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話を聞かない子供にはどうしたらいいの?反抗期だからと諦めないで
「子供に話しかけてもちゃんと話を聞かない、会話にならない・・・
反抗期だとしても困ります。」
そんなお悩みをよくいただきます。
そんな時には「反抗期」以外にも、その子なりのワケがあるのかもしれません。
日常の過ごし方にもアレコレ気になることばかりなので注意してるんですが、全く聞く耳を持ちません。
このままじゃ、この先一人暮らしができるのかと心配です 😐
人の話を聞くことはとても大事ですね。
自分でやろうという意欲はとても大事なんですが、一人でなんでもやろうとしすぎると、視野が狭くなってしまうこともあるでしょう。
外からの言葉には一度耳を傾けて、そこから必要な情報を手に入れられる力は大切です。
うちの子は話しかけるとすぐに「うるさいな」って言うんです。
ママ友のところは話しかけても無反応で変化なしって言ってました。
思春期の反抗期ってこんなものですか?
思春期になれば「自分でやりたい」という意欲が強くなったり、親から距離を置きたくなるので、たしかに親の話をそれまでより素直に聞かなくなることもあります。
この「自分でやりたい」という意欲は自立に向けてとても大事な本能ですから、子どもが思春期になったら、なるべく親が細かく指示や管理せずに「子どもに自分で考させてやらせてみる」のがオススメです。
ただ、思春期には塾や受験、進路選択など、親子でちゃんと話すことが必要なテーマも多々あります。
そんな時には子どもとしっかりコミュニケーションをとることが大事です。
そして子どもが自分から親とコミュニケーションをとるように、親が影響を与えることもできるんです。
コミュニケーションは双方で行うものですから、一方の振る舞いが変われば片方も変わらざるを得ないものだからです
(^^)
思春期の子どもが話を聞かない場合には、4つのパターンがあり、それぞれにワケがあります。
「反抗期だから」と諦めないで、その子のワケを紐解いてみれば、子どもと必要なコミュニケーションがとれるようになってきます。
話を聞かない子供の4つのパターンと接し方のコツ
話を聞かない子供には大きく4つのパターンがあります。
子どもによって、話を聞かないワケはそのうちの1つだけのこともありますし、いくつか重なっていることもあります。
ピンときたところからお読み下さい。
(1) ケンカになる
子供に話しかけるとケンカになってしまうと、お互いが感情的になってどちらも不快になりますし、本当に言いたかったことも伝わらなくなってしまいますね 🙄
このようなパターンが多い場合には、以下のポイントをチェックしてみて下さい。
当てはまるものがあれば、詳しく見てみてくださいね
子どものまずい行動を見つけた時には、親もムカッとすることもありますね。
ただ、そのムカッとしたままの勢いで子供に話しかけてしまっては、最初から戦闘モードになってしまいます。
人は言葉の内容よりも、声のトーンとか激しさ、表情などの真っ先に反応します。
子どもは戦闘モードで話しかけられた瞬間に、「戦いモード」になるか「逃げる」「引きこもる」のストレス対応になります。
そうなると、脳の理性的な部分にはエネルギーが回らなくなってしまうので、ますます「話を聞けない」状態になるんです。
また、「怒り」は「この現状を壊したい」という強いエネルギーなので、その感情に巻き込まれたままでは、そのエネルギーを「子どもの行動」ではなく「子ども自身」にぶつけてしまうことも起きがちです。
「その子どもの行動」だけでなく、アレコレ言いたくなったり、過去の話も持ち出して、「いかにあなたはダメなのか」という話になって、いつのまにか子どもへの攻撃がメインになってしまうがち・・
「伝わる言い方」や「引き出すコミュニケーション」からは程遠くなってしまいますね
(T_T)
そして「怒り」には、相手の怒りを引き出す強さもあります。
子どもも怒りが湧いてケンカになってしまえば、お互い脳が理性的には働くなってしまいます。
ムカッとした時には、一度サクッと気持ちを落ち着かせてから、子どもに話しかけるのがオススメです。
