たった1年で、ずっと求めら続けるコーチになる!「思春期コーチ™養成講座」も募集中です!
先延ばし?発達?病気?やるべきことができない時の7つの原因と対策
やるべきことができない・・という経験は誰にでも多少はあるものです。
ただ、今はやるべきことができない子どもがとても増えています。
苦手な課題に取り組むとか、何かを決めなくちゃいけないなど、自分がやるべきことができない時があるんです。
以前からそんな傾向はあったんですが、このところ増えているようで心配です 😐
苦手だったり気がのらないことには、自分のやるべきことでもなかなか手がつけられないという体験は、大人でもありますね。
「嫌だな」という気持ちは「避けよう、遠ざけよう」とするエネルギーですから、それでもやるべきことに取り組むには、気持ちの向き先を「嫌だ」から変えることが大事です。
例えば「嫌だ、めんどくさい」と思う時には、やるべきことの作業の難しさや量の多さに気持ちが行っていることが多いです。
そんな時には「終わったら、どんなにスッキリするか」などと、やり遂げた後のすっきり感に気持ちの向き先を変えてみるのもおすすめです。
さっきより動き出せそう 🙂
はい、そんな風にやるべきことができない時には、気持ちに働きかけると動き出せるようになる場合も色々あります。
ただ、やるべきことができない時には、他の環境要因や身体の要因がそのお困りの原因になって場合もあるんです。
実はちょっと発達の抜けも気になってるんです
やるべきことができない場合にはちょっとした方法ですっと抜けられることもあります。
ただ、その裏に少し改善にに手がかかる原因(発達も)が潜んでいることもあるんです。
それぞれで抜け出すための対策も違います。
やるべきことができない時は7つの対策について知っておくと、今必要な抜け出し方がわかります。
目次
- やるべきことができない時の7つの原因と対策とは
- (1) やるべきことができないを「気持ちの向き先」で変える
- (2) やるべきことができないのを環境で変える
- (3) やり方を手に入れてやるべきことができないのを解決する
- (4) やることが多すぎる・できないのが怖いのを手放して、やるべきことができないを終わらせる
- (5) マイペースと言葉がゆっくりで甘えてしまう環境を変える
- (6) 集中できないのを克服してやるべきことができないから抜け出す
- (7) エネルギー不足からのやるべきことができない状態を解消する
- 子どもがやるべきことができない時の親の接し方のコツ:まとめ
- 先延ばし?発達?病気?やるべきことができない時の7つの段階と対策:終わりに
やるべきことができない時の7つの原因と対策とは
「やるべきことができない」を解決するための、7つの原因と対策について見ていきましょう。
やるべきことができないお困りの難易度の軽いもの・取り組みやすいものからご紹介します。
「これが当てはまりそう!」と思うものがあれば、それから取り組んでいたいだければOkです。
動き出せればそれでOKですし、それでも動けない場合には、次の対策をやってみてくださいね
やるべきことができない7つの原因
(1) やるべきことができないを「気持ちの向き先」で変える
やるべきことが自分にとって楽しいことや好きなことの場合には、誰でも取り組みやすいのですが、嫌だったりめんどくさいと感じると、手をつけるまでにハードルが高くなります。
それは「楽しい」「好き」というプラスの気持ちは、対象に近づきたいというエネルギーで、反対に、「嫌だ」「めんどくさい」「やりたくない」などのマイナスな気持ちは、対象を遠ざけたい、関わりたくないというエネルギーになるからです。
つまり、「嫌だ」「めんどくさい」「やりたくない」というエネルギーを出し続けながら、その対象に取り組む=近づくのは難易度が高いんです。
人は頭の中で、1日に6万語も一人でおしゃべりしていると言われています。
自分のなかで「嫌だな」「ほんとはやりたくない」「めんどくさい」とつぶやきながら、やるべきことに取りもうとしていることはありませんか?
