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こだわりの強い子:4つのパターンの生きづらさを手放す方法
こだわりの強い子がイマドキでは増えています。
お母さん・お父さんはご自分とタイプが違うので、どう接したらいいのかととまどってしまうことも多いようです。
でもその頃は、個性だと思ってあまり気にしてませんでした。
ただ最近、なんだかそのこだわりが変な風に出てきてるようにも思うんです
こだわる・・という言葉は、もともとは「心が何かにとらわれて、自由に考えることができなくなる」状態を指していました。
あまりいい意味ではありませんね 🙄
でも最近は「店主こだわりのラーメン」とか「こだわりの素材」といったように、「自分が興味・関心を向けた一つの物事に集中すること」という意味でも使われています。
こちらは自分が大事だと思うことを追求していくという姿勢のことで、特に悪い意味は含んでいません。
「こだわり」はパワーが強いですが、うまく使えば素晴らしい能力にもなりますね 😉
もともと人の気質(本來持っている性格)タイプとして、「自分の興味関心にエネルギーを注ぎやすい」というタイプが昔から居ます。
そんな人が表現者や職人さんになれば、いい仕事ができそうです
(^^)
ただ最近はこの特徴的な「こだわりの強い子」が急激に目立って増えてます 😯
そして誰でも心身の状態が良くない時には、気質の特徴がマイナスに目立って現れやすくなるものです。
このこだわりの強い子がそんな状態になると、エネルギーが集中しやすいだけに、こだわり過ぎが本人も周りにも喜ばしくないかたちで出てくることも少なくはありません 🙁
子どもが友達関係や不登校などでストレスがかかってそんな状態になるとなおさら、その子のこだわりが暴走気味になることも多いもの。
そんな時の接し方で悩まれるお母さん・お父さんからのご相談も当カレッジには多いんです。
それも関係しているのかも・・
ご心配ですね。
でも、大丈夫です❣
ちゃんと回復していくコツや、こだわりの強さを強みに育てていくコツがあるんです 🙂
これからご紹介しますね♡
目次
こだわりの強い子が増えている
イマドキでは、こだわりの強い子が増えています。
そのワケには様々あるんですが
「自分の気持ちを小さい頃から問われるような社会環境の変化」
というのも大きいです。
自分の興味関心にエネルギーを注ぎやすい「こだわりの強い子」タイプは、昔も一定数以上は居たのですが、日本では「みんなと同じ」「自己主張しない」ことが良い子・美徳とされていました。
そんな社会の中では、自分の特徴をあまり伸ばすこともなく、目立たずに過ごしていた人も多かったんです。
そんな社会の中では、とても「こだわりの強い人」は芸術家や職人さんなどの少数派として生きていました。
しかしイマドキでは、子育てでも「子どもの気持ちを尊重しよう」という動きが出てきています。
子どもは小さい頃から「どうしたいの?」と聞かれることも多くなりました。
本当は子どもの真のニーズを引き出すためには、少しコツが必要です。
小さい子は「真のニーズ」と「その時の快楽」の区別が自分ではつけにくいからです。
まあ、そのあたりのお話は、長くなるのでまた今度にいたしましょう 😉
自分の興味・関心へのエネルギーの強い「こだわる子」は、昔よりも自分のこだわりを表現するチャンスが増えたので、自分のこだわりにエネルギーを注ぎやすくなってます。
そしてイマドキでは、コマーシャルにも心理学をかなり応用していますので、子どもをターゲットにして、強烈に興味・関心を刺激してくるものもとても多いです。
小さい頃からそんな刺激をテレビ・ゲーム・ネット(動画を含む)で大量に浴び続けると、自分のこだわりも活性化しやすくなります。
社会の変化も影響してるんですね!
