不安も含めて「自分の感情との付き合い方」を習う場がないのがとても残念です。
それで感情のアップダウンが激しいい思春期に、不安からバランスを崩すことも多いんです 🙁
思春期にこそ、自分の感情との付き合い方がわかったら、うんと楽になりますね~
子どもには晴れ晴れと過ごしてもらいたいです
目次
不安は大事な感情
不安との付き合い方をみていくために、まずは「不安という感情」について知っておきましょう 😉
不安というのは、「大丈夫かな?」という気持ちです。
不安は誰でも感じる感情の一つで、何かしらの行動をさせたいという目的を持っています。
全ての感情は、行動させようとするエネルギーだからです。
例えば喜び・楽しい、好きなどの感情は、「もっとそのことをやろう!」という感情エネルギーです。
そして怒り・嫌・悲しみなどは、「このままでは嫌だからなんとかしよう」という感情エネルギーです。
そのために「怒り」を感じたら「壊す」という行動を、嫌だと感じたら「避ける」という行動をとりたくなります。
では「不安という感情」は?
「大丈夫かな?・・危険があるかもしれないから、安全を確保するために何かしよう」というエネルギーなんです。
もし全く不安を感じなければ、例えば車の運転をする時なども慎重にはなれないです 😯
「今曲がっても大丈夫かな」という不安を持つからこそ、私達は自分や周りの人の安全に注意を払えます (^^)
不安は悪いもので、不安になるのは悪いことだと思ってました。
そうですね、まさに私もそうでした。
不安を感じるのが嫌だから、不安を感じた瞬間に『平気平気!』と無理やり言い換えたりして・・
子どもにも『気にしない!』を押し付けて反発されたこともありました
(*^^*)>
(参考:子どものネガティブをなんとかしたい!と思った時には)
でも、「どんな感情にも目的がある」とわかると、感情を抑え込んだり無視したりせずに、ちゃんと付き合うことができるようになります。
感情の言い分も聞けて仲良くなれるんです。
はい、不安を無理に抑え込もうとしたり、無視しようとすると、不安が求めている「安全を確保する」という行動をしないことになっちゃいます。
そうなると不安の方はもっと『安全に気をつけて欲しいって言ってるじゃない!!!』と、どんどん大きくなってしまうんです。
子どもの言ってることをちゃんと聞かないから、子どもがどんどん大声になるという、昔の私のような、まずいコミュニケーションになっちゃいます
(^^;)
後で詳しくお伝えしますが、不安を感じた時にはまずは「自分には何か気になってることがある」とただ認めるところから始めましょう。
無視したり、無理に押さえつけようとしないことが大事です。
そしてもともと不安という感情には、増大しやすいという性質もあるんです。
次はそれについて見てみましょう
(^ ^)
不安は増大しやすい
不安という感情には増大しやすいという特徴があります。
不安を感じると私達は、「危険な状態」をイメージしてしまいます。
そして「こうなったら嫌だな」と思うと、私達は自然に「こうなったら次こんなことも起こるかも」と、どんどん連想連鎖をしてしまうんです。
そしてそうやってイメージしているうちに、始めは「そうなるかも」という一つの可能性だったのに、だんだん「きっとそうなる」と思うようになってしまうんです。
これは怖いですね
そして脳はイメージと「今起きていること」の区別がつきません。
身体に「今危険があるかも」という指令を出すので、身体はすぐに戦うか逃げるかの交感神経優位モードになってしまいます。
不安なことを想像しただけでドキドキしたり呼吸も早く浅くなりはじめます。
そしてそんな身体反応が、さらに不安な気持ちを呼び起こすという循環になるんです 😯
そうですよね。
なぜそんなに強力な反応が起きるかというと、「安全」は「命をつなぐ」「生き残り」という、生命の根幹に関わることだからです。
不安には理性で対応するというよりも、脳の原始的な本能の部分の方が強く反応しちゃうんです。
そうやって不安が増大してくると、困ったことに人の視野はどんどん狭く、頑なになります。
一つの「可能性」を「絶対にそうなる」と思いこむ持ちも強くなりますし、行動の選択肢も「これしかない!」と思い込むようになるんです。
更にそれが進んでしまうと、他の人からの助言も受け付けないようになってしまうんです。
そしてさらに思春期は、不安が増大してしまうリスクが高いんです。
ぜひ、自分の不安に向き合うコツを知っておいてほしいです。
なぜ思春期には、より不安が増大しやすいのか
思春期になると不安が増大しやすくなるのには、6つのわけがあります。
①思春期は変化・成長で不安定な時期
思春期は身体も心も頭もどんどん変化する時期です。
自分の意思に関係なく、身長が一年で15cmも伸びたり、生理が始まったら、「成長期なんだ」と頭ではわかっていても、なんだか不安になりますよね。
感情面でも、親に対しても「別にそこまで言うつもりじゃなかった」と、あとで後悔するほど激しく盛り上がるようにもなります。
勝手に変化する身体は自分なのか?
