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思春期の子どもについてもっと知りたいことを
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最幸の親子関係を作るお手伝い
こんばんは。
思春期コーチ養成講座の参加者の方から
今日は私がセッションをしてもらいました 😛
お陰でマジな課題がすっきりしました!
さて、「競争する子・あきらめる子」
についてのお話しです。
認められるためには
「競争して勝たなければ」や
見捨てられることを避けるために
「失敗しないようにしなければ」と
思い込んで頑張っている子のお話しをしてきました。
このような子達は
良い思い込みからではないにせよ
「勝とう」とか「失敗は避けよう」とか
自分でなんとかしようとはしています。
しかし、その子達と似ているけれど
「自分はこのままではダメなんだけれど
自分でなんとかすることを
あきらめてしまっている」という子達もいます。
そういう子たちは、同じように
「なんとかしないと自分は危険」と
思い込んではいるのですが
自分で競争に勝ったり
負けることを避けたりするよりも
他の人に守ってもらうことを求めます。
こういう子たちは、あえて
「自分は弱い」「できない」ことを
他の人にアピールすることで
他の人から助けてもらう、ということを期待します。
弱さに加えて
可愛さや素直さなどを示すことで
他の人の注目を引いて
思わず誰かが保護したくなるように振る舞うこともあります。
または、「私は弱いんだから」と
開き直ってしまって
他の人が自分を助けるのは当然だとして
人の罪悪感に訴えようとする子もいます。
どちらの場合でも
その戦略に乗ってしまって
その子の面倒を見続ける人がいる限り
その子は同じ戦略を使い続けてしまいます。
そしてその子は
「やっぱり私は人に
助けてもらわないとダメなんだ」と
どんどん自分の思い込みを強めていってしまうのです。
もし、そういうところがある子がいたら
その子の「弱さ」「できないところ」に
注目をするよりも
例えわずかでもある、その子の
「努力」や「できているところ」に
大注目をしていきましょう!
言葉で、笑顔で何度でも
その子の「自分なりにやってみたこと」を
勇気づけていきましょう。
そして、同じように
その子に対する愛情が
しっかりちゃんとあることを
言葉で、態度で伝えていきましょう。
忙しい毎日の中でも
ほんの5分だけでも
その子にだけ100%向かう時間を作ってみてください。
スマホもテレビも家事もなし!
その子にだけ向き合う時間のなかで
その子が本当に関心を持っていることを
尋ねてみるのはどうでしょうか
その子の言葉で、その子の気持ちを聞くことができます。
「自分が関心を持っていることについての話を
誰かに興味を持って
ただしっかり聞いてもらうこと」は
どんな人にとっても
「自分が受け止められた時間」になります。
何の条件もなく自分は大切に思われている、と
その子が感じられるような時間になれば
きっとその子に自信が戻ってくるでしょう。
追伸:
2日間の学びをフルに使って
とても良いセッションをしてくれました。
これからがますます楽しみです 🙂
今週のテーマのブログです
① 競争する子・あきらめる子
② 勝負を楽しめない子
③ 優秀でないと見捨てられる
④ 伝えるために伝える
⑥ 隣の芝生から学ぶ
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