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「分かっているのにできない」時は3つのブレーキをチェックしよう!
「分かっているのにできない」ことは、誰にでもありますね。
そんな時に「分かってるのに!」と行動できない自分を責めてしまうと、ますます動けなくなってしまいます 😐
また、子どもが「分かってる」と言うのに動かないこともありますね。
その時も「なんでやらないの!」と子どもを責めてもラチが明きませんし、親子関係も悪くなってしまいます。
そんな時には、3つのブレーキチェックで「分かっているのにできない」から抜け出してしまいましょう! 🙂
そしてうちの子も、たとえば父親から「もっと勉強しなさい」と言われたりすると、「分かってる!」と返事はするのに一向にやらないんです。
私に似てしまったのかとヒヤヒヤしています
やりたいと思っていたり、やればいいと分かっていても、なかなか行動できないことは誰にでもあるものです。
ただ、そんなことが結構多かったり、気になってしまう場合には、3つのブレーキをチェックしてみるのがおすすめです!
「分かっているのにできない」時には、「やろう」とするアクセルよりも「その場にとどまろう」とするブレーキの力の方が大きい状態です。
そんな時には無理にアクセルをふかそうとするよりも、ブレーキをチェックしてみる方が早く動けるようになりますね!
そうなんです!
「やれない」「やらない」と責めるよりも、その動けない理由を取り除く方がずっと有効です。
ではご一緒に「分かっているのにできない」時の3つのブレーキのチェックについてみてみましょう
目次
「分かっているのにできない」を作ってる3つのブレーキとは
分かっているのにできない時には、動きを止めているブレーキが3種類あります。
それは「身体のブレーキ」「心のブレーキ」「頭のブレーキ」です。
はい、そして「怠け者」などの「変えられない性格」の問題でもありません。
「性格」はざっくりした言葉で、その人の行動や感情・思考パターンの傾向を言葉にしたものです。
傾向なので変えられるんです。
そして何かの傾向を変えたい場合には、実際の行動や感情や思考のパターンを違うものにすればいいんです 🙂
はい、その人の行動や感情や思考のパターンのどれかを違うものすれば、それが他の2つにも影響します。
そうなると違う結果になります。
とてもシンプルですね 🙂
そしてその人の行動・感情・思考のパターンは、その人の身体・心・頭から決まります。
その3つが「やりたいこと」「分かっていること」に向けて一致していれば、スムーズに穏やかで気持ちよく行動できます。
でも、もしその3つのどこかに「やりたいこと」「分かっていること」への抵抗=ブレーキが掛かっていれば、スムーズに動くのは難しくなりますね。
はい、とてもわかり易いですね!
はい、思春期コーチング™では、根深い癖を根底から取り除きたい場合には、身体からチェックします。
人は身体から発達します。
「動く」ための一番の土台は身体です。
そこで身体にブレーキがあればまず外して、次にその人の状態に合わせて、心か頭のブレーキを外します。
はい、意外に思われる方も多いです 😉
これから詳しくお話していきますが、身体は人の土台のハードなので、乱れていると感情が不安定になったり、考え方が偏ったりするんです。
そう思われている方も多いのですが、実は身体はセロトニンなどのホルモンを作ったり、エネルギーも作っています。
ホルモンの乱れやエネルギー不足が起きると、気持ちや考え方も乱れてしまうんです。
もちろん3つはそれぞれ互いに影響し合っているのですが、もっとも土台になるのが身体なんです。
なので、がっつり良い状態にしたい場合には、心や頭にだけ働きかけ続けるよりも、まず身体のブレーキからのマイナスの影響を先に取り除いてから、心や頭のブレーキチェックをするほうがずっと簡単でスムーズになります。
実際に体験された方は「こんなに変わるんですね!」と、子どもも大人も驚かれます 🙂
ただ、身体のブレーキチェックについては、各チェックポイントについての専門知識も必要になります。
(脳科学、発達学、栄養学、神経生理学、心理学など立体的な知識)
それらの知識を持った思春期コーチ™と一緒にチェックするのなら、その方法が最もおすすめなんですが、まずご家庭でやってみる場合には、頭、心、身体の順番が良いでしょう。
頭の状態については、コミュニケーションから手がかりを最も見つけやすいからです。
頭のブレーキや心のブレーキのチェックとそれへ対応をすれば、今気になっている「分かっているのにできない」がなくなることも結構あります。
要はその人のブレーキがどこにあるかを見つけて、上手にリリースできればいいんです。
では、まず頭のブレーキチェックから始めましょう!
