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ゲームが与える影響には要注意!思春期に成長する脳・身体・心へ
子どもにゲームが与える影響はさまざまですが、長時間の使用には大きなリスクもあります。
幼児や小学生だけでなく、身体・心・頭がさらに急速に発達する思春期にこそ、その影響を踏まえた上でうまく付き合える力を身につけることがとても大事です。
親としては勉強時間が足りているか気になるんですが、中学生になってからは「そろそろやめたら?」と言うと反発してきます。
私も、なるべく自分でうまく付き合ってほしいと思ったり、やっぱり親が制限した方がいいのかと思ったりでモヤモヤしてます
そうですね。
ゲームはとても高度なツールなので、使い方次第で毒にも薬にもなりますから、どう付き合うかが大事ですね 🙂
ゲームはこの10年・15年で急速に子ども達の日常にガッツリ入ってきました。
そもそもゲームは「面白い、もっとやりたい!」となるような仕掛け満載の魅力あるツールで、その魅力も年々アップしてます。
さらにコロナ禍も経て、今では子どもたち同士の重要なコミュニケーションツールにもなってますから、リスクがあるからと全く使わせないのもほぼ不可能になってます。
「うまく付き合っていく力」を子どもが練習しながら身につけることが必要ですね
そして親が子どもをその力がつくように導くには、親子でゲームが与える影響やリスクについて知っておくことが大事です
(^^)
眼や脳に悪いとか聞きますが、ゲームが与える影響をはっきりとは知らないです
リスクがわかれば、子どもにも何に気をつけたらいいかのかを、もっとはっきり言えますね!
では、子どもにゲームが与える影響について、様々なデータや論文も踏まえながらご一緒に見ていきましょう!
目次
イマドキの子どもとゲーム:低年齢化と長時間使用の影響
この10~15年で、子どもとゲームの付き合い方はとても大きく変わりました。
お母さん・お父さんにも、子どもの頃からゲームに親しんでいる方も多いのですが、お母さん・お父さん世代とは、ゲームとの付き合い方で大きく違う点が2つあります。
A)ゲームとの付き合い始めの低年齢化
B)ゲームがコンパクトになった
どちらも長時間の使用を誘発するので子どもの心身の発達にかなり影響します。
A)ゲームとの付き合い始めの低年齢化
山梨大学の教育実践学研究『テレビゲームが子供たちに与える心理的影響』によると、3歳くらいからゲームに親しみ始める子が多いそうです。
でも実際には子どもが自分からゲーム機を欲しがるようになるのは4歳以上になってからなので、その前に親や祖父母がゲーム機を与えてるというのはちょっと不思議ですね。
このような「ゲーム開始の低年齢化」は、ゲームをする親が「親子で一緒にできるコミュニケーションツール」として与えたり、祖父母の「子どもが喜ぶ=ゲーム機」という発想からのようです。
また、実際に子どもが自分から本格的にゲームに熱中し始めるのは6歳ころからですが、この頃になると親のほうが「もうすぐ小学生になるから、ゲームばかりだと心配だ」と思い始めます。
このあたりから、ゲームとの付き合い方について、親子で意見が対立することが増えてきます。
うちも先に親が与えちゃって、後から心配してるというパターンです 🙄
このゲーム開始の低年齢化の影響は、子どもの身体・心・頭の発達に大きく影響します。
例えば、3~6歳の幼稚園・保育園時代は、身体を動かすことで神経系が発達し、脳にも刺激が入るので脳がうんと発達する時期です。
しかしゲームでは「自分も動いているかのように感じる」のですが、実際には自分の身体の自然な反応=実際に動くを抑えて、ゲーム機を動かす作業をする・・というのを繰り返し続けることになります。
そうなると運動神経と脳のつながりに、気づかないくらいのブレーキがかかった状態が続きます。
ゲームをする時間が長すぎると、この時期に必要な「身体が実際に動くことで入る刺激」が入るチャンスが少なくなってしまい、脳や身体の使い方の発達にも影響します。
ゲームをするのは悪いことではないですが、使用時間には注意が必要です。
またこの時期は、対人コミュニケーション力がぐんと育つ時期でもあります。
自分の気持ちや思いを言葉にして伝える力や相手の言葉以外の表情やトーン、動きなどから相手の感情を読み取る力が育つのもこの時期です。
ゲームでコミュニケーション力が育つという説もありますが、基本的にゲーム内でのコミュニケーションは想定しやすい反応パターンがいくつかです。
ゲームを進めるうちに、そのパターンにも慣れてしまいます。
実際のリアルな体験で「同じことを言っても、人によって反応はかなり様々」ということを、小さい頃から繰り返し体験するチャンスが得られないと、自分の想定外の反応をする先生や友達に出会うと大きなダメージになることがあります 😯
でもうちの子は幼稚園の頃にはそこそこやっていましたから、スタート時期がかなり違いますね
この時期にゲームの時間が長すぎると、そんな影響があるなんて知りませんでした!