勝手に盛り上がる感情が自分なのか?
残念ながら日本では、思春期の生理的特徴について、子どもたちがしっかり習う機会が少ないんです。
性教育さえ十分ではない状態です。
漠然とした不安を「変化する自分」に対して持ちながら思春期を過ごしている子どもたちは多いです。
②高い理想を持ち、友達と自分を比べやすい
思春期になると自立に向けて本能的に、親や先生という大人世代と自分を切り離して自覚するようになります。
そして自分と同じ世代をとても強く意識するようになります。
「友達」がとても大事になるんです。
しかし、同じ年頃でも色々な外見・成績・運動・コミュニケーション力などで、かなりの凸凹があるものです。
「あんな風になりたい」「こうあるべき」と、高い理想を持つようになる思春期には、「自分と同じ年頃なのに」自分より理想に近い友達と自分を比べては不安になりやすくなります。
特に日本の思春期の子どもは学校・部活・塾で同じメンバーと過ごすことが多いです。
狭い集団のなかでの優劣を気にしすぎると、不安がどんどん大きくなってしまいます。
③成績や部活のパフォーマンスなどで評価・順位をつけられる
思春期になると勉強や部活の成績で評価・順位をはっきりとつけられることが多くなります。
実は社会に出てからの方が「人とつながる力」や「面白いアイデアを思いつく力」などの、数値では測れない、様々な能力が評価される場面があります。
これからの時代は、より多様な個性と能力がそれぞれの場面で輝ける時代になりそうです。
ところが残念なことに、今の日本の思春期の子どもたちは、まだまだ学力か運動能力などの数種類の限られたものだけで評価・順位付けをされることがほとんどなんです 🙄
他に素晴らしい能力があっても、何度も「しっかり勉強しないと将来が心配だよ」なんて言われてテストばかりだと、自分にも自信が持てずに不安にもなりますね。
「自分の価値」をそれらの限定的な評価と混同してしまうという残念なことも起こりやすいです。
④SNSでのコミュニケーションの増加
そしてイマドキでは、子供同士でSNS経由のコミュニケーションがアタリマエになってきています。
SNSは便利なのですが、「短い文章」で「即レス」では、伝わる情報がとても少ないので、誤解やコミュニケーションミスも生みやすいんです 🙁
短い言葉やちょっとした絵文字だけでは、本当に表現したいことのニュアンスがお互いに伝わりにくいんです。
ここから友達関係がこじれたり、不登校のきっかけになることも少なくはありません。
「自分の思いが伝わらない」
「この言葉ってどういう意味?」
家に帰ってからもずっと続く、顔の見えないSNSのコミュニケーションで、子どもたちが不安になることも増えています。
⑤進路の選択肢の増加
今は子どもの数が少なくなっていることや、多種多様な専門分野ができていることで、進路の選択肢がものすごく増えました。
理系か文系か、企業に就職か公務員か家業を継ぐか、という大雑把なくくりでは、選びきれないほどの選択肢が出てきています。
まだまだ進路選びや就活でも、「選び方」をしっかりと教えてくれる場所は少ないです。
「選べる自由」はあるんですが、ここまで複雑になってくると「どうやって選んだら良いのか」という、親世代とは違う別の不安も出てきます。
⑥際限のない原因探し
ここまで①から⑤まで見てきたように、思春期は特に不安を感じやすい時期でもあります。
それで思春期うつや不登校、自己肯定感が下がりやすくなるのですが、実はこれらの不安を感じたあとで、さらに不安を増大させてしまう一番の要因は「際限のない原因探し」です。
人はうまくいかないことがあると、すぐに「なぜこうなってしまったんだろう」「何が悪かったんだろう」と考えてしまいます。
脳には「原因を知りたい」という強烈な欲求があるからです。
「生き残り」のために、まずいことが起きた原因がわかれば、次に同じことが起こるのを避けられるだろうという発想なんです。
しかしこの「原因探し」は、キリがないことが多いんです (T_T)
「これを改善すれば大丈夫!」と思いつくものがある場合にはいいのですが、あれもダメだったこれもダメだったといつまでも「原因探し」をしていると、どんどんダメなことばかり掘り起こしてしてしまうんです。
そうなると不安と自分と周りへのダメ出しが、際限なく続くことになっちゃいます
。・ヾ(。>д<。)ノ・。゚
