子どもが自分で解決することを待つ
こんにちは。
酒田では昨日雪が降りました。
今日は雨なのでもう溶けちゃいましたが
(^^)
さて、子どもがいつまでも
同じ失敗?を繰り返している時のお話です。
みどりさん
『なるほど
たいてい子どもに口をだす時には
”もう、なんで同じことをくりかえすのよ!”
と既に怒っている状態かもしれません。
だからつい責めるような言い方になって
子どももそれに反発して・・・で
戦いモードになっていたのかも』
私
『私の子育て中は
たいていそのモードでした 😀
でも、まずは聞いてみようと
穏やかに話しかけるのであれば
子どもにとっても”口出し”では
なくなると思います』
みどりさん
『そうですね。
そこで子どもなりの”理由”について
子どもが自分で話しているうちに
自分のやっていることに意識が向いて
そこからどうにかしなくちゃ、と
考えられるようになると良いですよね』
ここでちょっと解説です。
自分のやったことの結果から
何かを学ぶということを
アドラー心理学では
「自然の結末」から学ぶと言います。
例えば朝7時に起きると
朝食をとって登校できる子が
いつも7時15分にならないと起きない、
を繰り返しているとします。
この時に
「間に合わなくてお腹すいた」
「次からはなんとか7時に起きよう」
と子どもが自分で思って
何か自分なりの工夫をしたりしていれば
自然の結末から学んでいる、と言えます。
本来は、このように
自分がやったことから
次はどうやったらいいかな、と
自分で考えていく、というのが一番いいですよね。
自立して欲しい親としてもこれを期待しますよね 😉
子どもがいつかこの失敗から学んで
何か違うことをしださないかな〜と
親が期待して待っている状態を
「見守る」とよく言います。
でも、ず~っと期待しながら待つことが
いいサポートなのかどうかは
子どもの状態に依るんです。
確かに、子どもが失敗?した時に
すぐにあれこれ怒ったり指示したりでは
子どもが自分で自然の結末から学ぶことが
できなくなってしまいますね。
怒られたり指示されたりに反発して
本来の課題を改善しようとする気持ちも
なくなってしまうかもしれません。
しばらく子どもの動きを見守ることは
大切だと思います。
ただ、大事な課題について
しばらく見守っていても
子どもに試行錯誤している様子が見られなかったり
同じ失敗が繰り返されていき
状況を放ってもおけない様子になったら
親としても何か行動を
起こすことが必要になります。
子どもに考えや気持ちを聞いてみるタイミングです。
先程の朝起きの話しや
定期テストがずっと低迷しているなども
大事な課題になると思います。
これはやっぱり、子どもの様子を
観察し続けているからできる判断です。
「見守る」と「放任」の違いです。
ここでありがちなのは
これまでせっかく見守っていたのに、
ある時
『いつまで変わらないの!』
『どうするつもりよ!』
『やる気が無いんじゃない!』と
キレて責めてしまうというパターンです。
これでは。せっかくそれまで
子どもを信じて見守っていたという気持ちが
子どもに伝わらなくなってしまいます
もったいないです〜 🙄
せっかくしばし見守っていたのなら
子どもも頑張っているのでは?
何か理由があるのかな?と
期待しつつ子どもに話しかけてみましょう。
いいタイミングで穏やかに話しかけてみれば
案外大人が予想していたのとは
違うことを話してくれるかもしれませんよ。
「「自然の結末」からの学びは放っておいてもできますか?」に続きます
合わせて読みたい記事:
素直になれない子どもにどう関わったらいいの?と悩む時には
追伸:
今日は風が強いです。
うちの愛犬は4kgなので
タコみたいに飛んでいきそうです。
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今週のテーマのブログです
① 子どもがいつまでも同じ失敗を繰り返しているときの関わり方
③ 「自然の結末」からの学びは放っておいてもできますか?
④ 「論理的結末」に切り替える場合もあります
⑤ 気を引くためにまずいことをしています
⑥ いくら待っても変わらない時には