ルールはなぜ必要なの?
こんにちは。
更新した運転免許証の写真を見たら
3年前よりかなりふけてました ^^;
さて、思春期の家庭内ルールについてのお話です。
子どもの生きる力を育むために
家庭内ルールは必要だと思います。
そして生活ルールと
仕事分担ルールは必ずあるのが良いと思っています。
思春期の子どもは勉強や部活で
かなり忙しいこともありますが
どんな小さいことでもいいので
家庭内での仕事を任せてみるのがオススメです。
毎日する仕事で
その日のうちにやったかどうかが
誰の目から見てもはっきり分かるものがいいでしょう。
任されたことを自分の都合にかかわらず
継続的にやっていくという体験は
責任感と工夫を育てます。
自分の感情や時間コントロールにも役立ちます。
また、大人が子どもの頑張りを
ちゃんと見ていて
感謝と勇気づけを伝えていけば
共同体に貢献するという喜びも体験できます。
学校で人間関係がこじれた場合でも
家で貢献できているという思いが
その子の救いになることも案外あるもようです。
生活ルールは
「夕飯がいらないと分かったら
すぐに連絡する」とか
「弁当箱は当日中に出す」などの
家族の誰かに関わることについてのルールです。
このルールについては
人に迷惑をかけないようにすべし・・・
という”正しさ”押しだけで設定すると
思春期の子どもにはうまく伝わならいことがあります。
思春期の子どもは
”正しさ”に猛反発するところがありますし
第一あまり楽しくないです 😉
では、ルールがなぜ必要なのか?
についての説明はどうしましょう・・・
私は「ルールは人が複数いる時に
お互いが安全に暮らすためにある」
ということを伝えています。
本当は誰でも
自分の思い通りにふるまいたいものですよね。
ただ、みんながそうしてしまうと
共同体で衝突ばかり起こってしまいます。
最終的には暴力で
決着をつけることにもなりかねません 😯
そこで、お互いが
「こうして欲しい」を出し合って
話し合ってルールを作ります。
ルールというのは
お互いが自分の「自由」を
ちょっとづつ制限することで
みんなが安全に暮らしていくことが
できるための仕組みなんですね。
そう伝えてみると、ルールが
「自分を制限するもの」から
「自分のためにあるもの」にも変わります。
え、家族なのに
お互いの安全に暮らすためにルールが必要なの?
そんな違和感を感じるかもしれませんね。
それでも子どもが思春期になったら
「家族といえども一人ひとりは
自分と違う独立した個人」
「だから親子でもお互いの快適を
尊重し合うことが必要」
そういう意識を持つことが
とても大事だと思っています。
人は赤ちゃんの時には
自分のすること全てを
そのまま親に受け入れられていました。
でも、だんだんと家や社会のルールを
守るように教えられていきます。
そして思春期になるとまた
「自分探し」が始まって
「自分のありのまま」をそのまま
全部受け入れて欲しい
という欲求が強く出てきます。
残念なことですが
「自分のやること全てを
そのまま受け入れてくれる人」
がこの世のどこかにいるということはありません。
だからこそ、思春期には家庭で
愛あるルールが必要になります。
自分の存在は家族からは無条件に受け入れられている
だけどふるまいについては
何でも思い通りとは行かない
なぜなら他の人の存在も
無条件に受け入れられるものだから
そういう体験を思春期のうちに
一番身近な家庭でするからこそ
社会に出てからも人との距離感が
ちゃんととれるようになると思うのです。
家では何も言わなくても
自分の思い通りになったり
または反対に
やたら指示命令されていたら
社会に出た時に
「思い通りにはいかない時」や
「自分で判断すべき場面」に
どうしたらいいのかわからなくなってしまいます。
嫌なことがあれば会社を辞める
人と付き合わない
それではあまりにももったいないですよね。
生きる力を育むためには
沢山の愛情と勇気づけ
そして適切なルールが家庭でこそ必要だと思います。
「子どもルールは最小限に」に続きます。
追伸:
次回の免許更新は5年後です。
なんとかして?今の写真よりは
若く写りたいわ~ (^^)
今週のテーマのブログです
① 思春期に家庭内ルールは必要?
② 愛とルールのバランスのこまめな調整
④ 子どもルールは最小限に
⑤ ルールについても好みがあります
⑥ 大人もルールを守りましょう