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すぐに黙ってしまう子の心理とは?6つのパターンと解決法
話しかけても、子どもがすぐに黙ってしまうので、なかなか会話が続かない。
どんな心理なんでしょう?
今週はそんなご相談をいただきました。
特に夫が何か意見を言うと、黙り込んでしまいます。
そうなると「態度が悪い」と夫も怒るので、ますます二人の会話が進みません。
学校でも時々そんなことがあるようで、どうしたらいいのかと心配です。
お二人を間近で見ているお母さんは、ハラハラしちゃいますね。
反抗期で親への反発から、話を避けているのならばまだいいんですが
(^^;)
もしお子さんにも「本当は話したい」という気持ちがあるのにうまく話せていないのなら、お子さんもこのままでは辛いですね。
コミュニケーションの力がますます必要になっていくこれからの社会では、その辛さをもっているとしんどいです。
でも、ご安心くださいね。
すぐに黙ってしまう子どもの心理には、いくつかのパターンがあります。
そしてそれぞれにワケもあるんです 😉
反抗期や話から逃げてるだけだと決めつけずに、そのワケから紐解いていきましょう。
きっとお子さんも、もっと楽になる方法が見つかります。
目次
黙ってしまう癖は手放そう
すぐに黙ってしまうばかりだと、本人も周りも辛いです。
自分が何かを相手に伝えようとしているのに相手が黙ってばかりだと、伝えたい方は「受け取る気がないのか」と思ってしまいがちです。
そうなると、「自分とのコミュニケーションを拒否された」と悲しみや怒りが湧いてきます。
そして相手が黙ってばかりだと、その理由さえわからないので、自分でその理由をあれこれ考えて出してしまいます。
「人の話を聞く気がない」
「バカにしている」
そして自分で考えているうちに、それが「事実」だと思うようになってしまうんです。
「そうされてる自分」を嫌だとも感じますし、さらに相手に悲しみと怒りも感じます。
そうなると、コミュニケーションが進まないことで、お互いの二人の溝はますます深まるばかりです
(T_T)
そして黙ってしまう本人も、本当は何かを言いたい時もあるはずです。
それでも黙るという反応しかできない時には、そんな自分を「嫌だな」と思います。
自己肯定感も下がります。
それに、頭の中であれこれ思いが浮かんでいるだけでは「考えている」とは別の状態です。
色んな気持ちや言葉が自分の中でグルグルしている状態では、「本当に自分が感じていることや考えていること、言いたいこと」がはっきり分かっていないんです。
そうなると自分が本当は何を求めているのかもわかりませんから、今どうしたらいいのかを見つけるのも難しくなってしまいます。
一人で出口のない迷路でウロウロしている感じです。
そうなんです。
「伝えたい」と思ったり、自分の思いをすっきりとさせたい時には言葉にできる力は大事です。
「黙ってしまう」ばかりという反応の癖は、手放してしまいましょう❣
次はすぐ黙ってしまう子どもの6つのワケをご紹介します。
どんなに他人や自分から「変だな」と思える行動にも、その人なりのワケがあります。
それは本人も意識していないこともありますが、そのワケに気づいてそれをクリアにしていけば、「黙ってしまう」だけでない反応の仕方もできるようになっていきます
(^^)
すぐに黙ってしまう子どもの心理6パターン
自分では無意識で、気が付いていない場合も多いんですが、すぐに黙ってしまう時には6つのパターンがあります。
2つ以上を混同して持っていることもあります。
当てはまりそうなところからチェックしてみてください。
すぐに黙ってしまう6つの心理パターン
(1)口論を避けたい
(2)感情的になるのを避ける
(3)うまく言えない
(4)ちゃんと言えない
(5)何を言っても無駄
(6)怖い
(1)口論を避けたい
口論を避けるために、黙ってしまうというパターンです。
このパターンを持っている場合には、「人に違うと言うことは、相手を否定することになる」と思っています。
誰でも否定されれば面白くないですから、そこからお互いの関係性が悪くなることを恐れています。
無駄な口論=どちらが正しいのかだけにこだわった口論は誰でも避けたいものですね。
それでも、だからといって自分の思いを表現しないのでは、先程ご紹介したように、結局相手との関係性も悪くなってしまいます。
いつも自分の思いを表現しなければ、自己肯定感も下がりますし、自分にもモヤモヤ・ストレスが溜まります。
そこから、心身の調子が悪くなることも珍しくはありません。
でも私も、相手との関係を悪くしたくないので、自分の思いを飲み込んでしまうことが時々あります。
小さい頃から「周りとは良く」「場の雰囲気を悪くしないように」と思ってきたので、今でも人と違う意見を言うのは苦手です。
はい、和を大事にする文化では、「異論」を言うのは難しいこともありますよね。
ただ、自分の意見を言うことで、お互いの理解が深まる方向に持っていくこともできるんです。
自分の意見を相手に伝えることで、お互いにとって最良の落とし所を見つけようとすればいいんです。
どちらかの意見だけを通すのでなくて、お互いが良いと思うところを見つけることを目指します。
「意見のやり取りをしてすり合わせをする」のをコミュニケーションの目的にするのがポイントです。
片方の意見しか通らないというイメージでした!
