思春期のいい子症候群は危険大!愚痴を言わない子・できる子・優しい子

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「いい子症候群」をご存知ですか?

子どもが「いい子であろう」としているうちに、いつの間にか自分を見失ってしまうことです。

いい子には手がかからないので大人は「問題がない」と捉えがちですが、実は「いい子症候群」には大きな危険が潜んでいます

 

お母さん
最近いい子症候群という言葉を聞いて気になってます。

うちの子は中学生でも反抗期らしい反発がないんです。

ママ友には「うらやましい」と言われますが、私はいい子症候群じゃないかと心配です

 

 

子どもが思春期に反抗的になると、親としては扱いが難しくなりますが、反抗期は自立に向けての一つの大事なステップでもあります。

もちろん「反抗的になる」ことがなく自立する力が育つこともありますので、「反抗的じゃないから」とすぐに心配しなくても大丈夫です
(^^)

 

ただ、その「反抗的じゃない」裏に、「いい子でいなければ」という思いが強くある場合には「いい子症候群」が隠れている場合もあるので気をつけたいところです。

 

お母さん
その見極めって、どうしたらいいんでしょう

いい子症候群のままだと、どこかで行き詰まりやすいという話を聞いたので気になってます。

 

はい、その見極めが大事ですね。

いい子症候群で自分の本当の気持や身体の感覚とのつながりが悪くなると、どこかでその歪が出てきます。

頑張りすぎて、身体が疲れているのに気づかずに無理を続けてどこかでエネルギー切れになることもありますし、自分の気持がわからなくなってしまうと、他人からの期待=他人がくれる正解がないと自分の進むべき道が見つけられなくなってしまうこともあります。

 

お母さん
え、それは大変です!

そういえばうちの子も、受験校を何でどう選んだらいいのかわからないみたいです

いい子症候群から抜け出すことはできますか?

 

はい、それは大丈夫なのでご安心くださいね 😉 

ではこれから「いい子症候群」の見極め方と、そこから抜け出すコツについて見ていきましょう!

 

お母さん
はい、それを知りたいです

いい子症候群とは

いい子症候群とは、「いい子であろう」という気持ちが強すぎて、いつの間にか自分を見失っている状態のことです。

 

お母さん
自分を見失うって、どんな状態ですか?

 

はい、他人からの期待と自分の気持の区別がつかなくなったり、身体の感覚に鈍くなってしまった状態のことなんです。

そうなると、親や先生・先輩から期待されているようになろう!とすることで、自分自身の好き嫌いという気持ちや身体からのサインを置き去りにして行動してしまうようになります。

そうなるとエネルギー切れが起きたり、物事を自分で決められなくなってしまいます。

 

お母さん
あ〜、なんとなくわかります。

私もずっと親の期待に応えてきたいい子だったんで 😐 

 

ただ、私は親からこうしなさいと言われてたことが負担だったので、あまり本人には言わないようにしてたつもりだったんですが・・・

 

はい、いい子症候群の原因として親の接し方がよく挙げられますが、子どもの気質も大いに関係しています

それもこれからご一緒に詳しく見ていきましょう。

そのための第一歩として、より詳しくいい子症候群の特徴を見ていきましょう

いい子症候群の3つの特徴とチェックポイント

いい子症候群には大きく3つの特徴が見られます

 

A)正解にこだわる

いい子症候群は自分の気持よりも、他人が期待しているであろう”正解”にこだわります。

自分ではあまり自覚がないのですが、親や先生の期待に応えたいという思いが強いので、その期待に沿うことを”正解”として、それを手に入れようと無理をしてでも頑張ります

本人にも「期待されていること」と自分のやりたいことの区別がつかなくなっているんです。

 

・親や先生や先輩の言うことは守ろうという意識が強い

・真面目に頑張る

・言われたことをやり続けるのに、自分で違和感や難しさを感じることがあってもそれは無視する

・同級生や弟妹が物事を適当にやっているのを見るとイラッとする

・あまり臨機応変でも融通がきく方でもない

・「べき」「〜〜しなくちゃ」「〜〜しないと」「頑張る」という言葉が多い

・”期待に応える”は望まれている結果を出すことだと思っている

・ある程度できていても「期待されているのはもっと高いレベルだ」と思っているので、できているところを認められない

・兄弟や友達が物事を適当にすることに批判的

・これまで一人で頑張って勉強や部活でよい結果を出してきた

・負けず嫌いのがんばり屋

・今を楽しむというより目標に向かって辛くても頑張る

:合格点でも足りないところを気にする

・人に頼んだり、甘えたりが苦手

・手がかからずに、なんでもある程度以上自分でできる

・息抜きがうまくない。

・疲れたと言わない

 