大きくアナウンスされないので気づかないですよね 😐
加えてこのたびのコロナ渦では、家の外に出かけられない時期も多かったので、家の中でゲームをする子も時間も増え、その低年齢化も進みました。
幼少期にこのような発達刺激が少なかった子が、その後長期的にどのように成長していくかというデータは、調査に時間がかかるので、まだ最近になってようやく集まり始めたところです。
B)ゲームがコンパクトになった
ゲーム機がコンパクトになったので、小さな子でもどこにでも持ち運んでゲームができるようになりました。
親の眼の届かないところで使えるようになったので、平均的な使用時間は増えました。
特にスマホ・ゲーム機・タブレットなど、持ち運びが簡単にできるハードの低年齢からの使用が増えた影響はかなり大きいです。
厚労省 第2回ゲーム依存症対策関係者会議の資料1より
(クリックすると拡大します)
良い悪いではなく、このようなゲーム使用の低年齢化と長時間化がお母さん・お父さん世代とは大きく違います。
そうなると、その子達が思春期を迎えた時の身体・心・頭の状態も、お母さん・お父さん世代とは違ってきます。
そのような状態の子が、思春期でさらにゲームを長時間することでゲームから受ける影響は、小学生後半からゲームを長時間やり始めた人が受けた影響とは、質と量もかなり違うものになります。
大人が「自分はゲームを長時間やってても丈夫だった」「今も長時間やっているけどなんともない」と言っても、それが幼少期からゲームをやってきた子が大丈夫な裏付けにはなりません。
思春期にはそれ以前とはまた違う、身体・心・頭の発達期です。
長時間のゲームはそれぞれの発達にまずい影響を与えてしまいます。
既に思春期前に土台となる発達が不十分だと、思春期になっても長時間のゲームをしたがるようになりますし、実際に長時間すればさらに発達がうまく進まなくなってしまいます。
そうなると「発達の抜け」がお困りとして現れやすくなってしまうのです。
自分は大丈夫だったから・・ではなく、今の子たちの状況を知っておくのは大事ですね
なぜ子どもはゲームにハマりやすいのか:実は思春期は要注意!
ゲームにも、他の全てのことと同じように、良い影響もまずい影響もあります。
高度なツールであるだけに、使い方が大事です。
大人でもハマることがあるのですから、子どもはどうしてもさらにハマりやすくなります。
その理由は大きく4、そして思春期にはそれに加えて3つの要素が加わって合計7つにもなるんです!
ⅰ もっとやりたい!と思わせる仕掛けが満載
テクノロジーと行動心理学の進歩によって、ゲームはどんどん面白くなっています
大人でもハマる、やめられないことはあるものです
ⅱ 体力・気力・コミュニケーション力を多く必要とせずに、手軽に楽しめる
イマドキは疲れやすい・集中力がない・コミュニケーションが苦手な子も増えていますが、ゲームはそんな状態でも楽しめます
ⅲ 外遊びや身体を動かすチャンスが減っている
環境的に子どもが思い切り走ったり、ボール遊びができるような場所が少なくなったり、遊具が危険だからと撤去されたりしています。
また、最近はコロナ禍で家の外に遊びに行くことが難しかった時期も長かったので、さらに家の中で手軽にできるゲームにハマりやすい環境となってしまいました。
ⅳ 子どもの前頭葉は未発達
やるべきことの優先順位をつけたり、「今やりたい!」という自分の気持ちをなだめたりするのは、脳の前頭葉という部分です。
前頭葉は「人間脳」とも呼ばれる部分なのですが、ゆっくりと25歳過ぎまで時間をかけて成長していきます。
この部分が未発達だと優先順位をつけるのが苦手になります。
「ゲームよりも先に手を付けるべきこと」があっても「今やりたい!」という気持ちに負けやすくなってしまうんです 😯
前頭葉を成長させるには「今やりたかったけどやめれた!」という体験を積み重ねることが必要です。
そして、なんと! 思春期になると
ⅴ「今やっていることを中断する力」が7,8さい頃よりも弱くなることはデータでも証明されていますし
ⅵ 脳の扁桃体が過敏になるので、「興味のあることに惹きつけられる力」も強くなるので、今やっている面白いゲームを止めるのが難しくなり、ついつい続けてしまいがちになりやすくなります。
さらに ⅶ 思春期にはストレスが増えるので、手軽な現実逃避先としてゲームにハマりやすくもなります。
思春期のストレス:
中1の壁、勉強の難易度が上がる、受験に向けて常に評価される、部活でも成長を要求される、友達関係の複雑さ、理想と現実に気づく、不登校など
それは知りませんでした 😯
もう中学生なのにって思ってましたが、「年齢が上がったからゲームの自己管理ができるのではない」のですね!
