なるほど!SNSでは本当のコミュニケーション力が育たないわけ

さて、話下手な子どもの
コミュニケーション力を育てよう!というお話です。

 

イマドキ思春期では
SNS経由のやりとりがとても多いですね。

そこで私もこんなご質問をいただくことがあるのですが・・・

『うちの子は
せっせとSNSはしているのに
話す力はさっぱりなんです 🙁 
なぜでしょう?』

『SNSで色々な友だちと
つながっているようなので
コミュニケーションには心配ないですよね』

 

はい、たしかにSNSでは
今目の前にいない人とも
やりとりができるのですが・・・

残念ながらSNSでは本当のコミュニケーション力は育たないんです 😯 

 

その大きな理由は2つあります。

 

一つはSNSでは「即レス」になりやすいからです。

即レスでは
相手の文面に「反射的に感じたこと」で
すぐに返信しちゃいます。

相手の話しを「受け取る」よりは「打ち返す」感じです。

それだと本当の自分の気持や思いに
つながれないことがあるんです 🙁 

 

例えば日常の会話でも
一瞬相手の言葉にムカっとしても
一呼吸置いてみれば
別の見方ができて
気持や考えが変わることってありますよね。

伝える言葉も一度見直してみると
ずっと伝わりやすいものに変えることもできます。

ほんの一呼吸置くことで
本当の気持のやりとりが
もっとスムーズにできるようになることって多いものですね。

 

でも
SNSで即レスやり取りばかりしていると
無駄なぶつかり合いが増えるだけでなく

リアルに人に会った時にも
「一呼吸置く」に慣れていないので
一瞬の感情に引っ張られてしまったり
それを抑えようと黙ってしまったりが
起こりやすくなっちゃいます。

それで気まずくなってしまったり・・

気をつけたいですね 🙄 

 

もう一つの理由は、SNSでは
言葉以外のお互いの情報がわからないことです。

私たちは人とリアルに会って
コミュニケーションする時には
言葉以上に、お互いの表情や身振り
声のトーンや速さなどから
たくさんの情報をやり取りしていますよね。

目も耳もたくさん使っているんですね 😉 

 

例えば「馬鹿ね」という言葉でも
真剣に責めるように言われた時と
笑顔で愛情たっぷりに言われた時には
ずいぶん違いがありますよね。

でも、SNSではそういう違いがわからないんです。

それでトラブルになることもよくあります 🙁 

 

困るのは
その時の相手の真意がわからないだけじゃないんです。

このやりとりだけを繰り返していると
リアルに人に会った時に
相手の言葉以外の表現を受け取る力や
自分が表現する力が育たなくなってしまうのです 😯

イマドキでは
会話をかなり無表情でする人や
相手の話のニュアンスを読み取れない人が
増えてきていると言われてますが
それには、
SNSやパソコン仕事、ゲームも関係しているようです。

 

本来「自分を伝える」には
言葉や必要事項だけでなく
感情や思い、雰囲気が相手に届くことも大事ですね。

 

便利なSNSを使う機会が多いだけに
リアルな人との会話も増やしていきたいところです。

やっぱり子どもの会話力を上げるには
リアルに聞いてあげるのが一番です 😀 

 

明日は「聞く」について
一緒に探求しましょう (^o^)/

 

合わせて読みたい記事:
【必読!】子供のコミュニケーション力は家庭でこそ上げられる

口数が少ない思春期の子供:3つのケースと家庭でできること

子どもの気持ちがわからない⁉反発と続かない会話で困ってます

 

追伸:
昨日の全国ニュースで
17歳のダックスちゃんが紹介されてました 😀

 17歳のダックスちゃんは
家に入ってきた泥棒に懸命に吠えて
逮捕に貢献したそうです。

「一大事」を知らせたご褒美は
感謝状とフードですって 😀 

 

今週のテーマのブログです
口下手、話下手な子どものコミュニケーション力を育てる方法
残念な方向で子どものコミュニケーション力を上げようとしていませんか

間違えやすい?子どもの話を聞く技術
  口下手な子どもでも、もっと話したくなる「話の聞き方」とは?
AI時代を生きる子どもたち。伝える力を育てよう

 

 

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