B)失敗が怖い

こちらは「正解を得よう」とするよりも「失敗しないように」が先立つタイプです。

親や先生の期待に応えられないと、怒られたりがっかりされたりするのが怖い・嫌だという気持ちがベースにあります。

 

・どうしたらいい?と聞くことがよくある

・何かをする時に指示待ちが多い

・「何がいい?」と聞いても「なんでもいい」という返事が多い

・自分で決めたり選ぶのを避けようとする

・これで大丈夫?」と聞いてくることが多い

・自分の意見を言わない

・反論や主張をしない

・好きなようにしていいと言われると動きにくくなる

・言われたこと以外のことはやらない

・失敗すると立ち直るのに時間がかかる

 

C)自分の気持がわからない・表現できない

・主張したり、やり取りのコミュニケーションが苦手

・断るのが苦手

・親や先生や先輩の言うことを素直にやろうとする

・口数が少ない

・自分から人に何かを頼むことが少ない

・黙ったり不機嫌になることで人を動かそうとする

・日頃よく喋っているようで、自分の本心は話さない

・愚痴や弱音を言わない

・甘えるのが下手

 

いい子症候群といい子の違いとは

お母さん
AとBって、外から見たらずいぶん行動は違うけど、どちらもいい子症候群なんですね

 

そうなんです 🙂 

Aが強いタイプのいい子症候群は、何もなければただの「頑張り屋のいい子」のように見えます。

同じようにBが強いいい子症候群の子は、何もなければ「おとなしくて手がかからないいい子」だと捉えられがちです。

 

いい子症候群の場合は、AもBも根っこは同じで「他人の期待」が自分の行動の基準になっている=自分の気持ちを見失っている=Cを持っているところがポイントです。

本人も気づかないうちに、他人の期待を気にするあまりに、自分の「本当はこうしたい」「これは嫌だ」などの気持ちや「疲れた」などの身体の感覚を後回しにしたり、気づけない状態になっているのがいい子症候群です。

 

自分の気持や感覚に繋がれてないと、それを言葉にするのも難しくなります

自分の意見や助けてほしいことを言葉にして伝えるのが苦手なので、人とやり取りをするコミュニケーションが苦手です。

Aが強くてもBが強くても、Cの要素を持っているのが共通しています。

 

お母さん
Aタイプは押しが強そうですが、それでもコミュニケーションは苦手なんですね

 

Aタイプはおしゃべりなこともありますが、実は「断る」や「愚痴を言う」「助けてと言う」のは苦手という特徴を持っています。

おしゃべりなAタイプは、何もなければ親子コミュニケーションもうまく行っている・・と思われがちですが、実は自分ひとりで極限まで頑張ってある日エネルギー切れになるか、突然キレるか・・が起きがちなんです 🙄 

 

もちろんこれは、言葉数の少なめなBタイプでも同じです。

 

お母さん
何でもできる子だとか、おとなしい子だと思っていると、突然エネルギー切れになったりキレられたら親もびっくりしちゃいますね 😯

 

そうなんです 😐 

なので、早めにいい子症候群に気づこことは大事です。

 

また、いい子症候群は他人の期待に応えることが行動の軸になっているので、他人からの評価にも敏感です。

そして他人からの評価に自分の価値を委ねてしまうので、自己肯定感も低いです。

 

お母さん
がんばり屋さんだったりおとなしくて失敗しなくても、内側で自己肯定感が低いのではまずいですね

 

そうなんです 😐 

自己肯定感が低いと、自分でありのままの自分を認められないので、心が休まらなかったり他人に依存しがちになります。

 

自分らしく幸せに生きるには、安心して自立している=自己肯定感が持てていることが大事です。

ただのいい子の場合は自分の気持や身体の感覚とつながっているので、他人の期待に応えたいという気持ちがあっても、時には自分の気持や身体を優先させてバランスを取ります。

いざという時に自分で自分を優先させる=自分を大切にできるんです。

 

そしてたんなる自己中やワガママとの違いは、他人とのコミュニケーションができているかどうかです。

自分の主張もできるが他人の主張にも耳を傾けられる

その上でどうやったらお互いにとっていい案になるかと話を進められればバッチリです!