そうなんです。
イマドキの子は「これが好き」「嫌なものは嫌」と言える力も強いです。
はっきりと表現できなくても、心の中にはこだわりを強く持っている子が増えています。
そしてどちらかというと、表現できない子のほうが思春期になるとその板挟みでしんどい思いをすることも多いです。
また、イマドキにこだわりの強い子が増えているのには、食生活の変化などの環境要因も大きな要素としてあげられます。
はい、私達の食はこの数十年で大きく変わりました。
手軽で安価にいつでも手に入る食品の普及による食内容の変化もありますし、そもそもの食べ物に含まれる栄養素の急激な減少という残念な世界的な変化もあります。
私達の手足や筋肉というパーツだけでなく、神経系や内臓や分泌されるホルモンも食べたものでできています。
材料の質が変われば、それらの質も変わります。
そんな変化が、性格の凸凹を強くしているという研究結果も出ています。
発達の抜けや発達凸凹さんが増えているのにも影響を与えています。
そして思春期は自分の気質が色濃くでる時期です。
もともとこだわりの強いタイプの子は、小さい頃よりもこだわりが強くなることもあります。
そしてストレスが強くかかった状態になると、それが好ましくない方向に強く出ることもあるんです。
こだわりの強い子は、エネルギーを集中できるので、その分好ましくない状態にグングン陥ってしまうこともあります。
ここはちょっと気をつけたいところです。
それが思春期とストレスで強調されちゃったのかしら (;゚Д゚;)
大丈夫です、ご安心くださいね 🙂
まずこだわりが強いのは、イコール悪いことではありません。
むしろ
*自分の興味関心を感じられる、大切にできる
*こだわりをとことん追求するので、専門家になれる
という、これからの時代を生きるのにとても大事な能力に育てることもできるんです!
専門職の方や研究者、芸術家、スポーツマン、クリエイティブな仕事をする人などには「こだわり」が必要です。
こだわりが強いから困った~と捉えずに、こだわりの強さもその子の個性・才能として見ていきましょう。
そして今何かそれで生きづらさやお困りが出ている時には、そこを具体的に改善すればいいだけです 😉
こだわりが強いのはあの子がダメなのか、私の育て方がダメなのかって考えちゃってました。
お困りを解消する方法もあるんですね。
はい、ご安心くださいね 😉
こだわりの強さがあっても、子ども自身も周りの人も笑顔なら、こだわりをうまく使えている状態です。
でも、こだわりの強さがもとで子どもが生きづらさを感じていたり、ご家族が困っていることがあれば、それは解消していきましょう。
では次からは、具体的にお困りと解消するコツを見ていきましょう
(^^)
こだわりの強い子のお困り状態4パターンと抜け出し方
こだわりの強い子がお困りを抱える時には、次の4つのパターンが多いです。
(1)自分のこだわりが唯一の大事なものだと思っている
(2)こだわりは持っていても、実現する力を持っていない
(3)発達の抜けがある
(4)ストレスがかかっている状態
子どもによっては混ざってることもありますが、ピン❣と来たところからお読みください。
(1)自分のこだわりが唯一の大事なものだと思っている状態
自分の興味や関心というのは本來とても個人的なものです。
こだわりにはなぜか強く興味を持ったり、心を引きつけられてしまいますが、「なぜそれに自分がそこまで惹きつけられるのか」は誰にもわからないものです。
こんなところが好きなのかや、ワクワクするのかは言えますし、惹きつけられたら対象の魅力をいくらでも語ることもできるでしょう 🙂
でも、「なぜそこまで惹きつけられるのか・こだわるのか」をとても客観的に説明して、他の人に納得してもらうのは難しいものです。
「好きだから」「知りたいから」などの自分の気持ちがあるだけです。
なぜ「あの人なのか」と言われて、色んな理由を説明できても、聞いている全員に「それはドキドキするわね」と納得させるのは至難の業難です。
とにかく好きだからとしか言いようのないところがあります。
ところが自分のこだわりが強いと、その対象が他の人にとっても特別な存在であるかのように錯覚してしまうことがあるんです。
これは「自分=心=こだわり」だと錯覚しやすい、思春期の始めの頃によく見られます。
そうなると、自分のこだわりを絶対視してしまい、他の対象や価値・考え方を否定したり、粗雑に扱ってしまうことも起こりやすくなります。
それが他の人との関係をまずくしたり、他の人の意見に耳を貸さなくなるというお困りを引き起こすこともあるんです 🙁
例えばよくあるのは、本人としては悪気なく、他の人の興味や関心事を『私はあまり興味がない』とバッサリ言ってしまうことなどです。
特に真面目で表現が直球すぎる子はやりがちです