はい、思春期はむしろゲームにハマって、長時間つづけてしまいやすい時期でもあるんです。
ゲームが子どもに与える影響をデータと論文から見る
ゲームは一つのツールなので、それ自体は良いものでも悪いものでもありません。
「包丁」や「薬」と同じように、使い方次第で良い結果にも、まずい結果にも繋がります。
使う人がどう使うか次第です 😉
ここでは、ゲームが子どもに与える影響の良いものや気をつけたい影響について見ていきましょう
ゲームの良い影響
誰でも好きなことや面白いことはどんどん追求しますから、興味のあるゲームをより上達できるように工夫するようになります。
それによって思考力や創造性が鍛えられることがあります
失敗してもカンタンにやり直せるところからも、失敗にめげずにいろんな方法を試すことも覚えられます
ゲームでうまくいったり楽しいと、達成感や快感を得られます。
その時には「ドーパミン」というホルモンが分泌されます。
ドーパミンは集中力が上がる、ポジティブ思考になるなどの良い影響があるので、ある程度まではOKです。
どころがゲームをし過ぎると過剰にドーパミンが分泌され続けてしまい、その後ゲームをやめてドーパミンが減少した際に「もっとドーパミンを得たい!」と脳の報酬回路が求めるように異変が起きてしまいます。
このように常にゲームをし続けたくなってしまう状態が「ゲーム依存」と呼ばれます。
ゲームの使用が長すぎるのには注意が必要です!
今は多少ともゲームをする子が全年代で8割以上です。
ゲームが共通の話題になって、そこから関係性が始まることもよくあります。
また、環境的にリアルに会えなくてそれぞれが自宅にいても、手軽に繋がれるツールにもなっています。
しかし「〇〇君がやろうって言ったから」と友達の都合に自分の使う時間の長さや時間帯を合わせ過ぎると、結局長時間使用や夜更かしの原因にもなりかねないですね。
カンタンに他者に引っ張られるのではなく、「自分の生活では何が優先か」と線引ができる力も養いたいところです。
『友達もこれくらいやってる』と言われると私も動揺してしまいます。
まず親の私が「何を優先すべきなのか」からブレないように気をつけます!
ゲームからのまずい影響
ゲームをすれば必ず好ましくない影響を受けるか・・といえば、そうではないのが大事なポイントです!
うまく使えば、上記のようなメリットもあります。
ただその子にとっての「適度な時間」と「適切な時間帯」を越えてしまうと、かなり大きなダメージに繋がる影響を受けやすくなるので、そこには注意を必要していきましょう 🙂
長時間ゲーム/不適切な時間帯のゲーム使用からのまずい影響
ゲームを長時間すれば、どうしても他のことをする時間が削られます。
脳の前頭葉がまだ発達途中の子どもは、どうしても「今面白いことを止める」のが難しいので、『あとちょっと』と言いながら、ズルズルといつまでも遊んでしまうことも起きがちです。
そうなると、勉強をする時間や生活の時間(食べる、寝る、風呂に入るなど)を削ることも起きがちです。
勉強や宿題をして行かない、夜更かしや食事をとらずに体調不良で登校すれば、学校も勉強もだんだんつまらなくなっていきますので、それがストレスになって現実逃避としてさらにゲームに走る・・
その結果不登校になったり、不登校が長期化してしまうというまずいパターンにはかなり気をつける必要があります。
成績とゲーム使用時間については、東北大学の川島隆太教授と仙台市教育委員会が協同で行っている、小中高生7万人を対象にした「学習意欲の科学的研究に関するプロジェクト」から、以下のようなデータが示されています。
(グラフはクリックすると拡大します)
また、こちらは平日のスマホ・携帯の使用時間と成績の関係です。
(クリックすると拡大します)
そして注目したいのは、平日3時間以上スマホを使っている子は青線の一日2時間以上勉強しても、赤線の30分を超えるくらい勉強してる子と成績が変わらないところです。
そしてさらに、せっかく2時間以上勉強していても、①の全くスマホを使ってなくて勉強は30分もしない子よりも成績が低いというのも驚きですね
ゲームを長くしていても、ちゃんと勉強してれば良いのかと思ってたので、これはかなりショックです
驚きですね!