別に口論をしたいわけじゃないんですが、違う意見を言うと、いつのまにかお互いを否定し合うようになる気がします。
はい、私にも覚えが何度もありますが (*^^*)、つい自分と違う意見を言われると、相手の「違うところ」ばかりを強調して話してしまう方もいらっしゃるかもしれません。
そこさえ変われば・・・という思いがあってのことだとしても、それでは相手からすれば、「否定」ばかりを感じちゃいますね。
感情的に、面白くないと思うのも当然です 🙄
そうなると「自分は正しい」と主張したくなるのも人情なので、勝ち負けの争いになりやすくなってしまいます。
はい、そんな方も多いです。
特に日本では「異なる意見を言い合ってすり合わせる」という文化があまり無いので、力のある人や先に出された意見がそのまま承認されていくことがよくあります。
私達はコミュニケーションをちゃんと習う機会もほとんどないので、小さい頃から周りのそんなやりとりを見て真似ながら自分のパターンにしていることがほぼほぼです。
「口論になるか、黙ってしまうか」は無意識で受け継がれやすいコミュニケーションパターンの一つです。
このパターんでは、いつも黙ってしまうのでは辛いので、その人の居ないところでこっそり反対意見を言ったり、相手を非難することで、そのもやもやを晴らそうとする・・というのも起きがちです。
では、お互いにとっていいところを見つけるコミュニケーションになるコツってありますか?
はい、コツはたくさんありますが、まずは相手について「自分が良いと思ったところ」を先に言葉にするのがオススメです。
どんなに意見が違う場合でも、自分もいいな、と思う部分も僅かでもあるはずです。
まずは「~~は良いと思う」「~~には大賛成!」などと、始めに YES を伝えてみてください。
話の内容にそれがない時には「意見を言ってくれて嬉しい」とか「ちゃんと向き合ってくれて嬉しい」などでもOKです。
それをまず言葉で相手に伝えてから、「そして私はこう思う」と自分の思いを伝えてみるのがオススメです。
はい、そうなんです。
先にOKから伝えれば、相手を「全否定」しているのではない、ということも伝わります。
自分の思いを伝えた後に、「お互いに良いと思う結論を出したいね」と言ってみるのも効果的です!
コミュニケーションはお互いで作るものです。
片方が今までと違うやり方をすれば、相手も変わらざるを得ません。
「間違いを指摘して相手を変えよう」とするよりも、「一緒にお互いの良い結論を出そう」と今までとは違う表現を自分からする方が、相手も自然に抵抗なく変わります。
お互いにとって良い結論を出そうという姿勢が伝われば、自分の意見を言い合うことでお互いについての理解が深まるだけなので、関係性も良くなります。
「自分の意見を言うことで関係性を良くできる」こととそのコツを具体的に知っておけばバッチリです!
