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「子供に期待しない 」のが大事?親の期待は子どもをダメにする??
『子どもに期待しないことが良い子育てには必要だと言われましたが、難しいです 😐 』
今週はそんなご相談をいただきました。
たしかに子どもに高すぎる期待をするのはどうかと思いますが、期待しないというのも難しくないですか?
子どもは幸せになってほしいというのも一つの期待ですよね。
そうですね。
親は子どもへの愛情ゆえに、子どもにいろんな期待を持つのもある意味自然です。
昔からのことわざにも「這えば立て、立てば歩めの親心」というのがあるくらい、親は子どもの成長を期待して楽しみにします。
ただ、その成長への期待が「次へ次へ」と急かす行動になってしまったら、それは「期待の押しつけ」で子どもは辛くなってしまいますね。
その意味で「子どもに(過度の)期待はしない」という言葉が出たのでしょう。
そして、一方ではおっしゃられているように、親が全く子供に期待しないというのも難しいですし、こちらも子どもにとっていい結果にはなりません。
”期待”をどう考えたらいいでしょう?
はい、子どもへの期待は親なら誰でも持つものだけに、どう付き合うのかは大事ですね。
では、「親の子どもへの期待」について詳しく見てみましょう❣
役立つヒントが見つかります (^^)
目次
親は子どもに期待する
親は子どもへの愛情から、どうしても「幸せになってほしい」と期待します。
それは自然の本能でもあります。
ただ
・その親が期待する「幸せ」が子どもが感じる「幸せ」と同じではなかったり
・子どもの幸せを実現するための方法が親が思っているものだけでなかったり
・子どもの成長ペースが親の期待通りでなかったり
・・・などなどの「すれ違い」が起こることがあります。
次は、起こりやすいこの3つのすれ違いにについて、それぞれ見てみましょう
(1)親の期待する幸せと子どもの感じる幸せ
人はどうしても「自分」を基準に物事を捉えるので、親も自分のこれまでの経験から「これが一番の幸せ」だというイメージを持ってます。
ただ、忘れがちだけどとても大事なことは、「幸せ」は一つの感情だということです。
つまり、「幸せ」はその人が感じるものなので、親子で同じ体験をしたとしてもどちらもそれに同じ「幸せ」を感じるかどうかはわからないのです。
「幸せ」は心地よい満足感のことで、それを構成する要素には「信頼」「充実」「安全」「豊かさ」「自由」「愛」「つながり」「喜び」「感謝」「希望」「夢中」など色々あります。
そしてどの要素に強く幸せを感じるかは、その人のその時の状態に依るんです。
はい、「幸せ」と呼ばれる感情は共通していても、「何を幸せと感じるか」は人それぞれです。
幸せの要素の中の優先順位が人とその時によって違うからです。
「安全」と「つながり」を最優先にする人もいれば、「自由」と「夢中」がもっと大事だと感じる人もいます。
なので、親は子どもの幸せを期待しても、子どもが感じる・望む「幸せ」の中身は自分とは違うかも知れないと心得ておくのがオススメです。
でも子どもは自分とは違う人格なんだと改めて思いました!
はい、私もその感覚はわかります 🙂
特に母親は、我が子が自分のお腹に存在していた時の一体感を覚えてますもんね。
ただ人間には「親離れ」の本能はあっても「子離れ」の本能がないので、親のほうがちょっと意識して、子どもの成長とともに子どもとの距離を広げていくことも必要になります。
そうじゃないと、愛情から「幸せになるには安全が第一」とばかりに、自分の幸せ基準から子どもの行動を制限してしまうことも起こります。
「安全第一」と子どもが望む志望校を認めなかったりするのもその一例です。
そうなると子どもは『あなたのため』に対してどう自分の気持ちを表現したらいいのかや、どう自分の幸せを追求したらいいのかわからなくなってしまいます。
子どもも親に必ず愛情を持っていますし、喜ばせたいいう気持ちもあるので、十分に納得しないまま我慢して自分の幸せを後回しにしたり、自分の幸せを追求することに罪悪感を持つかになってしまうんです。
少し前までは前者が多かったので、実は今の親世代の方からのお悩み相談では、「自分の本当にやりたいことを見つけたい。今までは親の勧めるものを色々選んできたけど、今からは自分らしく生きたい」というテーマも少なくはないんです。
「親から、自分が果たせられなかった夢を期待されて辛かった」というご相談もあります。
そしてイマドキでは子どもも自分の感情に敏感になっています。
以前のように「親や大人のいうことだから聞かなくちゃ」と丸飲みする子も減ってます。
小さい頃からネットで様々な情報を収集もしてるので、「自分なりに思い描く幸せ」がはっきりしている子が多いです。
なのでイマドキでは後者の、親の期待と自分の幸せの板挟みになって、罪悪感を持つパターンが増えているんです。
うまく親に話ができなくて、もやもやをず~っと抱えていて、それが不登校の原因になっていることさえあります。
親が自分の期待を「良かれ」と勧めても、それが子どもの幸せにならなくて、逆方向に働いちゃうのでは悲しいです。
気をつけなくちゃ
親が子どもの幸せを期待するのは自然ですが、子どもが感じる・望む「幸せ」の中身は自分とは違うかも知れないと心得ておけば、子どもとまずそこについて話すところから始められます。
大元のイメージが共有できれば、すれ違いもぐんと少なくなりますね。
子どもとセッションをしていても、子どもがこちらが予想してなかった要素を大事にしているとわかって驚くこともあったりします
(^^)
あなたのお子さんにとって大事な幸せの要素ってなんでしょう?