これはきついですね
特に思春期の脳は理性の部分の発達が、感情部分よりもかなりゆっくりです。
(参考:脳科学で納得)
増大した不安に巻き込まれやすく、理性的に自分の状況を判断できない状態になりやすいんです。
思春期うつ・不安障害・対人恐怖など、思春期には不安から始まる困った症状も少なくはありません 😯
思春期の特徴や不安との付き合い方を、親も子どもも知っておくのって大事なんですね
そうなんです。
知っていれば予防も対応もできますからね
(^_-)
それにイマドキでは、のんびりしていた昔よりも、子どもたちが不安を感じることが多くなっています。
お子さんの様子を見ていて、不安そうな様子が続いていたら、早めに声をかけてくださいね。
思春期は基本的には柔軟で回復力も高いんですが、一定以上の不安感には巻き込まれやすく、ガクッと落ち込むという特徴もあるからです。
ただ思春期の子どもの不安感は、外から見ているとわかりにくいこともありますね。
次はそちらを見てみましょう。
思春期の子どもの不安はわかりにくい:3つのパターンに気をつけよう
小さな子どもの頃は、子どもの不安も表情や態度にわかりやすく出てきます。
子どもも素直に親を頼ってくることが多いでしょう。
しかし、思春期が始まると、子どもは親に素直に頼らないようにもなります。
そこで子どもの不安が深刻化してから、親が様子の変化に気づく・・・という事態になりやすいんです 🙁
そんなことが起きるのには3つのパターンがあります。
1つ目は「親に頼りたくない」という思いが出てくるからです。
思春期になると、子どもは親から距離を取り始め、「できるだけ自分で何でもしたい!」と思うようになるのが自然です。
しかし、それが行き過ぎると「なんでも自分ですることが良いこと」「一人でなんでもやれるのが自立」だという思い込みになってしまいます。
もちろん、自分なりに努力することは大事なんですが、「人の力を借りて自分の課題を解決する力」も立派な生きる力です。
特にこれからの複雑化・専門化する時代では、どんどん専門家の手を借りるのが当たり前になっていきます。
「人に頼める力」も育てたいですね。
ご家庭では日頃から、「自分が話しかけた時には話を聞いてもらえる」とお子さんが思えるようなコミュニケーションをしておくといいですね。
これにも関連している2つ目が、思春期の子どもは自分の状況や気持ちを言葉で説明するのが難しいと感じて、諦めてしまうのが多いことです。
特に男子は、脳の言語を司る部分と他の部分が一時的に繋がりが悪くなる時期が中学生頃にあります。
その頃に「うまく自分の思いを表現できない」と感じて、言葉で詳しい話をするのを難しい・めんどくさいと感じて避けようとすることもあります。
また、思春期は親と自分の違いを意識する頃なので『話してもわかってもらえない』と、口をつぐんでしまうこともよくあります。
そんなことから、不安を感じた時には『不安なんだ』と言うよりも、一人でふさぎ込んだり、親に不機嫌な態度をとったりすることも珍しくないんです。
どうしても忙しい毎日では、大人の方から一方的に子どもに要件を伝えることが多くなりがちです。
日頃からちょっと意識して、引き出すコミュニケーションをやってみて、お子さんの言葉に耳を傾けておくといいですね。
子どもの不安がわかりにくい理由の3つ目は、子ども自身も自分の不安な気持ちに気がついていない場合があることです。
一般的には、「人は不安が強くなるとふさぎ込んだりして、動きが少なくなるものだ」と思われています。
ところがイマドキの思春期の子には、不安を感じると多動になる子も多いんです。
そういう子は自分でも不安を感じてるとはわからずに日々を忙しく過ごしていて、ある日突然エネルギー切れのようになることもあります。
はい、そうなんです。
なので思春期の子育てでは「子どもを目を観察する」ことがとても大事になります。
よく言われる「見守る子育て」とは、子どもの日々の変化を観察し続けるというのがポイントです。
そして何かいつもと違うと感じたら、早めに状況を把握しましょう。
すぐに親が解決しようとするのではなく、状況を把握することからというのもポイントです。
まだ見守り続けるので大丈夫なのか、サポートが必要なのかを早め早めに見極めましょう。
専門家に早めに相談するのも忘れずに
(^_-)
では、次はいよいよ不安との向き合い方についてです!