 

日頃あまり反論しなくても、大事なポイントでは自分の本心や好みをきちんと表現できて人とコミュニケーションがとれるようならば、いい子症候群かと心配しなくて良いでしょう。

周りとのコミュニケーションを取りながら自分を大事に優先できるならば、いい子症候群ではないと言えるでしょう。

 

お母さん
なるほど、自分の気持や感覚を言葉にして人とコミュニケーションができることが大事なんですね

いい子症候群の抱える危険

いい子症候群が”幸せ”のために大事だった

いい子症候群で大人や先輩の言うことを優先していれば、かつては問題なく大人になることもよくありました。

むしろ「学校」や「部活」という環境の中では、親や先生や先輩の言うとおりにやっている方がうまくいくことが多かったからです。

 

そして今の親の前の世代(子どもたちの祖父母世代)までは、社会に出ても「上司」や「会社」「年配者」の期待に応えていれば安全で、「みんなと同じ」に過ごせました。

社会の変化もゆっくりでしたし、安全とみんなと同じが「幸せ」だと捉えられていた時代です。

 

いい子症候群のままだと行き詰まる社会へ

ところが社会が大きく変わったイマドキではいい子症候群のままでは、うまく行かないことがあちこちに起きてきます。

 

まず、いい子症候群のままで社会にでたら、いつかどこかで「他人の期待に応えてきたこと」が「自分の幸せ」に結びつかないという現実に必ず直面します

 

そもそも「自分の幸せ」は自分が感じる感情です。

そして選択肢が膨大にあるイマドキでは、何を幸せだと感じるかは人によってかなり違ってきているからです。

 

たとえば親の期待通りの学校を経て仕事を得ても、毎日が楽しくなかったり。

自分が望むライフスタイルはこれじゃない・・と気づいたり。

 

また、社会に出たら自分が従うべき「正解」が一つじゃないことにも気づかされます。

学校では「正解」とされていた「勉強・真面目・素直・決められた目標に向けて努力する・みんなと仲良くする」だけでは、社会ではうまく行かない場面も増えるばかりです。

 

社会では

要領の良さ、自分でやりたいことを見つける力、コミュニケーション力、人に共感する力、創造性・・・などなど

数字にできないので学生時代では評価されなかった様々な力で、自分らしく幸せで豊かに生きるチャンスもつかめるんです。

 

もちろんそれに気づいてから自分の特徴や気持ちを軸にすることもできますが、今まで”正解”だと思ってきたものが通用しないのはショックです。

また、いい子症候群で育ってきてしまうと、自分の気持や感覚につながったり、それをうまく人に伝えてコミュニケーションするという練習がそこから必要になります。

 

お母さん
あ、私自身がいい子症候群のままで大人になったタイプです。

ずっと、親が期待してたことを自分のやりたいことだと思ってました。

 

でもよく考えたら学校も就職も自分でつきつめて選んでこなかったと気づいたのは社会人になってからです。

その時はしばらく落ち込みましたが、「これからは何でも自分らしく選ぼう!」と決めてます 🙂 

 

はい、今は自分が自分に許しさえすれば、いつからでも選択肢がたくさん見つかる時代です 🙂 

すでに学生時代にいい子症候群では辛くなる時代

未だに学生時代は、まだいい子症候群で過ごしやすい時期ですが、それでも年々いい子症候群のままではうまく行かなくなることが増えてます。

 

それは

①友達関係

②部活

③進路選択

という、思春期の子どもにとって大事な場面でも、いい子症候群では乗り越えられない状況になっているからです。

 

①友達関係

イマドキでは「その場の盛り上がりを楽しむ」「要領がいい」いわいるノリが良いタイプの子たちが増えてきています。

お笑いやYoutube、テレビの影響が大きいのですが、その子達は言葉に真面目ないい子症候群の子よりも、はるかに多弁で発信力があります。

 

中学時代は「自分たちは同じだ」と確かめ合うことで仲間意識を高めるチャムグループという友達関係が主流の時期です
(参考:仲良しグループがしんどい!思春期の友達関係と親のできること

 

この時期にいい子症候群が強い子は”正しいこと”にこだわってその場のノリに合わせられないので、多弁で発信力のある子どもたちからはじかれて、しんどい目に会うことも起きがちです。

SNSが盛んな思春期では、多弁で発信力のある方が影響力を持つからです 😐 

 

また、おとなしいタイプのいい子症候群は”断れない”ので、ノリの良い子達とうまく距離を取ることができなくて悩むことも多いです。

 

友達関係は思春期にはとても大事なので、友達関係から不登校になる子も珍しくはありません 😐 

 

