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傷つく言葉で友達関係が辛くなったら:言われた時、言ってしまった時
傷つく言葉を友だちに言われたり、気が付かいないうちに言ってしまったことはありませんか?
そこから友達関係が辛くなってしまった時には、どう抜け出したらいいでしょうか
それからなんとなく友達と距離を置かれている感じです。
自分ではどの言葉がいけなかったのかよくわからないので、これからどう気をつけたらいいのかと不安です
コミュニケーションに言葉は欠かせないのですが、時にそれで相手を傷つけたり、傷ついてしまうこともありますね。
どんな言葉でも「絶対に相手を傷つけない」とは言えません。
同じ言葉でも、言う人と受け取る人では、どうしても言葉の意味や文脈の理解やその時の状況が違う場合がありますから。
でも、実際に辛い時には「よくあること」ではすみませんね 😐
辛い気持ちから抜け出したり、これからは同じようなことが起きないようにしたいものです。
そうですよね。
では、ご一緒に傷つく言葉を言われて辛い時と言ってしまって辛い時について詳しく見てみましょう!
目次
思春期の友達関係と傷つく言葉
思春期には友達がとても大事になります。
それはそれまでの「家族の一員」という枠を超えて、「社会の一員」になるために自分の活動を広げる本能的なステップです。
そして友達とのやり取りを通して、「自分や自分の家のなかでは当たり前なこと」が他人には通用しない場合もあること、より素敵だと思う考えや行動もあること、世の中には様々な考え方や行動の仕方があることなどに気づいていきます。
ところが、まだ思春期の始めの頃にはそのような事に気づいていないので、「自分や自分の家の中では当たり前の考えや言い方」などをストレートに表現し合うことも多いです。
・友達はたくさんいるのが当たり前
・運動が好きじゃないのはおかしい
・今どき海外旅行に行ったことがないなんて
・男子が辛くても弱音を吐いたらカッコ悪い
・女子ならカワイイものが好き
どれも「〜〜が正しい」という話ではないはずなんですが、その子やその子の家族ではアタリマエとして通っていると、そうじゃないものを見た時に、反射的に「そんなのおかしい」と思います。
そして一瞬思うだけならなんのお困りにもつながらないのですが、それを「誰にとってもアタリマエのはず」だと捉えていると、つい言葉で「そんなのおかしい」「変」「間違ってる」と相手に言ってしまうことがあるんです。
言われた方は、自分の思いが「自分だけの意見」だとわかっていてもいなくても、頭から否定されたら嫌な気持ちになるものです。
内容や言い方によっては深く傷つくこともありますね 😐
また、思春期の中学頃までに多い友達関係は「チャムグループ」と呼ばれる、とても密な関係です。
この時期は自分たちの共通点を見つけては「私達、僕たちって同じだね」と思い、言い合うことで仲間意識を強くします。
でも、実際にはすべての事において「同じ考えや行動をする」人はいないので、中学時代はそんな事実をいくつも見つけて葛藤しながら、やがて「なにか一つでも通じ合うものがあれば友達。違いがあるのを認め合う」というビアグループと呼ばれる友達関係に育っていきます。
参考:仲良しグループがしんどい!思春期の友達関係と親のできること
まだそこまで成長していないチャムグループの頃には「あなたの好みや考え、行動は変」「おかしい」と言われたり、その人の好みや意見に同意しないのは「仲間じゃない」と同じように受け取られてしまうことがあるんです。
言った方は「そのことだけ」について言ったつもりでも、相手が「自分とのつながりや自分自身を否定された」と受け取りがちなのも、思春期の友達関係を辛いものにする一つの要因です。
あ〜、そういえば、友達が好きなアーティストを同じノリで『いいね!』って言えなかったことが何度かありました
そして思春期にはまだ脳の前頭葉という部分が発達途中です。