「分かっているのにできない」時の頭のブレーキ
まずは頭のブレーキからです。
ピンとくるものからチェックしてみてください。
「やりたい」とか「やればいいのに」と思ってはいても、その「やりたいこと」や「やればいいこと」がぼやけていると、なかなか行動に移せないものです。
ゴールがぼやけている場合には次の2パターンあります。
①ゴールそのものがぼやけている
行こうとするゴールのイメージが「東の方の大きな公園」くらいだと、実際にどの道を進めばいいのかわからないですね。
途中で迷子になる可能性も高いです。
「いつまでに」「誰と(または一人で)」「どこで」「何をどうできればいいのか」、が分かっていると、ずっと動きやすくなります。
どんな人でも締め切りがないことは、日々の中で後回しにしがちなので、「いつまでに」をはっきり掴んでおくと、かなり動きやすくなります。
ご自分の場合には、上記の4つを言葉にして言ってみたり、紙やデジタルにメモしてみると、何がぼやけていたのか、すぐに分かります。
また、お子さんが「分かってる!」と言うのに動かない時などには、上記の4つが分かっているかを本人に言葉にしてもらいます。
それを親の方が「◯日△時までに提出なんだよ、分かってる?」と言ってしまうことがありますが、
それだと子どもは「はいはい、分かってるよ、うるさいな」で頭がいっぱいになるので、
肝心の数字情報はうろ覚え・・ということになりがちです 😉
自分で言葉にする場合には、言葉も自分で選びますし、言った言葉は自分の耳からも聞けるので、記憶に残りやすくなります。
②「やりたいこと」や「やればいいと分かっていること」ができた時に、自分や周りにどんな影響が及ぶのかがちゃんとわかってない
「やりたいこと」や「やればいいと分かっていること」ができた時には、
*自分がどんな気持ちや感覚になるか、
*そして周りの人々にはどんな影響があるか
をリアルに想像できれば、「やりたい」「やればいい」ことへのモチベーションがぐんと上がります。
脳内に「やったらこうなる」というイメージがただポツンと浮かんでいるだけだと、感情も感覚も動かないので、行動エネルギーがあまり出てきません。
自分の嬉しさや充実感やメリットを得られる喜びで動きやすいタイプの人もいれば、
周りの人の喜びや笑顔を想像してモチベーションが上がるタイプの人もいますので、
どちらがモチベーションが上がるかを試してみるのもおすすめです!