②部活

部活では、まだまだ封建的でいわいる体育会的な縦関係がとても強い環境もあります。

特に大会で成績を残すような強い部活や伝統ある部活では、指導者や先輩の言うことが絶対!というルールが色濃く残っている所も多いです。

 

部活は大会などの成績は他の人からわかりますが、その中でのルールは学校からもしっかり監督されていないことが多いです。

特に先輩ルールは大人からすれば「なぜ?」と首をひねるようなものもありますが、ほとんど誰も管理監督していないですし、子どもも好きだ入った部活なら頑張ろうと思うので、なかなか大人の目にふれることもなく、続いていたりします。

 

いい子症候群の子は、自分を部活の指導者や先輩の期待に合わせようとしますし、親が部活を応援していくれてれば、その期待にも答えようと頑張ります。

自分なりに適当に合わせる・・ということができないのがいい子症候群です。

その指導やルールが不合理なら、それに手を抜いたり流したりできればいいのですが、言われたことに全部答えようとしてしまうのでしんどいです。

 

そうなると、始めは自分がやりたいと入った部活でも、いつのまにか「楽しさ」が感じられなくなってしまったり、どこかでエネルギー切れになることが起きがちです。

怪我などすれば、「もうダメだ」と考えすぎてしまうのもいい子症候群には起きがちです。

今部活から不登校になる子も増えています。

 

③進路選択

イマドキでは、偏差値だけでなく複数の要因で学校や学部を選ぶ時代です。

 

少子化の影響もあるので、各学校はそれぞれの特色を強めています。

似たような偏差値の学校でも、学校や学部ごとにかなり進学・就職状況もカラーも違います

部活も前述のように同じ種目の部活でも、文化がかなり違いますので、それも考慮するのはとても重要です。

 

特に高校選びはその先の大学や就職についてもある程度見ておかないと、入ってから「こんなはずじゃなかった」ではあまりにももったいないものです。

進路選択が親世代の頃よりも、かなり複雑になってきています。

 

この大事な進路選択時に、いい子症候群は学校や周りの大人から勧められた学校だけを進路の候補として捉えたり、「偏差値」だけで選ぶ・・ということが起きがちです。

もちろんそれも大事な情報なんですが、自分の人生の選択は自分でしっかり考えて選ぶことが大事です。

 

第一優先は「なんの制約もなかったら、自分は高校時代とその先をどう過ごしていたいのか」です。

それが明確になってから、現実劇な選択肢を見ていきます。

 

自分の進みたい方向が決まってから様々な学校を見てみると、違う魅力が見つかることもよくあります。

情報や相談は他者からもらっても、最終的に自分で決めることで、その結果も自分で負えるようになりますし、次の選択の機会に経験を活かせます。

 

お母さん
社会が変わってるので、いい子症候群だとうまく行かないことが増えてるんですね。

今ではいい子が学生時代から辛くなってるとはびっくりです

 

そうなんです。

ただいい子症候群のままで何事もなく、学生の頃にうまく行ってしまうと、イマドキでは社会に出てから必ずお困りに出会います。

むしろ、いい子症候群を思春期のうちに見つけたら、卒業するチャンスと捉えましょう!

まだ柔軟で選択の幅が広い思春期のうちに、いい子症候群とおさらばしちゃえばラッキーです

いい子症候群になりやすい要因

いい子症候群になる要因として、親の接し方がよく挙げられます。

もちろん子どもにとって親は一番大きな影響を与えますが、その刺激をどう受け止めるかという、子どもの気質も影響します。

ここでは、いい子症候群になりやすい要因を親と子の両方から見てみましょう

 

どんな状況でも、「今」はいくつかの要因が影響しあってできています。

「原因探し」ではなく、要因に気づいたら手放すためにお役立てください

 

親によるいい子症候群の要因

親の意識的:無意識的な言動がいい子症候群の要因になることが多いです

ピンときたところをお読みください

 

(1) 親の期待・評価だけを全面に出す

親が「〜〜がいいと思う」「〜〜じゃないと」などと、期待や評価を繰り返すと、子どもはそれに応えようと自然に思います。

子どもには親の期待にそいたい、喜ばせたいという本能があります。

 

また、何度も繰り返された言葉は、相手の無意識の深いところに記憶されて、その人の「当たり前」にもなっていきます。

例えば小さい頃から何度も「学歴は〇〇大学以上じゃないと」などと親が親や大人同士で話していたとしたら、子どもに直接それを言わなくても、子どもももそれが当たり前だと思うようになります。

子どもに直接そう言っていれば、子どもも「自分も〇〇大学以上出ないとダメ」と思い込みます。

 