少しゆったり目に話してみると、子どもも話がより聞きやすくなります。
子どもにこれは絶対に言わなくちゃ!と思っていると、子どもの気持ちがイライラしていたり、急いでいたり、落ち込んでいる時などに、話しかけてしまうことがあります。
さらにその内容が子どもにとって「自分の行動を変える」などのエネルギーが必要なことやしっかり考えなくてはならないことだったりすれば、「今はそのタイミングじゃないのに」とイラッとしまいます。
どうしても家族だと、他人には普通にしている気遣いをあっさり抜かしてしまうことがあります。
もちろん他人よりも気心がしれているし、相手はわかってくれるだろう、自分は相手のことをわかっている、そして「多少気まずくなってもやりなおせる」という思いがあるからです。
でも、そんな「ご自宅用コミュニケーション」が行き過ぎてしまうと、相手には負担になることもあるのでご注意です。
少しタイミングをずらしても大丈夫な話は、子どもの気持ちが安定していて、明るい時がオススメです。
「どうしても今じゃないと」という話なら、まず子どもに『今話したいことがあるんだけど』と準備をさせる言葉をかけてみましょう。
その一言があるだけで、子どもに「個人として尊重されている」ことが伝わります。
子どもも安心しますし、気持ちを整える準備もできます。
「今は難しい」場合ならそう言ってもらうことで、「では明日の朝」などの別の時間に話す約束もできます。
私が思いついた時に、思いついたままに気になったことをそのまま言ってました。
そうですよね~、子どもにもタイミングってありますよね
はい、特に思春期になると、「個人として尊重されたい」気持ちは強くなりますから、ここはちょっと気をつけたいポイントです
(^^)
こちらも②と同じで、子どもがテレビでもスマホでも、何かをやっている時にいきなり話しかけてしまうと、それは子どものやっていることを中断させることになります。
それはやっぱり子どもにとってストレスになりますし、自分のペースを尊重されていない感じも与えてしまいます。
親から見たら「どうせ大したことをしていない」としても、やはり一言『今ちょっといい?』などのワンクッションをおいてみるのがオススメです 🙂
私達の脳は「まずいことを回避する」のを最優先するようにできています。
命を守るのが生物にとってはいちばん大事なことですから、「良かったこと」は流しても、「まずいこと」はいつまでも強く心に残ります。
なので、子供に話しかける時にも、つい「~~しないで」という言葉が多くなりがちです。
でも、誰にとっても「~~しないで」と行動を制限されることは、二重の意味で負担になります。
一つはシンプルに思うままに行動することが制限される負担で、もう一つは「否定命令の負担」です。
否定形で命令される(お願いされても同じです)と、人は一度、その「~~」という、やってはいけないことをイメージしなくてはならなくなります。
そして困ったことに、脳はイメージしたことを実行したくなるんです
(T_T)
『ジュースを飲まないで』と言われ続けると、とにかく頭の中にジュースのイメージが湧きます。
そうなると「飲まないようにしなくちゃ」と思っても、逆にジュースが頭から離れられなくなってしまい、「ジュース飲みたい」という欲求が強くなってしまうんです。
でも、それじゃあどう言ったらいいんでしょう?
肯定形で伝えるのがオススメです
(^^)
『ジュースを飲まないで』を『のどが渇いたら水を飲んでね』と言い換えると、子どもはのどが渇いた時にジュースを思い出さなくてすみます。
シンプルに水を飲めばいいと、代わりにすることが明確なので、行動もしやすくなります。
『ジュースを飲まないで』だけでは、今までのどが渇いたらジュースを飲んでいた子は、のどが渇いた時に『代わりに何をすれば良いのか」を毎回考えないとなりません。
それはめんどくさいし、ジュースが頭に浮かびますから、どうしてもそっちに流れ勝ちになるんです。
さらにそうやって「しないで」と言われたことをやってしまえば、それなりに子どもも罪悪感を感じます。
自己肯定感も下がるので、ダブルでもったいないですね 😐
「~~してね」という肯定形がおすすめです!