そして一方では感情を司る扁桃体という部分がとても過敏になります。
扁桃体が過敏だと、ちょっとした刺激にも感情のアップダウンが激しくなります。
やがて大人になれば前頭葉で、自分の感情や状況を客観的に見たり、周りへの影響やその後の影響について考えて、言葉を言ったり行動します。
でもまだ激しい感情を制御できるほど前頭葉が育っていない思春期では、傷つく言葉を言われたら、とても強く反発・怒り・落胆を感じます。
特に「何でも同じ仲間だと思っていたのに」という期待があればあるほど、「そうじゃなかった」と思った時の傷つき度合いや怒り・悲しみ度合いは大きくなってしまうんです 🙄
思春期にはそんな特徴があるので、どうしても傷つく言葉で友達関係が辛くなることも多いんです。
そんな「傷ついた時」「傷つけてしまった時」それぞれの場面で、知っておくといいことを、見ていきましょう。
友達の許せない一言で傷ついた時には
モヤモヤしたまま、傷つく言葉を言った友達と付き合い続けたり、黙って距離を離そうとするのも辛いものです。
友達から傷つく言葉を言われた時には次のステップを踏んでみてください。
①傷ついた気持ちをリリースする
相手の意図やそれが真実かどうかということはさておき、まずは自分に傷ついて辛い気持ちがあることをただ認めて、その気持を癒やすことから始めましょう 🙂
「気持ち」は、それを感じることを認めずに、頭の理屈だけでムリに我慢させたり納得させようとしても、なかなかうまく行かないものです。
理屈なしに「傷ついた気持ち」だけを抱きしめて「辛かったね』と声をかけてあげるのがオススメです。
気持ちは今ここにあることを認めると、こだわり続けたり増幅することなくなって、すっと流れやすくなります。
もし、自分ひとりでは気持ちを十分にリリースするのが難しい場合には、他の人に自分の気持ちを話して、ただ共感してもらうという方法もあります。
ただこの場合には、なるべく傷つく言葉を言った人と関係がない人を選んだり、アドバイスはせずにただ共感して欲しいと先に伝えておくのがおすすめです。
②傷つける言葉を言われた時に気をつけたいこと
友達から予期せぬ傷つける言葉を言われたら、人は
にハマってしまうことがあります。
どれも良い結果にはつながらないので気をつけたいところです。
「自分についてぐるぐる考える」のは、「なぜあんな言葉を言われたんだろう?」と自分の中でつぶやくことから始まります。
あんな言葉を言われるなんて私はそんな人間なの?
私がひどいことをしたんだろうか
何気ない言葉かもしれないのに、気にする自分って心が狭いんだろうか・・・
どれも答えが出ない問いなので、自己肯定感が下がって嫌な気持ちになるばかりです 😐
そんなぐるぐる思考をしていると気づいた時には、まず他のことに気持ちを向けるのがオススメです。
一度気分を切り替えてから、③のステップに進みましょう!
気持ちの切り替え方はこちらもご参照ください
「相手についてぐるぐる考える」のも、「なんであんな言葉を言うんだろう」とつぶやくところから始まります。
期待と違うことが起きれば「なぜ??」と思うのは自然です。
でもこの質問はぐるぐる思考に陥りやすいので、気をつけたいですね 😉
パッツと思い当たることがない時には、いったんこの質問をやめてみるのがオススメです。
相手についてこの質問をずっとし続けてしまうと
・相手が無神経だから
・相手が自分を軽んじているから
などと、「相手のその時の言葉」について気にしていたはずだったのに、いつの間にか相手そのものが全部悪いという結論にたどり着きやすくなってしまうんです
(・o・)!
つまり、相手が悪いやつで自分は被害者で可愛そう・・・という善悪、二者択一の罠にハマりやすいんです。
そうなると、その子の良いところや今までの楽しかった記憶もふっとんでしまいます。
友達関係が更に辛くなっちゃいますね 😐
「相手そのものについて考えている」と気づいたら、ひとまず意識の向き先を変えるのがおすすめです。
気持ちをリセットして③のステップに進みましょう!