思春期コーチング™では、そのモチベーションを最大にすることができるので、勉強や受験、習い事、登校などにむけての行動が出ます 🙂
お子さんが「分かっているのに動けない」時には、「それができたら、どんな気持ちになるかな?」とか「〇〇さんもびっくりするでしょうね」などと声をかけてみると、想像しやすくなります。
「やりたい」「やればいいと分かっている」のに、やり方がわからないと行動できないですね。
このパターンでは、やり方が一つしか無いと思いこんでいるために、それがうまく行かずに動けなくなっていることが、子どもの場合には結構あります。
実際には、ある場所に行くには、必ずいくつかのルートが有るのですが、思い込みが強いと「一つしか無い」「こうやってやらないとだめだ」にこだわりすぎてしまいます。
柔軟に考えるのが苦手な発達の抜けがある子や思春期のエネルギー不足の子ではその傾向が強いです。
そんな場合には「他の方法があるとすれば?」とご自分やお子さんに声をかけるのがおすすめです。
根本的には身体に働きかけてくと、「頑なさ」「こだわりの過剰さ」はなくなります。
また、本人なりに何度か違うやり方をやってもうまく行かないことが続くと、「もうだめだ」と諦めてしまうパターンは、子どもでも大人でもよくあります。
人には3回やってみてだめだと、「もうだめだ」と思ってしまう傾向があるんです 🙄
そんな場合には、他の人に聞いてみれば、簡単に違う方法があることが分かる場合が多いです。
実際に似たようなことをやって良い結果が出ている人がおすすめです。
(想像や論だけのアドバイスだと、かえって混乱しますのでご注意です)
特に専門性が必要な情報については、自分なりにある程度調べたりやってみてもうまくいかない時には、さくっと専門家の力を直接借りるのがおすすめです。
人生で最も大事なのは時間です 😉
子どもがやり方が分からずに動けなくなっている場合には、「やればいいのに」「早くやりなさいよ」と声をかけてしまうと、「(やればいいのは)分かっているよ!」と返ってくることがよくあります。
本当は「でも、やり方がわからないんだ」と言えるような関係であればいいのですが、子どもは「やればいいと自分だって思ってるのに」という反発で、それ以上の言葉を飲み込んでしまうんです。
そうなると親は「分かってるならやりなさいよ!」とさらに同じことを言ってしまって、話がすれ違ったままになることはアルアルなので、気をつけたいところです 🙄
「やろうと思ってるんだよね」という前提で「いつやる予定?」とか「なにか手伝うことある?」などとかける言葉を変えてみると、「やり方がわからない」と子どもも言いやすくなります。
「失敗してはいけない」という思い込みが強すぎると、失敗を避けるために動けなくなります。
意識では「やりたい」「やればいいと分かっている」場合でも、無意識で「何もしなければ失敗しない」と誤解していると、動けないままになってしまいます。
そんな時には、実際に「何もしない」のは「望ましくない状態の維持」なので、状況は悪化し続けていることに気づくところからがスタートです。
反対に、勇気を出して何かやってみれば、たとえそれが失敗体験になっても、次はそれを土台に改善できるので、成功する確率が上がります。
「失敗してはいけない」が過剰になっているワケには
①本人が栄養不足や発達のぬけなどで「怖い」が強くなっている
②失敗してひどく怒られたり笑われた経験があった
③周りの人から何度も「失敗したらどうするの」「大丈夫なの」と言われてきた
④自分で行動する機会が少なく、周りの人が代わりに、または先回りしていた
などがあります。
どのワケから始まっていたとしても、本人が落ち着いて考えてみたら「失敗は大したことじゃないかも」と納得できて、なんとか行動できるようになる場合には、頭のブレーキだけある状態です。
しかし、自分の失敗への怖さが強いことに自分で気付けなかったり、または失敗すると思うだけで目の前が真っ暗になるような場合には、心や身体のブレーキもあります。
心のブレーキ、身体のブレーキの方もご覧ください。
それでチャレンジするよりも、「しない」方を選んできた気がします。
今からでもなんとかなりますか?
はい、もちろんです!
「失敗の捉え方」は後天的なものなので、自分で「変えたい」と思えば変えられます。
そして「やらない」より「やってみる」を選ぶように心がけたり、思い込みがとても強い場合にはコーチングを受けるなどでちゃんと改善します!