子どもは大人の言葉だけを思い込みますが、その裏にある「なぜ○○大学以上が必要なのか」「〇〇大学以上だとどんな未来が手に入るのか」までは考えられません。

そうなると自分の幸せよりも、ただ「〇〇大学以上」という言葉に縛られることも起こります。

 

子どもが思春期になったら、親の価値を伝えることも大事ですが、一緒にその裏にある理由も伝え直すのがおすすめです。

時代が変われば、その理由をより満たせる新しい選択肢が他に見つかる場合もあるからです。

 

(2) 先回り

赤ちゃんを育てるときには、親は子どもの要求を察して準備するのが役目でした。

そして子供の成長とともに、親の仕事は徐々に子ども自身に自分の要求を言葉にさせたり、自分で自分の課題に取り組めるように促していくことになります。

 

そしてその過程では、親は子どもの失敗を受け入れたり、後始末をしたり、できるまで待つ・・・という事が必要になります。

 

どころが実施の子育てでは、これがなかなか難しいんです

子どもはあれこれ気が散りますし、何度言っても同じ失敗をするなんてザラです。

親が「自分でやるほうが早い」ことだらけですし、親が忙しかったりテキパキしてたりせっかちだと、さらに気長に子どもの練習に付きあうのが難しくなります 😐 

 

ただ、いつまでも親が先回りして子どもの「自分の思いを言葉にして伝える練習」や「物を選ぶ練習」「どうやったらいいかを考える練習」などのチャンスを十分に与えないと、子どもは練習不足になるので、それらの力が不足します。

 

それらの力が育たないと、子どもは親の意見やアドバイスにより掛かるいい子症候群になってしまいます。

 

子どもの気持ちを聞いてるつもりで

「子どもがYES, No で応えられる質問ばかりする」

「〜〜がいいんじゃない?」または「○○と△のどっちがいい?」では

子どもはYesか○か△を選ぶだけなので

「自分の気持ちや感覚を言葉にする力」も「選ぶ力」も「どうしたらいいかと考える力」も育ちません。

 

お母さん
あら、これだとコミュニケーション力は育たないんですね!

うちの子は口数が少ないんで、気持ちを堪えやすいようにこうやって聞いてました!

 

はい、実は私もこれ、やってました
(^^)>

子どもの気持ちを聞いてるつもりだったんです。

 

口下手な子ほど、黙っていると親が何かの解決案を出してくれるなら、黙っている方が楽なんです。

たいてい親のほうがこん負けして「じゃあ〇〇はどう?」と聞いてしまうこともよくあります。

 

どこかで子どもが自分の気持ちや感覚を言葉にするまで、自分で考えて選ぶまで、どうしたらいいかと考えつくまで、子どもに問いかけて待つことが必要になります。

 

(3) 感情的になる

親が感情的すぎると、子どもは親を怒らせないように、悲しませないようにと、期待に沿おうとします。

親が子どもの勉強や運動などでのいい結果を喜びすぎても、子どもはまた喜ばさなくちゃと期待に添おうとします。

 

親にも感情があって当たり前なんですが、「私が嫌」「私が悲しい」「私が嬉しい」と親が私の感情を先に出してしまうと、子どもは自分の感情をしまい込むか、または同じように負けじと「自分の感情」を全面的に押し出すかになりがちです。

 

しまい込む子は自分の感情を後回しにするので、やがて自分の感情を見失ってしまいます。

そんなタイプの子が何かでキレると、極端に「自分の感情」で暴れてくることもよくあります。

 

親が子遠のことで怒り・悲しみ・喜びを感じたときには、まず子どもの気持ちや重いに先に光を当てるのがおすすめです。

先に「子どもがどう感じているのか」を言葉にしてもらってから、共感すると、子どもは自分の気持ちを引っ込めることはなくなります。

 

また結果だけでなく、子どもが工夫したことや、日頃の小さな努力などにも「見てるよ」と声をかけておくのも効果的です。

 

(4) 褒めない・ストイック・頑張り奨励

なぜか子どもの工夫や前より良くなったことに声をかけないタイプの親御さんもいらっしゃいます。

とにかく「まだこれがある」「なぜここができないのか」と「足りてないところ」を話題にするんです。

 

「できているところ」や過程に目を向けずに、とにかく親の期待通りの結果を出すことを求めます。

 

子どもは親に認めてもらいたいので、それに応えようとしますが、同じように自分も他人のできてないところを責めるAタイプのいい子症候群か、「怒られるのが怖い」おとなしいBタイプのいい子症候群になってしまいます。

