たった1年で、ずっと求めら続けるコーチになる!「思春期コーチ™養成講座」も募集中です!
屁理屈がうまい子・多い子:「頭いい」と親が論破されたり放置するのは危険
思春期になると、子どもも屁理屈がうまくなり、その回数も多くなります。
それは自分なりに論を立てて、それを言葉で表現できる力がついてきたからこそですね。
ただそれがやはり「屁理屈」ならば、簡単に親がそれで論破されたり「頭がいい証拠」などと放置してしまうと、思わぬリスクがあるのでご注意です。
私もつい「そんじゃダメでしょ」と強く言ってしまうので、いつもバトルになってしまいます 🙄
言われて納得できる理屈ならしょうがないんですが、明らかな屁理屈にはどう対応したらいいでしょう
子どもが思春期になって屁理屈が増えるのは、論理力や言語力が育ってくるからです。
そういう意味では喜ばしい一面もあるのですが、それだけではなくて、そのまま放置しておくことで生じるリスクもあるので気をつけたいポイントがあります。
ではご一緒に子どもの屁理屈とそれへのNG対応や、リスクを成長のチャンスに変えるコツをみてみましょう
目次
屁理屈とは:頭がいいから言えるものなの?
まず屁理屈とはどんなことなのかからスタートしましょう 🙂
「屁理屈とは」で辞書を調べると以下のように説明されています。
・まるで筋の通らない理屈
・通りが通らずに取るに足りない理屈
・中身がないのにもっともらしい理屈
・非論理的で説得力がないことを理屈っぽく言うこと
・無理やり事実を捻じ曲げたり、自分の都合の良いように解釈しようとすること
・詭弁、言いがかり、こじつけ
そうですね
理屈にあう筋の通った「理屈」に「屁」という語がついているので、論理的裏付けがなく屁のように頼りないという意味です 😉
「屁理屈がうまい」は、「もっともらしく聞こえる話方がうまい」とか「筋が通ってないのに自分にとって都合のいいことを言うのが得意」ということです。
半分は「そうかな」とも思うんですが、モヤモヤも感じてます。
そうですね (^^)
屁理屈は筋が通ってないけれど「理屈」なので、ある程度は論理性がないとなりません。
そういう意味では、ただ「自分が~~と感じたから」と自分の感情や怒りで相手の感情を揺さぶろうとするのよりは、会話になるのでコミュニケーションが成り立ちますね。
ある程度論理的に考える力や、考えを言葉にできる力があると言えますね。
また、常識を超えた発想力や着眼点が発揮できている場合もあります。
そして子どもが思いついたことを親に言えるのは、『言いたいことを言っても大丈夫』と思っているからです
多少「屁」だとしても、子どももコミュニケーションを諦めてない証拠です
(^^)
もともと言葉で表現しない子や、あまりに親が威圧的・感情的だと、子どもに理屈や屁理屈があってもそれを言葉で言わなくなりますので、親は子どもが何を考えているのかわからなくなります。
そうなると子どもが大きな勘違いによる屁理屈をもとに、自分のなかでどんどん論理をまずい方向に発展させてしまっても、親には全くわからなくなってしまいます。
ある日子どもの行動から「突然なんでそんなことをするの?」となって初めて気づくというパターンになるんです 😐
でもなんとなく、舐められている感じもあります
そうですね (^^;)
屁理屈がとても多かったり、大事なことについても屁理屈で逃げるようならば、そのまま屁理屈を放置しておくのにはリスクもあります。
次はそれを見てみましょう。
屁理屈を親が放置するリスクとは
もちろん、子どもの多少の屁理屈は見逃しても良いこともあります。
小さな言葉まで「それは間違ってる」と問い詰めたり、正面から論破ばかりだと、子どもが「甘える隙」もなくなってしまいます。
子育てでも真剣は大事ですが、深刻ではあまりいいことがありませんね
(^_-)-☆
しかし、屁理屈が多すぎたり、大事な場面で逃げるために言うようであれば、そこにはしっかり親が対応する必要があります。
そのまま放置してしまうと
