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子どもが「悔しさをバネにする」ようになる親の接し方のコツ
悔しさをバネにして、成長できたらいいですね。
悔しさは嬉しいものではないですが、それを全く感じずに日々を過ごすことはできないもの。
悔しさを感じたら、それをチャンスに変えられればバッチリです!
(^^)
『もっと○○だったら良かったのに』ってしょっちゅう言ってます。
そしてその悔しい気持ちを長く引きずってしまうようなんです 😐
思い通りに行かない時には、「悔しい」と思うのも自然ですが、その気持ちに引きずられたり、乗っ取られてるのではもったいないですね。
悔しさをバネにするようになってくれたらと思います。
本人が体験の中から学んでいくことなんでしょうが、親としても何かできることってありますか?
はい。
それでは「悔しい」という気持ちと上手に付き合って、成長へのバネにするコツをご一緒に見ていきましょう!
「悔しさ」の奥にあるものが方向を教えてくれる
「悔しい」は感情です。
何かで失敗したりして、思い通りの結果にならなかった時
身近な人より自分が劣っていると感じた時
〜〜すればよかったと、後悔する時
他者から不当な扱いを受けたり、信頼を裏切られたと感じた時
そんな時に感じる、自分や他者への怒りや、嫉妬、恨みや憎しみ、悲しみの入り混じった強い気持ちが「悔しい」です。
すべての感情はエネルギーで、それ自体に「目的」があります。
例えば「好き」はもっと近づきたい、触れたいと行動するためのエネルギーで、「嫌い」は遠ざかり、避けようと行動するためのエネルギーです。
「悔しい」は「先程のような受け入れがたい現実に、これじゃ嫌だ!と変えようとする」ための、かなり強いエネルギーです。
なので、「本当はこうだったりいいのに」「こうあるべき」と自分が強く思っているからこそ、そうじゃない現実に対して感じられるエネルギーです。
そうなんです。
「どうでもいい」「どうせ自分はできない」「自分なんてそんなもの」と本気で思っていたら、悔しいとは感じないものです。
「悔しがる」というとマイナスなイメージがありますが、実はその裏には「やる気」や「期待」「プラスのセルフイメージ」があるんです。
なので、他のすべての感情との付き合い方と同じで、悔しさを感じた時には、その奥にある自分の思いに気づくことが大事です。
成功したい、自分もできるはず、もっと正当に扱われるはず・・という、自分の思いに気がつけば、今度は「今の状態」から、その思いをリアルに実現するために、自分ができることがわかります。
そうなんです 🙂
失敗を成功に変えるためには何をしたらいいのか
自分も負けずに成長するために何をしたらいいのか
〜〜できなかった過去をリカバリーしたり、次こそ〜〜するためには何をしたらいいのか
不当な扱いや裏切りにどう対応すればいいのか
また、今後そんなことが起きないようにできることは何なのか
そんなことを見つけて、行動できるようになります。
悔しさをバネに、自分が本当に望む現実を手に入れることができるんです。
そうなんです❢
ところが、悔しいと感じた時に、その奥にある「本当はどうなりたいのか」を掴んでないと、ただその感情エネルギーに翻弄されてしまって、望んでもなかった展開になってしまうことがあるんです 😯
次はありがちなNGなパターンをみてみましょう
悔しさをバネにできない付き合い方
感情と行動するための大事なエネルギーなんですが、私達は「感情との付き合い方」について学ぶ機会は殆どありません。
学校は「自分で感情をコントロールした上で学習をするための場」だとされているので、「どうやって感情をコントロールするのか」については教えてくることはほぼほぼないんです
(T_T)
なので、「自分が本当に望んでいる方向」を見つければいいということを知らないために、ただ高ぶった感情に押し流されたり「感情は悪いものだ」と感じないふりをするなどのまずい対応をしてしまい、「悔しい」という気持ちから望まない結果を招いてしまうことがあります。
「悔しい」へのやりがちなNG対応
悔しいというのは「現実を変えよう」とするためのエネルギーなので、かなり強いんです。
人は現状が嫌だと感じてても変化するのには本能的に抵抗があるので、現実を変えるためには、それなりに強いエネルギーが必要だからです。
なので、その強い「悔しい」エネルギーを使う方向性を自分で掴んでおかないと、ただ「悔しい」が持っている「現状を変える」エネルギーを、ただの破壊に使ってしまうことがあるんです。
このあたりは「怒り」ととても良く似ています。
(参考:怒りと悲しみを感じたら。大事なチャンスに変えるコツ)
自分の本来の目的を見失ってしまうと、感情が持っている目的「ただ現実を壊す」に引っ張られてしまい、自分を責めたり、相手を傷つけたり、復習するという行動に出てしまうこともあります 😯