そしてどちらも「充実感」「認められた嬉しさや喜び」が得られないので、、いつかエネルギー切れになってしまうんです。

 

自分は悔しさをバネにしてきた

親からそう言われて頑張ってきた

そうおっしゃる方も多いのですが、一番効率的で心身にも良い影響を与える前向きな行動のエネルギーは「好き」「楽しい」「喜び」などの感情です

こちらのブログを参照に、ぜひプラスの姉ルギーをうまく使ってみてくださいね〜

参:子どもが「悔しさをバネにする」ようになる親の接し方のコツ

 

(5) 親・兄姉の口数が多い

親や兄姉の口数が多いと、子どもは自分の気持ちや思いを十分に言葉にする練習ができないことがあります。

特に自分が何かを言うと10倍になって返ってくるような場合には、子どもも自分は黙ってたほうがいい・・・と学習してしまいます。

 

結果として自分の思いを主張することもなく、妥協と諦めをくりかえすことになり、外から見たら「おとなしいいい子」に見えるようになります。

妥協と諦めが癖になると自己肯定感も下がります。

 

ただ、思春期になれば、誰でも自分なりの気持ちや思いは持つものです。

それは言葉にしないまま溜まるので、モヤモヤを抱えてストレスがたまります。

それがもとで体調不良や不登校になる子も、実は少なくはありません。

 

このタイプから言葉を引き出すのは、始めは難しいと感じるかもしれません。

それでもこの状態から抜けるには、本人が練習して力をつけるしかありません。

 

親としては子どもの課題については本人の考えや気持ちを言葉にするよう問いかけて、辛抱強く待つことも必要になります。

子どもが答えない場合にも「待ってるよ」と伝えます。

一度だけでなく、何度も扉をノックする方が効果的です。

 

また、日常の中でちょっとしたことでも本人の「好き」「嫌い」を聞いてみたり、本人が好きなことや趣味について話をふってみるのもおすすめです。

沈黙を恐れずに、にこにこ待てると子どもも話しやすくなります

 

親や兄姉以外の話しやすい人(その子が話しやすい先生や親戚の人など)と会話する機会を持つのも効果的です。

コーチはもちろんコミュニケーションのプロです♡

 

(6) 子どもの関心に関心を持たない

親が忙しかったり、合理的に物事を進めようとしたり、テキパキタイプだと、物事をすすめることに意識が向きすぎて、子どもの関心をスルーしてしまうことがあります。

そうなると、知らぬ間に子どもは自分の興味のあることはつまらないことなんだと思い込み、その表現を諦めてしまったり、自己肯定感が下がってしまうことがあるんです 😯 

 

人は自分が興味関心を持っている藻に、他人が興味を持ってくれると一体感を感じます。

安心と自己肯定感も育つんです。

 

それは子どもが小さい時に面白いものを見つけたら、指を指しながら「あれ」と親に一緒に見てもらいたいとアピールするのと同じです。

子どもが指差したものに、子供と一緒の目線で目を向けて「面白いね」「きれいだね」などと共感すると、子どもは安心して自分が認められたと感じます。

 

親も忙しいので、いつもいつも子どもの趣味や好き嫌いについての話に付き合っているわけには行きませんが、子どもが話しかけてきた時には、3分でも5分でもいいので、その話に興味を持ってみるのがおすすめです。

(それ以上が難しい場合には、しっかり聞いてなにかの返事をしてから、今用事があるから続きはまた今度と言うのでOKです)

 

子どもの話の内容がさっぱりわからなくても「この子はこんなことに興味があるんだ〜」と思いながら聞くだけのでバッチリです
(^^)

 

お母さん
うちは(2)(5)(6)はありました!

そんなつもりじゃなかったのに、子どもにそんな影響を与えていたとはショックです

 

はい、もちろんどの項目も親としては子どもにそんな影響が及ぶなんて思いつかないでやってます。

むしろ子どものために良かれ。。と思ってることもあります。

これからお伝えする、子どもの気質も影響します。

 

ただ、行動の「意図」とそれが実際にどう作用するのかは別の話なので、誰の何が悪い・・・ということではなくて、望外の事が起きていたらその要因を違うことに変えてみるのがおすすめです

 

子どもによるいい子症候群の要因

子どもがいい子症候群になるには、子どもの気質からの要因もあります。

 

(1) 優しい・繊細

子どもが優しかったり繊細で周囲の雰囲気を読んで合わせるタイプだと、いい子症候群になりやすいです。

優しい子はつい自分の気持や感覚よりも、目の前の人の期待に自分を合わせることを優先しがちです。

 

