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思春期と夜更かし
こんばんは。
今日はお彼岸の中日でしたね。
東京はものすごい雨でした。
さて、思春期と睡眠についてのお話しです。
思春期になると
睡眠についてのお悩みが
多くなるのはなぜでしょうか?
まずは思春期になると
「生物としての”睡眠パターン”が
変化する」ということが挙げられます。
私達が夜「眠いなあ」と感じるのは
メラトニンというホルモンが
脳に放出されることによってです。
しかしなぜだか
そのメラトニンが
大人の脳で放出される時刻より
2時間も遅い時間にならないと
思春期の脳では放出されないのです。
大人が「そろそろ眠い」と思う頃にも
思春期の子どもはまだ眠くないのです。
そこで中学生になると
深夜ラジオを聞き出す・・・
ということが始まっちゃうんですね 🙂
そしてイマドキにはネットにゲームに
夜親に知られずにこっそり
ずっとできることが山ほどありますからね~
本来思春期には大人や小さい子より
長い睡眠時間が必要です。
脳が(特に一番外側の脳)が
成長していたり
色々学習したことを定着させたり
日中に受けたストレスを消化したり
様々なことを睡眠時にしています。
大人と同じ時間に就寝起床しても
睡眠が充分とれないのに
夜更かしをしてしまっては
さらに朝がとても辛くなってしまうのは当然ですね。
夏などの長期休みの間に放っておくと
毎日昼過ぎまで寝てしまうこともあります。
そして夜には更に目が冴えてしまい
夜更かしをして・・・と
どんどん昼夜逆転に近くなってしまうことも
実はよくあることなのです。
また、思春期に睡眠が問題になる
もう一つの理由としては
中学生から定期テストが始まる
ということも挙げられます。
そうです。
一夜漬けですね 😯
中学生になって突然
「計画的勉強」を求められても
「段取り力」が育っていないと
毎日コツコツやるとか
テストに向けて計画を立てる
ということが難しい場合があります。
特に中学生の男子は
段取り力が女子よりゆっくり育つので
「一夜漬け」をする率が高いようです。
テスト期間に一夜漬けを繰り返し
夕方帰ってきてから爆睡し
また夜には眠らない・・・ということを
繰り返すことによる弊害は
2つあります。
一つは『記憶』というものは
一度覚えてから眠ることで
脳に定着するものなのです。
同じ時間勉強をしたとしても
夜きちんと眠らないと
学習効率はとても悪くなってしまうのです。
今受験勉強でも
夜はしっかり眠るように指導されますね。
もう一つは、誰もいない夜に
自分だけ起きていると
ハイな感じになります。
すごく集中できているような
いい気分になってしまい
本人は「効率がいい」と勘違いします。
そして、趣味の作曲や読書なども
この時間帯にやろうとしてしまうのです。
「自分だけの特別な時間」という感覚です。
朝起きられない…と分かっていても
つい夜更かしの快感に負けて
毎日繰り返してしまう子が
少なからずいるのです。
「眠る長さと時間帯」に続きます。
追伸:
私もつい最近まで
布団に入ったら5秒で眠れる人でした
最近すぐには眠れなくなったのは
年を取ったから大人が深まったからにしておきます。
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朝起きられない子どもには危険がいっぱい!思春期の睡眠不足は大問題!
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今週のテーマのブログです
① 思春期と睡眠
③ 眠る長さと時間帯
④ 子どもが自分で工夫する
⑤ 思春期と起立性調節障害
⑥ 子どもの内側で起きていること
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