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自己肯定感の低い思春期の子どものために親のできる9つのことは?
日本の思春期の子どもたちは、なぜか世界の中でも自己肯定感が低いです 😯
自己肯定感が低いと「自分には価値がない」と思ってしまいます。
そんな思いで日々を過ごすのではしんどいですね。
子どもにはイキイキ幸せになってもらいたいもの!
子どもの自己肯定感が下がりがちな思春期にこそ、それを育てるチャンスにしちゃいましょう!!
はい、子どもの自己肯定感は、どの国でも思春期になると一度低くなる傾向が見られます。
でも、そのまま下がり続けてしまうのが日本の、あまり喜ばしくない特徴です 🙁
私も海外でその違いに驚きました。
そういうのが普通なんだと思ってました!
いえいえ、思春期はもっとハツラツしているものなんです!
でもご安心くださいね。
いつからでも子どもの自己肯定感を育てることはできるんです 😉
思春期に抱いた「自分はこんな人間」というイメージは、その後の人生にも大きく影響します。
自己肯定感が低くなりがちな思春期にこそ、健全に育てていきましょう!
今回は、子どもの自己肯定感を育てるために効果的な8つのことをご紹介します。
目次
日本の思春期の子どもの自己肯定感はなぜ低いの?
まず、この表を御覧ください。
文部科学省「我が国の子供の意識に関するタスクフォース」における分析結果 H29
はい、どの国でも、子どもの自己肯定感は思春期になると一度低くなる傾向があります。
はい、思春期ならではの2つの大きな要因があります。
1番目は、思春期には同じ学年の子と学業や部活でのパフォーマンスや容姿などで評価されたり順位づけされる機会が増えることです。
「自分とはどんな人間なんだろう」と考え始める思春期の子どもにとって、自分に与えられる評価はかなりの影響力があります。
もしここで良い評価をもらえたら自己肯定感もグッと上がります 🙂
でもここでの評価が悪いと、まるで「自分そのものの価値がない」かのように思ってしまうことも起こります。
人を思いやれる力や創造力などは、学校では大々的に評価されることは少ないです。
でも実際の社会では、それらは大事な生きる力になりますね 😉
そんなことも思春期の子どもには伝えたいものです
そして2番目の理由は、思春期には「高い理想」を自分に対しても持つようになるからです。
それで、その理想に届かない自分を感じることで、自己肯定感が低くなるんです 🙁
・・というわけで、「自分の限界」や「その場での評価」を知ることで、思春期には自己肯定感が一旦低くなるのは自然です。
しかしそこで「そんな自分として始めよう」と思えれば、自己肯定感がそれ以上に下がることはないんです。
ダメなところばかりを意識し続けるよりも、「良いところもまだまだなところもある今の自分」を受け入れて、そこからスタートできるかどうかが鍵になります。
それができれば、しっかりと地に足がついて成長していきます。
では、なぜ日本では「長所も短所もある自分」を子どもが受け止める
のが難しいんですか?
はい、いくつかの理由が考えられますが、日本の「100点をとるためにダメなところを直す」という傾向がまずひとつ挙げられます。
「ダメなところ」に注目する癖が、大人も子どもも強いんです。
「改善してより良いものを目指す」というのは大事です。
でもそれが行き過ぎて、「できているところ」はアタリマエとしてスルーされて、「できていないところ」ばかりに意識を向け続けると、やる気も自己肯定感も失われてしまいます。
さらに「いくら努力しても結果が完璧じゃないとダメなんだ」と思い込んでしまうと、何をする気にもならなくなります 🙁
どうしても「ダメなところ」は強く気になるものですが、そんな時こそちょっと意識して、「良いところ」にも注目してみましょう❣
また、コミュニティの全体の和を重んじるために、ひとりひとりが尊重されにくくなることも日本ではまだ多いです。
学校のルールだから、先輩が言ってることだから、とにかく聞きなさい・・・そんな一方通行の命令ばかりの環境だと、子どもが自分に価値があると思えなくなってしまうのも当然ですね 🙁
そして個性も自分で考える力も育たなくなってしまいます。
コミュニティの一員として、子どもを尊重することは大事です。
そしてもう一つ、イマドキの思春期についての、日本の大人世代の知識不足も影響しているようです。
イマドキでは、社会がものすごいスピードで変化しているので、思春期の子どもを取り巻く環境が親世代のころとはかなり違ってきています。
スマホやネット、食物や社会構造の変化の影響はものすごく大きいです。
でも、どうしても「自分たちの頃は・・」という思いを手放せない大人は、その子の置かれている状況を考慮せずに、無理な要求をしてしまうことがあります。
「自分がやれたように、なぜその子ができないのか」と、子どもをどんどん追い詰めてしまいます。
大人が思っている以上に、それが不登校の原因になっていることも多いです 🙁
大人は期待や励ましているつもりでも、それでは子どもの自己肯定感が低くなるばかりです 🙁
大人にも情報のアップデートは常に必要な時代です!