ゲームで長時間遊んだ後の30分~1時間ほどは、前頭前野が十分働かない状態になるというデータもあるそうで、その状態だと文章を読んでも理解力が低下してしまいます。
ゲーム中には、物事を考えたり自分の行動をコントロールしたりするのに重要な役割を担う前頭前野の血流量が少なくなり、機能が低下してしまうのだろうと言われています。
上記のデータからすると、ゲーム時間が長引くほど、前頭葉が機能低下する時間は長くなりそうですね
さらに、生活(食べる、寝る、風呂など)を削れば、栄養も睡眠も不十分になり、身体やホルモンバランスも崩れるので、メンタルや思考力にもまずい影響が出てきます。
そうなるとちょっとしたストレスに耐えられなくなりますし、コミュニケーションも人間関係もうまくいかなくなるものです。
上記のプロジェクトからは、以下のようなデータも出ています
(クリックすると拡大します)
食事は「何を食べるか」によって、さらに効果が何倍も変わります。(詳しくは思春期最幸家族講座でお伝えしています)
これらのデータは成績についてですが、ものごとを理解する力や学習する力全般に影響がある、と捉えてくださいね
子どもがまず身に着けるべきなのは「健康に生きられる生活習慣」で、その次が義務教育なら「勉強・登校」です。
義務教育以上は勉強か仕事かを選べます。
前頭葉が発達途中の子どもはどうしても、目先の快楽に引っ張られがちなので、ゲームの誘惑に負けてこれらの優先すべきことを蔑ろにしがちです。
どうしても親がその優先順位を繰り返し伝えて、しっかりと学ばせるお役目を担います。
前頭葉は繰り返し刺激しないと発達しないので、物事の優先順位は何度も具体的に教えるのが必要なんです。
まず子どもに上記の優先順位がわかっているかを確認して、わかってないなら何度でも繰り返し伝えます。
もし、分かっていてもできないようならば、具体的な使用ルールを一緒に決めて「時間で止める練習」を繰り返して身につけます。
ルールを決めても守れない子もいますから、ルールは決めたら字や図にして見える化したり、タイマーを使う、できなかった時のペナルティなど、こどもの状態に合わせての工夫も、できるだけ早いうちからやっておくのがおすすめです
ただ怒るだけじゃ子どもも変わられないんですね
やれるまで練習させる仕組みを具体的に作らなくちゃ!
そんなやりとりの繰り返しだと、お互いにもったいないですね
ゲームはちょっとアクションをすれば、次々新しい展開を向こうで用意してくれるので、常に新しいことが起きて飽きることがありません。
それは、パッと意識を切り替えやすい子にはとても楽しい世界です。
しかし、現実では「自分がどうしたいのか」や「そのためにどうすればいいのか」を自分で見つけて実際に自分から行動することが必要なことばかりです。
特に年齢が上がると、カリキュラムも進路先も、自分でじっくり考えて選択して、行動して行かなくてはなりません。
「なんか違う」と思っても、カンタンにはリセットもできないので、そこから地味にリカバリーすることも必要になります。
ゲームの世界に長く居すぎると、現実の世界を「めんどくさい」と感じてしまうこともあるのでご注意です
特に気質的に新しいことに次々興味が湧きやすい子、好きなことなら集中する子、時間管理が苦手な子はゲームととても相性がいいので、カンタンにハマりやすくなります。
思春期こそ安易に子どもに使用管理を任せすぎずに、うまく使えているかを大人が時々チェックすることも必要になります。
つい忘れがちなことですが、赤ちゃんを見ていると分かるように、人間の身体も脳も、身体を動かして得られる感覚刺激から発達します。
そして身体や脳の神経系が発達しなければ、メンタルも思考力も育たなってしまいます。
『運動能』『スマホ脳』で有名なアンデシュ・ハンセン精神科医も身体を動かすことがメンタルや各種ホルモン、脳の発達に大きな影響を与えると述べています(わかりやすい記事はこちら)
特に思春期は、身体・心・頭が一人の自立した人間になるための発達を加速させる大事な時期です。
この時期に眼の前の快楽に長時間囚われて、大事な身体を動かすチャンスを逃してしまうのは、あまりにももったいないですね 🙁
特に脳の前頭葉は、長期的に物事を考える力や他者への影響など「人間脳」と呼ばれるとても重要な機能を司っている部分です。
この前頭葉は思春期から25歳過ぎまでに発達します。
前頭葉は「栄養」と「繰り返し使うこと」の両方で育ちます。
「繰り返し使う」は身体を動かすことによる刺激を入れたり、ルールを守ることで自律心を養うなどです。
思春期のうちに十分に前頭葉を発達させるように練習をしてないと、大人になっても目の前の快楽だけを追求しつづけたり、自分の欲求ばかり主張して義務や他人のことが考えられないままになったりすることもあるので、ご注意です!
