子どもがいつまでも同じ失敗を繰り返している時の関わり方
こんにちは。
思春期親子コミュニケーション10日間セミナーに
ご参加いただきました方からの声を
こちらにアップしました.
先週のブログ
「見守る」のか「口を出す」のか
についてのお話には
感想やご質問をたくさんいただきました。
ありがとうございます (^.^)
子どものしていることに
口を出すタイミングの見極めについては
多くの方が迷われるようです。
(そこで迷われる、という方は
お子さんの自主性をしっかり
尊重されている方ですね 😀 )
今週は頂いたご質問にもお答えしつつ
「見守る」と「対話する」について
さらに具体的にお話していきたいと思います。
みどりさん
『子どもたちを”見守ろう”と思っていても
もう口を出すべきか?と
迷うことがあります。
いつか子どもが
自分の失敗体験から学んで
うまいやり方をするようにならないかな、
と我慢して見守っていても
いつまでも同じ失敗を
くりかえしているような時は
どうしたらいいのか、と迷います』
私
『きっとそこが一番迷うところですね』
みどりさん
『先週のお話だと
そういう時にはまず
子どもの話を聞いてみる、でしたよね。
その失敗について
子どもがどう思っているのかや
それをやり続けている
子どもなりの”理由”について
まず尋ねてみるんでしたね』
私
『はい、私はそれをオススメしています 😀
子どもが親から見ての”失敗”を
繰り返している時にも
子どもなりのそうしている”理由”が
あると思っています。
今まで会ってきた子は全員
その子なりの”理由”が
たとえ理屈に合ってなくても
また、自分でうまく言えなくても
何かしらは必ずありました。
誰でも、自分なりの言い分を
ちゃんと聞いてくれなくて
いきなり”断定”されたら
そのことだけでムッとしますよね。
たとえ自分が間違っていたとしても
”言いたいこと”や”気持ち”を
言うチャンスがもらえず責められれば
相手にも腹が立つし
自分の内側にもモヤモヤがたまります。
特に言葉での表現が得意でない子は
自分の中に溜まりやすいです。
人にNOと言えない子や
優しい子もそうなりがちです。
そうなると、溜まったもやもやが
不健康な行為や病気として
自分でも知らないうちに現れていることが
本当によくあるのです。』
みどりさん
『う〜ん。
たしかに、腹を立てている相手から
たとえ正しいことを言われても
ちゃんと聞く気にはならないですよね』
私
『そうですね。
でも、子どもに穏やかに
ただそれをやっている理由や
それについてどう思っているのかを
聞くだけならば
何も対立にはなりません。
つまり、対立にならないのであれば
その”問いかけ”は
大人が
”どうしてこの子はこれをやっているのだろう?”
と思った時に
いつでも尋ねれば良いのです』
みどりさん
『なるほど。
子どもを変えなくちゃという意識が
強かったので
いつ言ったら良いのかな、とか
喧嘩しないで言えるかな、とか
気にしてたのかもしれないですね〜』
「子どもが自分で解決するのを待つ」に続きます
合わせて読みたい記事:
素直になれない子どもにどう関わったらいいの?と悩む時には
追伸:
私のセミナーで大事にしていることは
「必ず日常での変化がでてくる」
ということです。
”気づき”だけではもったいない!
それを日常で具体的にできるように
やってみたくなるように、を大切にしています。
それからモチロン、楽しさも!(^o^)
今週のテーマのブログです
② 子どもが自分で解決することを待つ
③ 「自然の結末」からの学びは放っておいてもできますか?
④「論理的結末」に切り替える場合もあります
⑤気を引くためにまずいことをしています
⑥ いくら待っても変わらない時には