★屁理屈で逃げることが癖になり、家以外でも言葉にしなくても自分の中で正当化の理由にするようになる
⇒ 逃げぐせがつく
★屁理屈でも「言い負かせる」と学習してしまうと、会話が勝ち負けになってしまう
⇒ やたら会話で勝とうとするようになる
★他人の言葉を受け入れられなくなるので、役立つアドバイスや情報をもらっても、ハナから「無理」「できない」で終わらせようとする ⇒ 人が離れていく
★論理性がないことは他者には分かるので、「この人はそういう人だ」と受け流されてしまう
⇒ 人が離れていく
ということが起こります
(T_T)
必要な時に屁理屈にストップをかける役目は家族が担うしかありません。
家の外では「おかしなことを言う」と思われても、本人が「直した方がいい」と自覚して頼みでもしない限り、丁寧にそれを直してくれるまで関わってくれることはほとんどありません。
年齢が上がってくるほどスルーされておしまいです。。 😐
さらに家でストップを掛けずに屁理屈が通り続けてしてしまうと、「家で通るのに外で通らないのはおかしい」という屁理屈に発展します。
そうなると「受け入れない相手がおかしい」という考え方になりますし、またそう言いながらもうまくやれない自分にも自信を失って、引きこもりがちになることもあります。
気をつけたい、子どもの屁理屈へのNG対応
次は、ついやってしまいがちなNG対応をチェックしておきましょう
子どもに屁理屈を言われたら、つい感情的に対応してしまうのは・・かつての私です
「なんでそんな理屈に合わないことを偉そうに言うのかしら」
「どっちが正しいか分かってない!」
などの怒りに押し流されて、つい怒り口調で対応しちゃってました。
そうなると子どもも簡単に感情的になってしまいます。
それでは、せっかく「屁」がついても理屈で会話していたのに、感情が先立って筋の通らない抽象的な話にそれてしまいます。
また、感情的に相手を圧倒しようとすると、相手の状況に自分が合わせることもできなくなるので、逆効果になるまでしつこく自分の主張を繰り返すことにも陥るので、ほんと良いことはありません。
もったいないですね
(T_T)
子どもの屁理屈にムカッとするのは大人だってアタリマエです。
ムカッとしても、それに押し流されなければいいだけなので、まず「黙る」が最もオススメです。
ちょっと黙って一息ついて、すぐに気分が落ち着けるのであればそれで良いですし、難しければタイムを取って後ほど仕切り直しでもいいでしょう。
失言しても親子には取り戻すチャンスがありますが、できれば不要なキズはお互いにつけあわないのがベストです。
そしてちょっと意外なようですが、親が感情的になればなるほど、子どもの屁理屈に巻き込まれてしまいます。
特に、親に「子どもの機嫌を損ねるのが怖い」という恐怖が奥にある場合には、表面上は感情的に子どもの屁理屈を押さえつけようとしても、無意識で子どもの屁理屈のなかで妥協できるところを探して、それに乗っかろうとしてしまいます。
一応「へリ靴をやめさせなくちゃ」と思っていても、心の奥ではなんとかその場を収めたい、子どもの機嫌が悪くなって「それじゃあ〇〇しない」と言われるのを避けようとするからです。
(〇〇には登校とか勉強などが入ります)
親の恐怖心が強い場合には、自覚して乗り越えられればいいですが、それが難しい時には門家に相談するのがおすすめです。
後ほどタイプ別の対応を詳しく見ていきますが、ここで言う「理詰めで追い詰める」は相手の屁理屈のダメだしや否定を正面からぶつけることです。
子どもが屁理屈を言う場合には、「わざと屁理屈だとわかっている場合」もあれば「自分なりに本当に理屈に合っていると考えている場合」もあるなど、様々なパターンがあります。
それぞれで子どもの屁理屈を言う「ワケ」も異なります。
誰でも何かを言ったり行動したりする時には、本人が気づいているかどうかに関わらず、その裏には「自分にとってプラスになることがある」という、その人なりのワケがあります。