(><)
これは男子ならばまだいいのですが、「同じものが好き」で仲間意識を持ちたい女子の場合には、関係性を拒絶されくらいの勢いで傷つかれてしまうことがありますのでご注意です。
(参:仲良しグループがしんどい!思春期の友達関係と親のできること)
「自分は〇〇が素晴らしいと思う」
「◎◎はとても大事だ」
は個人の気持ちや考えなので、いくら表現しても構わないものです。
聞き手が情熱に押されてうんざりしちゃうことはあるでしょうが
(^^;)
でも「それしかない」「他はだめ」「他は大したことない」となるとお困り事につながってしまいます。
自分のこだわりは自分特有のもの。
他の人には他の人なりの大事なこと・好きなことがある。
お互いに尊重しよう。
という気持ちを忘れないようにしたいものです。
子どもが兄弟やお母さん・お父さんなどのこだわりを否定的に言ったり、自分のこだわりだけが素晴らしいと言うような場合には、人の存在価値が等しいように、人のこだわりは皆同じ価値だということも伝えてあげるのがオススメです。
お互いの価値の違いを本当の意味で認めあえるようになってくるのは、15歳頃からが多いです。
人の気持ちや立場にに共感する力が育つのが遅めの子もいます。
それでもそうやってマイルドに刺激を与え続けていくとその力を育む脳の前頭葉も成長します。
この刺激は学校や塾では継続的には与えてくれないものですので、ぜひお家で♡
でもこれからは「まだ脳が成長途中なんだ」と、とりあえず思い出すことにしま〜す
また、人は色んな側面を持っています。
心だけでなく、身体や頭もあります。
思春期になると、勉強・健康・部活・友達関係・受験・塾・娯楽(ゲームやファッションetc.)、お金、恋愛・・などなど、自分なりにバランスをとるのが必要なことも増えてきます。
もともとこれらのバランスをとる力は、小さい子どもにはありません。
思春期になると徐々に練習しながら自分なりのバランスを取れるようになっていくのですが、イマドキでは中学になると一気に自分で管理する項目が増えるので、そこでバランスを崩してしまう子も多いです 🙁
そしてこだわりの強い子は、ただでさえ自分が大事だと思うことばかりエネルギーと時間や体力・気力を集中させてしまいがちです。
特に健康とのバランスが悪くなりやすいので、このあたりもご注意です。
そんな場面を見つけたら、お家でバランスをとることを思い出せるように声がけをしてあげてください。
この声がけは抽象的に「バランスよくしなさい」というよりは、時間配分がどうなっているかなどを具体的に数字で示すのがオススメです。
特にこだわりに熱中してバランスを崩しやすい思春期の前半には、抽象的なことを言われても、そこからどう具体的に動けばいいのかと考える力がまだ成長途中なこともよくあります。
そんな子には自分の時間の使い方が目で見えるように一度書き出してみたり、、時間管理を表にしたりするなど、本人が具体的に理解して取り組めるようにサポートしてあげるのがオススメです 😉
重要なご注意ポイントとして、今まではそうじゃなかったのに、急に兄弟や他人のこだわりを猛烈に否定したり、自分のやりたいことばかりやって人の話にも耳を傾けなくなったような場合には、何らかのストレスから危険信号がでている状態です。
そのような場合には(4)を参照してください。
(2)こだわりは持っていても、実現する力を持っていない
自分なりのこだわり(これがしたい、これには興味がある)があるけれど、それを実現する力を子どもが持っていない場合もお困りですね。
本人は興味・関心という「前に進みたいエネルギー」はあるのに、それをどう使ったらいいのかわからないので、苦しい状態になってます。
この状態になってしまうのには3つのパターンがあります。
①親が子どものこだわりに手を出し過ぎてきた
子どもが「あれに興味がある」と少し言えば、親がすぐに察してお膳立てをして用意する・・ということを繰り返してきた場合には、子どもが「そもそも本当にこだわりたいものなのかを自分で問う」ことや「自分で工夫して手に入れる」こと、「人に頼む」ことなどの体験を積めないできてしまいます。
小さい子どものうちは、子どもはなんにでも興味を持ちます。
でもそれが本当にただの好奇心なのか、こだわりなのかはすぐにはわかりません。
ちょっとダメと言われただけで、すぐに忘れちゃう程度のことも多いです。
自分の気持を表現しにくい子には、表現する力を引き出すサポートも必要ですが、簡単に手に入らなくても、自分の心が諦めないことがあるんだと実感する体験も大事です。
そして小さい頃は行動範囲も狭いですし、親と一緒にいる時間も長いです。
子どもがこだわるものも単純でわかりやすいのですし、親が子どもが興味をもったことを察することも容易です。