自己肯定感はなぜ大事なの?
自己肯定感とは、自分には長所も短所もあると受け入れて、そこから始めよう❣と前向きな気持でいられる感覚のことです。
誰にでも長所も短所もあるのがアタリマエですね 🙂
「自分には良いところしかない」と思っているのは、世間知らずなだけなので、本当の意味での自己肯定感とは違います。
いつか何かで「自分より優れている人がいる」とわかれば、かなりのダメージを負ってしまいます 🙁
でも反対に、自分の短所にばかり目を向けてしまっても、自己肯定感が低くなるだけです。
せっかくの長所に目を向けなければ
・自信がなく劣等感が強い
・いつも何か不安を感じている
・他人との関わりが苦手
・怒られると極端に落ち込む
・褒められてもあまり喜ばない
・いつも人の顔色を伺っている
・あまり自分の意見を言わない
・何事もすぐに諦めてしまう
・嘘をついたり、攻撃的になる
そんな態度が見られます。
どれも子どもには、なって欲しくないですね
(><)
これはちょっと気が付かれにくいので、子どもの「嘘」や「攻撃的な態度」ばかり”問題”にされがちです。
でも、子どものそんな態度をとるワケに注目してみると、根本的に解決できる道が見えてきます 🙂
ただ残念なことに、子どもの自己肯定感の大切さを知っている親御さんはまだまだ少ないようです。
*「自己肯定感が子どもに与える影響を知っている」という親は約30%
*子どもの自己肯定感に対して「意欲的に行っていることがある」親は半数以下
思春期に低くなりやすい自己肯定感は、その後の人生にも大きな影響を与えます。
とっても大事なものなので、ぜひ知って育ててくださいね!
(関連ブログ:
素直になれない子どもにはどう関わったら良いの?と悩む時には
「怒られるのが怖い」を絶対にそのままにしてはいけないワケと抜け出し方
中学生の友人関係:子どもが悩んでいる時に親はどう接する?などなど)
思春期の子どもの自己肯定感を育てるために親のできる8つのこと
ではここからは、自己肯定感を育てる8つのコツをご紹介します 😀
取り組みやすいものからどうぞ♡
①日頃から愛情を伝える
日本では家族の間で『愛してるよ』『居てくれて嬉しい』という言葉を掛け合うのは、あまり一般的ではないですね。
大人だって、言葉にするのは照れくさいかも知れません 😳
でも、実はその言葉こそ、思春期の子どもが親に一番求めているものだったりします!
もちろん全ての子どもが、そんな言葉をダイレクトに求めているというのではないのですが、どんな子でも『自分という存在そのものを受け入れてもらっている』という感覚を確かめたいという気持ちは持っています。
特に思春期は「家族のなかの一員」という存在から、「自分」という個人に自立していく準備期です。
そのために親との距離をムリヤリにでも、開こうともがくのが反抗期です。
親としては、いちいち言うことに反発してこられるので、腹の立つことも増えますが、それも子どもの自然な成長の第一歩でもあります 😉
この時期の子どもは第一反抗期のように、親を忘れたように行動をしたがるものですが、一方では時々親の愛情と注目を確かめることも欠かせません。
自分が思いついた時に寄ってきて、自分の話や存在に親が興味を持っているのかを確かめるという行動もするんです。
これを「自立のための甘え」「安全基地の確認」と言います。
ここで「自分にはいつでも帰れる場所がある」と思えた子は、また安心して親との距離を離して行動していきます。
そしてその行動範囲がどんどん広がって、めでたく個人としての自立になるわけです。
(親としては寂しさもありますが (^^;))
でも、この子どもが寄ってきた時に、親のほうが「さっき親なんていらないって言ったじゃない」「もう一人でできるでしょ」と突き放したりすると、子どもは「受け止めてもらえない恐怖」を感じます。
子どもは自分という存在の価値を見失い、自己肯定感が育たなくなってしまうんです 😯
そしてそんなことが続くと子どもは、無意識で何か問題行動を起こしたり病気になったりまでして、親の注目をひこうとすることも起こります。
人生の貴重な時間をそんなことで使うのでは、お互いに悲しすぎますね 🙁
子どもが自分から寄ってきた時には、気持ちを二回りくらい大きく持って、「甘えたいのね」と受け止めてあげるのがオススメです。
子どもも気づいていないことがほとんどですが、思春期の子どもにはそれくらい、親の注目と愛情は大事なものなんです。
自分の長所も短所も知っている親から愛されているという感覚が、自己肯定感の一番の基盤です。
そして日頃から、子どもには「あなたのことが大好き」「生まれてきてくれてありがとう」などと、子どもの存在そのものへの愛情を言葉にして伝えておくのもオススメです。
大人からすれば
「愛しているからこそ、こんなに手間を掛けてるんじゃない!わかるでしょ、それくらい 😮 」
と、言いたくなるかも知れませんが、ここはどうか、時々言葉にしてあげてくださいまし。
その効果はかなりのものなんです!