子どもはまだ情報不足や経験不足から、そのワケが不十分だったり、時には全くの勘違い・・ということもあるのがアタリマエです。
そのワケを顧みずに、「言ってることが間違ってる」と言動だけを責めても、子どもには「なぜうまく行かないのか」「どうすればいいのか」がわからないまま、ただ責められている感じになります。
それでは言動の改善もおぼつかないですし、お互いに感情的にこじれるばかりです。
もったいないですね
(><)
子どもの屁理屈の「屁」が気になった時には、パターンを踏まえてそのワケから紐解いていくのがおすすめです☆
これは先程見てきたように、「まあしょうがない」とか「いちいち対応するのがめんどくさい」「そのうち自分で気づく」または「頭がいい証拠だから」と放置するパターンです。
多少の見逃しは必要ですが、大事な事に関する屁理屈も見逃していてはリスクが膨らむも先程のとおりです。
主張の強い子、頑固な子の相手をするのは大変です 😐
ただそれに負けて、心のなかでは「屁理屈」と思いながら何もしなければ、それは放置です。
そして放置すれば、そこから挽回するのにより時間と手間がかかるようになります。
「屁理屈を言えば通る」という成功体験が重なれば、時間が経つほど子どもが屁理屈に頼るようになってしまいます。
そして「今までOKだったのに、なんで今さら?」「なんで外ではうまく行かないの?」と子どもに言われたら、それは屁理屈ではないので、ちゃんと説明しなくてはならなくなりますね
気づいた時早々に、まずい流れを変える対応に切り替えるのがオススメです
早く対応を変えなくちゃ!
イマドキの思春期には屁理屈が多くなるワケがある
実はイマドキの思春期には、かつてないほど「屁理屈」が増えています。
そしてそれにもワケがあります。
まず、昔から思春期には屁理屈が多くなりますが、それは概ね、自分なりに「自分は・人は・社会は〇〇だ」という論を作り直す時期だからです。
それ以前は親の言動をアタリマエだと受け取っていましたが、思春期になって親離れが始まると、一度それらを否定して、自分なりの論を作ろうとし始めます。
考える力や言葉にする力、表現力が育ってきた証でもありますね。
大人になると「慣れ」や「長い物には巻かれろ」的な態度になってしまうこともありますが、思春期の子がそれを問い直すことで、社会が革新されていきます。
(大きなイノベーションは思春期にヒントが思いつかれたものがほとんどです)
しかし、まだ子どもなので情報や体験の不足があるのもアタリマエですね。
子どもなりに考えたことも、大人からすれば「筋が通ってない」と屁理屈に認定されることは沢山あるものです。
やがて実体験や他の人とのコミュニケーションを経ることで、自分の屁理屈を事実に合う理屈へと昇華させていくのが「成長」です。
なので、子どもが自分で「考えた」ことや「言葉にして表現できた」ことまでは否定しないのがオススメです。
「そんな今年考えつかないなんて」とか「くだらないこと」などの全否定にはご注意です。
よりその「屁理屈」が社会で通用する「理屈」に育つようなサポートをしてあげればバッチリです
(^_-)-☆
そしてさらに、イマドキの思春期には屁理屈が増えるワケが2つあります。
一つはネットの影響です。
ネットには真偽を問わず、さまざまな意見や考え方が溢れています。
誰でも無料で言いたいことを発信できるのは素晴らしいのですが、その分情報は玉石混交です。
さらにネットは新聞やテレビ・ラジオとは違い、「自分が得たい情報だけとる」ことがたやすくできます。
自分の屁理屈や偏った考え方を煽るような意見をいくらでも見つけることができます。
イマドキの子は幼児の頃から、字が読めなくてもYoutubeなどから、偏った情報ばかり繰り返し得ることも可能です。
子どもが小さいうちから屁理屈に気づいたら放置せずに、必要な対応をとるのがおすすめです。
ネット情報には様々あって、たとえ著名な人でも専門家でも意見が分かれることはいっぱいあります。