傷ついた気持ちを抱えているままなのは辛いので、自分でリリースできない場合には、他の人の手を借りたくなることもありますね。
ただ、できるならば相手のことを知らなかったり関係のない人で、アドバイスをしたがらない人がオススメです。
状況をわかってもらいやすいからと、つい相手を知っている人や共通の友達に『こんなことを言われた』と話してしまうと、たいていは相談された人は同情して味方になる=相手を批判することになりがちです。
そうなるとその人も交えた友達関係が、より複雑にこじれてしまう可能性も高くなります。
始めは『相手がその時言った言葉』が問題だったはずなのに、いつの間にか その子 vs 自分と他の人 という、人の対立構造にもなりかねなせん
(><)
人を巻き込んでしまうと、あとから友達関係を修復したくなっても難しくなってしまいます 😐
自分の傷ついた心を癒やすのはとても大事なんですが、ここは少し気をつけたいところです
③自分が傷ついたワケと、友達とどうなりたいかを見つける
傷ついた気持ちをしっかりとリリースしたら、次には「なぜ自分は傷ついたのか」を見てみます。
人が悲しみ・怒り・落胆などを感じるのは、「期待」がある場合です。
「なぜ相手がそういったのか」は相手のことなので、いくら自分で考えても真実はわかりませんが、自分の期待なら自分で見つけることができますから、これは出口のある行動です 🙂
もっと私のことを理解してくれると思ってた
私を尊重してくれると思ってた
一緒にノッてくれると思ってた
その時に持っていた期待に背くことが起きたので、相手の言葉に傷ついたのだとわかります。
自分の期待がわかれば、次はそれについて振り返ることもできます。
そんな期待は、まだ友だちになったばかりだから重かったかな?
やっぱり私はあの人にはこうして欲しい
・・自分の気持ちもわかってきます。
そしてその上でその相手とこの先どうなりたいかと心に聞いてみます。
自分の期待を伝えてわかってもらって、この先も仲良くしたい
この期待は手放してこの先も今まで通りにつきあいたい
この期待は大事だけど、わざわざ伝えてまで仲良くしなくてもいい
相手にわかって貰えそうにないから、あの人とは距離を置こう・・・
色んなパターンがあるので、自分の一番しっくり来るものを選ぶことができます。
傷つく言葉を言われても、自分が取れる行動はいくつもあります。
自分が悪い、相手が悪いなどと思いながら付き合ったり疎遠になるよりも、自分の気持ちを一度はっきりさせてみると、例え同じ行動を取ることになっとしても、ずっとすっきりして過ごせるようになります。
傷つきやすさを上手に育てる
友達の言葉で傷つくことが多い場合には、このステップを繰り返していくうちに、自分の「期待」がわかってきます。
そうすると自分は何を大切にしているのか、人に何を期待しているのかも見えてきます。
傷つくことが多い場合には、それらを「もういらないもの」と「大切なもの」に整理することもできるようになります。
また自分の大切なものを、自分が知っておいて欲しい人には伝えておくこともできます。
自分の中に「傷つきやすさの元」を多く抱え込んでいるだけだと、傷つけられることが多くてずっとしんどいままですが、いらないものは手放して、大切なものはもっと大切にできるようになれば、友達関係でもずっと楽な気持ちで過ごせます
(^^)
「傷つく言葉」を友達に言ってしまったら
次は傷つく言葉を友だちに言ってしまった、言ってしまったかも?という場合を見ていきましょう。
傷つく言葉を言われた方が辛いのは当然ですが、実は言ってしまった方も辛いことがあります。
そのつらい思いをモヤモヤしたまま抱えていると、自分のエネルギーも自己肯定感も下がってしまいますし、振る舞いもぎこちなくなるので友達関係にもよい影響はないですね。
次のステップを踏んで、少しでも良い状態になりましょう!
①自分のショックと向き合う
傷つく言葉を友だちに言ってしまった
自分では気づかないうちに傷つく言葉を言ったのかも
だから友達がよそよそしいのかな・・
そんな時には自分もショックです。
「どうしよう」
「許してくれないんじゃないか」
「そんなつもりじゃなかったのに」
「あれくらいで怒るなんて・・」
または、傷つく言葉がどれか自分でわからなければ
「何がいけなかったのか」
「気をつけようにもどうしたらいいのかわからないのが不安」
など、友達と気まずくなった辛さとこの先どうしたらいいのかわからない不安の両方である意味ショック状態になっています。
人はショック状態のままで、「落ち着いて考える」「良いアイデアを得る」ことはできません。
なんとかしたいと焦るばかりで、かえってまずい行動をとってしまうこともあるものです 😯
なので、まずは自分のショックを癒やして落ち着くところから始めましょう!
