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ネットコミュニケーションの注意点
ネットコミュニケーションには注意点があります。
ネットの世界についてのお話しの
NO.5です。
(NO.1はこちらです)
今日は子どもに伝えて起きたい
ネット使用のリスクの
(2)ネットコミュニケーションの難しさ
についてのお話しです。
ネットでの人のやり取りは
リアルとは違う特徴がありますね。
LINEやメール、チャットなどでの
文字だけのコミュニケーションでは
いくら沢山の絵文字を使っても
顔や仕草、イントネーションなど
どうしても伝えきれない情報が沢山あります。
スカイプなどでは
顔が見えて会話できますが
それでも実際に会っている時のように
細かな表情の変化などは伝わりませんね。
人は言葉の情報よりも
言葉以外の表情や仕草などから
意識的にも意識していなくても
ずっと多くのことを伝え合っていると言われています。
ネットコミュニケーションでは
書いている人が無意識でやっている
言葉以外の表情・仕草・
声のトーンや早さなどが伝わらないので
書いている人が思っている以上に
自分の伝えたい事が伝わらない・・
ということが起こってしまうんです。
なので、会っている時に話すのと
同じような文面では
伝わりきらない情報が沢山でてきてしまい
お互いの「伝えたいこと」と
「伝わったこと」がスレ違いやすくなります。
例えば『なんでそうしたの?』
という文面からは
「単に理由を聞いている」とも
「そうしたことを非難している」とも
受け取ることができます。
「思いやっている」気持ちが
「とがめている」気持ちとして
受け取られてしまうこともあるのです。
この二つでは全く違いますよね
このようなデリケートな違いを
生まないようにするには、大人でも
かなり文面に気をつける必要がありますが
思春期のネットコミュニケーションでは
即レスや気軽な返信が多くなります。
返信の早さに気を取られがちになると
丁寧な気配りをすることも
難しくなってしまいますね。
そうするとお互いの意味の
スレ違いが起きやすくなるので
ネットからの人間関係のトラブルが多発しているのです。
オンラインコミュニケーションでは
受け取る方にも
「これってどういう意味なんだろう」と
何通りか考える力も必要になってきます。
即レス、その時の第一印象だけでは
わからないことが多いのです。
この『書き言葉』と『話し言葉』の違いは
知っておきたいところです。
また、返事を返す早さを
「お互いを大切に思っている」
バロメーターにしているような文化だと
それを守ろうとすると
直ぐに返事をするために
常にネット接続状態でいることが必要です。
それではネット依存のリスクが高まり
安心して他のことを楽しむ余裕もなくなってしまいますね。
周りに流されないように
自分のペースでやれるよう
心がけるのも大事です。
最初から親のせいにしたりして
『返事が遅い人』宣言をしておくのも一つの手です。
そして、昨日も触れましたが
リアルな人間同士の交流では
脳内の社会性を司る回路が
人間同士の様々なシグナルに反応して
活発に社会性の学習を続けていきます。
ところがオンラインの交流では
何千時間交流しても社会性の回路に
ほとんど刺激を与えることができないという
報告もあるのです。
大事な脳の成長期には
他人とのコミュニケーション力を育てるためにも
リアルな人との交流がとても大事なんですね。
「想像できないくらい悪いやつも世の中には居る、ということ」
に続きます。
合わせて読みたい記事:
中学生のスマホ!ルール設定を子どもの成長につなげよう
追伸:
この週末に
「自律運動による心と体の自己回復法 リセット」の
トレーニングを受けてきました 😀
リセットは自分で簡単にできる
ストレスのリリース法です。
自分の体に溜め込んでいるストレスを
思い出したり話さなくても
リリースすることができます。
『なぜ学校に行けないの?』という子でも
徐々に心も身体も軽くなっていきますよ。
今週のテーマのブログです
① ネットの世界に漕ぎだす
② ネットの3つの使い方
③ ネットとお金
④ ネット使用の3つのリスク