そうなると心はその言葉に自動反応して、「遠ざかろうとするエネルギー」を出してしまいます。
はい、そんな場合によくやりがちなのが「意志の力で頑張る」という方法です。
「嫌だけど、やらなくちゃならないことだから」と自分の気持ちを理屈で説得しようとするパターンです。
「嫌だな」が軽度ならばそれでもいいのですが、基本「嫌なことを我慢してやっている」という意識があるので、渋々・いやいややることになります。
自転車を漕ぐ時に、手ではブレーキを掛けながら、脚で踏ん張り続けるというイメージです。
そうなると、ますますその宿題ややるべきことが嫌でしんどく思えてしまう
→
次にもっとやりたくなくなる・・・というまずいループにハマります
(><)
おすすめはブレーキを掛けている手を外すことです。
そのためには意識の向け先を変えるのが一番です!
「めんどくさい」「量が多すぎる」「難しい」などなどに向けていた意識を、「今日の分終わったらスッキリするな」「終わったらアイス食べよう」などと、楽しい・好きが感じられることに向けなおします。
それでぐんと加速するまで行かなくても、とりあえずブレーキは外せるので手をつけやすくなります。
それでスタートできたなら、10分くらいしていると「作業興奮」が起きます。
始めは弱いやる気で始めても、やっているうちにノッてくるという脳の働きがあるからです
(^^)
はい、そうやって軽い気持ちで「とりあえず手をつける」と作業興奮も起きやすくなります。
そうなると、そのやるべきことができたという体験はその人の自信にもなりますし、次に同じようなことをする時にも気持ちが楽に取り組みやすくなります (^^)b
そして何か自分にとって大事な決断を下せない・・そんな時には
「どうしよう」「困った」「わからない」と気分を下げる言葉を繰り返していることも多いです。
情報不足の時には、情報を手に入れたり整理することが大事ですが、もうあとは決めるだけ・・・の状態ならば
「どんな道でも結局大丈夫」「なんとかなる」などの
自分が安心できる言葉を見つけて、それを自分で落ち着きくまでゆっくり繰り返します。
誰かを勇気づけるように、優しく♡がポイントです。
自分だけでは難しいならば、信頼できる家族や友達に「大丈夫だよ!」と優しくきっぱりと言い切ってもらうのもおすすめです
(^^)
(2) やるべきことができないのを環境で変える
やるべきことができない時には、環境を整えると高い効果がでやすいです。
① 余計なものを周りに置かない
漫画やゲーム機、お菓子など、簡単に手が伸びちゃうものを視界に入らない環境にするのがおすすめです
② 音・匂い、触感、周りの雰囲気を整える
人は五感に影響を受けやすいのですが、特に匂いと音からの影響は大きいです。
*耳障りだったり、落ち着かない音がどうしても耳に入る環境ならば、耳栓を使うのも効果的です。
*やる気や希望が出る曲を聞いて「うまくできるかな」などの不安を手放してパフォーマンスを上げるのが効果があるのは、オリンピックなどで一流選手もやっているとおりです 😉
*アロマも匂い次第で、スッキリしたり落ち着いたり、やる気が出たりするので、いくつかお気に入りを見つけておくと役立ちます
*触感については、クッシュボールなどで緊張やストレスを解消することもできます。
*図書館や塾の自習室など、周りの人が集中している環境に身を置くと、自分もすっと集中しやすくなります。
最近はオンライン塾でも「自習時間」という名前で、各自ビデオで自習している姿を移しながら集中しやすい環境を作る仕組みがあったりします。
意外と効果が高いですよ 😉
(3) やり方を手に入れてやるべきことができないのを解決する
やる気が無いわけじゃないけれど、やり方がわからないので、やるべきことができないままになる・・・そんなことも珍しくはないものです。
この場合には大きく2つのパターンがあります。
それぞれを見てきましょう!