相手のことや行動についての良い・悪いは一度脇おいて、ただ自分に
びっくりしたね
と声をかけて自分の心を抱きしめるのがおすすめです。
深呼吸や、落ち着く香りをかいだり、安心する手触りのものに触ったり、和む音楽を聞くのも効果的です。
すこし自分の心のために時間を使ってみると、ショック状態からはしなやかに抜け出せます。
どうしようと考えても、ぐるぐるしちゃうばっかりで。
まずは落ち着くことからなんですね
②人を傷つける言葉とは
何が相手を傷つける言葉だったのかわからないと、これから何に気をつけたらいいのかわからなくて不安ですね。
人を傷つける言葉をつい言ってしまってないかチェックしてみましょう
容姿や髪型・身長、成績、モテるかどうか、人気、性格、運動神経、家族のことなど、本人が気にしていることについてだと、アドバイスのつもりでも言った言葉が相手を傷つけている場合もあります。
特に相手が気になってても自分ではすぐに変えられない容姿などについては、ものすごく刺さります。
本人がそこを気にしていると、例えば「背が高くていいね」と本気の憧れの気持ちで言っても、相手には傷つく言葉になる場合もあります。
まだそれほど親しくない間柄だと「失礼な人」ということで距離を置かれますが、すでに親しくて、本人が「自分が気にしているとわかっているはず」という期待を持っていた場合には、「わかってて触れてきた」と思われて、より失望されることもあります 😐
自分のことを勝手に決めつけられるのは、誰でもとても嫌なことです。
その決めつけの内容がマイナスな場合には更に傷つきます。
悩みなさそう
どうせ暇でしょ
と言われれば、今実際に悩みがなくても、暇だとしても嫌な気持ちになるものです。
直接相手に関係がないように思えることでも、決めつけは圧を感じさせます。
〇〇は〜〜に決まってる
△△はこうじゃないとおかしい
決めつけ言葉が多くなってしまうと、相手を知らない間に傷つけてたり、窮屈にさせてることもあるので、気をつけたいところです。
1回でアウトにならなくても、何度も重なってくると、相手は会話したり、一緒にいるのがしんどくなることもあります。
どんなに気が合う友達でも、すべてのことを同じように好きだったり、大事に思うとは限りませんね。
ただ、相手が好きで大事なことを、自分はそうじゃないからとバッサリ答えてしまうと、友達関係にはヒビが入りやすくなります。
特に小学校後半〜中学時代までの女子のチャムグループでは「同じものを見てカワイイ!と言い合う」ことで仲間意識と一体感を味わいたいことがよくあります。
友達が「ね、これいいでしょ!かわいいでしょ、かっこいいでしょ」と嬉しそうに声をかけてきた時に、事実として自分はいいとも、カワイイとも、かっこいいとも思わないことってありますよね。
そんな時に、真面目で真っ直ぐな子は「え・・・ちょっと」と口ごもってしまうか、ばっさり「そう?」なんて返しちゃうことがあります。
そんな時には、ここで友達が求めているのは「共感」「同意」「盛り上がり」で「仲間意識を強めること」で、「いいかどうかという真実」だけではないこともわかっておくと役立ちます 🙂
頭で考える力が強い子、まっすぐな子、自分のことでいっぱいいっぱいになりがちな子は、他人の気持ちや本音を読むのが苦手なことがあります。
本人としては「嘘はつけない」ということなんですが、コミュニケーションでは情報のやり取りと同時に感情のやり取りも行われていることに気づくことは大事です。
参考:【必読!】子供のコミュニケーション能力は家庭でこそ上げられる
でも、友達の気持ちを大事にもしたいけど、自分の気持ちに嘘はつけないです
どうしたらいいでしょう?
はい、そんな時には、相手の言ってることに全部OKと言えなくても、部分的にでもOKと無理せず言えることがないかを探してみるのがオススメです。
例えばアーティストなら、ルックスでも髪の色とか笑顔とか、優しそうとか、あの曲は少しいいと思うとか・・
少しでも無理せずに「いいね」といえる所があれば、まずそこに「いいね」を伝えてみましょう。
また、ど〜してもいいねと思えることが0の場合には、にこにこと「好きなんだね!」と相手の好きという気持ちに共感することもできます。
文法的に合ってなくても、相手を受け入れている・認めていることは伝わります。
部分でいいので、ここはいいと思えるものを拾ってみてくださいね
ワンテンポ遅れても、本心から言えれば大丈夫です
それなら何か言えそうなのでやってみます!