すぐに反論事例を出せない場合には「ちょっと考えさせてね」と時間をもらって、子どもが証拠?としてあげてきたものを、じっくり見てから答えてもOKです。
そしてもう一つはイマドキは、社会環境の変化から、子どもの身体の力が弱くなっているので、思春期の成長期にそれを支えられなくなって、不調が顕われる子がとても増えていることです。
「身体の不調が屁理屈が増えるのとどう関係してるの?」と、不思議に思われる方もまだまだ多いのですが、実は身体の不調は心や頭の乱れにも大きく繋がります。
思春期から
・自分の屁理屈へのこだわりがとても強くなる
・屁理屈で自分の課題から逃げようとするようになる
・何を言っても屁理屈で拒否ろうとするようになる
などが出てきたら、その裏には身体の不調が隠れている場合が多いのです。
イマドキの子どもの生活環境は、お母さん・お父さんの頃とは大きく違うと認識しておくことはとても大事です。
一般的な思春期の成長による屁理屈なら、丁寧に会話しながら「屁」がとれるように導いていけばOKです
(^^)
しかし、イマドキの屁理屈が増えるわけから「屁理屈」がお困りになっているような場合には、よりパターンに合わせた対応が必要になります。
次はその現れやすい3パターンと対応について見てきましょう。
イマドキの思春期の屁理屈のお困り3パターンと対応
人の言動の軸には、色々なタイプがあります。
そのなかには、もともと「自分が納得できるかどうか」や「こだわり」が言動の軸になるタイプもいます。
それは決して悪いことではなく、丁寧に物事を積み重ねたり、周りと協力して何かを成し遂げる力にもなります。
スポーツマンや研究者や何かの専門家などには大事な資質です
(^^)
ただ、思春期の身体の不調から、それが過激に出てしまうとお困りになることがあります。
とにかく自分が納得するまで持論の屁理屈から離れようとしないので、相手の人から呆れられたりすることも多いです。
不調になればなるほど「自説や納得へのこだわり」が過激になりますので、対応にはコツがいります。
★頭から「理屈に合わない」「それは間違っている」と否定する
★抽象的に「早く起きている」「起きてない」と事実認識をぶつけ合う
★みんなそうしている、それがアタリマエなどで話を濁そうとする
★「つべこべ言わずに==しなさい」と行動への指示にすり替えようとする
としても全く響かずに、返ってこだわりをこじらせるばかりになってしまうので、気をつけたいところです。
実はこのパターンはその子の理屈から丁寧に「理屈」の流れを追って行けば、自分から「納得して」屁理屈を引っ込めることもよくあります。
また、まだ情報不足や現実と想像の違いが十分に把握できてないこともありますので、現実を数値で記録したり、実際に「やれる」と言ってる方法でやらせてみて結果を一緒に振り返るなど、具体的に「どこがずれているのか」をはっきりと認識させることも重要です。
よっぽど身体の不調が悪化していなければ、この対応で徐々に自分の「屁理屈」を正当な「理屈」に育てていける力も持っているのがこのタイプです。
不登校になるなど、一時的に身体・心・頭の乱れが大きくなっている場合には、ある程度回復を促して、論理的に考える力が使える状態になってから「偏った思い込みや屁理屈」をサポートしていくのがおすすめです
(^^)
その場の空気を読むのがうまくて、場の主導権をいつの間にか握るのが得意なタイプもいます。
場の雰囲気や相手の感情を読み取る力が高いんです。
それは集団のムードを上げたり、集団をリードする力にもなります。
リーダーや政治家、お笑い・遊びの盛り上げ役が持っていることが多い資質です
(^^)
しかしそれがお困りとして出てしまう場合には「場の雰囲気を変えて、本質から目をそらす」ために使われてしまうことがあるんです。
「嫌なことはやらない」が強いので、話の論点をずらしたり、都合が悪くなると話を変えることに走りがちです 🙄