このパターンで多いのが、「読書感想文」や「体験レポート」です。
本を読んだり何かの体験をして、そこで感じたことを文章にする・・という「やるべきこと」に、実際どのような順番で具体的に手を付けたら良いのかわからないので動けないままになってしまう子はとても多いです。
毎年8月の終わりには、このやり方を伝えるセッションが増えますが 🙂
・書く内容の順番がわかる
・自分の気持ちを引き出してもらう
とサクッと書ける子がほとんどです。
「志望校を調べる」という学校から出された「やるべきこと」でも、やり方がわからないので立ち止まってしまう子も結構居ます。
学校からもざっくりとした調べ方は聞いているのですが、いざデータを見たり実際に行ってみても、そこで得た情報をどう組み合わせて結論を導き出せばいいのかがわからなくなる子は多いです。
今の子は学力だけでなく、その子なりのこだわりポイントもあるので、選ぶ時の基準が複雑化しています。
部活、学校の雰囲気、制服、自由度、学びたい科目・・
複数の選択肢を、複数の基準で比較するので、選択するのが難しくなっているんです。
大人はこの程度話せば動けるはず・・と思うことでも、子どもによっては動けないままになることもあるものです。
人によって説明のされ方で、わかりやすいものとわかりにくいものがあるのは自然です。
「ちゃんと話を聞いてないから!」と責めずに、その子が何が分かっていて、さらに何がわかると動けるのか・・・という関わりをしてみると、その子の特性も見えてきます。
読書感想文も志望校選びも、順番や選択肢を言葉で説明するだけでなく、表や図を使って説明してあげるととてもわかり易くなるのでおすすめです
(^^)
実際に書いたり、決めるのは子どもですが、それまでの手順を手伝いながら進めていくと、これから増える「自分の意見を書く」や「複雑な選択肢から選ぶ」力がつくのでおすすめです!
これからは物事がどんどん複雑化していきますから、「人に助けてもらえる・頼める」という力はとても重要になります。
自立=孤立ではなく、自立には独立した個人が協力し合うことが不可欠だということを思春期の子どもには教えたいですね♡
イマドキの中学生・高校生は、親世代よりもやるべきことが多くて複雑になっています。
学習内容も増えていますし、ネットや動画などからの情報と活用法が増えた分、「できること」も莫大に増えているからです。
そして一方では子どもの方に
・ものごとの優先順位がつけられない
・締切を意識して行動するのが苦手
・時間把握が甘い=自分が思っているより時間がかかることを認められずに、間に合わないのを繰り返してしまう
という特徴がある子が増えています。
なので、小学校くらいまでは自分でやれてたり、親が手伝ってくれてなんとかいい成績が取れてても、中学生からは間に合わなくなることが増えてくるんです。
中学生の始めや途中から急に成績が下がったり、無理が重なってパンクしてしまう子が急激に増えています。
はい、子どもの特徴がお困りを生んでいる場合には、大なり小なりの「発達の抜け」が隠れていることがほとんどです。
実はそれも社会環境の変化の影響もあるんです。
ただ、なかなかその情報が大人にも広く共有されていないので、「その子ができない」「努力不足」「やる気出さないから」と捉えてられていることも多いです 🙁
子どもも「自分はうまくやれないけどなぜなんだろう」ともやもやしている上に、大人から「やる気がないから」「もっと計画的に」「要領よくできないの?」などと言われてしまうと、さらに動けなくなってしまいます。
残念ながらそれで自信をなくしてしまっていた子にも、これまでいっぱい出会ってきました
(T_T)
ずっとやる気のせいだとか、要領が悪いからだと思ってました。
最近発達のことを知って、気になってはいたんですが・・
そういうケースも改善できるんでしょうか
はい、このような場合には
*発達の抜けを埋めていく
*計画の立て方を練習する
の両方が進められれば改善しますので、ご安心くださいね。
”発達”というと、未だに「脳の病気」とか「一緒変わらない」とか「知能の発達がうまくいってない」と勘違いされることもありますが、土台は神経系の発達のことで、何歳からでもどんな状態からでも適切なアプローチで発達は促せます。
先程お話した子どもたちも、どんどんできることが増えて笑顔になりました 🙂
どんな人でも大人でも、多少の発達の抜けは必ずあります。