悔しすぎるとテーブルとか壁とか叩きたくなっちゃいます。
また、目の前の人にあたっちゃったり、自分にダメ出しをして凹み続けちゃうこともあります
そうなんですよ〜、私もそんな経験があれこれあります
(^^;)
自分でエネルギーを使う方向がわかってないと、感情パワーに負けてしまうんです。
そうなると本当の望みが叶うわけでもないのでスッキリもしませんし、後から「本当はそういうことがしたかったわけじゃない」と自己嫌悪にも陥るだけなので、とてももったいないですね。
そうなんです。
強い「悔しいエネルギー」に自分が巻き込まれそうだと思った時には、タイムを取ってその場を離れたり、手や顔を洗うなど、一度その悔しいエネルギーをわかせ続けるのを中断するのがおすすめです。
どんな感情も、そのことについて考え続けなければ20秒で流れていきます。
そして十分に落ち着いてから、「本当はどうなりたいんだっけ?」と振り返ってみれば、バッチリです
(^^)/
悔しいと感じたのに、「悔しい」はマイナスな感情だからとか、「悔しがっている自分」を認めたくない・・ということで、悔しさを認めないのも良いことは起こりません。
日本では感情はプラスでもマイナスでも表に出すのははしたない・・と思われているところもありますしね。
そして「失敗」や「負け」があることを、そもそも恥ずかしいとされることも多いです。
基本的に「できないことはできないようにしなくてはいけない指向」が強いからです。
でも「失敗」や「負け」はただの結果で、何かをすれば確率的に必ず起きることです。
嬉しいことではないですが、恥ずかしいことやダメなことではないはずです。
失敗をある程度受け入れる覚悟でこそ、チャレンジもできます
「失敗」や「負け」があった時に、それを潔く認める・・ができればとても素晴らしいんですが、感情は自然に感じるもの。
悔しかったり悲しかったりすることもあるでしょう。
感じないようにと頑張るよりも、どのような感情でも、感じた以上はしっかり認めて感じきるのがおすすめです。
あれこれ考えずに、ただ「悔しい」という気持ちが自分にあることだけをシンプルに認めて感じれば、そのエネルギーはうまく流れて落ち着けます。
一時の感情に振り回されて、後で後悔することはなくなります。
でも、人前だけで「悔しくなんてない」という態度をとっているだけならいいですが、本当は悔しさを感じているのに、自分にまで『悔しくない』『始めからやる気なんてなかった』『負けてもいいと思ってた』なんて言い聞かせて、悔しさを認めないのはまずいです。
感情はエネルギーなので、認めなければ行き場もないので、そのまま身体の中にとどまります。
そうするとずっと「悔しい」という気持ちがくすぶってしまい、ちょっとしたことで「悔しい」と感じるようになってしまいます。
時にはそれで心身の健康を損ねることさえあるんです 😯
悔しさを感じても行動しないというのは、せっかく「嫌な現状を変えよう」とするエネルギーを感じているのに具体的に行動せずに、いつまでも「なんでダメなんだろう」「そんなつもりじゃなかったのに」と考え続けてしまう・・というパターンです。
行動に使われない感情エネルギーが溜め続けるとよい事は起きません。
もちろん、建設的に望む未来に進むために「何を変えればよいのか」と考えるのはエネルギーをバネにするには必要です。
でも、「なんでダメなんだろう」「そんなつもりじゃなかったのに」と考えているのでは、際限なく嫌な答えが出てきたり、どこにも答えのない質問をただ自分にしているだけの状態になってしまいます。
そもそもこの質問では「どうしたらいいのか」は見つからないですし、自己肯定感も下がるばかりです。
本人は「考えているつもり」でも、さらに嫌な気持ちエネルギーは出てくるのに、行動にそのエネルギーが使われないので、そのエネルギーは出口がないままで、心身へのストレスにもなります
(T_T)
また、建設的に「何を変えればいいのか」と問いを立ててしばらく考えてみても、効果的な答えが見つからないこともリアルにはありますよね。
そんな時には次に進むための情報が不足しているだけなので、調べたり人に尋ねるなどして、新しい情報を入れることが必要です。
そこで「一人で何とかしよう」「考えればいつかわかるはず」とそのまま考え続けてしまうと、出口がないのでははりたまり続けて心身へのストレスになってしまいます。
さらに、始めは建設的に考えようとしていても、出口が見つからないと、人はだんだん諦めるようになっていきます😐
「これだけ考えたのにどうしようもないからもうダメだ」と思い始め、やがて「みんなも現状で満足している」と自分に言い聞かせるようになり、諦めと自己肯定感を下げるというまずい循環に入ってしまうのでご注意です。
参考:ぐるぐる思考の対処法:思春期にこそ7つのステップを知っておこう!