ピンときた方は講座やコーチングセッションもご活用ください 🙂
変えられるんですね
「分かっているのにできない」時の心のブレーキ
次は心のブレーキです。
一つだけでなく、いくつかブレーキがある場合もあります。
心のブレーキ
「自分が動いて現実を変える」ことを、おっくうに感じる人って意外に多いんです。
この場合には3パターンあります。
①自分がやらなくても誰かがやってくれることが多いので、楽をしたり、待つことに慣れすぎている
③今が苦しくても「知らない変化」が嫌なので、何もしないことを選んでしまう
①自分がやらなくても誰かがやってくれることが多いので、楽をしたり、待つことに慣れすぎている
家族が多かったり、手出し口出し・先回りをされることが多いと、本人が動く前に、周りが待ちきれずに代わりにやってしまったり、楽にできるようにさっさと準備を整えてしまうことがあります。
そうすると、その時は早くて楽で本人のために良いようですが、長い目で見れば本人の「自ら動く」練習の機会を奪うことになってしまいます。。
そうなると、ある程度年齢が上がっても、本来あるはずの「自分でやる」という自立に向けた本能がスポイルされてしまっているので、自ら動くことが億劫ですし、「なんで自分がやらなくちゃならないの」と、テスト勉強など自分の課題についてさえ思うようになったりします 😯
もし、すでにこのパターンに嵌っている場合には、
ご自分であれば「自分でやれば自由にアレンジできる」と自分を勇気づけてやってみたり、
お子さんであれば周りからの過剰な手出しをやめて、遅くても不器用でも本人が行動できるように勇気づけて行きます。
誰でも「自分でやったらできた!」という体験で、充実感も自己肯定感も上がります。
詳しくはこちら:自己肯定感が低い子どもの特徴
たとえば「習い始めた英語を勉強する」「新しい部活の練習に行く」などは、その人にとってその行動そのものが馴染みがない事になります。
新しいこと、知らないことにワクワクする人もいれば、「嫌だな」と思う人もいますね。
この場合、始めはその行動に慣れてないので億劫なだけならば、少しずつでもやってみれば徐々に慣れていきます。
でも、行動をおっくうに感じるあまりに「なんでこんなことやらなくちゃならないんだ」「〇〇がやれって言うから」などと、グルグル考え始めると、自分で「行きたくない理由」をあれこれ積み足してしまいます。
それが膨れ上がると、そもそもの単純な億劫さよりも自分で付け加えた理由に夢中になって、どんどん動けなくなるのでご注意です。
慣れてない行動を始める時には、始めは5分だけやってみるなど、ハードルをうんと低くしてみるのがおすすめです。
実際にやってみると、案外思っていたのよりも続けられることがあるのは「作業興奮」と呼ばれます 😉
上手にスタートして、後は作業興奮に任せるのがおすすめです!
③今が苦しくても「知らない変化」が嫌なので、何もしないことを選んでしまう
状況の変化に対応するのが苦手だったり、「怖い」が強いと、「こうすればもっと良くなる」と分かっていても、行動して「知らない状態」になるよりは、今の苦しい状態の方が起きることが分かるのでよいと無意識で思うので、「分かっているのにできない」状態になることがあります。
でも、実際は「今のまま」はずっと続くわけではなく、たとえ自分が何かしなくても、時の流れによって環境の変化が必ず起きます。
自分で望む方向に動かないでじっとしていると、望まない方向に状況が変わってしまう確率が上がる一方です。
この話を聞いて「そうか、やっぱり自分から動かないと、もっと悪い状態になるかも知れないんだ」と分かって、自分から行動できるのであれば、それは心のブレーキだけあった状態で、そのブレーキが外せます。
反対に、この話を聞いても「でも、自分から動いて嫌な事が起きるほうが、自分の責任になるから嫌だ」と動けない場合には、身体のブレーキに取り組むことが必要になります。
強固な思い込みは無意識の深いところにあるので、意識・意思では届かないんです。
そして無意識は身体に住んでいます。
でもご安心くださいね。
無意識の深いところの思い込みは、本来その人を守るために作られたものなので、お困りが出ない形にリフォームすればよいだけです。
そして当カレッジではそのリリースの方法もたくさんご用意してあります 😉
自分がうまくやれると思わないと、一気に全く手をつけなくなる人は、0か100かの完璧主義タイプです。
それに気づいて
「うまくやれなくても、途中までやってみると、改善すべきことがはっきりするのでやってみよう!」
と思えれば、心のブレーキだけの話で、そのブレーキも外せます 🙂
お子さんの場合には、同じ言葉を優しく掛けてみて、それで動ければOKです。
また、もしやってうまく行かなかった時が怖いので、やらないことで「やればできる」という可能性を残しておきたい人は、自分に自信がなく、怖がりがが強いタイプです。
やれた時のプラスよりも、やれなかった時のマイナスに強く意識が向きやすいので、現実逃避しやすい傾向があります。
このタイプは周りから過干渉されすぎていたために、「自分でやったらできた!」という成功体験が少ない人にみられます。
この場合も、やれた時のプラスに意識を向けてみると「やれないこともあるかもしれないけどやってみよう!」と思えるのであれば、心のブレーキだけの状態で、そのブレーキを外せます 🙂
お子さんの場合には、過干渉を止めて、勇気づけをたっぷりしながら、やれた時のプラスの状態を想像してもらうようにすることで、動ければOKです!