「子どもには良くなってもらいたい」という思いが強すぎると、子どものキャパを超えて注意やお願いが多くなってしまうことがあります。
『言うは易し。行うは難し」という言葉がありますが、「~~してね」というのは簡単なんですが、実際に自分の行動を一つでも変えるのにはそれなりの注意力と練習が必要だったりします。
私も子どもへの声がけを否定形から肯定形に変える時にも、自然にスラッとできるようになるまでには、少し練習期間が必要でした。
やろうと思っててもうっかり忘れることもありましたし、始めは否定形で言ってても気が付かないこともありました 😳
特に始めはめんどくさいと思うこともありましたが、それでも繰り返していくうちに、何も気にせずにできるようになりました。
私も器用な方ではありませんが、誰でも行動を変えるには多少の時間と練習が必要です。
子どもが言われて「それはそうだ」と思っても、実際に行動を変えるまで「見守る」ことも大事です。
それを無視して、ただ思いついたことをどんどん伝えても、子どもはやる気があってもやれない状態になってしまいます。
そうなると子どもも罪悪感を感じてしまいますし、やれない自分に自己肯定感も下がります。
なので、特に子どもに行動を変えてほしい場合には、ひとつずつテーマを選んで伝えるのがオススメです。
そう依頼する理由も忘れずに。
はい、そしてまた、「注意やお願いばかり」でも、子どもはうんざりしてしまいます。
子どもの良いところや頑張っているところ、存在そのものを認めたり、喜ぶことばもかけることは大事です。
ついつい「もっと良くなってもらいたい」とダメなところ直しに励んでしまいがちですが、ダメなところ直しよりも「良いところ伸ばし」の方が、ずっとずっと子供の生涯に渡ってのコストパフォーマンスは高いんです。
思春期の子どもたちが長い時間を過ごす日本の学校では、「みんな均一」を目指す傾向が強いんです。
どんなに成績が良くても飛び級はないですし、多少褒められるくらいで終わりです。
また、その学校で大切にされる価値観(勉強やスポーツなど)よりも、実際に社会で評価される価値観のほうがずっと多様です。
例えば「人と強調する力」「面白いことを思いつく力」などがあっても、なかなか評価されずに子どもも気が付かないままで、自己肯定感も下がってしまう場合もあります。
もったいないですね 😐
ですから家でこそ、その子の良いところ、得意なところにうんと光を当てて、育てることが大事です。
自分の良いところはなかなか気が付かないものです。
そして他人の良いところばかり気になる思春期には、自己肯定感も下がりがちです。
日頃からしっかり子どもを認めたり勇気づけたり、または何かを見て気持ちを共有したりという会話もちゃんとあれば、子どもは「話を聞こう」と自然に思います。
「伝え方」も工夫次第で変わります。
「聞きやすい伝え方」も大事ですね。
家族だからと、自分が言いたいように喋ってました!
「これはぜひ子どもにわかってもらいたい!」という気持ちが強いと、伝えることに夢中になってしまって、子どもの言い分を聞くのを忘れがちです。
特に『この子は話を聞かない』と思っていると、とにかく聞かせよう❢と思うので、どんどん大人の方が喋ってしまいます。
でも、もしかしたら子どもも「やろうと思うけどできない」のかもしれませんし、「次にやろうと思ってる」かもしれません。
また、なにか納得行かないことがあったり、やらない理由があることも 😯
そんな時でも、子供の言い分をしっかり聞ければ、次の一手がわかります。
子どももやりたいことができるようになれば嬉しいですし、何よりお互いに理解し合えることが嬉しいでしょう。
人は自分の意見が通るかどうかも大事ですが、まず「聞いてもらえる」ことで尊重されているという自信が持てます
そして「話を聞いてもらう」という体験のない子は、人の話も聞けません。
いつも一方的に話をされてばかりだと、聞いているように見えますが、実はただ黙っているだけで、「ちゃんと相手の気持ちと情報を受け取る」という本来の意味の「聞く力」が育たないんです。
そんな子は社会人になってから上司に「話を聞いてない」と叱られます。
そうなんです。
コミュニケーションは「やりとり」です。
そしてお互いがやり取りするものは「情報」と「感情」の2つがあります。
(参考:【必読!】子供のコミュニケーション能力は家庭でこそ上げられる
どちらもお互いにやり取りするという経験から、子どものコミュニケーション力が育ちます。
一方的な話や指示命令ばかりでは、両者の間にはコミュニケーションが成り立ちません。
そして「聞いてもらう」体験がなければ、「聞く」という体験も育たないんです 😐
うちの子は話も聞きませんが、自分からもあまり話さないんです。
どうやって話を聞いたら良いでしょう?