そうなると「私はこんなに頑張っているのに」って思うのに現状が変わらないから、どんどん凹んじゃいます
そうなんです。
このパターンには誰でもハマりやすいです。
「みんな」や「全部」は自分の周りの3人、3種類以上見つかればそう思いこめます。
「みんなこうだから」「〇〇さんもそう言ってたから」には簡単にハマれるのでご注意です
「本当はこうしたい」という自分の気持ちを押し殺そうとするのではなく、前向きな声をかけてくれたり、情報を持っている人につながりましょう!
諦めなければ、どんなことでも「望む方向に変えるために役立つこと」が必ず見つかる時代です。
悔しいは強いエネルギーなので、それをバネにして変化するきっかけにしやすいです。
しかし変化のための行動を、いつまでも「悔しい気持ち」だけで進めるのでは、自分がすり減ってしまうことにもなりかねません。
行動する「やる気」を奮い立たせるために、失敗した時のこと、劣っている自分、後悔の気持ち、不当に扱われた自分を何度も思い出して悔しさを奮い立たせることを続けていると、嫌なイメージを反芻することになるからです 😯
始めは悔しい気持ちをバネに行動を始めたとしても、徐々に「本当に望んでいることを手に入れる」イメージで自分を前に勧めさたり、それに近づくことやその行動そのものを楽しめるようになるのがオススメです。
ちょっと不思議なようですが、自己肯定感が低くなっていると、「自分がいつもと違う行動を始めるためには、悔しさが必要だ」と思っていることがあります。
自己肯定感が低いと「本当は〜〜したらいいのに」と思っていても、自分でその行動を選べずに、ずるずると「このままじゃだめなんだけど」と思っている行動を続けてしまうんです。
でもどこかで行動を変えたいと思っているので、無意識で誰かにバカにされるような出来事を作り出して、その悔しさをバネにして行動を変えるためのエネルギーにするんです。
人って不思議なことをすることがあるものです。
同じように、自分にやる気が足りない、パワーが足りない時に、家族などの身近な人に喧嘩をふっかけて、その怒りで行動を始めようとすることもあります。
わざと家族の目につくようにダラダラして、「勉強しなさい」と怒られて、『何だよ、うるさいな』と言い返すことから勉強を始める
不登校の子が登校しずらい時に、家族のちょっとした言葉や態度に文句を言って、その勢いで登校する
はい、本人は気づいていないんですが、そんなパターンで「思い切って違う行動ができた」と、それ成功体験だと学習してしまうことがあります。
そうなると、また次にそのようなパターンを使って自分を変えようとすることがあるんです。
でもそれだと、自分が失敗したり、侮られたり、誰かと喧嘩したり。。という、喜ばしくない出来事が必要になってしまいますね:-|
また、もう一つの喜ばしくないパターンは、自分が悔しい状況になった時に、自分で自分を励ますのではなく、自分で自分を罵ったり責めるようになることです。
これも長期的に見れば、どんどん自己肯定感が下がるばかりで良いことは起きません。
でも、どちらもハマっていると、なかなかそういうことをしている自分に気づきにくいので、やり続けている・・ということは案外多いんです
(T_T)
それでも、ご安心くださいね。
そのようなパターンを持っている時でも、そのパターンに気づいて「本当に望む未来に進む行動ができる自分」というセルフイメージを取り戻していくことで、そのパターンを手放せます
(^^)
そのパターンを持ってる自分を責めるのではなく、『そうやって頑張ってきたんだね。これからはもっと楽しい方法でやっていこう❢』と自分を励ましていきましょう。
一人では難しいと思った時には、コーチにもご相談ください♡
さっそく悔しさの奥にある自分の気持ちに目を向けることを伝えてみます!