不安との向き合い方のコツ
不安を感じてると気づいたら、慌てずにそれを「一つの状態」だと受け止めましょう。
そして落ち着いて不安と向き合いましょう。
不安との向き合い方のコツ
(1)自分が何を気にしているのか、どうなったらいいのかに気づく
(2)今自分ができることと、できないことに分ける
(3)解決できる不安
(4)感じるしかない不安
(1)自分が何を気にしているのか、どうなったらいいのかに気づく
「不安を感じている」と受け止めたら、次は何が気になっているのかと見つけてみましょう。
例えばこんな感じです。
*SNSで友達に誤解されたかも?
*新しい学校に行くけど、何が起きるかわからないのが気になる
そして次は「それがどうなったらいいのかな」と考えてみましょう。
*友達の誤解をなくす
*もっと安心して学校にいきたい
そんなことが見つかります。
(2)今自分ができることと、できないことに分ける
不安は「大丈夫かな?危険があるかもしれないから、安全を確保するために行動しよう」というエネルギーです。
不安な時でも「何かしらの行動」をして、「もう安全になった」と思えたら、その不安は解決できたことになります。
ところがここで大事なことなんですが、私達が感じる不安には、「今なんとかできる不安」と「自分ではどうしようもない不安」の2種類があるんです。
不安に巻き込まれる、というのはこの2つを混同してしまうことから始まります。
次の説明を読みながら、今の不安を分けましょう。
(3)解決する不安
例えば「SNSで友達に誤解されたかも?」という不安があるとして、「もしそうならば誤解をなくしたい」が望みという場合を見てみましょう。
このケースでは、友達に話を聞く、自分から説明する、人に様子を聞いてもらう・・・などなどの色々な方法で、その不安な状態を解消することができますね。
自分だけではいい方法が見つからない場合には、信頼できる人に相談するのもオススメです。
このようにして「不安を感じても解決できた!」という体験ができると、どんどん「不安」に対して落ち着いて向き合うことができるようになります。
それが積み重なって「自信」になります。
自分の自信が手に入ると、チャレンジできる範囲も広がります。
毎日が軽く、楽しくなりますね
(4)感じるしかない不安
一方、「新しい学校に行くけど、何が起きるかと不安」だから「もっと安心して行きたい」という場合には、私達は「新しい学校」に実際に行ってみるまでは、そこで何が起きるのかわかりませんね。
だから「自分が何かをして完全に不安をなくす」ことはできないんです。
ただし「不安を減らすこと」はできます。
その学校について調べたり、一緒に行く友人を見つけたり、色々な場面を予め想定しておいて、自分の対応をいくつか決めておくこともできますね。
また、素敵な人がいたり、楽しいかもしれないという可能性があることも思い出しておきましょう。
それでも実際に行ってみないことには「何が起きるかわからなという不安」は完全に消すことはできません。
自分では考えても解決できない、「今は感じるしかない不安」というものもあるんです。
「わからないこと」には誰でも不安を感じます。
だから「未来に向けての不安」は自然で当然のものなんです。
そのような場合には「これは感じるしかない当然の不安だ」ということをまず受け入れましょう。
そしてその不安を感じた時には、連想連鎖をしたり無駄に動き回ることなどしないように、「何が起こるかわからないのが気になるから不安なんだね」と自分に声をかけてあげましょう。
「感じるしかない不安」はただ穏やかに認めるだけでいいんです。
そしてそのことを考えすぎないように、認めたら、穏やかに他のことへ意識を向けていきましょう。
(気分を変える方法について詳しくはこちらもご参照ください)
また、周りの親しい人たちにも「今自分は不安なことがある」と知らせておいて、その話題をどう扱ってほしいのかを伝えておくのも役立ちます 🙂
ちょっと勇気づけてほしいのか、あまり「大丈夫」とか「楽しみだね」と言わないでほしいのか・・
自分から「こう接して欲しい」と伝えておくと、周りも協力しやすくなりますし、自分も一人じゃないと感じられるので不安も和らぎます。
知らなかったです。
そして、感じるしかない不安はオープンにして、周りと共有するというのも意外でした。
今までの私なら、一人で耐えるかイライラするというパターンでした。
確かにそうやってみると、一人で抱えているよりもずっと安心できて、楽になる気がします。
受験後の結果待ちや新学期など、「まだわからないこと」に向けての不安は、感じるしかない不安です。
そういう時には、「今不安だ」ということを本人や周りの人が受け止めることが一番のベースになります。
不安を悪いものだとすぐに抑え込もうとしたり、感じる自分を「弱い」と責めるのではなく、今は感じるしかない不安もあるのだと、みんなでアタリマエに共有できたらいいですね。
不安感が強い子ども、突然不安になった子どもには?