(2)感情的になるのを避ける
予期していない状況になったり、予期していないことを言われた場合に、自分が感情の盛り上がりを感じたので、そのまま感情的にならないように黙ってしまう・・というパターンを持ってる人も、実は珍しくありません。
もともと感情が強い人や、感情が揺れ動きやすい思春期には、予期してなかった状況や人の反応に、とても強い感情を感じることがあります。
それが「喜び」や「嬉しさ」ならばいいんですが「怒り」や「戸惑い」などの場合もありますね。
もしこれまでに、そんな「怒り」や「戸惑い」の気持ちに押し流されてしまって、上手なコミュニケーションができなかった苦い?体験がある人は、黙り込むことで同じような失敗をするのを避けようとしていることもあります。
本人にとっては、コミュニケーションで感情的になって失敗するのを避けようとしての、精一杯の「誠実な」反応です。
ところが人には色んな「誠実さ」のパターンがあるものです。
多少感情的になっても、お互いの意見を伝え合うのが「誠実だ」と感じる人も居ます。
そんなパターンを持っている人には、「黙ってしまう」のでは何も伝わりません。
むしろ、黙っていればワケも伝わらないので、相手は自分が想像できる範囲での「答え」=逃げている・ずるい態度を事実だと思いこんでしまうさえ起こります。
そうなると一生懸命に感情を抑えようとしている相手に、『ちゃんと聞いてるの?』などと的はずれなことを言うことも起こります。
それに相手もカチンと来て、さらに感情が盛り上がってしまう・・という悪循環が起こります。
お互いが「誠実で居たい」と思っているのに、そんな違いが起きてしまうのはとても残念です。
でもこのすれ違いパターンは、親子や恋人・夫婦でも、けして少なくないんです 🙁
このすれ違いをなくすには、お互いに「誠実さにも自分とは違うパターンがある」と知っておくのが一番です。
そして自分が黙ってしまう方ならば、『今落ち着きたいから』と一言でも断ってから、タイムをちゃんと取るのがおすすめです。
自分が「今はいっぱいいっぱいだから、落ち着く時間が欲しい」と伝えれば、「誠実に向き合おうという気持ちがある」ことも伝わります。
無駄に相手に「不誠実だ」と決めつけられることもなくなります。
そしてこのタイプには、「感情を上手に表現するのが苦手」な人もよく居ます。
特に日本人には「感情との付き合い方」をチャント学ぶチャンスが殆どないので、我慢するかキレるか、陰で発散するかになりがちです。
また、相手が黙ってしまうタイプの場合には、「色んな気持ちがあるの?」などと、こちらから声をかけてみるのもオススメです。
これは相手に気持ちについて説明させようとするのではなく、「黙っているのにもワケがあるんだよね」という、こちらの思いが伝われば十分です。
こちらが落ち着いた口調や表情で話しかけることで、相手も落ち着きやすくなります。
相手に時間が必要ならば、少し待ってあげるのもいいですね。
そんな体験が二人の間で何度かあれば、徐々に相手も短時間で気持ちを落ち着けられるようになっていきます。
(3)うまく言えない
状況や相手の態度に対して思ったことを、うまく言葉にできなくて、黙ってしまうというパターンもあります。
いわいる「頭が真っ白になってしまう」のも、このパターンなことも多いです。
特に思春期の始めの頃は、子どもの感情や考えも急に複雑になってきます。
例えば友達についてでも、小さい頃は単純に「好き」「嫌い」だったものが「あの子のあの言い方は嫌だけど、大人に言いつけたくはない」などの複雑な思いになっていきます。
ただ、そんな自分の思いを言葉にする力の方は、思春期の始めの頃(12~14歳ころ)に一度落ちるように見える時期があるんです。
概ね男子にそんなアンバランスになりやすい傾向が強くなりますが、それは脳の発達の仕方に男女差があるからではないかと言われています。
はい、どうやらこれは世界的な傾向のようです 😉
また、周りに言葉の達者な人が多ければ、小さい頃から自分が言葉にする練習が不足しますので、言葉にする力が育ちにくくなっていることもあります。
家族間で話している割合をチェックしてみるのもオススメです。
特に夫は話が長いので、小さい頃から子どもは簡単な返事ばかりです。
ちょっと気をつけた方がいいですね!
