引っ込み思案になりがちな思春期の子どもの「自分を表現する力」を育てる関わり方

引っ込み思案についてのお話
NO.4です。
(NO.1はこちらです)

 

引っ込み思案は
一つのライフスタイルですが

ライフスタイルというのは
「選べる」という言葉があるように
いつでもいつからでも変えることができるものです。

 

思春期になると「自分とは何か」
「自分は他人からどう見えるのだろう」
ということが気になりだします。

自分のふるまい方についても
アレコレ考えるので
思春期に子どもが
自分のライフスタイルを
変えようとすることも珍しくありません。

それまで「積極的」だった子が
思春期から引っ込み思案のように
なることもよくあることです。

 

例えば、小学校低学年などでは
先生が「分かった人?」と言うと
素直に手を挙げる子がそれなりにいます。

でも、だんだん思春期に近づくと
そういう場面で手を挙げる子が少なくなってきますね。

 

思春期には、何か目立つことをすると
仲間の注目を浴びて「何か言われる」
「目立ちたがりと思われる」と
考え始めるので
自己表現を控えようになることがよくあります。

「ユニークな自分らしくふるまいたい」
という思いと同時に
「仲間と同じでいたい」という気持ちも
強く持つのが思春期です。

 

そして
これを書きながら思い出したのですが
私も小学校高学年の時に
わかっていても手を挙げないと
”楽”だということに気づいたことがありました。

わりと素直な子どもだったのですが
ある時に自分が手を挙げなければ

①「さされるかな?」とか
「間違っているかな?」考えなくて済むこと

②自分の考えを言葉にする時には
それなりにエネルギーを使うけれど
手を挙げなければそれをしなくて良いこと

に気がついたんですね。

私が「安易な道」を選んだ瞬間でした (^_^;)

 

ちょっとしたリスクに目が行って
自分を表現しなくなるのは
思春期にはよくあります。

 

自分を表現する方法も
実はリスクの少ないやりかたも沢山あります。

「表現しない」道を選ぶのではなく
うまくやる工夫をしてみれば
表現することがどんどん上手になります。

 

ちょっとしたリスクが気になって
どんどん表現をしない方向に行っちゃうと
「伝える力」「表現する力」が育たないままになります

本当はそちらのリスクの方が重大です 😯 

 

人はやっぱり
自分を表現をすることが
必要ですし
これからの世の中で
入試や就活やプレゼンや・・・
どんどん
「表現」を求められていくでしょう。

 

思春期には「家では無口」だけど
学校ではそれなりにやっている子も多いです。

でも、自己表現が足りない
自分から行動することを避けていると
感じるようならば
子どもの考えや気持ちを引き出したり
「その伝え方はとてもいいね」
などの声がけで
「伝え方」に意識を向けることも効果的です。

 

テレビを見ながら「話術」について
話題にしてみるのもいいかと思います。

テレビにはさんまさんや林先生など
話術の達人が大勢いらっしゃいますね。

 

そういう話題をふった時には
すぐに子どもが大変化しなくてもOKです。

案外そういう
身近な他の人についての話は
子どもに
ちゃんと入っていくことも多いです。

子どもが意識を向けるきっかけを作れると良いですね 😀 

 

追伸:
今日の東京は暑いです。
このところ寒暖の差が大きいので
体調管理に気をつけたいですね (^^)/

 

今週のテーマのブログです
引っ込み思案な子
引っ込み思案はライフスタイル
まずは自分の気持につながる

思わず自分で動いてしまう「好き」を育てましょう
より自由で楽しいライフスタイルへ

 

 

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