他にも、子どもが悔しさをバネにできるようになるために親ができることってありますか
はい、では次にご一緒に見てみましょう 🙂
子どもが「悔しさをバネにする」ようになる親の接し方5つのコツ
子どもが悔しさをバネにするようになる親の接し方5つのコツ
日本には、感情を表現すること、特に悔しさや怒り、悲しみなどのマイナス感情を表現することは「はしたない」「自己コントロールができてない」とみなされるところがあります。
悔しがっていたり、悲しんでいたりすると、共感されるよりも先に「それを止めるように」注意されたり励まされたりしてしまいます。
もちろんそれらの感情に振り回されるのは好ましくはないですが、自分の溢れ出る感情をただ表現するのは自然なことで、悪いことではないはずです。
むしろ、感じないふりをしたり無理やり我慢しようとして、結局ちょっとしたことでその感情が抑えきれなくなったり、キレたり、心身に影響が出ることのほうがまずいです。
どんな感情にもその感情を感じるワケがあります。
あふれるほどの感情を感じて子どもが『悔しい』と言うときには、ぜひその気持ちを感じていることを認めて共感してあげるのがおすすめです。
『私があなたの立場だったら、同じように感じると思う』
『そう感じることもあるよね』
そう寄り添うのが共感です。
他者に煽られるのではなく、ただシンプルに共感されることで、人は安心できて、自分の感情を素直に認められるようになります。
落ち着くことでその感情の奥にあるものに意識を向けられますし、共感してくれた人とのつながりも感じます。
自分は孤独ではないと思えます。
マイナスの感情だけに乗っ取られることはなくなります。
(2) 悔しさの奥にある本当の気持ちに目を向けることを教える
どんな感情の奥にも、自分の幸せに向けての思いがあります。
「本当はこうありたい」
「こうならいいのに」
その大事な気持ちに目も向けられれば、悔しさや怒り・嫉妬などのマイナス感情もバネにして行動できます。
人はだれでも、マイナス感情からも成長できるんです。
強い感情に振り回されそうな時には、リセットする方法も教えてあげられれば鬼に金棒ですね 🙂
場所や姿勢を変えたり、意識の向き先を変えたり、自分に掛ける言葉を変えるだけで、自分の心身の状態は変えられます。
(参考:気持ちの切り替え方がわからない3つのステップで大丈夫!)
学校などではどうしても「頭に記憶させる」ことに重きが置かれてしまいますが、実際に日々を幸せに生きるには、心=感情との付き合い方や身体の整え方もとても重要です。
心と身体が整っていてこそ、学習もスムーズにできるようになります。
特に思春期には頭も心も身体も急速に変化成長します。
この時期にこそ、それぞれの整え方を手にすれば、ずっと一生幸せに生きる土台が手に入ります。
悔しさは強い感情なので、それをバネにすれば、今までとは違う行動ができるようになります。
それで昔の日本では、相手を罵ったりして悔しい思いをさせて奮起させる・・という方法がよく見られました。
しかし、何かの刺激を与えても、そもそもその人が必ず「悔しいと思って奮起する」とは限らないんです。
先程NGな反応のパターンを見てきましたが、人とその時のコンディションによっては、よりその人が凹むばかりになったり、心身への影響が出てしまうこともあるからです。
また、その時は奮起しても④いつまでも悔しさからエネルギーを得ようとしたり、⑤バネにするために悔しさが必要だと無意識で思い込んでしまうことさえあります。
夫が子どもに厳しく言う時があるので私が少し抑えるように夫に言うと、夫は『悔しさをバネにするようじゃないとダメだ』と言うんです。
でもそれができるためには自己肯定感がある程度高まっていたり、バネにする方法をしっかり掴んでないとですよね。
うちの子は気持ちが落ち込むだけですし、そもそもその方法ではまずいとはっきりわかりました!