しかし二つのどちらのタイプでも、思うだけでは動き出せない場合には、身体のブレーキに取り組む必要があります。
どちらも「怖い」がベースになっていて、発達の抜けや心身のエネルギー低下という身体のブレーキがある可能性が高いです。
(身体のブレーキもちゃんと外せますので、ご安心くださいね!)
こちらはダイレクトに「失敗が怖い」ので動けないタイプです。
自分でやってみた経験が少ないので、失敗した時にどうしたら良いのかわからないために、とにかく失敗が怖いんです。
このタイプは、もし失敗した時にはこうすると良いという案を先にいくつか準備しておくと、動ける容易なる人も多いです。
お子さんの場合には、子どもが主体になってアイデア出しができるといいですね。
そうやって動ける場合には、心のブレーキだけの状態ですし、そのブレーキも外せます。
それでも動けない場合には、やはり身体のブレーキとしての「強い怖い」があるので、身体のブレーキから外します。
ゴールもついて「分かっている」ようでぼやけている場合には、頭のブレーキのところで外し方をみてきました。
それをやってもまだ、動いてゴールを手に入れることにあまりモチベーションがわかない時には、
▲実は他にもっとやりたいことがある
▲そのゴールは自分が本当に望んでいるものではない
パターンが考えられます。
心のブレーキのチェックとしては、ゴールまで行けた時の自分の感覚や感情をできるかぎりリアルに感じてみるのがおすすめです。
思春期コーチング™では、それを最大まで引き出すので、そのゴールが本当に望むゴールなのかを、どなたでも簡単に感じられます。
もし本当にそれが自分が望むゴールであれば、ワクワクや喜びが必ずあります。
「できたらそれなりに嬉しいけど・・・」という場合には、
▲「それよりももっと他にやりたいこと」がないか
▲これは他の人の希望や期待を自分のものと勘違いしているのではないか
とチェックしてみます。
ゴールを手に入れたのに「肩の荷が下りるだけ」「ホッとする」が強い場合には、後者の可能性が高いです。
もし、他にやりたいことあると気づけば、どう優先順位をつけるかを決められます。
自分が本当に望んでいることではない、と気づけば、その上で「どうするか」も決められます。
そうやって進められれば、それは心のブレーキだけの状態なので、ちゃんと外せて自由に動けるようになります
(^_-)
もしそれをやっても混乱したままの場合には、身体のブレーキを外すチャンスです!
これまでに、「やりたい」「やればいいと分かっている」ことについて、とても辛かった体験があると、それがトラウマ(心の傷)にになっているのでできないことがあります。
トラウマというと、「消せないほど強いなにか、怖いもの」と捉えられてしまうことがありますが、心理学としては「まだ未消化の負の感情が強く記憶されている体験」のことです。
まだ未消化なので、癒えてない傷と同じで、触ると痛いのです。
そして癒えてない傷は痛いですが、人には自然治癒力がありますので、適切な処置をすれば傷は必ず癒せます。
トラウマにも深さがあります。
自分はこれが怖いと気づいて、少しでも「それでもやってみよう」と思えるのであれば、ちょとずつやってみることで「大丈夫だった」という体験が重ねられるほど、残っている負の感情がリリースされていきます。
でもそれも難しい場合には、傷が深くて身体のブレーキになっている状態なので、身体のブレーキを外していきましょう!