感じていることや考えは自分なりにあるのに、それを言葉にして表現できないのは辛いですね。
そしてさらにそれをバカにされたりすれば、「自分は口下手」だと思いこんでしまうかもしれません。
実際は15歳をすぎる頃から、言葉にする力の男女差はなくなっていきます。
なのでこの言葉の力がぐんと成長する時期の子どもには、自分の思いを言葉できるように、周りが心がけてみるのはとても効果的です。
でも、その前に本人が「自分は口下手だ」と思いこんでしまうことで、黙ってしまう癖がついてしまい、その後も言葉にする力が育つチャンスを逸してしまうことも意外と多いんです。
思春期の特徴について知らないばっかりに、もったいないことが起きてます (><)
もし、既にそんな黙ってしまう癖がついてるならば、その場ではすらすらと言葉にできなくても、あとからでも「本当はこう言えたら良かったな」と思うことをノートに書き出したり、一人でつぶやいてみるのもオススメです。
思いを言葉にする力が育ちます。
また、それでも具体的な言葉にするのが難しい場合には、その時に感じた気持ちや浮かんたことを、全てランダムに書き出してみるのもオススメです。
箇条書きでもOKです。
そして少し落ち着いてから見直してみれば、その時自分は本当は何を求めていたのかもわかってきます。
そうすると、だんだん自分の気持ちや考えと上手に繋がれるようにもなってきますし、それを言葉にする力も育ちます。
はい、言葉にする力も技術なので、どんな状態からでもいつからでも育ちます。
色んな引き出し方も育て方もありますから、すぐに「口下手だから」と諦めないで、その子に合う育て方を手に入れてくださいね
(^_-)
(4)ちゃんと言えない
「ちゃんと言わないと伝わらない」という思いが強いと、「ちゃんと言えないから黙ってしまう」ということも起こります。
このパターンを持ってる子は、完璧主義の傾向があるので、0か100になりやすいんです。
真面目できちんとやりたいという思いや「自分をちゃんとわかってほしい」という思いが強い子にはよくあります。
このタイプは話すと理屈っぽかったりするので、「頭でっかち」だと思われやすいんですが、実は「体感覚」が強い子が多いです。
身体で感じる「気持ち悪さ」や「心地よさ」などの感覚のことです。
この体感覚が強いと、「ちゃんと伝わってない」と感じる時には身体の感覚として「気持ち悪く」なります。
それをなんとかしようと、くどくど話すことも多いんですが、ある程度言葉の力が育っていないと、自分が「すっきした」と感じるまで、伝えきるのは難しくなります。
それで本当は言いたいことがたくさんあるのに、黙ってしまう子もよく居ます。
夫は言葉の力が強いので、くどくど話しちゃうんです。
でも子どもの方は言葉の力が弱いので、黙ってそれを聞くしか無い・・というパターンになってるような気がします。
私は夫の話が長すぎる時には、途中で「わかった、わかった」と切り上げちゃうんですが 😳
なるほど、そういうこともありそうですね 😯
このパターンでくどくど話が長すぎたり、黙ってしまう場合には、「お互いがやりとりをしながら理解し合う」という視点を持ってもらうのがオススメです。
このパターンの人はどちらでも、「一回で完全に伝えよう、分かってもらおう」とする気持ちが強すぎるんです。
まずは相手に「本当に言いたいこと」をワンフレーズで伝えるところから始めましょう!