はい、そうですね 🙂
悔しさを煽れば動くだろうと思っていると、子どもが動かない時に、さらに激しく煽ろうとしてしまいます。
でもそれでは、子どもはどんどん落ち込んでしまいます。
さらに、誰でも悔しさを掻き立てられた相手には信頼感は持てません。
たとえそれが愛情からだとしても、安心したり一体感は持ちにくくなってしまいます。
そして一番まずいのは、子どもがそうされることによって、効果がないはずなのに、自分で自分にもそういう言葉をかけるようになってしまうことです。
親のすることや親からされたことの影響は、よくも悪くも大きいです。
そうなんです。
そんな気持ちで行動しても、行動しなくても楽しくはないですよね。
「望む未来に近づく」「行動するのが面白い」などの楽しいエネルギーで進む癖を身に着けて欲しいです。
「結果」というのはわかりやすいですし、「失敗はいけないこと」と思っていると、「失敗という結果」に多くの言葉を投げてしまうことがあります。
「失敗」を腫れ物扱いする必要もないですが、そこにこだわってしまうと、子どもは「悔しさをバネにする」よりも自己肯定感が下がる方向に行ってしまうことがあります。
子どもが失敗した時には、まず気持ちや考えを聞いて、共感できる時にはするところから始めるのがおすすめです。
結果が失敗でも、そこまで努力したことや頑張ったことを勇気づけたり、失敗の中にある小さな成功に触れてみるのもオススメです
(^^)
ニュートラルに失敗を一つの結果として扱えれば、失敗という体験からも「次に活かせること」を見つけて成長することができるようになります 🙂
また、「成功」という結果にこだわるのも、実は同じように子どもを不安にさせたり、自己肯定感を下げてしまうことにも繋がります。
成功を一緒に喜ぶのは共感なので、子どもの喜びも倍増しますし一体感もうまれます。
ただ、「成功」にばかりこだわり続けると、子どもは「次も成功しないとがっかりされる」「成功し続けないと」と不安になることもあるんです。
成功という結果を一緒に喜ぶだけでなく、そこに向けてその子が努力したり工夫したところにも触れるのがおすすめです。
結果だけでなく、その過程も大事だと評価されるという体験があってこそ、子どもは自分でも自分の努力や工夫を認められるようになります。
そして結果だけでなく、お母さん・お父さんは自分のがんばりや工夫にも関心を持って見守ってくれていることがわかれば、それは子どもの自信、自己肯定感を育てます。
親はどうしても「子どもにもっと良くなってほしい」と期待するので、子どもの未熟なところがあれこれ目について、それを指摘したくなります。
「ダメ」を指摘すれば子どもが改善するだろう・・と思うからです。
もちろん子どもの未熟なところを育てるのも親の役目の一つではありますが、ダメ出しばかりでは子どもが次々改善して良い子になる・・ということが実現しなくなっちゃいます。
子どもは反発したとしても、心のどこかで親から言われたことはやらなくちゃ、やろうという気持ちを持ってはいます。
でも、実際に「自分の行動を変える」というのは難しいこともありますよね。
諦めずに何度も繰り返した上で、ようやく変われることもあるものです。
『言うがやすし。行うが難し』が諺として昔から言われ続けてるのは、多くの人がそれに共感するからかも・・と、私も自分を振り返って実感します
(^^;)>
一つの行動を変えるだけでも大変なのに、矢継ぎ早にあれこれダメ出しをされ続けると、やがて「キャパオーバー」になり、「どうせできない」「期待に応えられないダメな私」と、子どものやる気や自己肯定感が下がるばかりになってしまいます。
子どもが口では『うるさい』と反抗的に言うだけだとしても、今まで出会ってきた多くの子どもたちから、そんな本音を何度も聞いてきました。
せっかく「子どもを良くしたい」という思いからの行動なのに、結果が逆方向になってしまうのではもったいないですね
(T_T)
子どもに変えて欲しい事がある時には、まず1つのことにテーマを絞るのがおすすめです。
既にコミュニケーションがこじれていても、多くのダメ出しをやめて、その一つのことだけ何度も、落ち着いて理由とともに伝え続ければ、やがて子どもの心にも届きます。
「ダメ出し」ではなくて「行動を変えてほしいと思っていること」が伝われば、子どもにも聞く耳ができてきます。
もしかしたら、子どもから『自分でもやろうと思っているのにうまくやれないんだ』と言ってくれるようになるかもしれません。
『朝何度起こしても起きない』と怒ってばかりいたお母さんが、そんなコミュニケーションに変えてみて、改善に成功した事例もいくつもあります。
朝が快適になっただけでなく、親子関係も格段に良くなったと言う声が嬉しいです
(^^)
子どもが悔しさをバネにするようになるために:終わりに
さっそくうちの子にも伝えます。
ちょっとしたことで育んだり、損なわせたりするのがわかったので、そこはこれから気をつけます
♡♡あとがき♡♡
どんなにワクワクする目標のために進んでいても、途中で思い通りに行かなくて「悔しい」思うこともありますね。
そんな時に自分が悔しいと思っていることをちゃんと感じて、その奥にある本当の思いに気づければ、また望む未来に向かって進めます 🙂
「悔しい」が強いエネルギーなだけに、そこから大きくジャンプすることだってできるんです。
『悔しい思いをしなければならない』『嫌なら頑張れ』をデフォルトにするよりも、『悔しい思いもバネにできる』『ワクワクエネルギーで行動する』をアタリマエにしちゃいましょう!
それはどんな状態からでも、今から始められることの一つです
\(^o^)/
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