ところが、思春期にもなってくると子どもの行動範囲や興味の範囲も広くなります。
親は子どもの代わりにお膳立てをすることができないことも増えてきます。
そうなると子どもには
*本当に自分のこだわっているものがわからない
なんとなくいいなと思っていても、本当にいいと思っていのかを自分に問えない。
何に惹かれているのかを言語化できない
*自分のこだわりを満たすために、どう行動したらいいのかわらない
ということが起こりえます。
親からすれば子どもの興味・関心を伸ばそうとしての干渉でも、子ども自身のこだわりを実現する力が育たなくなっちゃうのでは過干渉になってしまいます。
とっても残念ですね。
(参考:思春期には親の過干渉が一番のダメージに⁈過保護よりも怖いわけ)
もしこのパターンかも⁉と思ったら、まずは手と口を出すのを控えてみましょう。
そして子どもが自分のこだわりを主張してきたら、まずはその気持をじっくり聞くことから初めましょう。
子どもは話しているうちに、本当の自分の気持の強さに気づいたり、どうしても実現したい!と思ったら自分で行動をとりたくなります。
そしてそこも見守って、本人の方から手伝ってほしいという言葉が出せるように、ニコニコそばにいるのが一番です。
②自分は無力だと思っている
逆に、これまでに何かを欲しがっても否定された体験が多い場合には、自分のこだわり(興味・関心)を持つことに自信をなくしてしまうことがあります。
家族の中で別のこだわりを強く持つ人(親、兄弟、祖父母など)から、自分のこだわりを否定されたり、からかわれたりすることからなりやすいです。
ただ、自信をなくしていても、自分のこだわりは完全にはなくならないものです。
本人は「興味があるけど、自分なんか」という、自信のなさと強いこだわりの間で苦しくなってしまいます。
しんどいですね 🙁
子どものこだわりがどんなものであれ、とにかく家族は否定したり、からかうわないことにいたしましょう。
③人に頼めない
頑張り屋さんの子は人に頼むことを「恥ずかしいこと」だと思ってることもあります。
また、思春期になると「自分でやる」ということにこだわることもあるので、自分のこだわりを実現するために人に頼むことにも抵抗を感じることもあります。
たまに、「人に物を頼むのは負けること」と思っている子も居るくらいです!
何をするにも人の手を借りるのがどうしても必要になります。
人に頼むことの大切さと、スマートな頼み方も伝えておきたいものです
こだわりはあるのに実現する力が育ってない子は、自己肯定感も下がってしまいます。
自分のエネルギーが湧くところ=自分らしさ を大事にすることができないからです。
もしそんな状態になっていたら
①自分のこだわりを簡単な言葉にできるようになる
=こういうものが好きで大事にしたいから、など
②そのために自分ができることを見つける
③人に気持ちよく頼めるコミュニケーション
の練習をサポートするのがオススメです。
今まで出会ってきたたくさんの子どもたちも、そのエネルギーで練習して、ぐんぐん上達していきました!
(1)と同じように今まではそうじゃなかったのに、急に親に何かをするように強要したり威圧的に振る舞ったり、または無力感が強くなったり、人と関わるのを嫌がるようなことあれば、それはストレスが過剰にかかっている状態かもしれません。
(4)をご参照ください。
(3)発達の抜けがある
子どもが小さい頃からこだわりが強くてお困りごとが多い場合には、発達の抜けがあるのかも知れません。
発達の抜けというと、特別なもののようですが、実は誰にも、多少ともなりはあるものです。
もちろん、私にもたくさんありましたし、まだ残っているものもあります。
残っていても、お困りがなければいいんです。
ただその抜けが多い部分があると、身体の動かし方や気持ちや考え方にお困りが出てしまうこともあります。
こだわりが強すぎて場面に応じて、臨機応変に対応できなかったりするのもその一つである可能性もあります。
発達の抜けについては情報が日本中に行き渡っっている・・・という状況ではまだまだないので、子どものこだわりが強すぎる場合に「子どもの性格が問題」「育て方が悪かった」と、教育現場や医療現場でも未だに言う方もいらっしゃいます。
けれど発達の抜けは子どもの頑張りや注意だけで改善するものではありません。
適切なサポートがあれば、いつからでも埋めていくことはできますが、子どもに「こうしなさい」と説明したりするだけでは、どんなに頑張っても改善はしないものです。
もし子どもに次のような特徴が見られれば、一度『発達の抜けかも?』と考えてみるのもオススメです。
感覚過敏、怖がり
変化や新しい環境が苦手
偏食、睡眠不安定
よく転ぶ、動かない、不器用
人の笑顔につられない
他人にあまり関心がない
人とのやり取りが苦手
整理整頓ができないetc.
