たった1年で、ずっと求めら続けるコーチになる!「思春期コーチ™養成講座」も募集中です!
意外と長いアンバランス期
こんにちは。
自然栽培の野菜の定期便が届きました。
今回、白菜が入っていました 🙂
さて、思春期の反抗期についてのお話しです。
思春期反抗期の難しさってなんでしょうか
思春期になると性ホルモンの分泌が
急に活発になってきます。
それは感情を司る大脳辺縁系で
特に激しく起きるので
感情のゆらぎがとても激しくなってきます。
怒りっぽくなったり涙もろくなって
しかもコロコロ変わりやすくもなってきます。
さらにそんな不安定さに苛立って
イライラしたり落ち込みやすくもなってきます。
考えもあちこち飛んでまとまらないことも増えてきます。
扱いづらくなりますよね 🙄
思春期になると、外から見てわかりやすい
身体的な変化も著しいので
本人も周りの人も、ついそちらの方に
目を奪われがちになってしまいます。
そして、見えている体の成長が一段落したら
(身長がある程度伸びたらなど)
変化も落ち着いた、と捉えられがちですが
実は見えないところでは
案外長い間変化成長が続いているんです。
実は思考や感情を司る脳の成長は
20歳になってもまだ80%ぽっきりしか
終わっていないんです。
しかも、大事な”理性・論理性”を司る
前頭葉が一番最後に完成します。
人によっては30歳でやっと完成・・
ということもあるんですね。
なので、中学生や高校生では
「もう身体も大きいのにいつまでも
子どもみたいに・・」と
思わず言いたくなることがあっても
「この人はまだ変化の途中なんだ」と
大人の方で思い出すことが
大人のためにも子どものためにも
大事なことになってきます。
子どもに対する期待のハードルを
「もう大人びてきたし」と
急に上げないこと、が大事です。
むしろ、この時期小さい頃よりも
できなくなることも出てきます。
たとえば『何かをしたい』と思った時に
それでも中断する、という能力は
小さい子のほうが高いんです 😯
変化の時期にはバランスを崩します。
一時的にできないこともある、と
知っておけば過剰な期待は持たずにいられます。
この時期は何でも吸収し
学習能力もとても高い時期です。
いつの間にか知っていることや
できていることが増えていたりします。
そしてそうなってくると、本人も周りも
「これがこれだけできるなら
こっちもできるでしょう」と
思ってしまいがちなんですが
これが案外そう行かないことが多々あるんです。
それも思春期ならではの特長の一つです。
こっちの成長はすごいのに
この部分は成長が遅い
なんてことが沢山有るのが
アタリマエな時期なんです。
そして、こちらで学んだことを
別のところで応用する
そんな力もまだまだ発展途中なんですね。
こっちで出来ても、あっちでは
驚くほど出来なかったりするんです。
大人ならありえないくらいアンバランスに
色々なところが成長していく。
そこにはとても個人差がある。
そんなことを知っておくと
本人も自分をせめて落ち込むこともなくなってきますね。
案外この時期は
自分に対する理想も高いので
できてない自分を見つけては
『自分が嫌いです。ドンヨリ』
そんなことが多い時期なんです。
むしろ心も身体も柔軟なので
「できないこと」が
練習すれば「できるようになる」
その可能性が高い時期だと捉えるほうがアタリです。
何をどう練習するのか
それが大事な時期なんです。
それをサポートしてあげることが
思春期に一番必要なことかもしれませんね。
見えないところもいっぱい変化する
この時期では
完成形からの引き算で
「あれもこれもできてない」と捉えるより
「おおっ!いつの間にか
これもできるようになったのね。
じゃあ、これは?
あ、これはまだなのね」
そんなスタンスで大人がいるほうが
子どもも大人もこの時期を
楽しく過ごしていけると思ってます 😀
追伸:
白菜は千葉産です。自然栽培では、巷での”旬”と
違うことが良くあります。
でもサイコーに元気で美味しいです 😀
今週のテーマのブログです
① 思春期・反抗期 !
③ 次世代のための親離れ
④ 反抗期でもNOなこと
⑤ みんなで子育て
⑥ 一番近い人だから
無料メールマガジンのご登録はこちらから
バックナンバーはこちらから
思春期の子どもについてもっと知りたいことを
お気軽にこちらから教えて下さい