先程の東北大のプロジェクトでも
「ゲーム・パソコンの長時間使用は、平日1時間以上だと成績低下につながる」
「ゲームの長時間使用後は脳の前頭葉がうまく使えなくなる」
という報告がなされていましたが
文科省の『令和4年度全国学力・学習状況調査』でも、下記のような報告がされています。
◆児童生徒ともに、1日当たりのゲームの時間が長いほど、各教科の平均正答率が低い傾向がみられる。
他にも身体の発達への影響としては、長時間眼を見開くことで視力に、同じ姿勢を続けるので姿勢や骨の発達に影響したり、身体を動かさないので体力や筋肉がつかないということもあります。
気力も体力に関係します。
ゲームを長時間やり過ぎると、一定の決まった解決法の上達を競うことばかり繰り返すので、もっと広い範囲で自分でゴール設定をして、そのためにどう行動したらいいかと具体的に考える力が育ちにくくなります。
(例えば志望校選択など)
思春期には誰でも「高い理想」を持つようになり、「そうじゃない現実」に不満を持ちやすくなります。
大きく社会を変えた数々のイノベーションの最初のアイデアは、思春期に発想されています。
しかし、不満ばかりに意識を向け続けると行動せずに被害者意識が増大するだけになってしまいます。
思春期には、ただ不満を言うだけでなく、自分から現実を変えていくように行動できるようになるのがとても大事です。
しかし、ゴールを目指す道がはっきりしているゲームばかりやっていることで、シナリオのない現実では「どうやったらゴールにたどり着けるかを自分で考えて自分で行動する」ことが必要だと気づけない子が増えています 😯
無意識で、どこかに自分の願うゴールまでのシナリオが落ちて、自分はそれに則ってカンタンにやれるはず、とイメージを持っています。
そして自分が失敗した時も「自分で立ち直る」のではなく「リセットボタンがどこにもないのは不幸」という発想に陥りがちです。
そういう子は思ったように行かないと、「〇〇のせいで自分が自分はやりたいことができない」と思い込みます。
(〇〇には 親 とか 才能がない などが入ります)
もったいないですね
(T_T)
日々の中では親が先回りしたりせずに、子どもに「自分は何をしたいのか」「そのために自分ができることは何か」という問いかけを優しくし続けて、本人が行動するようにさせていくのがオススメです
(^_-)-☆
コミュニケーション力というと、他者との意思疎通ばかりイメージされることがありますが、実は自分の気持ちや考えを言葉にするところから始まります。
発達期にゲームを長時間やり過ぎてしまうと、その力が育ちにくくなります。
ゲームでは、自分の気持ちや考えを言葉で伝える必要がないので、その練習ができないからです。
気持ちや考えは、言葉にしないと脳内で断片的に浮かんでいるだけなので、あまり自分でもよく分からない「もやもやする」「なんとなく嫌」みたいなレベルにとどまります。
また、ゲームだと自分の言動へのリアクションがないので、どんな言葉が相手を傷つけるかとか、喜んでもらえるかなど、相手の反応で自分の言動を調節することも練習できません。
そしてゲームでは相手の言動はある程度想定内なので、現実世界で相手に自分の想定外の言動をされた時に、強い違和感を持つようにもなります。
さらに、リアルな人間の表情や声のトーン、動作などから相手の感情や言いたいことを読み取る力も育つのが難しくなります。
大人しいのかと思ってたんですが、今ころになって小学生のあの時はとても嫌だったとか言うので驚きました。
感じてないのではなくて、表現がうまくできないんですね
黙っているから感情的ではないというわけでもないんです。
一人で過激なことをぐるぐる考え続け、さらに考えが過激になる・・というループにハマっていることもあります。
でもご安心くださいね
コミュニケーションは技術なので、いつからでも練習すれば育ちます
(^^)
小説でもドラマでも映画でもゲームでも、バーチャルな世界を味わうのは楽しいですね
映画館でどっぷりその世界にハマって、映画館の外に出てもちょっと登場人物のようにふるまったことは誰にでも経験があるのではないでしょうか 🙂
ただ、ゲームを毎日長時間続けてしまうと、バーチャルと現実の区別がつきづらくなってしまいます
まだ前頭葉が成熟していない子ども、特に小さい頃からゲームを長時間やってきた子は「現実体験があってこそのバーチャル体験」という感覚が持てません。
これは「小学生後半からゲームにハマった」今の大人達とのかなり大きな違いです。
そうなると、まず身体感覚や感情を現実世界で豊富に体験していないので、自分のも他人のもリアルに掴めなくなってしまうんです。
例えば人とぶつかったら「痛い」とは感じますが、「自分がこれくらいの力で相手を押したら、相手はどう感じるか」とかがリアルに想像できないので、加減が分からないということが起こります。
また、「相手の親しみを込めたタッチをとても不快に感じる」ことから、友達が怖い・・ということも起こります。
他にも、口では大きなことを言うけれど、実際の行動が全く伴わない・・というパターンにも陥りがちです。
脳内イメージと現実が結びつかないんです。
例えばこのパータンでは、実際には勉強ができてないのに「自分でやれる」「本気になればできる」と本気で思っています。
いつも時間に遅れがちなのに「大事な時はちゃんとやれる」って言うんです
どうしたらいいでしょう?