もしかしたら子どもの反応は、見た目としては薄いかも知れませんが、心の中にはその言葉がしっかりと刻まれます。
心の安定の基盤になりますので、ご安心くださいね。
人は「自分のことを愛してくれる人」の言葉には耳を傾けようとするものです。
子どもの自己肯定感や親子の信頼関係を育むために、愛情を言葉で伝えることは大事です。
時々はぜひ言葉にして伝えて上げてくださいませ。
②結果よりも努力にフォーカス
「結果」というのはわかりやすいので、私達はどうしても「結果が良かったかどうか」に注目しがちです。(^^)>
もちろん、良い結果を喜ぶことは大事なんですが、あまりに結果ばかりに注目してしまうと、そのための努力に触れなくなってしまいやすいのでご注意です。
結果にかかわらず、子どもがここまで挑戦したことや、工夫したことも具体的に褒めることはとても大事です。
それがあれば、たとえ結果が失敗でも、それを「一つの事実」としてニュートラルに受け止められるようになります。
そのことが、子どもが「自分には長所も欠点もある」と受け止める、自己肯定感の下地になっていきます。
また、結果は他者と比べるのではなく、自分がどれくらい成長できたのか、努力できたのかという「自分との比較」で見ていきましょう。
だからこそ、大人は「自分との比較」という視点を与えてあげたいですね。
いつも他者と自分を比較ばかりしていると、自分の環境がランクアップした時にダメージを受けやすくなります。
頑張って受験に合格していい学校に入ったら、周りができる子ばかりで自信をなくした・・・なんていう話はよくあります。
そんな時に他者との比較しかできないと、そこから回復するが大変です 🙁
自分との比較ができるのには、結果だけでなく、工夫や挑戦や失敗にも価値があると思えるからこそなんです。
なんだか気が楽になりました♡
子どもの自己肯定感が育つには、「自分が成長したら喜んでくれる人がいる」のを、子どもが知っていることがとても大事です。
どんな小さな成長でもいいので、ぜひ言葉にして、一緒に喜んであげてくださいね 😀
③高い目標には小目標
子どもの可能性を信じていると、高い目標を応援したくなることもありますね。
受験や部活や資格試験も、チャレンジで能力が伸びていきます。
でも、いつも高い目標だけを見つめていると、その途中で心が折れてしまうこともあるでしょう。
受験期に、なかなか模試の成績が上がらない時などそうですね。
そんな時に高い目標だけを意識し続けても、自己肯定感が下がるばかりです 🙁
そんなことにならないコツは、高い目標を達成するまでの、小さな小目標をいくつか設定することです。
「今少し頑張ればクリアできること」を最初の小目標にしてみましょう!