なにかピンときた方は、講座や個人セッションでお問い合わせください。
発達の抜けは個人によって必要な接し方やサポートが異なります。
それでも身体・心・頭へのアプローチで、必ず埋めていくことができますので、ご安心くださいね。
そして発達の抜けがもともとあると、ストレスが掛かった時にこだわりがさらに強くなることもあります。
そのような場合には、今のストレスを取り除きながら、発達の抜けも埋めていきます。
(4)もご参照ください。
(4)ストレスがかかっている状態
ストレスが強くかかり過ぎている時には、「こだわりが強い」という特徴がまずい方向であらわれてしまうことがあります。
何か自分なりに頑張ってもうまく行かないことが続いてストレスが溜まると、自分のこだわりにしがみつこうとすることもよくあるんです。
それは自分のこだわりに集中することで安心感を得ようとする無意識からの行動なんですが、残念なことにそこから本当の安心感は得られないので、よりストレスを感じてしまうという悪循環になるばかりです
(T_T)
でも、ご安心くださいね。
子どもの状態を見極めて、必要なサポートをしていけばいいんです!
まずは子どもの状態の見極めです。
次のような行動が急に見られたり増えたりした場合には、子どもにストレスがかかっている可能性が高いです。
こだわりの強い子のストレス危険信号
・人の意見を取り入れない
とにかく自説をまげない
・人に自分のこだわりを強要する
・些細なことで衝突してくる
イライラしている
・考え方が極端
0か100思考になる
・人のこだわりを否定する
外で発散できないストレスを弟妹や家族にぶつける
・過去や嫌なこと、特定の人物にこだわり続けてしまうが、改善行動がでない、または不必要な行動をする
こだわる力の強い子は、こだわれるだけに、ストレス要因にずっとこだわりつづけてしまうことがあります。
そうなると頭の中はそのことばかりで埋められてしまうので、頭も心も休まる暇もありません。
そうなると身体も常にストレス状態ですから休まりません。
一度ストレス要因から距離を置いたり、頭を冷やすことができないと、どんどん自分にもストレスが増えますし、相手との関係悪化や(しつこくして嫌がられるなど)も多くなってしまいます 🙁
よくあるまずい対応としては、親が子どもに巻き込まれてしまうことです。
こだわりの強い子はパワーがあります。
その分、なかなか親の言うことも簡単には聞かないこともあるでしょう。
そんな時に、親が根負けして『子どもの意見を尊重しなくちゃ!』と思い始めて、「子どもの意見を何でも取り入れてしまう」「やってることをなんでも見守る=その通りだと後押しする」に流れてしまうと、家族で変な方向につき進んでしまうことも起こります 😯
もちろん、子どもの心身の状態がそれなりに整っている時には、子どもの意見を尊重して、多少失敗するリスクがあっても、やらせてみるのがオススメです。
でも、子どもの心身がバランスを崩している時には、子どもが「こうしたい」というのを親がただ受け入れてばかりだと、子どもの将来が揺らいでしまうこともあるんです。
やみくもに行動することは、必ずしもいい結果につながるとも限りません。
それでは子どもを「応援している」のとは違います。
子どもの舵を、未来に向けてとれるように促していくのも親の約目です。
お母さん・お父さんだけでは判断が難しい場合には、ぜひ専門家とも相談してサポートしてくださいね。
ストレスが強くかかっている状態のこだわりの強い子のサポートは、基本的には次の順番になります。
①子どもの心身と環境を整える
子どもがまず落ち着いて状況を見れる状態まで持っていく準備です。
②子どものこだわりを認めながら、子どもが客観的に視野を拡げるのをサポートする
こだわりの強い子は集中力があるだけに、ストレス状態だと視野が狭くなりがちです。
それを緩めていきましょう 🙂
③子どもが状況を客観的に見て、適切な考えや感情を持ち、未来に向かって必要な行動を選べるようにサポートする
⑤自分の特徴に気づかせて、それを上手に使えるようにしていく
こだわりの強い子がストレス過多になると、パワーが強いだけに、言い出したら聞かなかったりして、お母さん・お父さんもどう接したらいいのかと悩まれることがあるかもしれません。
それぞれのステップを進めようとしても、なかなかうまくいかないこともあるでしょう。
そんな時にはあきらめたり、自己流でこじらせてしまうよりも、早めにサクッと専門家の手を借りるのがおすすめです。
今のストレス状態から抜け出すだけでなく、その子のこだわりの強さを、その子が上手に使えるようになるところまでのサポートが得られます。
ストレス状態になったことで、かえってよりその子の可能性を開けたら、ピンチをチャンスにできます(^_-)
したいです!!