脳内イメージは「やれている」なので、「やれてない現実」を穏やかに見せるところから(^_-)-☆
厚労省の第2回ゲーム依存症対策関係者会議の資料2『インターネット・ゲーム障害』からみていきましょう。
依存は慢性の再発性疾患
ネット・ゲーム依存は薬物の依存と同じように報酬に関わる脳の神経回路(報酬回路)が繰り返される快感刺激により変化した行動嗜癖という病気
という定義があり、ゲーム依存はギャンブルと同じく「行動嗜癖」に分類されています。
事実上、国際的な診断マニュアルとして使われている米国精神医学会が2013年のDSM-5 にインターネット・ゲ一ム障害(Internet Gaming Disorder, IGD)として提言され、 2019年5月にWHO(世界保健機関)が、「ゲーム障害」を新たな依存症として認定しました。
インターネット・ゲ一ム障害についての定義は下記のとおりです。(Internet Gaming Disorder, IGD)
① (ネット)・ゲームに関する行動(頻度、開始・終了時間、内容など)がコントロールできない
② (ネット)・ゲーム優先の生活となり、それ以外の楽しみや日常行う責任のあることに使う時間が減る
③ (ネット)・ゲームにより個人、家族、社会、教育、職業やそのほかの重要な機能分野において著しい問題を引き起こしているにもかかわらずゲームがやめられない
上記が12ヶ月以上続いている状態
これは厳密な意味での「ゲーム障害」状態の定義ですが
• ネット・ゲーム依存は30時間/週(4-5時間/日)以上を使用(King – J Abnorm Child Psychol 2016)
ともあり、上記の項目のいずれかが当てはまれば、一般用語では「依存状態」です。
そのような「本格的なゲーム依存の入り口・手前」である「危険な使用状態」になっていないかのチェックは大事です。
先程の厚労省の資料2でもインターネット・ゲーム障害になると、日常生活に様々な影響・問題が生じることが表記されています。
① 生活が乱れ、朝起きられない
② 昼夜逆転の生活になる
③ 十分な食事を摂らない
④使用を制限され暴力的になる
⑤ ゲームに高額な課金をしてしまう
一つでも当てはまることがあれば、本格的な障害認定状態に進む前に、抜け出す手立てをすることでうんと早くに回復します!
ゲーム依存からの回復については、この資料でも当カレッジと同じ指針が書かれています
ネット・ゲーム依存の治療基本方針
•ネット・ゲーム使用を責めることなく、使用が少しでもコントロールできれば評価する
• 薬物依存とは異なり、ネット・ゲーム使用を全くなしてしまう方針は現実的ではない
• ネット・ゲ一ムの優先度を2番以下にすることが治療目標
• 但し、現実生活の困難な状況によりネット・ゲ一ム使用に逃避している際には、現実生活に立ち向かう力を取り戻せるまで寄り添う姿勢が重要である
当カレッジでは
• ネット・ゲ一ムの優先度を2番以下にすることが治療目標
については、先述のように『健康のために必要なこと』『義務教育なら勉強か登校』を優先順位がより高いものとして子どもと共有します。
ここからブレないことがとても大事です。
しかし
• 但し、現実生活の困難な状況によりネット・ゲ一ム使用に逃避している際には、現実生活に立ち向かう力を取り戻せるまで寄り添う姿勢が重要である
が、とても重要なポイントです!!
例えば、ただ『勉強や登校しないとゲームをしてはいけない』と勝手に大人がルールを作って押し付けようとしても、上手くいくことはほぼありません。
子どもの状態によっては一時的に全面禁止が有効な場合もありますが、それはその状況に応じての一つの手段に過ぎません。
その子が現実逃避しているワケに寄り添って、その子がそのワケを自ら手放していけるように親御さんと一緒にサポートを進めていきくのが基本です。
当カレッジでは「そのワケを身体・心・頭の3つから見ていく」のですが、それは日本で唯一のメソッドです。
基本的にゲーム依存は他の依存と同じように、「本人の回復へのモチベーションが低い」という特徴があります。
既にある程度依存している場合には、お母さん・お父さんのガッツリ取り組む覚悟も必要になります。
(ゲーム依存は家庭内でゲームをするので)
子どもの強い反発や抵抗も予想されますので、それへの対応も心得ることも必須です。
また、その子なりのワケを見極めながら、適切なサポートを段階的に進めることも踏まえれば、ゲーム依存から抜け出すには、専門家と協働することが欠かせません。
まずは数名信頼できそうな専門家(もちろん当カレッジも!)の話を聞いてから、ご自分が納得行く方法を選ぶところから始めるのがオススメです 🙂
不登校とゲームが与える影響・付き合い方
子どもが不登校になった時には、ゲームやネットをひたすらやりたがることがあります。
子どもの状態によっては、昼夜を違わず一日10時間以上やるケースもあります。
「不登校から回復するには、子どもの気持ちを最優先にして、やりたいことを何でも思いきりやらせて、そのうち自ら動き出すのを待つ」のが唯一の有効な回復サポートだという説も世の中にはあります。
かつての、ゲームがこれほど手軽にどこの家庭でも使える状態でなかった頃は、この方法で回復した子たちは今より多かったのは事実です。