(2)幸せに至る道はたくさんある
次によくあるすれ違いは、「幸せ」になるためには「絶対これが必要!」と思い込んでしまうことから起こります。
それについては4つのポイントがあります。
例えば親が「たくさんの友達を持つ」「いい大学に合格する」「結婚をする」などが幸せには欠かせないとして、子どもに当然のようにそれらを期待してしまうことがあります。
20年前くらいまでは、そのような条件があれば「安定した幸せ」が手に入ると多くの人に信じられていたのですが、今でもこの3つにこだわる大人も少なくはありません。
ただ、今は社会の変化が早いので、「ずっと安定的に続くと言えるもの」がなくなっていますから、それらの条件を満たしたとしても「ずっと変わらない幸せ」を手に入れることはできなくなりました。
「人とつながる」「安定」「信頼できる家族」が、その人の幸せの要素だとしても、それをずっと確実に満たしてくれる方法はなくなってしまいました。
その時時で「そのために必要なこと」を見極めて選び続けることが必要にな時代になっています。
それを踏まえずに「これさえあれば子どもがずっと幸せになるはず」と子どもに期待しても、いつかどこかでがっかりすることになってしまうのでご注意です。
むしろ今では、いつからでも、どんな状態からでもリスタートができる社会になってきてますから、「今これを満たさないと大変なことになる!」と焦らなくても大丈夫なんです 😉
色んな方法で望む幸せを手に入れられるようになってきています。
はい、今はとにかく社会の変化が早いんです。
今思春期の子どもたちが長く生きるのは「昔の社会」や「今の社会」ではなくて、「これからの未来」です。
「今親はこれで困ってない」としても、子どものためには少し先の流れを見据えることも大事です。
また、その「幸せになるために欠かせないこと」がその子に合っているのかというのも大事です。
もちろん、親の期待する方法がその子に合っていればいいんですが、時には親からの期待が子どもにはただのプレッシャーになることもあるんです。
例えば、数多くの友達よりも、少なくても本当に自分が心を許せる友達がいれば十分な子もいます。
休みの日には友達と出かけるばかりでなく、一人で墓~っとする時間が必要な子もいます。
また、「いい大学」というのも、偏差値の高低が基準なのか、自分が学びたいことが学べるかどうかなのかということでも違ってきます。
その大学に行くために効果的な勉強方法も、親子でも違います。
そしてイマドキでは「結婚」「子どもを持つ」などのライフスタイルにも、様々な形態があります。
どんなライフスタイルが「正解」ということはないので、親が「こうだといいなあ」と期待を持つのは自然ですが、それを「正解」「幸せのための必須」としてしまわないことも大事です。
さらに思春期には、自分の身体的な性別のまま成長するのを嫌だと思うことも珍しくありません。
これは一時的なこともありますし、ずっと続くこともありますが、とても繊細な話です。
そこに気づかずに親の「こうあってほしい」という期待を先に打ち出してしまうと、子どもはその繊細な気持ちを表現せずに隠してしまうので、一人で悶々としてしまうことになってしまいます。
思春期には一人でぐるぐる思考が一番まずいです。
ぐるぐる思考はエネルギーを失わせたり、突飛な結論や行動に結びつきやすいからです
参考:相談ができない子:4つのワケと大人ができること
本当に悩んでいる時こそ、誰か信頼できる人に話せることで、自分の頭の整理ができたり、気持ちが晴れたりして、ぐるぐる思考からも抜け出せます。
親の期待する「幸せ像」「幸せになるために必要なこと」をアタリマエで唯一のものだとか、きっと我が子にも最適だと思い込まずに、まずは子どもの話を0ベースで聞いてみるのがおすすめです。
思春期の子どもの求める幸せのイメージは、親からすれば未熟なこともありますし、それを実現するための方法が非現実的なこともよくあります。
「短期的な快楽」を「本当の幸せ」と混同していることもあったりします。
もちろん、まだ思春期の子どもが未熟なのはアタリマエなので、それを子どもが見直せるようにサポートできたら良いですね。
コーチングセッションではそんなこともやってます
(^_-)
子どもの「幸せのイメージ」や「そのための方法」が、親にとっては突拍子もなかったり馬鹿げたことに思えても、