また、時には自分の屁理屈に正当性や合理性がないところを、弾丸のような言葉で覆い隠してしまうこともあります。
聞いてる人は「なんだかおかしい」と思っても、どこがおかしいのかよく分からないうちにその場から逃げられてしまうこともあります。
「とりあえず、場を切り抜けるのがうまい」という感じです。
しかし、それでは頭や耳のいい人には通用しませんし、時間が経てば「逃げた」と必ずバレます。
他人の信用をなくして相手にされなくなってしまうのでは残念です
(><)
そして一番困るのは、一時的に自分の課題から逃げたとしても、結局その結果は自分で背負うことになるというところです。
いつかからずツケが自分に回ってくることは、見ないふりをしても避けられないので・・。
さらにこのタイプの「逃げ」が家の中では通用して、親が尻拭いしていると、どんどん「逃げグセ」が強くなっていくのが一番恐ろしいところです。
人はそんなに強くないものなので、自分がそれなりに困らないと自分を振り返らないものです。
いつも逃げて尻拭いしてもらっていれば、それほど困ることもないので、「逃げ癖があるからなんとかしなくちゃ」とは考えられなくなります。
それが続くと何かで困った時には「他人が悪い」「親が悪い」と言い出すようになるのでご注意です。
対応としては、とにかく大事な話をしようとしても、のらくら屁理屈を言って逃れようとしますので、逃さずに話の場に居続けさせることからです。
「声をかけたけど逃げちゃったから」
「今話したくないと言われた」
「本人がやる気にならないと・・」
などで放置しておくだけでは、いつまでたっても自分から必要な話を切り出してくることはありません。
(心身のエネルギー不足で問題に向き合えない場合とは異なります。
それなりに遊びにいったりなど動けたり、関係ない話はよく話すのに、自分の課題については屁理屈で逃げようとする、場を誤魔化そうとするような場合です)
このタイプはつまるところ、優先順位をつけるのが苦手なのです。
その場をやり過ごすことでいっぱいいっぱいになりがちなので、進路などの重要な話をする場合には、本人にとっての取り組むべき優先順位があることから話していくのがおすすめです。
専門的なサポートがあれば抜け出せますので、ピンときたら個別にご相談ください
③とにかく「嫌だ」のための屁理屈が多い子
身体が不調になると、対応できるストレスの量が少なくなります。
大人でもとても疲れた日や元気のない時には、いつも楽にやれているルーチンさえ「今日はパス」となるのと同じです 😉
この状態が悪化してしまうと、ちょっとしたことにも「無理」「できない」と断固拒否になってしまったり、常にストレスがないかと探す怖がりにもなります。
そのような状態になると
・突然の予定変更や予期してなかったできごとに出会うと頭が真っ白になる
・以前はやれてたことも「無理」「できない」ととにかく断りたくなる
などが起きやすくなります。
このような状態になると、ただ固まって動かなくなったり黙ってしまうパターンの子もいれば、とにかく「嫌だ」を強く主張して屁理屈を繰り出すパターンの子もいます。
前者は「頑固」「何考えてるのか分からない」とされますが、後者は攻撃的なので誤解されることも多いです。
今回のテーマは後者です。
この場合では「屁理屈」を言ってるので、それなりに考えて言っているのだろうと受け取られがちですが、実は頭の中は真っ白で既にテンパっていることがほとんどです。
しかし相手からすれば、その言っている屁理屈に対して「なんでそう思うの?」「そんなのおかしいじゃない」と言うのもアタリマエなので、つい理解しようと言ってしまいます。
困ったことに、そう声をかけられかけられるほど、当の子どもは更にテンパります 😯
テンパった状態では言葉の内容が入らずに「責められてる」としか受け取れないので、とにかく「嫌だ」を表現したくて、ほぼ「屁」のでしかない理屈をこねること陥ります。
そうなるとさらに「なんでそんなこと言うの」と責められてしまいます・・・