しかし、今でもそれで回復することも0ではないのですが、これまで見てきたように、長時間のゲーム使用は子どもの身体・心・頭への様々なダメージにつながる可能性はどんどん大きくなっています。
ゲームが日常になってから不登校が長期化しているという事実は見逃せません。
更に、不登校の子はゲームにハマりやすいものです。
そもそも「不登校になった」ということが子どもにとってはかなりのショックです。
そのショックを紛らわすために、ゲームに現実逃避しやすくなります。
そして不登校はストレスに対しての心身のエネルギー不足で起きる現象です。
しかしゲームは心身のエネルギーがわずかでも、簡単に使えて果てしなく楽しませようとしてくれます。
「ーーしないとやっちゃだめ」とか「あなたは学校に行ってないから」とか批判もしてきません。
エネルギー不足の子どもでも、カンタンに心地良さが得られますから、どんどん続けたくなってしまうのもわかりますね・・・
それでもこのエネルギー不足でショックで乱れている脳でゲームばかりしていると、前頭葉がどんどん不活性化したり、ドーパミン依存になる可能性があることは、大人は忘れてはいけません。
先述のように、不登校でも子どもの全ての楽しみを奪うことは逆効果です。
しかし、その子が依存状態にならないような使用時間と使用時間帯に注意することは必要になってきます。
既に依存が強い場合には、専門家と相談しながらゲームはナシにすることで回復を図ることもあります。
そしてここまで見てきたように、イマドキでは幼児期からのゲーム・ネット使用が長時間の子が増えていますし、思春期のストレスも増大しています。
他にも子どもの脳を含む身体・心・頭の健やかな発達を阻む社会的な要因は増える一方です
(食物に含まれる栄養の減少や化学物質の増加など)
子どもの身体・心・頭の力が弱くなっているイマドキの子、特に不登校になっているエネルギー不足状態の子が、ゲームの簡単さや面白さに負けずに、自律して自己管理しながらゲームをすることを期待するのは、現実的ではないでしょう。
自由に使わせる環境を提供しながら「いつまでゲームばかりやってるの」「そろそろ学校に行けば」とイライラするのは、対応としては有効ではないですね。
基本的に不登校は、回復まで支援する専門家と一緒にサポートするのがおすすめです。
複雑化しているイマドキでは、家庭内だけで自己流でやろうとすると、「良かれ」と思ってこじらせてしまうことも多いものです。
専門家なら、ゲームとその子の付き合い方も、その子の個性や今の状態にあわせたやり方ができるようにサポートしてくれるでしょう
(^^)
ゲームと上手に付き合う力を育てる
これまで見てきたように、ゲームからは楽しみやコミュニケーションツールなどの良い影響も得られます。
そして既に子どもたちの日常に欠かせないものになっている以上、本人がやりたいのであれば、子どもが独立するまで全面使用禁止にするのは現実的ではないでしょう。
最終的には子どもが自分で自律しながらゲームとうまく付き合えるようになることを目指すのがオススメです。
子どもは最初から自分の「眼の前の欲求」を抑えて自分を律することはできません。
親に指導してもらいながら、具体的な行動を繰り返しつつ「自律」「自己管理」ができるようになっていきます。
大事なのは「自分の欲求を抑えることを目指すのではなく」て、「自分の欲求を継続的に満たすために、生きていく上での優先順位を守れるようになる」ことです。
「欲求」は悪いものではないですし、むしろ人生の喜びに繋がります。
もし生きていく上で必要なことをおろそかにしてしまえば、身体も心も頭も乱れ、自分で収入を得れなくなります。
そうなると継続的に自分の欲求を満たすことができなくなってしまい、残念な人生になってしまいますから
( ˘・ω・˘ )
優先順位をつける力を育てるステップは以下のとおりです
できるだけ低年齢から、「生きていく上での優先順位を大切にすること」を教えます。
何度も具体的に伝えるのがポイントです
最も優先順位が高いのは 身体を健やかに保つための「生活リズム・食事・睡眠」を整えることです。
それらが崩れるとメンタルや脳・思考力も乱れてしまいます。
身体・心・頭の発達と成長学習には、十分な必要な栄養が有ることが前提ですから、成長に必要な栄養は嫌いでも摂る必要があると教えます。(詳しくは講座でお伝えしています)
身体の土台が崩れると「何もできない状態」になりますので、これが一番の基本で勉強よりも優先順位は高いです。
子どもはそのような優先順位を学ばないと、カンタンにゲームや遊びを優先してしまいます。
特に日々成長する子どもたちは、自分の身体の調子に敏感ではないですし、ある程度までは柔軟性もあるので多少の無理も効くからです。
でも、その一線を越えると一気に体調不良、痛み、メンタル不調、思考力低下などに陥りやすいのも子どもの特徴です。
今は幼児期から身体の土台が弱い子が増えているので、親元を離れて高校・大学に進んだ時に体調やメンタルの不調になる子が激増しています。
お母さん・お父さんは、以前とは社会環境が違うことは押さえておくのがおすすめです!
より自分で自分の身体を整えることに意識的になる必要がある時代です
ダメージが深刻に表面化する前に改善すしてしまいましょう!