話すのが苦手、口数が少ないと言う子もいますよね。
その子のもともとの気質もありますが、練習不足も影響しています。
ただ、どんな子でも「表現したい欲求」は持ってます。
子どもが話したいことについての話を、しっかり聞いてあげるところから始めて見るのがオススメです。
参考:口数が少ない思春期の子供:3つのケースと家庭でできること
ポイントととしては
・子どもの話したいこと、好きなことについての話を聞く
・途中で「理解」してしまったり、「こうなの?」と当てに行かずに、子どものペースを尊重する
・うまく話せないからと「じゃあ、考えたら教えて」と簡単に話を切ってしまわない
などがあります。
子どもの個性に合う引き出すコミュニケーションや伝え方のコツも、最幸家族講座やセッションでたっぷりお伝えしていますので、よろしければご活用下さい。
子どもに「~~しなさい」と言っても、子どもが自分でやらない時に、結局親がぶつぶつ言いながらでも代わりにやってしまうと、子どもは自分でやらなくても大丈夫なんだと学習してしまいます。
よくあるのが「子どもが朝一人で起きない」・・というテーマです。
子どもが朝決まった起きないのには、色んなケースがありますが、
「できるのにやらない」場合には、子どもがそれをする重要性を感じていない・・のが多いです。
「一人で起きなさい!」とどんなに口を酸っぱくして言ってても、結局毎朝親が起こしていれば、子どもは困らないので、わざわざエネルギーをかけてまで、自分でやろうとはしないものです。
本当に子どもに一人で起きてほしいなら、「一人で起きる練習」をさせることが必要です。
人は自分から必要だと思わないこと・やりたい❢と思わないことには、わざわざエネルギーをさきません。
思春期になれば朝起きるのは、(起きられる身体ならば)その子の課題なので、その子に返すのがオススメです。
始めは間に合わないことがあったとしても、自分で間に合わせるために工夫を始めます。
その工夫がうまく行かない時には、親が相談にのることはできますが、あくまで行動主体は子どもです。
(^_-)-☆
いま気づけてよかったです
(2) 逃げてしまう・聞き流す
話しかけても子どもが逃げてしまう場合にも、(1) ケンカになると同じワケがある場合も多いです。
ただケンカになる場合には子どもに反発するエネルギーがあるのですが、この「逃げてしまう、聞き流す」は「あきらめ」の気持ちが強いです。
今まで自分なりに反対しようとしたけれど、うまく行かなかった、聞いてもらえなかった経験が強いと、「どうせ何を言ってもだめだろう」と向き合うことを諦めてしまうんです。
そうですね。
ケンカもまだ一つのやり取りなので、コミュニケーションのとっかかりがありそうですが、こちらはコミュニケーションを諦めている・・ということではより重いかもしれません。
ただ、そんな状態からでも、ゆっくり子どもの話を聞いたり、言葉を待つようにしていけば、徐々に子どもの反応も変わってきます。
少し時間が必要な場合もありますが、丁寧に接していくことで変わります。
参考:すぐに黙ってしまう子の心理とは?6つのパターンと解決法
このパターンの場合には、子どもの口数が少ないことも多いので、(1)も参照してみてください。
また、子どもが話を聞かずに逃げたり・聞き流すパターンでは、子どもがその話題に向き合えない場合もあります。
勉強について話題にされても、自分なりにやっているのに辛い。。ということもありますし、
友達関係について今悩んでいるから触れてほしくない
不登校で学校についての話題は避けたい、などなど。
このような場合には、再度「できてなくても大丈夫」「これからについて一緒に考えよう」という思いが子どもに伝わるところから始めてみるのがオススメです。
思春期になれば「自分がやれないことは恥ずかしい」「責められる」と自分で思いこむと、親もそうだと思ってしまいます。
実際に自分も困っていても、その話題を避けようとすることも出てきます。
また、親が感情的になりやすかったり、忙しいのがわかっていると、心配をかけたり怒られたくないので言わないこともあります。
そんな時でも、ゆっくりと「評価判断せずに一緒にやっていくつもり」というスタンスが伝われば、子どもは自分の心の扉を開くようになります。
そして大事な話については、一度で話を進めようとせずに、何度か穏やかに繰り返して、子どもが「話を聞いてもいいかな」と準備ができるのを待つことが大事なポイントになります。
子どもの状態を尊重しながらも「あなたならできる」という信頼で、優しくサポートしていきましょう
他にも、子どもの身体や心・頭がいっぱいいっぱいだと、他の人の話を受け取る余裕がないこともあります。
例えば新しい環境でなじむためにいっぱいいっぱいの時に、あれこれ話しかけられても、しっかり受け取れるエネルギーが無いこともあります。
毎日スケジュールがみっちりで、子どものキャパを超えていることもあります。
また、身体のエネルギー不足に知らないうちにハマっていることも、悩みがあって一人でぐるぐる考えているので心と頭のエネルギーが不足状態になっていることもあります。
不登校などはこの状態がとても多いです。
このような場合には、まず身体と心・頭を休ませることが大事です。
そしてそれぞれの基礎エネルギー値を上げていきます。