そして次は相手が反応する順番なので、「わからないこと」があれば聞いてもらうというコミュニケーションにするのがオススメです。
聞いてる方も、結局何が言いたいのかわからなくて、途中で嫌になることもよくあります。
それだと、話す方も聞く方もしんどいですね。
でも、「ちゃんと伝えたい」という思いが先走っているだけなので、新しいコミュニケーションのコツが分かれば大丈夫です。
やり取りしながら理解を深めていくようにすれば、話す方も「相手が何をわかっていないのか」もわかります。
聞く方も「自分が分かっていないところ」を聞けるので、興味を持てる状態で会話が進みます。
ご本人も聞く人も、ずっと楽になりますよ 🙂
そうなんです。
ちょっとした言葉の選び方だけでも、会話の流れが大きく変わったり、関係性がぐんと良くなることもあります。
そしてコーチはそんなコミュニケーションのプロなんです 😉
ピンときた方は、どしどし役立つコツをお伝えする講座やセッションもご活用ください。
(5)何を言っても無駄
もし「相手には何を言っても無駄」だと思ったら、黙ってしまうこともありますね。
一方的に話されるだけで、自分が何を言おうと相手は変わらない・・そう思ってしまえば、会話をする気もなくなってしまいます 🙁
怒っているとか、すねているというよりも、「コミュニケーションを諦めている状態」かもしれません。
そんな状態になってしまうのは、何か質問したり反対意見を言っても、受け入れられなかった体験が、これまでに何度かあったことが多いです。
片方がもし「絶対に正しいこと」を伝えていたんだとしても、もうひとりが質問や理由や納得できないことを言葉にした時に、それを「わがまま」「口応え」「言い訳」だとして、ちゃんと受け取らなかったのかもしれません。
コミュニケーションはよくキャッチボールに例えられますが、お互いの思いを伝え合う作業です。
片方が伝えるだけで、相手の思いを受け取らないのでは、コミュニケーションではなくなります。
キャッチボールではなく、一方的なノックになってしまうんです 😯
特にイマドキの子は、小さい頃から色んな情報をネットで見聞きしています。
未熟でも自分なりの「好き嫌い」や理屈や情報を持っています。
そして思春期にもなれば「自分で納得したことをやりたい」という気持ちも強くなります。
それは自立に向けての大事な本能なんですが、大人からすれば「いいから黙ってやってみれば」と言いたくなることでも、イチイチ理由を聞いてきたり反発してくることも増えてきます。
忙しい大人からすれば「まずやってみれば良いんだ。間違いないんだから」と思うこともありますね。
大人や上司の言うことはひとまず聞く・・ということで、今までうまく行っていた大人ほどそう思うかもしれません。
でも、それでも子どもなりの言葉に少し耳を貸すことで、子どもが何を気にしていたり、何を求めているのかも分かります。
子どもの表面上の言葉にイラッとするよりも、言葉の奥にある子どもが「気にしていること」「求めていること」に注意を向けてみるのがオススメです。
子どもは「他のアイデアも試したい」「ここにリスクがありそう」などの自分なりの意見を持っていることも多いです。
忙しいとつい、大人も自分のアイデアにこだわって「~~すべき」だと、子どもに一つのやり方をお勧めして、とにかくそれをやることを約束させようとしがちです。
大人が「このやり方でうまくいった」と思うものほど、そのやり方にこだわります。
でもちょっとだけ時間をとって、子どもの言葉にも耳を傾けてみることで、子どものアイデアについてこちらも意見を言うこともできます。
子どもが自分の意見やイデアの改良点に気づくかもしれません。
子どもの考える力も育ちます。
そして子どもの考える力が育てば、大人がイチイチ細かく指示しなくても良くなります。
そうなんです (^^)
そして、このパターンでもう一つありがちなのは、子どもが失敗?した時に、大人が
「なんでそんな事するの?」
「どうするの?」
と言いながら、実際は子どもの返事を全く耳に入れないという体験が多かった・・・というものです。
「なんで?」「どうするの?」と聞かれたから答えようとしたのに、言葉を聞いてもらえなかったことから、子どもがコミュニケーションを諦めてしまったという事例は、実はけっこうあったりします。
大人からすればちょっとした言葉の行き違いでも、子どもにとっては大きなダメージになることもあるので、気をつけたいポイントです 😉
(6)怖い
強い口調で話されたり怒られると、とても怖いと感じて、頭が真っ白になって黙ってしまうことも起こります。
「怖い」という感情は強烈なので、それが強いと身体も頭も固まって動かくなります。
「とにかくこの嵐が過ぎ去るのを待つ」だけで、いっぱいいっぱいになってしまうんです 😐
ところが怒っている方はそんな態度を「反省していない」とか「ふてくされている」「聞いてない」と受け取ることもあったりします。
そうなると怒りもヒートアップするので、子どもはますます怖くなる・・というまずい循環が起こります。
それではお互いの関係性も悪くなるばかりです
(T_T)
参考:「怒られるのが怖い」を絶対にそのままにしてはいけないワケと抜け出し方
こんなお話をお伝えすると
『昔は大人にもっと怖く怒られた。
もちろん怖かったけれど、そんなに「固まる」ということは無かったのに。。』
そんなご質問もよくいただきます。
実はイマドキでは、怒られるのが怖い子どもや大人が急激に増えています。
「怒られる機会が減ったから」慣れていないせいだという説もありますが、社会環境の変化から「発達の抜け」がある子どもや大人が増えていることの方が、大きな影響があるようです。
当カレッジにご相談に見えた「怒られるのが怖い」子どもや大人も、「発達の抜け」を埋めていくサポートから、怖さを本格的に手放されます。
「発達の抜け」は1歳までの神経系の発達のステップのどこかが、何らかの理由で抜けてしまうことです。
どんな人にも多少の抜けがあるんですが、その抜けがあることで、身体の動きや見え方・聞こえ方、そして精神的な安定などにいろんな影響が出てしまい、その人のお困りにつながっていることも珍しくはないんです。
そしてこの概念は最近のものなので、まだ十分に周知されていないので、学校でも家庭でも気づかれにくいものです。
「本人の意志」だけでは変えられない神経系の反射からの現象でも、本人の「やる気のせい」や「育て方のせい」にされていることも、残念ながら、まだまだ多いです 🙁
一番もったいないのは、それで本人が「自分は人よりダメなんだ」と思い込み、自己肯定感が下がってしまうことです。
でも、その人のお困りが出ている抜けは、いつからでも埋めていくこともできるんです!