また、感覚が鋭敏で雰囲気を読んで合わせがちの子も、自分の気持ちを後回しにしがちです。

 

このようなタイプの子には、まずその子の気持ちや思いを聞くところから始めます。

すぐにはスラスラ答えなくても、何度も穏やかに繰り返していくうちに、徐々に話せるようになっていきます。

主張できた時には「言ってくれてよかった」と声をかけてみてくださいね

「あなたが嬉しいと私も嬉しい」もおすすめです
(^^)

 

また、感覚が敏感すぎて周囲の雰囲気の影響を受けやすい子には、発達の抜けがある可能性もあります。

雰囲気を読めるのも一つの才能ですが、それで自分が後回しになるのでは辛いです。

 

でもご安心くださいね 🙂 

発達の抜けは誰にでもいろんな形でありますし、いつからでも埋めていくことができます。

感覚過敏のお困りは改善できますので、個別にご相談ください

 

(2) できる子

小さい頃から一人で何でもできて、いい成績や褒められることが多い子は、「平凡」や「失敗」に慣れていないので、それを無意識で恐れるようになることがあります。

子どもは親から愛されたい、認められたい、喜ばれたいと思うので、その気持が裏目にでた状態です。

ちょっと意外なようですが、親が感情的に喜びすぎるタイプだと、ここからいい子症候群になることがあるんです。

 

いつもできるのがアタリマエと周りから認識されてしまうと、自分なりに頑張って結果を出してもあまり評価されないことも起きがちです。

結果だけでなく、その過程の子どもの工夫にも「見てるよ」サインを出したいですね。

「平凡」な結果でもできたことに目を向けたり、いい結果だったときと同じようにねぎらうこともポイントです 🙂 

親の感情よりも先に子どもの感情に光を当てていきましょう

 

できる子といってもまだまだ子ども。

学校で「できる」と評価されるのはほんの一部分についてです。

その他では苦手なことも一人ではできないこともいっぱいあります
(まあ、大人だってそうですよね 😉 )

 

色々できるからと早々に大人扱いするのではなく、黙っていても傷つきやすい部分もあると捉えるのがお勧めです
(^^)/

 

(3) 愚痴を言わない

子どもが頑張り屋さんだと、自分の「嫌」「怒り」「悲しみ」「できない」「わからない」などの気持ちや「疲れた」などの感覚を無視してしまうことがあります。

 

マイナス感情や感覚に巻き込まれてしまうのは困りますが、感情はマイナスであっても自分にとって大事なサインです。

「嫌」という気持ちを認めて向き合えば、「嫌じゃなくするには?」と考えることもできます。

「怒り」や「悲しみ」の元がわかれば改善もできるかもしれません。

「できない」「わからない」なら、新しい情報を手に入れればいいんです。

「疲れた」はエネルギー補給が必要なサインです。

 

そのようにどんな勘定でも自分に役立つものなので、ちゃんとと感じて向き合うことが大事です。

マイナス感情は感じてはいけない!ではもったいないと気づければ、それらをうまく使ってもっと楽しくがんばれます
(^^)

参考:怒りと悲しみを感じたら。大事なチャンスに変えるコツ

 

(4) 口数が少ない

人には「外にエネルギーが向くタイプ」と「内にエネルギーが向くタイプ」があります。

 

「外にエネルギーが向くタイプ」は感じたことをそのまま言葉にして出すことが多いです。

口数は多く、自分の言ったことにそれ保こだわらないこともよくあります。

 

「内にエネルギーが向くタイプ」は自分の気持や感覚にじっくり向き合おうとする傾向があるので、感じていることをちゃんと表現しようとします。

そのために、自分の感じていることにしっくりこない言葉を簡単には口にしない傾向もあります。

考えながら言葉が出てくるのならばいいのですが、感じていることが複雑すぎてうまく表現できる言葉が見つからないと、黙り込むことも起きやすくなります。

口数が少なくて、自分の言った言葉や相手の言葉をよく覚えています。

 

このタイプは急かされたり、うまい言葉が見つからない黙り込むので、妥協と諦めが起きやすくなります。

妥協と諦めが癖になると、外からはおとなしいいい子と見られがちですし、そのようにふるまのも癖になっていますが、本人の内側はストレスでもやもやしていることが多いです。

ストレスが身体に出やすいタイプです。

 

このタイプも自分の感情や感覚を言葉にする練習が必要です。

「親によるいい子症候群の要因」の(5)をご参照ください

 

お母さん
子どものタイプによってもいい子症候群になりやすいことってあるんですね

 

はい、どんな気質も長所にもなれば短所にもなります。

たいていは自分の特徴に気が付かないままに、適切じゃない場面でその特徴が強く出て、行き過ぎて働いてるのがお困りという状態です。

 

本人が自分の特徴に気づいて、場面によってその特徴の強さを調節できればいいんです。

「特徴を治す」と考えるよりも、「特徴をうまく使えるようになる」と捉えるのがおすすめです!