自分が不安になった時でも、落ち着いて向き合えそうです。
ところで、不安を感じやすい性格っていうのもありますか?
うちの子たちは兄弟でも、不安に対する感度も違うようです。
はい、不安を感じやすいかどうかはひとりひとり違います。
もともと不安を感じやすい子・気にしない子という違いもありますし、これまでに不安を解決してきた経験が多ければ「自分の自信」が育っているので、感じるしかない不安にも落ち着いて向き合うこともできるでしょう。
また、小さい頃からずっと不安感が強い場合には、「発達の抜け」が影響している場合もあります。
発達の抜けを埋めていく方法もありますから、専門家に相談してみるのがオススメです。
これまでにもお子さんだけでなく、お母さんが「発達の抜け」からの不安が強くて、お子さんの心配ばかりされていたというケースもありました。
親子で不安が強いと辛いですね。
でもご安心ください。
講座やセッションで抜けの埋め方をお伝えしたことで、お子さんもお母さんもびっくりするほど楽になったという事例もたくさんあります 🙂
それから、急にある時から不安が強くなったという場合には、何か悩みがあったり、強く衝撃を受けた体験があったのかも知れません。
そのような場合にはすぐにお子さんに話を聞いたり、専門家にご相談するのがおすすめです。
不安が強いままだと日々辛いですが、早めにケアしてあげると楽になります 🙂
思春期の不安とうまく付き合うコツのまとめ
*不安は悪いものではなく、感じるのはアタリマエだと思う
*不安を感じた時には何が気になっていて、それがどうなればいいのかと見つけてみる
*不安の元を解決したり、減らすための行動をしてみる
*「感じるしかない不安」が残る場合には、それを認める
感じるしかない不安を感じた時には、一度認めてから、穏やかに気分を変える
周りの人にも、自分には感じるしかない不安があることとお願いを伝えておく
そしてお母さん・お父さんの対応としては
*思春期は不安を感じやすく、増大もさせやすいので、子どもの様子の変化を見逃さない
急激に悪化することもあるので、早めに見極める
*強く不安を感じやすい場合には、専門家に相談してみる
思春期の不安とうまく付き合うコツ:終わりに
いかがでしたか
今回は、不安に絡め取らるリスクのある思春期に、知っておきたい不安とうまく付き合うコツをご紹介しました。
自分が不安を感じても落ち着いていられそうですし、子どもが不安になった時でも安心してサポートできそうです 🙂
子どもにも不安について教えます 😀
不安が不安を生むという増大サイクルに入らないことが一番大事です。
お子さんにも、不安は一人で抱え込まないようにと伝えてあげてくださいね♡
♡♡追伸♡♡
お子さんが不安を早めに伝えやすいように、日頃からお子さんから話しかけてきた時には、耳を傾けておくといいですね。
話の中身は雑談でもいいんです 😉
忙しい中でも、ほんの数分でもお母さん・お父さんがスマホやテレビから目を離して、しっかり自分の話を聞いてくれたという体験がお子さんの不安な気持ちを和らげます。
いざという時に必ずお子さんが戻ってくるのはお母さん・お父さんのところです。
小さな不安のうちにお子さんをまるごと笑顔で受け止めてあげると、お子さんも安心を取り戻せます
(^^)❤
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