参考:真面目すぎる子:損したり、生きづらさを感じていませんか
その場を盛り上げようとかサービス精神で、ついその子のことを、他の人が居る場面でいじってしまうことも、時にその子を傷つけてしまいます。
特に「友達だから」話していたつもりだったことを、他の人に軽い気持ちで言われてしまったら、その子は「友達だと思って信用していたのに。裏切られた」と感じてしまいます。
期待があった分だけ、傷つきも大きくなります。
自分についてのことなら、自分だけで人に話す許可が出せますが、基本的には他の人のことはその人の許可がいることです。
なので、たとえ「良いことだからみんなに知ってもらいたい」というポジティブな思いからでも、気軽に何でもは他の人には言わないのがオススメです。
③友達とどうなりたいのかに基づいて行動する
もし自分が傷つける言葉を言ってしまったと気になる場合には、一度そのことについて謝るのがおすすめです。
相手の傷つき度合いや態度にもよりますが、できたら「傷つけるようなことを言ってごめん」とさらっと一度は伝えてみるといいでしょう。
その後許してくれるかどうかは相手が決めること=相手の課題です。
誤ったから許すべきでもないし、許さないのはおかしいわけでもないので、ここは分けて捉える覚悟は必要です。
まずは相手の感情を尊重する気持ちを伝えることで、こちらが真意としては傷つけるつもりはなかったことは伝わります。
また、自分を振り返っても傷つく言葉を言った覚えがない場合もありますね。
言葉は言い方や内容も重要ですが、相手の受け取り方によってもどう作用するかが決まります。
気が付かないうちに、相手の隠された地雷に触れてしまうこともありますし、相手の地雷がかなり敏感な場合もあります。
気になる場合には、一度信頼できる人に自分の言葉や言い方の特徴などについて聞いてみるのもいいでしょう。
その際も、傷つけたかも?と思われる友達と関係がなくて、アドバイスよりも状況判断にとどめてくれる人を選ぶのがおすすめです。
言葉の癖などで傷つけられたと思われる要素が強いとわかったら、それを謝ることも今後気をつけることもできます。
どうしても理由がわからない場合には、相手とどうなりたいのか・・と自分の心に聞いてから、それに合う行動をするのがおすすめです。
仲良くなりたい場合には、自分でその思いを伝えたり、時には共通の友達から言ってもらうこともできます。
その時にはシンプルに仲良くなりたい気持ちを伝えましょう。
そして相手の反応は相手が決めること=相手の課題だと言う覚悟も持ちましょう。
何に傷ついたかどうかがはっきりしなかったり、相手が言わない場合には、あまり追求しない方がうまくいくことが多いです。
一回のことだけでない場合もありますので、「気をつけてほしいこと、あったら教えて」とサラッと聞くくらいがおすすめです。
根掘り葉掘り聞こうとすると、相手にあれもこれもと言わせることになるので、結局お互いにとって良いことは起きません。
傷つけたという自覚もまったくないし、相手の態度で自分が少し相手と距離を起きたいといいう場合や、共通に盛り上がろうと気遣うのは趣味の違いが大きすぎて辛い・・・というような場合には、そのまま事態を見守るのもアリです。
時間とともに相手の態度が変わることもありますし、変わらずにずっと続くこともあります。
しばらく時間をおいて、再度考えてみるのがおすすめです。
相手がそれにどう応えるかは相手の課題なので尊重することが大事です
自分の言葉や行動が「仲良くしたい」という気持ちを伝えられてものかどうかを振り返ってみて、今後に活かしていきましょう
「友達に傷つく言葉を言ってしまう」から上手に卒業する
本当に悪気はないのに、友だちに傷つくことを言ってしまって離れられてしまった経験が何度かある場合には、自分も辛いです 😐
そんなことから卒業してしまいましょう!