このパターンはそれほど一般的ではないですが、もしこれが当てはまる場合には、適切な対応が必要です。
何かをするように言われた相手に対して、感情的な反発がかなり強くあるために、そのゴールが自分にとてもプラスになることでもやらないで、相手にダメージを与えようとしているケースです。
自分にマイナスになるのが分かっていても、眼の前の相手にダメージを与えたいというのは、通常の心の状態ではないですね。
視野も思考の枠もかなり狭く固くなってしまっています。
この場合には心のブレーキでも、専門家に任せるのが最も効果的です。
心のブレーキの根っこが身体のブレーキと絡みついている確率が高いです。
特に過剰的に反発されている相手が、直接その人に自己流で関わろうとすると、悪化を招くだけになる可能性がかなり高いです。
どうしてもその人しか関われない場合でも、自己流に関わるのは避ける方が良いでしょう。
専門家に細かく相談しながら対応を進めていくのがおすすめです。
そうなんです。
そしてどのブレーキにもかかり具合によって、簡単に外せる場合と、根っこが身体のブレーキとつながってしまっている場合もあります。
無理やり外そうとするよりも、その見分けをしてから必要な対応をしていけば、こじらせることなく、うんと楽にはずせます 🙂
「分かっているのにできない」時の身体のブレーキ
いよいよ、最後の身体のブレーキです。
身体のブレーキは、個別の行動に結びついていると言うよりも、「動けない」の根っこに結びてついているブレーキです。
大きく分けると3つです。
1)栄養不足やストレス過多で、心身のエネルギーがかなり低下している状態
2)トラウマが根深くあり、それに取り組むことさえ怖い状態
3)発達の抜けが元々ある状態
これらは互いに影響し合います。
心身のエネルギーが一定以上低下すると、出来事をトラウマ化しやすいですし、以前はそれほど困っていなかった発達の抜けが表にお困りとなって出やすくなります。
強烈なトラウマや長期的なトラウマがあると、心身のエネルギーが低下しやすいので、それによって発達の抜けがお困りとして現れやすくなります。
もともと発達の抜けがある人は、心身のエネルギーが低下しやすいですし、そのような状態ではトラウマも深くなります。
どこから取り組むかは、その人の状況によりますが、最も基本なのは心身のエネルギーを溜め直すところからです。
たまに、「心のエネルギー」を溜めるために本人の好きなようにさせたり、ご機嫌をしていれば勝手に良くなるだろうと勘違いされていることがありますが、心のエネルギーはそれでは本当の意味で溜まりません。
心のエネルギーは外から与え続けるものではなく、本人が内側から出し続けられるようになることが大事なんです。
そして心のエネルギーと身体のエネルギーは影響し合いますが、片方だけでなく双方にエネルギーを確実に溜めることが重要です。
身体のブレーキは専門家と一緒に進めていくのが最も早く、安全で、しっかり外せます。
中途半端にブレーキが残ったままだと、サイドブレーキを引いて走っている車のようなものです。
とても燃費が悪いですし、長期的にはどこかで故障が起きてしまいます。
ピンときた方は、思春期最幸家族講座思春期に最幸家族になる講座や個人セッションをご活用ください。
はい、そうなんです。
ブレーキがかかって間もなかったり、軽くかかっている状態だと、早く簡単に外せます。
ブレーキがすでに長い時間かかりっぱなしで過ごしてたり、強くかかっている状態ならば、専門家に相談する事が必要です。
身体の病気や怪我の場合と同じですね。
自宅で直せる段階と、専門家(お医者さんや整体・針灸など)にかかることが必要な状態あるのと同じです。
そして、その場合でも、まずどのブレーキかあるのかが判断できれば、そのブレーキを外せる専門家に行くことができます。
ただ、今は専門分野が細かく分かれているので、その人の専門から外れている場合だと、いくらその人の専門的な腕が良くても、本人に必要な対応が適切にできません。
できればその人の全体をみて、どこのブレーキなのかも見極めてくれて、その上でそのブレーキを上手に扱える専門家がよいでしょう。
子どもの「分かっているのにできない」への親のサポートのポイント
外せると分かったので、すぐにこれから取り組みます!