年齢が若いほど変化も早いですが、80歳になっても変化しますのでご安心ください。
「怒られてとても怖かった」という体験があると、それがトラウマになっていることもあります。
ただ、その体験がトラウマになるほど怖く感じた裏には、発達の抜けが隠れていることが多いんです。
発達の抜けにも色んな種類がありますが、一番ベースの部分に抜けがあると「怖さ」に過敏になる傾向が見られます。
騒がしい場所が苦手だったり、新しい環境に馴染みにくい・・という現れ方になることもあります。
もし「怖さに過敏さがある」と感じた時には、ぜひご相談ください。
反応のチェックをして、その怖さを根本的に手放すサポートがあります。
参考:「怒られるのが怖い」を絶対にそのままにしてはいけないワケと抜け出し方
すぐに黙ってしまう子の心理とは?おわりに
そうなんです。
「反抗期だから」「ふてくされている」と決めつけずに、その子なりのワケにも注意を向けてみてください。
その子なりの理由がわかれば、「黙ってしまう」以外の反応もできるようになっていきます。
また、今まで黙ってばかりだった子は、言葉の力を育てることも必要になります。
その時には
・子どもがスラスラ話せなくても焦らせない
・子どもの思いを聞きたいというメッセージを伝える
・親の言葉数を少なくする
・落ち着いた、安全で安心できる会話を心がける
のが効果的です。
また、その子が好きなことや得意なことについての会話を増やしてみるのもオススメです。
誰でも自分の好きなことについては話しやすいですし、好きなことについての話を聞いてもらうと、自己肯定感も相手への信頼感も上がります (^^)
そんなに長い時間でなくてもいいので、「興味がある」という姿勢でニコニコ耳を傾けてみるのがオススメです♡
私も相手と理解し合うために、自分の思いを言葉にするようにちょっと勇気を出してみます。
夫にも話をしてみます。
夫も子どもが可愛いので、その気持がうまく伝わるように、コミュニケーションのコツを伝えてみます。
♡♡あとがき♡♡
親ならば、子どもに幸せになって欲しいという思いはいつも持っています。
ただ残念ながら、その表現としてのコミュニケーションの仕方が、子どもに藍が伝わりづらいものになっていることもよくあります。
私達はコミュニケーションの仕方を習う場が殆どないために、自分が小さい頃に周りがしていたパターンをそのままやっていることが多いです。
でもそれは「昔なら通用したパターン」だったり、子どもの目線から見た不完全なパターンだということも多いです。
今は社会環境も変わり、コミュニケーション技術も格段に進歩しています。
誰かと「もっといい関係になれるはず」と思った時がチャンスです!
コミュニケーションのバージョンアップをしてみませんか?
子どもはまだまだ、コミュニケーションや感情との付き合い方、表現の仕方などは、自分の家庭で学びます。
家族の誰かがバージョンアップすることで、家族全員が自然にバージョンアップしちゃいます
(^o^)/
また、コミュニケーションのプロになる「思春期コーチ™養成講座」へのご参加も大歓迎です!
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