それは社会環境の変化の影響なのですが、子ども基礎エネルギーが全体的に下がっていたり、何かダメージを受けると急激にキャパオーバーになる子が増えています。
でも、その子に必要な回復方法で、その前よりも元気になった事例もたくさんありますので、ご安心くださいね。
聞かないのか、聞けないのか・・その見極めがポイントですね
はい、わかりにくい時には、サクッと専門家に相談してくださいね 🙂
合わない接し方で子どもの状態や親子の関係性を悪化させることもなくなります。
(3) 話に集中しない
話を聞かない場合には、子どもが話しに集中できないというパターンもあります。
その話を聞きたくなくて、ソワソワしているのは (2) 逃げてしまう・聞き流すのほうですので、そちらをご参照下さい。
こちらは「話に集中することができない」という状態です。
この場合には、身体・心・頭が疲れていて集中力が低下していることもありますので、その場合には(2) を参考にしてみてください。
また、子どもが何か別のことに気持ちが行っている場合もあれば、一つのことに集中するのが難しい子である場合もあります。
なにか別のことに気持ちが行っている場合には、話をするタイミングを別の時に変えるのがオススメです。
子どもにも「しっかり話したいから」と伝えて、いつなら良いのかと聞いてみるのも効果的です。
子どもの気持ちがお悩みでいっぱいの場合には、「いつでも相談にのる」ことを伝えたり、「親に話しにくいなら他の人を一緒に探すよ」と伝えておくのもオススメです。
思春期には一人でなんとかしたいという気持ちも、人に悩みを話すのは恥ずかしいなどの気持ちが強くなります。
ただ、ある程度一人で考えても良い答えが出ない時には、自分の気持ちや考えを外に出したり、新しい情報を入れることが必要です。
いつまでも同じ情報だけで頭で考えているだけでは、「ぐるぐる思考」で出口がなくエネルギーばかり失ってしまうことになってしまいます。
そうなる前に「いつでも気持ちも考えも出せる、新しい情報も手に入る」ということを子どもに伝えておくことは大事です。
始めは「いらない」「大丈夫」と言ってた子でも、何度も優しく繰り返していくと、徐々に気持ちも変わってきます。
また、一つのことに集中するのが難しい子もいます。
発達の抜けが絡んでいることもありますし、成長期の一時的な状態のこともあります。
このような状態では、子どもが「集中しない」「聞かない」のではなく「集中できない」「聞けない」ので、いくら「集中しなさい」「聞きなさい」と繰り返しても根本的な解決にはなりません。
子どもの自己肯定感も下がりますし、親子関係もまずくなってしまいます。
でも、どちらでも改善していく方法がありますので、ご安心くださいね。
身体からのアプローチで必ず変わりますので、そちらがずっとオススメです。
(4) 自分の話ばかりする
子どもに大事な話を聞いてほしいのに、子どもが自分の話したいことばかりを話すこともあります。
そのような場合には、(2) 逃げてしまう・聞き流すの、この話題から逃げようとしている場合もあります。
その場から逃げ切れないので、とにかく自分が話すことで、相手に話をさせない、嫌な話題には触れさせない・・という作戦です。
このパターンの場合には、同じように安心させるところから始めるのがオススメです。
そして同じように、一度でなんとかしようとせずに、何度かゆっくりと、必要な話題を出していきましょう。
「この話題について反しても大丈夫。自分は責められない。出口が見つかるかも」と思えれば、安心して人の話も聞けるようになっていきます。
もう一つは「他人の話を受け取れない身体」である場合です。
このような場合には、「人の話に関心がない」「興味を持つ範囲が狭い」というパターンと、「人の話や見えたり聞こえたりしたことから自分の何かが刺激されて、そちらに意識が行ってしまい、その話をしてしまう」パターンがあります。
どちらの場合にも、発達の抜けが絡んでいることがほとんどです。
でもどちらの場合も、少し時間とサポートはいりますが、徐々に変化を作れる可能性があります。
一番まずいのは、これらのパターンでは知能は高いことも多いので、つい周りが「ちゃんとフツウにできるはず」と期待して、本人に「ちゃんと話を聞きなさい」と繰り返してしまうことです。
身体からの反応パターンなので、身体から変えていくのがオススメです。
話を聞かない子供にはどうしたらいいの?:おわりに
うちの場合は、私や周りの大人の関わりを変えてみれば、子どもの反応も変わりそうです!
私にもできることあるとわかって良かったです!
家でのコミュニケーションで、子どもの力は育ちます。
楽しみにやってみてくださいね
♡♡おわりに♡♡
人の話を聞く、自分の話をする・・コミュニケーションによって、人は他人と繋がります。
そうやってコミュニケーションがたのしくなれば、「他人は信頼できる」と思えるようになります。
アドラー心理学の幸福の三原則は、自分が好き、他人は信頼できる、自分は貢献できるの三つです。
他人は信頼できる、コミュニケーションができると思えれば、一人ぼっちだという感覚もなくなります。
思春期は自分は他者には理解されないと思い込みやすい時期です。
思春期にこそ、「話を聞いてもらえる」「話を聞ける」体験がたくさん増えるといいですね
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