それがその人の個性のもとでもありますし、大きなお困りがなければそのままでもOKです。
ところがそれがその人のお困りにつながっていたり、不便さ・不自由さを生み出しているならば、アプローチで改善するのがおすすめです。
その人によって、お困りの裏にある発達の抜けは様々なので、ピンときた方は最幸家族講座や個人セッションで個別にお問い合わせください
大人の接し方や言葉が子どもに与える影響は大きいです
「簡単なはず」「やる気があればできるはず」と思い込まずに、具体的にその子がどこで詰まっているのかに目を向けてみるのがおすすめです
(4) やることが多すぎる・できないのが怖いのを手放して、やるべきことができないを終わらせる
やる気がないわけじゃない
やり方もわかっている
だけどやることが多すぎるのでやりきれないとか、自分はうまくやれないかもしれない・・
そんな気持ちがやるべきことに手を付けるのを先延ばしさせているケースもあります。
①やるべきことの量に圧倒される
一つ一つはできそうなこともあるけれど、とにかくたくさんあるので量に圧倒されて「自分はできないんじゃないか」という怖さから手がつけられない子も実はいるんです。
「怖さ」を感じたらフリーズするタイプがそうなりがちです。
このような場合には
1)まずやるべきことを全部リスト化する
2)すぐできることと、時間がかかることや難しそうなことに分ける
3)時間がかかることの時間配分だけざっとしてから、直ぐにできることをサクサク順番に終わらせる
この段階になると、随分気持ちが落ち着きます。
そして4)時間がかかることの時間割をつくる
5)難しそうなことは相談する相手を決める(友達でも先生でもコーチでもOK)
これを繰り返して「結局全部できた!」という体験が得られると、だんだん自信がついてくるので量に圧倒されることはなくなっていきます。
私もチェックリスト作ってみます
その中に「人に頼む・任せる」ができる項目があれば、それもご活用くださいね 😉
②うまくやれないのが怖い
完璧主義の頑張り屋さんや失敗が怖い場合には、「どうせ思ったようにできない」と先延ばししてしまってやるべきことができない場合があります。
そんな時には
「ちゃんとやりたい」
という自分の気持ちに気づくところから始めましょう!
そして「ちゃんとやる」とはどのようなことができていれば良いのかを具体的に考えます。
そうすれば100点がわかるので、80点の合格ラインも見つけられます。
具体的に何ができないとか、失敗したら何が起きるのを心配しているのかがわかれば、それへの対策も具体的に見つけれるようにもなります
(^^)
抽象的に「嫌だ」「嫌だ」と思っているだけだと、やらない・・という選択肢しか浮かばないものです。
でも「こうなればいい」とわかれば、前進するために必要な行動がわかります。
ハマったところから抜け出せます (^_-)
周りの人は、勇気づけたり、結果だけでなく工夫や努力にも声をかけてあげるといいですね。
ちょっとしたできたことにも声をかけると「見てるよサイン」になるので、子どもも頑張ってみようと思えます
(5) マイペースと言葉がゆっくりで甘えてしまう環境を変える
子どもがもともとマイペースだったり、言葉で気持ちを話さないタイプだと、どうしても親が待ちきれずに、つい「こういうこと?」「これでどう?」とサジェストする機会が多くなりがちです。
そうなると、その場は物事が進むのですが、以下のようなまずいことも起きてしまいます。
*自分の思いを言葉にする練習が不足するので、いつまでも「うまく言えない」ままになる
*それでも毎回なんとかなっているので、あえて自分から言葉を発しない、行動しないで待つようになる
*人に「察してもらう」「代わりにやってもらう」のがアタリマエになってしまう
・人のサジェストで動いていたので、自分で物事を計画する力が育たない
*親のサジェストに違和感が多少あっても、「うん」と言ってしまうことが多いので、モヤモヤを抱えたままになる
・人と言葉でコミュニケーションしないと、一人でぐるぐる考えるばかりになるので、不適切な思い込みを作り上げてしまう
*自分の言葉で表現せずに「選ばされいる」「押し付けられている」感覚があるので、うまく行かなかった場合には親のせいにしたり「自分が決めたかった」などと考える
小さい頃からマイペースで口数が少なかったんです。
それで助けるつもりであれこれ言いすぎてたところはありました!