そのためにできることはいっぱいあります
(^^)
傷つける言葉を言ってしまう・・から上手に卒業するコツ
(1) 相手の言葉だけでなく、表情や顔色などにも注意を向ける
傷つく言葉を言ってしまいがちだと、大人から「相手の気持も考えなさい」と言われることも多いものです。
でも、その時は自分の言いたいことや気持ちでいっぱいいっぱいになりやすいタイプもいます。
そんなタイプの場合には、自分が言葉を言ったあとの相手の表情や顔色を見る癖をつけるところからがオススメです。
相手の気持ちの詳しいことは、表情や顔色だけではわかりませんが、「快」か「不快」かはすぐにわかります。
無表情の時には「不快」だと判断して良いでしょう。
そして相手が「不快」だという反応をしたら、すぐに「あ、ごめん、まずいこと言っちゃった」と、すぐに謝ることもできます。
友達との関係がこじれてしまうのは、多くの場合傷つく言葉を言われたことだけではなく、そのフォローがないままで傷ついた子があれこれ考えてしまう時間があることからも大きく影響します。
言ってしまった!と思ったら、すぐにフォローできればだいぶリカバリーできますので、とにかく相手の反応に気づくことが大事です。
気が付かずに話し続けて、傷つく言葉を上塗りしてしまう事もなくなります。
だんだん相手の反応にさっと気づくようになってくると、自分の言葉のまずい癖にも気がつけますので、徐々にそれを変えることもできるようになっていきます。
実際に、そうやってコミュニケーション上手になった子も居ます
(^^)
出来事などを見て、「これってこういうことだよね!」「これはおかしいよね」って自分の考えを友だちに言って、共感してもらい時もありますよね。
そんな時には「決めつけ」になりそうだから我慢するのではなく、「これはこうだと思うんだけど、どうかしら」とか「これはおかしい気がする〜」というように、「私」を主語にした文章で話してみれば大丈夫です!
「私が〜〜思う」「私には〜〜だ」というのは自分についての事実なので、他者を決めつけることにはならないんです。
言われた方も「あなたの考え」として受け取れるので、圧はだいぶ分散します
(^^)
ただ、その言い方が「他の意見は受け入れないぞ」というニュアンスがプンプンだと、せっかくの工夫が水の泡なので、あくまでも「私は」というところに重点を置いて言うのがポイントです。
人は「〜〜に決まってるよね」と言われて圧迫されるよりも、「〜〜はどう思う?」と聞かれて自分の言葉で賛同するほうがずっと気楽で自由な気持ちになります。
自分を尊重されている感じもするので、友達としても心地よいです 😉
友達でいたい関係ならば、その子に「いいな」と思うところがいくつもあるはずです。
ちょっとした時にそんな事に気づいたら、さり気なくさらっと言葉にして伝えておくのがおすすめです。
言葉がきつくなりがちでストレートに言いがちの子や、相手の気持ちや表情を読むのが苦手な子は、つい友達が傷つく言葉を言ってしまうこともあるでしょう。
もちろん本人がそれらを減らすように心がけることは必要ですが、すぐにはうまくできないこともありますよね。
まだその練習途中ならば、友達に好意があることや良いところをちゃんと認めていることを日頃から伝えておくことも役立ちます。
「悪気がないけど不器用で、でも頑張ってるからね〜」ということが伝わっていれば、友達も大目に見てくれることもあります
(^^)
友達に傷つく言葉を言ってしまいやすい子は、『相手の立場に立ったら、傷つくってわかるでしょ』と言われることもありますが、時には「自分ならそう言われても傷つかないのに」と思ってしまう場合もあります。
人は何でどれくらい傷つくかは一人ひとり違います。
その時のその人の状態によっても異なります。
もし、自分が相手の立場だったら・・・というのは頭だけで考えようとしても、なかなか実感は湧きにくいものです。
当カレッジのコーチングセッションでは、もっとリアルに「その時のその人の立場に立つ」ということを体験していただけますが、自分だけでは難しいこともあるでしょう。
そんな時には『人によって言葉の重さが違う』ということを知識として知っておくことは役立ちます。
人にはいろいろな気質がありますが、特に思春期には自分の気質が色濃く出ます。
思春期には「言葉の軽いタイプ」と「言葉の重いタイプ」もかなり極端な子がいるんです。