このタイプの対応が一番わかりにくいかもしれません。
本人は怖がりでテンパりやすいだけなのに、余計な言動が「反抗的」「素直じゃない」と受け取られやすいために、関係性がこじれやすいのです。
特に素直を好む「先生」からは誤解されやすいタイプです
(T_T)
もしお子さんがこの状態になっているならば、「テンパりやすい」と常に意識しておくのがオススメです。
お家では、なるべくある程度の気持ちの準備ができるくらいの余裕をもって情報を伝えます。
また、テンパったな、と思ったら「びっくりした?」と落ち着いた声をかけて、状態を見てしばらく話しかけるのを待つのもおすすめです。
テンパって言ってることを真に受けて、親が感情的になるのが一番子どもを追い込んでしまいます。
子どもも引くに引けなくなって暴言・暴力にまで行ってしまうこともありますので、ご注意です
テンパってると思ったら、その時に結論を出さずに、「明日の5時ころにまた話しましょう」などと具体的に期限を決めて、落ち着いて考えさせる余裕をあげるのが効果的です。
ちゃんと落ちつけば、「嫌だ」がひっこんで「やっぱりやってみる」になることも多いです
(^^)
「先生」にも、突然の話や予定変更には弱いことや、テンパってしまう傾向があると伝えておくのがオススメです。
このタイプも身体へのアプローチから始めて、コツを掴んで対応していけば、このパターンから抜け出せますので、ご安心くださいね 😉
特に身体が影響しているとは驚きです!
そうですよね。
実際に身体へのサポートをしてみると、自然に子どもが変わっていきます 🙂
うちは「納得感にこだわる」が当てはまります。
かなりしつこく自説で食い下がってくるので、私もつい感情的になってしまうんですが、そう言えば親戚の子とは話が合うようです。
うちの子よりも少し歳上なんですが、とてもゆっくり子どもの話を聞いて、一つずつ答えてくれているようです。
バッチリ当てはまってますね
屁理屈のうまい・多い子:終わりに
うちの子はネット情報を根拠として出してくることが多いので、焦らず対応してもいいとわかったので安心できました!
とにかく落ち着いて・・ですね
大人からすればその言い分が「屁理屈」で言い訳にしか聞こえないこともありますが、子どもなりに成長するためのステップでもあります。
子どもの屁理屈のワケに目を向けてみると、それが子どもなりの拙い「主張や意見」なのか「ただの言い逃れ」なのかなども見極められるようになってきます。
そうなれば、今必要な対応もわかります
(^^)
今日はかなりスッキリしました!
♡♡あとがき♡♡
親子の距離は近いので、子どもの屁理屈には親も感情的になりがちです。
それに子どもは自分のことは棚に上げて「お母さんだって〇〇してないじゃない」と痛いところをついてくることもありますので、かつての私はムカッとして正面から立ち向かってしまうこともしばしばありました
(^_^A;
今ではようやく、それが話の本筋じゃなくても「確かに・・」と自分で思った場合には、さっさと「あらそうね、じゃあ、お母さんもこれから気をつけるね」と言って、本筋に戻すようにしています 😉
痛い所だらけなので、今も結構そんな場面はあります 😳
もしかしたら、もっと優しい人は「そう言われればそうね。私には言う資格はない」などとなってしまうこともあるかもしれません。
でも、それではバトルに走った私のように、結局本筋から話がそれてしまいます。
勇気を出して、それはそれとして扱うのがオススメです!
子どもの屁理屈に出会ったら、子どもが屁理屈を言えることの良さも思い出して、ちょっと余裕を持ってみると、そこから子どもの「屁」が抜けた「理屈」を作る力が育つ道がひらけます
(^^)/
合わせて読みたい記事:
話を聞かない子どもにはどうしたらいいの?思春期だからと諦めないで
人のせいにする子ども:5つのパターンと知っておきたい親の対応
やりたくないことから逃げる:「何もしない」とセルフ・ハンディキャッピング