でも中学生になってから、子どものやるべきことが複雑になってきたので、親が介入できないことが増えました。
だから一人で行動したり決めるための練習不足が表面化しちゃった可能性はあります
実は、このパターンも結構多いんです・・
そしてこのパターンの子どもは、自分でやるべきことをやれない状況になって困った時に
・なんで今までのように助けてくれないんだ
または
・「親が口出ししすぎたから」=「自分が親の言うことを聞きすぎたから」
の両方の気持ちから、今度は一転して親に反抗的になることもよくあります。
その場合もともと口数が少ないので、自分の言いたいことや「こうして欲しい」を親に伝えることはあまりなく、だんまりして不機嫌そうにするだけ。。という事が多いです。
何か手伝おうと思っても、不機嫌そうに黙るだけなんで、何を考えているのかわからなくて困ってました
思い当たります・・・
こんな状態からだと、どうしたらいいんでしょう
はい、大丈夫です、ご安心くださいね 🙂
このようなだんまり。不機嫌で、やるべきことをやらない状況から抜けるには
・子どもに自分の言葉で表現させる
・自分の課題には自分がメインで取り組ませる
が大事なポイントになります。
促したり返事を待っても、なかなか頑固に自分の思いを言葉で表現しないこともありますが、それでも「子どもの課題については子どもが考えて最終的に決める」という方針からブレずに続けてみてください。
「察してもらおう」とするサインはスルーして、自分でやれるよと暖かく応援する気持ちでいればOkです。
不満を持っていても親子です。
親が自分の課題を自分で取り組めるようにしてくれていることが、やがて必ず伝わりますし、子どもも本来の力を取り戻していきます。
家族以外の人だと話しやすいことも多いです。
また、動作がゆっくりすぎる場合や思い込みが強すぎる場合には、発達の抜けやエルギー不足が隠れていることもあります。
(6) 集中できないのを克服してやるべきことができないから抜け出す
やるべきことをやろうとしても、集中が難しかったり、あるいは別のことに過度に集中してしまって、本来のやるべきことができないというパターンがあります。
このような場合には、(2) 環境を整えるをまず試してみるのがおすすめです。
それをやっても状況が変わらない場合には、次の2つを試してみてください
①ポモドーロテクニック
スマホでもキッチン用でもいいので、タイマーを一つ用意します。
そして25分にセットして、その間は勉強でも運動でも、一つの課題だけに集中します。
その後タイマーが鳴ったら、5分だけ休憩します。
この25分の集中と5分の休憩を4セットしたら、15分以上の休みを取ります。
ご自分のやりたいことに合わせて、必要な回数を繰り返してください。
人が集中できるのは25分と言われているので、それを応用した集中法です。
始めは25分間の集中が難しいようならば、20分か15分から始めてもOKです。
その子が一つのことに集中できる時間で設定してください。
短い時間しか集中できない子でも、これをやっていくと、だんだん集中できる時間が増えるのでおすすめです
(^^)
②誰かと計画と結果の共有をまめに行う仕組みを作る
一人で計画を立ててやるだけでは面白みや楽しさが足りないので続かないことがあります。
そんな時には信頼できる人と一緒に、実際にやれる計画を立てたり、1週間後などにそれがやれたかどうかを一緒にチェックするようにすると、集中して取り組めるタイプの子もいます。
また、感覚が過敏すぎて、ちょっとした音や動きにすぐに集中力がとぎれてしまう場合には、発達の抜けがある場合があります。
それも改善する方法がありますので、体質だからと諦めずに最幸家族講座や個人セッションをご活用ください
(7) エネルギー不足からのやるべきことができない状態を解消する
やるべきことができない場合には、心身ののエネルギー不足が大きく影響していることもよくあります。
心身のエネルギーが不足すると、人の身体はこれ以上動いてエネルギーを消費しないように、動かないようになります。
(だるい、動きたくない、やろうとしても身体がついてこないなど)
また、心も平坦になります。
心に大きな環状が湧いてしまうと、人はプラスでもマイナスでも、なにか行動したくなるからです。
(好きなこと、やりたいことがわからない。何をしても楽しくないなど)
つまり、身体が動かないとか感情も動かない状態とは、心身のエネルギーがかなり不足している状態なんです。