「言葉の軽いタイプ」は調子が良くて、明るく返事したり、その場の雰囲気に合わせることがとても上手です。
でも、極端な場合には、その場の雰囲気や流れに合わせているだけなので、後で自分が何を言ったのか全く覚えていないこともあります。
他の人が言ったこともあっさり忘れていることが多いです。
もう一方の「言葉の軽いタイプ」は反対に、ノリよりも自分の言葉が「自分の心や考えと本当にあっているか」ということにこだわります。
なので言葉はあまり流暢ではなく、じっくり考えてから絞り出すか、極端な場合には「うまく言えそうにない」と黙り込むことも多いです。
なかなか言葉にしないけれど、自分が言葉にした約束などは守ります。
そして他の人の言葉もよく覚えていて、それに基づいてあれこれ自分の中でずっと考えていることも多いです。
この2つのタイプは、思春期にはとても相性が悪いんです 🙄
お互いの存在を知って認め合うことがまだできてない状態=皆自分を同じだと思っている状態だと、ノリの良い子は言葉の重い子が傷つくようなことをいくらでも発します。
悪気なく、場を盛り上げるために、言葉の重い子をいじることもあります
(言葉の重い子はすぐに反論してこないので、いじる対象としてはもってこい)
そして言葉の重い子は、自分がうまく反論できないうちに話が終わって取り残された後でも、ずっと傷つく言葉を反芻してしまいます。
友達に、または時に先生や部活の指導者からそうやって言葉を浴びせられたことから不登校になる子も実は少なくはないんです。
友達に先生から言われた一言がショックすぎて学校に来れなくなった子がいます。
その子は確かに言葉が重くてまっすくなタイプです
今、どちらのタイプも強い子がそれぞれ増えています。
言葉が軽過ぎる子は、相手の立場に経とうとしても「自分なら気にしない」となってしまいます。
重い子は「あんなひどいことを言うなんて。悪意があるとしか思えない」と考えて、ぐるぐる思考に突入しやすくなります。
どちらの場合でも、世の中では一人ひとり言葉の重さがみんな違うことをまず知るところからです。
その第一ステップができれば、次は自分とは違うタイプとどう付き合っていくかを考えるチャンスにする段階に進めます
(^^)
傷つく言葉で友達関係が辛くなった:まとめ
友達に傷つく言葉を言われた時
・まず自分の傷を癒やす
(NG対応には気をつけて)
・自分の「相手とどうなりたいか」を見つける
友達に傷つく言葉を言ってしまった時
・自分のショックを落ち着かせる
・傷つけたことを振り返ってみる
・自分の「相手とどうなりたいか」を見つけて行動する
傷つきやすさ、傷つけてしまいやすさに向き合う
私のまっすぐ過ぎる言い方が、友達の「一緒に盛り上がろう」という気持ちとすれ違ってたんですね!
全く気がついてなかったです
今気づいたのですから、ここから始めれば大丈夫です♥
ご自分もお友達もムリせずに、一緒にいる時間が楽しめるようになるのを願ってます
♡♡あとがき♡♡
イマドキでは、相手の非言語(表情や身振り、声のトーンなど)を読むのが苦手な子が増えています。
学校の授業スタイルは、残念ながら今でも先生が教える→受け取るという情報の一方的な流れが多いです。
それに加えて、イマドキのゲームやスマホ、Youtube、DVDでは自分が一方的にリアクションするだけで、相手がそれに合わせて反応を変えてくるという「やりとり」が起きません。
小さい頃からずっと「一つの情報だけのやりとり」ばかりだと、情報のやり取りは得意でも、気持ちのやり取りする力が育ちにくくなっています。
そんな子どもたちがSNS上で、短い言葉で即レスしあっているのでは、どうしても言葉で傷つけ合うことも増えがちです。
言葉のすれ違いは大人でも起こります。
ただ思春期には友達関係性が密すぎるのと、他のメンバーを求めてクラスや部活・学校を自由に移動できないことが辛さをさらに増してしまいます。
そんな環境の中では、まず自分のコミュニケーションの特徴を知って、さらに他のパターンも無数にあることに気づくところからです。
コミュニケーションは技術です。
今がどんなな状態でも、世界が広いことを知って必要な練習をしていけば、コミュニケーション上手になることだって可能です
(^^)/
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