ただ、子どもにもブレーキがありそうなんですが、親としてどうサポートしてあげたらいいでしょうか
基本は同じなんですが、どうしても我が子のことになると、「早く良くなって欲しい」と焦りやすいかも知れませんね。
次のポイントを抑えて関わるのがおすすめです。
子どもの「分かっているのにできない」への親のサポートのポイント
☆「分かっている」「やりたい気持ちがある」ことを始めに認める
焦ると「できない」の方にばかり話を持っていってしまいます。
ご自分の「分かっているのにできない」時にも、まず「分かっている」「やりたい」を認めてあげてくださいね!
☆ハードルをかなり下げて、少しでもやってみることから始められるように応援する
いきなりハードルが高いものをやろうとするのは難しいので、「ほんのさわり」「その場所まで行くだけ」「教科書を声に出して3行読むだけ」などの、本当にハードルが低いものから始めて良いことを伝えて勇気づけます。
これもご自分の場合にも同じです。
☆練習を応援する、勇気づける
ちょっとでもやれたら「全くやれない」とは大きく違うステージになります。
ご機嫌をとるのではなく、たとえやれたことがほんの僅かだとしても、事実として「やれたね!」と伝えるのでOKです。
ふふ、そうですね
私にもそんな経験があります 😳
「ただの事実があって、それが私は嬉しい」という気持ちで伝えると、まったく反応が変わりますね。
そして、これもご自分の場合にも、自分に「やれたね!」と言ってみるのもとても効果的です。
耳から言葉として入ってきますので、脳がさらに認識しやすくなります♡
分かっているのにできない時の3つのブレーキ:おわりに
さらに子どもも同じようなことをしていると、私の遺伝かしら・・と落ち込んでいたんです。
でも、ただブレーキがあるだけだということも、外せることも分かったので、眼の前が灸に明るくなった感じです!
赤ちゃんは「分かっているのにできない」と落ち込むことはありませんね。
やりたいことはシンプルに、何度でもやろうとします。
そうやっているうちに、だんだん、物をつかめたり、立てたり、歩いたりできるようになっていきます。
あれこれ考え過ぎないで、自分のブレーキに向きあってみます!
また進み方をご相談させてください
♡♡あとがき♡♡
人は自分の思いと違う結果になると「なんでこうなっちゃったんだろう」と考え始めます。
それは本来は、次はより良い結果にするための改善ポイントを見つけるための能力なんです。
でも、具体的な改善ポイントが見つからなかったり
とにかく「原因さえわかれば解決する」という勘違いをしてたりすると
ずっと「なんでだめなの?」と考え続けてしまいます。
そうなると結末は
「自分がだめだから」か
「誰か他の人が悪いから」になるしかないんです 😯
誰が悪い、何が悪いで止まっていても
状況は変わらないのでしんどいままですね。
原因探しは状況の改善に役立っているかどうか、がポイントです。
ブレーキは外すために見つけます!
当カレッジでは
「なんでだめなんだろう」
「なんでできないんだろう」を
地獄質問と呼んでいます 🙂
必ず辛くなるからです。
反対に「天国質問」は
「どうしたいんだろう」
「何ができるだろう」です。
必ず幸せの方向が見つかります!
\(^o^)/
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