模試でA判定が取れなくても、前回より英語だけ5点アップを目指す、なんていうのでもOKです。
人は「これは頑張ればできそう」という時に、一番やる気がアップします。
実現可能な小目標にならば、「そのために今何をしたらいいのか」と考える力も湧いてきます。
そしてそれがクリアできたら、「できた!」という達成感が、子どもの自己肯定感を育てます。
この時には「工夫したから小目標を達成できたこと」を、一緒に喜んでくださいね 😉
小さな達成感が積み重なると、はずみもついて、やがて難しい課題にも挑戦したくなってきます。
それによって子どもは、簡単に自分の夢と希望を諦めなくなります。
それこそが自己肯定感を育てるキモなんです 😀
④達成感を味合わせる
子どもの自己肯定感を育てるには、このように「自分で工夫したので達成できた」という実体験を子ども自身が多く持つことが欠かせません。
でも思春期の子どもはまだまだ危なっかしいですね。
見ている大人はつい『そうじゃなくて、こうすれば』と言いたくなることも多いんです 🙄
でも、ここで大事なのは「子どもが自分で工夫して達成できた」という体験です。
よっぽどのことでない限り、子どもなりの工夫には口を出さないのがオススメです。
そしてもしそれで子どもが失敗したら、その時にはその失敗から子どもが学べるようにサポートしてあげるので十分です。
子どもに失敗を経験させるのには、親としては勇気がいりますね。
でも、「失敗してはいけない」
「一度で何でもやり遂げないと」と
親がなんでも先回りしてしまったら、子どもは失敗の可能性があることには手を出さなくなってしまうでしょう。
「失敗があるのはアタリマエ」
「次に活かせることを見つけるのが成長」
失敗を体験した後にそんなメッセージを与えてあげることで、子どもは失敗を過剰に恐れなくなっていきます 🙂
子どもの成長する力を信じるのが、子どもの自己肯定感を育てる早道です。
もし、どこまで子どもの失敗を見守っていけばいいのかが不安な時には、親御さんがコーチに相談してみるのもいいでしょう。
親御さんが安心できれば、それが子どもの安心にも繋がります。
⑤話を聞く
子どもの自己肯定感を育てるのに欠かせないのは、子どもを話を聞くことです。
思春期になると子どもは、「コミュニティの中の一員として」自分を扱ってもらうことを望みます。
家庭でも参加メンバーの一員として、意見を言う権利を持ちたいという欲求も強くなります。
そんな時こそ、コミュニティの一員としての権利と義務を教えるチャンスです。
子どもはどうしても「権利」を強く求めますが、そんな時こそ、義務もあることを伝えるチャンスにできます。
そのためには、子どもなりの意見にも耳を傾けることから始めると効果的です❣
せっかく自分なりの意見を持っているのに聞いてもらえないのでは、子どものやる気と自己肯定感をかなり低くしてしまいます(><)
子どもの意見は大人からすれば、的はずれなことも多々ありますが、とにかく耳は傾けてあげましょう。
「子どもの意見を尊重している」と伝わればOKです。
話を一通り聞いた後で、疑問や反論があれば、きちんと伝えることも大事です。
この「話の聞き方」にはコツもたくさんあります。
講座や個人セッションでも、お子さんの個性に合うものをお伝えしています。
「とても役立つ」と好評ですので、ピンときた方はお問い合わせ下さい。
⑥役割をもたせる
「役割をもたせる」というのは、家でもお手伝いなどの決まったものを担当してもらうことです。
どうつながっているんですか?!
はい、自己肯定感を育てるには、「自分には長所がある」「短所があっても大丈夫」という感覚に加えて「自分は誰かの役に立てる」という感覚も大事なんです。
自分の長所や短所は自分についての感覚ですが、「誰かの役に立てる」というのは、他の人とつながる感覚です。
強弱はありますが、人には「他の人とのつながりを求める」という本能があります。
アドラー心理学でも、幸福の三原則として「自分が好き」「他者は信じられることがある」「自分は他者の役に立つ」を挙げています。
「人の役に立つのが良いことだから」「人の役に立たないと価値がないから」ではなく、その自然の社会性を求める欲求は、満たすことが必要です。
それが満たされて初めて、「自分には価値がある」という健全な自己肯定感が育ちます。
特に不登校や人間関係でトラブルがあると、「自分だけの世界」に閉じこもることもあるでしょう。
でもそんな時こそイヤイヤからでもお手伝いなどを担せることで、子どもの社会性も目覚めていき、自己肯定感が復旧していきます。
今までにもそんなサポート事例はたくさんあります 🙂
⑦できないことを具体的に解決するサポート
イマドキの思春期の子どもを取り巻く環境は、親世代の頃とはかなり変わってきています。
スマホやネットの影響は子どもたちの人間関係をとても大きく変えました。
受験制度の変化にも、子どもが適応するにはそれなりの力がいります。
また、食べ物や運動環境などの変化は、発達障害や発達の抜けの増加にも大きく関わっています。
私のプロコーチとしての10年間でも、子どもたちの様子と環境が大きく変わっているのを感じてます。
それは「イマドキの思春期の方が大変だ」というのともちょっと違います。
「イマドキの子どもには、イマドキなりの難しさがある」と言う方がしっくりくる感じです。
でも大人の世界にだけいると、その変化には気づきにくいようです。