いい子症候群からの抜け出し方:まとめ

ではここで、これまで見てきたいい子症候群からの抜け出し方のコツをまとめてみましょう

子どもに必要なこと

いい子症候群から抜け出すために必要なこと

①自分の気持や感覚を言葉にして人に伝える

②自分の課題に自分で取り組んで結果を背負う体験を増やす

③世の中にはいろんな価値観があることを知る

いろんな場に参加したり、人の話やドキュメンタリーなどから、自分の知らない考え方や”正解”が多数あることを知るチャンスを増やしましょう

親のできること

①コミュニケーションする

どうしても情報の一方通行だけで会話が終わることも増えがちですが、時には時間をかけて子どもの気持ちや関心に耳を傾けたり、双方向で会話がなん往復もするようなコニュニケーションができるといいですね

時に子どもは突拍子もない意見を言うこともありますが、そんな時もすぐに否定せずに、その裏にある思いを聞いてみるのがおすすめです 🙂 

 

②親の関心を示す

日頃から子どもを大切に思っていることをさらっと伝えたり、子どもの関心にも⑤分でも関心を持ってみると、子どもの自己肯定感が育ちます。

どうしても「こうなってほしい」「これをやってもらいたい」という親からのリクエストが日常の中で多くなりがちですが、そんな期待とは関係なく、子どもを大事に思っている気持ちが伝われば、子どもも親の期待にこだわらなくなります。

 

③自由にやらせる

子どもが自分の課題に取り組むやり方を自分で見つけられるように支援します。

親とは違うやり方や好みを認めたり、時には失敗させて責任をとらせる勇気も必要になります。

子どもが自分の体験から適切に学べるように、勇気づけもたっぷりと♡

自分の体験から得た学びが自分の判断や行動の基準になれば、いい子症候群はなくなります。

 

④身体を整える

成長期の思春期には身体を整えることはかなり重要です。

健全な思考力も適切な感情も、健やかな身体があってこそです。

栄養と睡眠の大切さを、親元を離れる前に伝えておくとその子の一生の財産になります。

 

思春期のいい子症候群は危険大!:終わりに

お母さん
いい子症候群はおとなしい子だけの話だと思っていましたが、何でもできたり口数の多い子でも起きることなんですね。

そして自分では気づかなかった接し方が子どもに影響しているのもわかりました!

これからは意識して子ども本来の力を引き出します

 

幸子さん
お役に立ててよかったです。

私達は子育てについて習うチャンスがなかなかないので、知らぬ間に子どもに予想していない影響を与えていることもよくあります。

私もあとから気づいて青ざめたこともいっぱいあります :mrgreen: 

知っていれば気をつけられますし、効果的な接し方も選べます。

子どもの変化を楽しみながらやってみてくださいね

 

 

♡♡あとがき♡♡

イマドキでは、いい子症候群は思春期に行き詰まることが増えてます。

ただそれは「このままではうまく行かないことがある」というサインです。

慌てずに、そのサインを読み解いていきましょう!

 

また、いい子症候群から卒業する時に、子どもが反対に振れて、一時期急に反抗的になることがあります。

急に素直じゃなくなって、とにかく親の言うことに反発したり、無口なまま積極的に黙り込んで親を困らせることもあったりします。

 

それは子どもからすれば「今までいい子で頑張ってきたのに、そうじゃなくても良かったなんて!!」という怒りの現れです。

 

親からすれば困った態度なんですが、そんな状態になった時には、少し遅れてきた「イヤイヤ期」だと思って、正面からぶつからないのが早く抜けるコツになります。

「イヤイヤ」のわけに耳を傾けながらも、親のできること①②③④を普通に繰り返していきましょう。

 

また、特に思春期には家族や学校の仲間以外の人に接することも大事なので、それ以外の信頼できる人と会話するチャンスを持たせるのもおすすめです

 

とにかく思春期の子は殉難で可能性の塊です。

刺激次第で1年後には別人のように成長することもよくあります。

みんなで子どもの可能性を開いていきましょう!
(^o^)/

 

 

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