こだわりの強い子への接し方のコツ
こだわりの強い子は、パワーが強いので、そのこだわりの強さがまずい方向に出てしまうと、本人も周りも、ついそのまずい行動にばかり目が奪われがちになります。
さらにこのタイプはお母さん・お父さん世代ではあまり目立たなかったこともあって、「理解できない」「わからない」「どう接しかたらいいのか」とのご相談も多いです。
・自分のこだわりに集中する力が強いので、納得しないと簡単に言うことを聞かない
・自分のこだわり以外のものへの関心が薄い
という特徴が目立ってしまうと「素直じゃない扱いづらい子」と思われることもあるかもしれません。
でもそれは、まだ子どもが自分の特徴に気づいてうまく使えていないだけなんです
(^^)
こだわりの強い子は、特に
♡自分の特徴を知って
♡自分の考えや気持ちを人に伝えたり、相手の言うことにも耳をかせるようになる
♡周りへの影響も考慮できる力が育つ
と、伸びやかに成長していきます。
人と遣り取りをするうちに、場に合わせて柔軟に対応する力も育ちやすくなります。
また、基本的に自分のこだわりに集中するタイプですから、「何でもできる良い子」を求めないことも大事です。
その子には苦手なことがあるのも認めつつ、生きづらさがでないくらいで手をうって?、好きで得意なことを伸ばす方がイキイキします
(^^)
こだわりの強い子:終わりに
いかがでしたでしょうか
今回は「わからない」「困った」とよくご相談の寄せられる「こだわりの強い子の生き辛さのパターンと抜け出し方」をご紹介しました。
でもストレスの影響が大きそうだし、そこから抜け出せると知って、本当に安心しました。
それに長所にも伸ばせると聞いて、とても嬉しいです
お子さんのこだわりの強さで悩まれてきた方は、講座や個人セッションで涙される方も多いんです。
一世代前の方々から「甘やかしたからだ」「育て方が悪い」と言われていた方も多いので。。。
たしかにこだわりの強い子は、思春期につまづくことも少なくはありません。
それでもその山を上手に越えれば、上手に人と繋がれるようになっていき、のびのびと自分らしさを花開かせる子も多いです。
それを楽しみに、子どものサポートをしていきます 🙂
はい、個性が強い子のサポートには、ちょっとコツがいりますが、それさえしっかり踏まえれば大丈夫です❣
それは今まで数多くの子どもたちとご家族が見せてくださった真実です
\(^o^)/
♡♡あとがき♡♡
こだわりの強い子は、思春期の頃に悩みを抱えて立ち止まってしまうことがよくあります。
それはやはり、自分の特徴を理解したり、使いこなせてない場合に多いです。
それでもちゃんと必要なステップを踏んでいけば、必ず前よりずっといい笑顔になっていきます。
もう一つの新しいタイプ?の「調子の良い子」はどちらかというと、高校生以降に悩みを抱えやすくなる傾向です。
どちらもお母さん・お父さん世代には多くなかったタイプなので、接し方に戸惑われる方も多いです。
今は社会の変化がとても早くなっているので、子どもを取り巻く環境も、胎児の頃からかなり違います。
そんなことを心に留めつつ、子育てもバージョンアップさせながら進めていきましょう❣
子育てを通して、いろんな気づきを得られる時代の波に乗っていきましょう
(o’∀’o)v
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思春期には親の過干渉が一番のダメージに⁈過保護よりも怖いわけ
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