勉強に集中できない理由が「身体」にある?気づかれにくい理由とは
『勉強に集中しにくい「身体」もある』
ちょっとびっくりな話かもしれませんね。
じっと背骨を立てて座っていられない
鉛筆で細かな文字を書こうとすると疲れる
ホワイトボードから手元に
目を移すと焦点が合いにくい
もし、そんな「身体」だったら
本人の「やる気」や
「勉強の仕方」だけでは
勉強しずらいかもしれません。
ええっ、そんなことあるの?
はい、驚かれる方も多いんですが
「発達の抜け」で
そうなっていることがあるんです。
実は私達の身体には誰にでも
多少の「発達の抜け」というものがあります。
「抜け」というと何かを途中で
落としてしまったようなイメージに
なるかもしれませんが
実は発達の「順番を抜かしてしまう」
階段で言えば「一段抜かし」みたいなイメージです。
私達は胎児の頃から順番に
必要な動きをしながら
身体や運動神経を発達させていきます。
この動きは自分の意志で起こるのではなく
刺激(光や音など)を受けて
自動的に起こる反射です。
赤ちゃんがその反射で
身体を動かしていくことで
順番に次の動きに必要な
筋肉や神経系が育っていきます。
私達が二足歩行できるようになるまでに
必要なこのような反射は
数十種類はあると言われてます 😯
でもなぜか誰でも、その途中で
その必要な動きを十分にやりきらずに
次に進んでしまうことがあるようです。
そうすると、その抜かされた動きが
いくらか残ってしまうんです。
そうなるとその残り具合で
自分の思い通りに
身体が動かないことや
望んでないのに動いてしまうこともあるんです
(゚д゚)!
例えば赤ちゃんの手のひらに
指を当てると
赤ちゃんがギュッと握ってきますよね。
これも、この原始的な反射の一つです。
この反射が十分にやりきられてないと
手のひらに何かを持った時に
なぜか、自分の思うようにサクサクと
指を動かせないことも起こります。
なんとなく指がうまく動かないな~と
「不器用」な感じになるんです。
実は私もこれでした!
そんな「抜け」が多少のことならば
あまり日常で「お困り感」なく過ごせます。
でも、抜けがたくさんある時には
「じっと座っていられない」
「鉛筆がしっかり使えない」
「目線を動かすと疲れる」など
お困り感につながってしまうことがあるんです。
それがなかなか気づかれにくいのは
本人としては
ずっとその身体でやってきているので
「人と違う」ことをうまく説明できないからなんです 😯
でも『ピシっと座りなさい』
『ちゃんとよく見て書きなさい』
他の人からは
そう言われ続けてしまうので
勉強が嫌になったり
やる気がなくなってしまうこともあるんです 🙁
でも、ご安心くださいね。
そういう身体の状態を見極めて
必要な動きをしていくと
何歳からでも、その発達の抜けは
埋めていくことができます。
抜けを埋めていくことで
お子さんも、だんだんラクに
身体を動かせるようになります。
身体が快適になると心も嬉しいし
頭もハレバレしてきます。
「できなかったことができるようになる」
と自己肯定感も上がり
勉強する喜びも生まれます。
(^^)v
もしや?と思った場合には
個別にご相談いただくか
こちらをご参照くださいね
↓ ↓
一般社団法人ここからだのHP
いかがでしたでしょうか
今週は中学生が勉強しない時に
チェックしてみる3つのポイント
「やる気」「やり方」
「外部環境・身体の環境」
をご紹介しました。
この3つのポイントをチェックして
子どもの頭・心・身体の
「不快」を取り除いて
「快適」を増やしてくださいね~
子どもが勉強することを
自分から快適、楽しいと
思ってくれるのが一番ですね!
『以前は勉強を
「自分の邪魔するもの」と
捉えていましたが
今は「自分を助けるもの」で
そんなに悪くないと思っています』
そんなお子さんの声も頂いてます。
「うちの子が
望む未来を手に入れるために
今しっかり勉強して欲しい」
そんな時には、この3つを
チェックしてみてくださいね
(^^)/
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① 中学生の子が勉強しない時にチェックしてみる3つのポイント
② 中学生の勉強のやる気がない?4つのケースを親御さんの関わりのコツ
③ 「勉強のやり方がわからない」でも中学生はそれをうまく言えない?
④ 中学生が勉強に集中できるようになる!環境を整える4つの方法
⑤ 勉強に集中できない時は「身体の状態」を3段階チェックしよう
次週は「思春期とイライラ」です!