義務教育(小中学生)の間は次が「勉強と登校」です。
最近は「嫌なことはやらない。好きなことだけやりたい」という主張が強い子が増えています。
「好き嫌い」を感じる力はとても大事なんですが、それを大人になっても自分で満たせるようになるには、準備すべきことも多々あります。
今の年齢の自分の課題は何なのか、それで未来がどう変わるのかなどを、年齢に合わせてイメージしやすいように説明して上げるところから始めましょう。
その次が部活・趣味・遊びへと続きます。
部活や趣味がその先の人生にとても重要なことであれば、時には「勉強・登校」よりも優先になることもありますが、そこまで覚悟ができているかがポイントです。(将棋で一生やっていく、サッカー留学など)
ちなみに、中学以上は「働く」か「学ぶ」かを選べます。
「高校以上の学校」はどんな人でも行くのが当然な場ではなく、勉強したい人・する人が行く場だというアタリマエのことをわかってない子も最近多いです・・・
②時刻がわかるようになったらスケジュールを立てる練習をさせる
一日24時間がわかるような図や絵をかいて、「寝る時間」「起きる時間」「食事の時間」「お風呂の時間」などを入れていきます。
それを家族がすぐに見えるところに置いて、それを基準に行動を切り変える練習をします。
年齢が上がったら「一週間」分の図か絵にするとより実際に使えます。
小学生のうちにこれをやっておくと、中学生になって定期テスト前の過ごし方についての表も自然に作れるようになります。
時間の概念は年齢と練習で徐々に長くなっていきます。
(前頭葉の働きなので、練習しないと年齢が上がるだけでは育たないんです 😯 )
何年後かの自分の望みを「眼の前の欲求」よりも優先できる力が育ちます♡
そうなると、大きな望みも叶います!!
大人も忙しいので、スケジュールを作る時にはつきあっても、その後守れたかどうかを継続してチェックするのは、いつのまにかフェイドアウトしてしまうこともあったりします。
確かにスケジュールと実際を突き合わせる作業を続けるのは手間ですが、長い目で見ると子どもが自分でやるようになるので「早くしなさい」「いつまで〇〇してるの」などと嫌な気持ちで言う回数を圧倒的に減らせます。
悪くない投資ですね
(^_-)-☆
ポイントは「決めたことが守れたら勇気づける」「守れなかったら考えさせる」です。
そしてスケジュールもルールも、一度決めても実際にやってみると微調整が必要なのがアタリマエです。
守れるスケジュール・ルールに調整する時間を、始めから「1週間後」などと設定しておくと、やがて最適なものが作れます
(^^)
④徐々に②③を子どもが自分で管理するようにして、親はうまく回っているかのチェックだけにする
チェックしながら続けていくと、その子がどれくらい時間管理ができるようになったかわかります。
その力が安定したら、子どもに「スケジュールを立てる」と「守れたかのチェック」も徐々に任せていきます。
いきなり「もう一人でやってね」にせずに、「徐々に」というのが大事なところです 😉
うまく行っているかは1ヶ月以上は眼を離さずに居るのがおすすめです
「もう中学生なんだからできるはず」と思っていたので、子どもが「やり方」がわかってるのかどうかには気が行ってなかったです 🙄
子どもは自分の頃とも違うし、兄弟とも違って、できることもあればできないことも色々なんですね
ついつい、「自分の頃は」とか「お兄ちゃんはできたから」と思ってしまいますが、子どもも大人も凸凹が想像以上に有るのがフツウです
(^^)
「さて、この子は何がわかってるのかな?」と思ってみるのがオススメです
ゲームが与える影響には要注意!思春期に成長する脳・身体・心へ:まとめ
イマドキの思春期の子育てでは、ゲームについては以下のことが大事です。
1)お母さんやお父さんは、ゲームからの影響を自分たちが経験してきたのと同じだと捉えずに
・イマドキのゲーム使用の低年齢化と長時間使用の影響と
・イマドキの思春期はゲームにハマりやすいのには気をつける
2)ゲームが子どもに与える影響を、良いも悪いも把握しておく
3)ゲームと上手に付き合う力を育てる
4)既に依存や不登校の場合には、専門家と相談しながら進める
おわりに
なんとなく「中学生にもなれば勉強が大事なことくらい分かるだろうに、いつになったら自分でもっと管理できるようになるんだろう」・・くらいに思っていたんです。
でも、ただ待っているだけじゃダメなこともあると今日分かったので良かったです!
勉強させようとただ取り上げれば済むというわけでもないのが、カンタンじゃないところですね
ゲーム以外にもSNSとかネットとか、色々刺激的なことがいくらでもありますもんね。
やっぱり子どもが自分で上手に付き合えるようになるのが一番ですね
♡♡あとがき♡♡
今の小中学生(特に男子)のなりたい職業では「Youtuber」や「プロゲーマー」「ゲーム制作関連」などがトップ7に入っています。
そんな「夢」があることは素敵ですね♡
どんな夢でも頭から「そんなの」と否定せずに、「それを本気で目指すならば必要なことがあるよ」と教えるところからスタートしてみるのがおすすめです
誰でも「やりたいこと」や「興味のあること」につながると思えばやる気も出ます 🙂
ゲームが良いか悪いか、という話はよく聞きますが、ゲーム自体はただの「モノ」です。
「モノ」与える影響が大きければ大きいほど、使い方でそれが良い影響になるか、避けたい影響になるかが決まります。
ゲームなら「使用時間」と「使用時間帯」がポイントです。
これからどんどん、今はまだ想像もつかない「与える影響が大きいもの」が世の中に出てくると考えられます。
その時には、その魅力に引っ張られすぎずに安心して楽しめる力を育てておきたいものですね
(^^)/
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