そこで親御さんたちからすれば、お子さんの勉強や友達との付き合い方や生活の仕方などについて、「うちの子はなぜそんなことができないんだろう」と感じることも、色々でてきます。
私も親御さんから、例えば「自分は普通に勉強をしてなんとかやってきたのに、子どもには手伝うことが必要なんですか?」とお尋ねいただくこともよくあります。
また、「自分がうまくいった勉強方法を教えても、子どもにはそれがうまくいかないのが不思議」なこともあるようです 😉
そんな時には「なぜうまくいかないんだろう」と悩むよりも、「今のこの子に必要な具体的なことは?」という発想に切り替えてみるのがおすすめです
(^^)
性格も環境も全く違う場面では、過去や、他の人の成功体験は役立たないことがあるのも自然です。
子どもをその成功体験に合わせようとするよりも、その子のことをしっかり見て、「今何があればまた動き出せるのか」という具体的なものを見つけて行きましょう。
身体・心・頭の3つから見ていけば、多くの謎?は解けていきます 😀
そして子どもがまた自分で動き出せるようになれば、それは子どもの自信になり、自己肯定感も育ちます。
⑧親の姿を見せる
そして、子どもの自己肯定感を育てるのにとても有効なのは、「お母さん・お父さん自身の自己肯定感を育てること」です。
根っから優しい方や、親としての愛情が深い方は
「私はいいから子どもには幸せになってほしい」
と思っていらっしゃることがあります。
でも、それでは残念ながら子どもは安心して自分を好きになれません。
子どもはどんなに反抗的な態度をとっていても、親にも幸せになってほしいという思いもちゃんと持っているからです 😉
不幸そうな親を差し置いてでは、安心して思い切り幸せになれないんです。
もし、ご自分の自己肯定感が低いかも?と思ったら、この「自己肯定感を育てる8つのこと」をご自分にもやってみてくださいね。
①日頃から自分への愛情を伝える
②結果よりも努力にフォーカス
③高い目標には小目標
④達成感を十分に味わう
ちょっとしたことでも、お祝いしましょう
⑤話を聞く
自分の気持ちに気づきましょう
⑥役割をもたせる
頑張っている自分をいっぱい褒め褒めしましょう
⑦できないことを具体的に解決するサポート
人の力も借りましょう
お母さん・お父さんが等身大のご自分で前向きに過ごしている姿を見せることこそ、子どもにとって最幸のプレゼントです♡
⑨それでも難しい時には身体・発達などの「子どものワケ」に意識を向けてみる
①~⑧のことをやっても、子どもの自己肯定感が上がりにくい場合もあります。
そんな時には、身体の課題=発達の抜けや、心・頭の課題=強固で不適切な思い込みが隠れている場合があります。
発達のぬけと言うと、知能に問題⁉と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、発達には知能だけではなく、神経系の発達もあります。
自分の身体を思うように動かせるのはその人の運動神経などの各種神経系が十分に発達しているからです 😉
ただ、人の神経系の発達は凸凹があるのが普通です。
その凸凹の差がありすぎると、思った通りに動かないという事も起きてしまいます。
残念なことに思春期では、運動や字を書く、絵を描くなど、自分の思ったとおりにうまく身体を動かせないことがあると、低い評価をされてしまうことが多いです。
そうなると、その子の自己肯定感も下がってしまいます。。。
また、思春期には「自分はこういう人間だ」「他の人は自分にとってこんな存在だ」「社会や学校はこんなところ」という思い込みをたくさん作ります。
ただ、それの思い込みが偏った情報や体験の理解の不十分さなどから、不適切なものになることがあります。
人は自分の思い込みや価値観に沿って行動したり考えたりします。
自己肯定感を下げ続けてしまうような思い込みがある場合には、それをより適切なものへとリフォームすることが必要です。
その子がどんな思い込みを持っているのかは、話を引き出してみるとわかります。
子どもとの会話で、表面的な言葉だけでなく、その言ってることの裏にある思いや考えにも気をつけて見るのがおすすめです!
子どもの話の上手な引き出し方は、個性に合わせて違うこともあります。
より詳しく知りたい方は、講座等をご活用ください 🙂
自己肯定感の低い子どものために親ができる9つのこと:おわりに
いかがでしたでしょうか
今回は思春期の自己肯定感が低くなりがちな時に、親のできる8つのことをご紹介しました。
でもちょっとしたことで、育てられるとわかったのでホッとしました。
今日は子どもに「居てくれて嬉しい」って言ってみようと思います。
少し恥ずかしいですけど 😳
♡♡あとがき♡♡
イマドキでは、「良い大学や就職先」だけでは幸せになれない時代になりました。
そんな時代の子育てで一番大事なのは、子どもの自己肯定感を育てることかも知れません。
健全な自己肯定感があれば、子どもがどこかで難しい課題に出会っても、心が簡単に折れることはなくなります。
柔軟に乗り越える工夫ができますし、必要な時には人の力も、サクッと借りることもできるでしょう。
自己肯定感が低くなりやすい思春期こそ、それを育てるチャンスにできます。
健全な自己肯定感は、子どもの一生の財産になります
\(^o^)/
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