これは最低限の生命維持のためのエネルギーを確保して、命を守ろうとしている状態です。
思春期は成長期なので、身体を作るのにたくさんの栄養が必要になります。
その時に成長が急激だったり、活動量が多すぎたり、摂取している栄養がそれらに追いつかない場合には、身体はエネルギー不足状態になります。
また、ストレスが過多になると心のエネルギーも不足します。
一人でぐるぐる考え続けるのも、自分でストレスを生み出しているのと同じなので、心のエネルギーを不足させます。
一般的に考えられている以上に、身体・心・頭は互いに影響しあっています。
身体のエルギー不足が先行すると、心の品や差も失われるので、ストレス耐性も低くなってしまいます。
また、心に大きすぎるダメージを追った場合には、体調不良や栄養を吸収・消化しにくい状態になることもあるんです。
以上の理由から、思春期には心身のエネルギー不足になりやすく、それがきっかけで体調不良や不登校になる子もとても多いのが現状です。
はい、食べるものが多種多様にあるだけに、他のものに目を奪われてしまって、身体やエネルギーのもとになるものを十分に取れないこともあるんです。
でもご安心くださいね。
身体と心に必要なエネルギーを満たしていくと、子どもはしなやかに回復します。
大人より早いです (^^)
休ませているのにイマイチ子どもがイキイキ回復しない場合には、心身のエネルギー不足の可能性もあります。
すべてをメンタルとか性格の問題として扱おうとするよりも、身体からのアプローチと併用すると10倍位の速さで回復も進みますのでおすすめです。
子どもがやるべきことができない時の親の接し方のコツ:まとめ
ここまで、取り組みやすい・解決しやすい順番で、お困りの原因と対策を7つご紹介してきました。
ここでは全体を通しての、親ができる効果的な接し方のコツをまとめます
子どもがやるべきことができない時の親の接し方のコツ
①7つのどれに当てはまるかを見極める
②本人が自分の課題を自分で解決できる力をつけることをゴールにする
(目の前の宿題を出すことをゴールにすると、いつまでも親が手伝い続けることになる)
③「やりなさい」よりも「こんな情報があるよ」と何度か伝えて本人が興味を持つように関わる
④環境整備やサポートする人とつなげるなど、子どもだけでは難しいところを手伝う
⑤発達の抜けやエネルギー不足の解消などは専門家から学ぶ
先延ばし?発達?病気?やるべきことができない時の7つの段階と対策:終わりに
それ以外にも情報や練習の不足、そして自分も含めての周りからの影響が大きいこともあるんですね!
また、「発達」って怖いイメージだったんですが、変化できると聞いて安心しました 🙂
そして私がやれることも具体的に分かったので、とてもスッキリしました!
さっきのまとめを見ると、親が代わりにやってしまうのでもないし、ただ子どもに全部任せるだけでもないんですね
よく「見守る」は「その子を信じて何もしないこと」だと勘違いされることもありますが、子どもが自分ひとりでは気づけない、やれないこともあるのはアタリマエです。
思春期だって、大人だって、他人のサポートでぐんと成長することはあるものです。
そんななかで、子どもに任せられる範囲をどう広げていくのか・・を意識しながら進めるといいと思います。
♡♡あとがき♡♡
イマドキは、大人だってそうですが、思春期の子にも「やるべきこと」と「やりたいこと」がいっぱいあります。
勉強に部活に趣味におしゃれに、友達付き合いにYoutube・・・いくら時間があっても足りないくらいです。
そして彼ら・彼女らは、これからますますそのような「やれること」が増えるばかりの社会で過ごします。
社会に出たら、自分で自分にとって大切な「やるべきこと」を決めて日々生きていくことになります。
その時時の楽しみに身を委ねるのもいいですが、「自分は本当はこうなりたい」という思いは大切にしてもらいたいとも願います。
世界の90%以上の人が、人生の終わりに「もっと自分の本当にやりたいことをやればよかった」と思う時代は過去のものになって欲しいです。
もちろん、お母さん・お父さんも自分の本当にやりたいこと・やるべきことを選んで楽しく日々を生きましょう!
子どももきっと知らないうちに真似します
\(^o^)/
合わせて読みたい記事:
子どもの可能性を信じるってどんなこと?信じていれば実現する⁉