決して頭から否定したりからかったりはせずに、まずはそのまま受け止めるのがポイントです。
子どもは大人が思っている以上に、自分の夢をからかわれることで傷つきます。
そして、「なぜそう思うのか」や「それが実現したらどうなるのか」などを子どもが自分の言葉で話せるように引き出してみましょう。
その時は親も「自分のやり方だけが正しい」と思わないことも大事です。
一つの山に登る方法がいくつもあるように、その子が幸せになる方法もたくさんあることを思い出しておくのがオススメです。
大人が予想していなかった理由が見つかることも多いので、「正解を知っている」「この子のことは分かっている」と思わずに、ちょっとだけ丁寧に子どもに聞いてみて下さい 😉
また子どもも、人に言葉で話しているうちに、自分の方法では足りないことなどに気づくこともよくあります。
人は他人から指摘されるよりも、自分で気がついたことの方がずっと受け入れやすいものです。
その子の幸せが親の期待と一致していても、親が「そのために必要なこと」をあれこれ細かくアドバイスするのも子どもにとっては負担です。
もちろん親は子どもよりも広い視野や長い目で流れを見ることができるので、子どもの望みを叶えるために必要なことに、アレコレ気づきます。
そして子どもに「失敗せずに幸せになってほしい」と期待するので、より「ちゃんと望みを叶えられるように」細かくアドバイスしてしまうことも起こります。
でも、「願いがかなって幸せになること」も大事なんですが、「子どもが自分で幸せになる方法を見つけられるようになる」ことも、この先の長いその子の人生にとってはとても大事です。
毎日「忘れ物をしないように」とお母さんが準備するのをずーっと続けていたら、子どもに準備する力が育たないのと同じです。
時には多少の忘れ物や失敗もしながらも、子どもが自分で考えて準備する力を育てることが大事ですよね。
「方法」は子どもに任せて、親は見守るのが基本です。
それでもまだ思春期の子どもの知ってる選択肢は狭いですから、時には大人から視野を広げらるように関わることが必要な時もあります。
大人が手を出すかどうかの見極めは、子どもがある程度の期間困っていて、そこから回復していく様子がみられるかどうかです。
毎日子どもの様子を見ていれば、エネルギーが下がっているかどうかも、些細な表情や行動の変化から分かります。
1週間以上エネルギーが下がりっぱなしなら、親から声をかけるチャンスです。
また、子どもが自分から親に声をかけてくる時には、何かの「用事」があります。
そのような時にはただ甘えたいの場合もありますが、時にはお悩みが隠れていることもありますから、ちょっと気をつけてみてください。
身体の不調のときと同じです。
子育てでも、相談できる人を見つけておくといいですね。
始めは複数の人に相談をしてみて、ご自分が信頼できる人を選ぶのがいいでしょう。
どうしても人は自分の体験を基準にするので、自分が「これは嫌だ」と思ったものを子どもにも避けて欲しいと思うものです。
ただそれが「恐れ」や「嫌」というマイナスな思いから来ている場合には、子どもにもあまりいいことが起きません。
例えば親がAという学校に通った時に環境が悪くて嫌だったから、子どもには「絶対Bを受験させる」というような場合です。
ご自分のかつての体験を無視するのではなく、今の実際のA校の状況を調べたり、良さそうなB校の「良いところ」を一度ニュートラルな気持ちで検討した結果として、そのBのポジティブな要素がAのポジティブな要素を上回った場合に、Bを子どもと一緒に体験して決める時には、特にまずいことも起こりません。
ところが子どもも親も実際にニュートラルに検討する前に、「あのAはとても環境が悪い」と先に何度も伝えてしまったら、子どもには「Aへの恐怖」が生まれてしまいます。
本当は「友達と一緒にAに行きたい」という気持ちが子どもにあったとしても、それを言い出すこともできなくなります。
そして後からBを見に行って「悪くない」と子どもが自分で選んだ形になったとしても、実際にその学校に入った後で何かしっくり来ないことがあれば「本当はAが良かったんじゃないか」「でもそれは怖い」とずっと引きずってしまうこともあるんです。
「怖さ」に基づいた行動はネガティブな結果を生みがちです。
そんな状況では、子どもは親御さんにはそんな自分の気持ちを言わないので、親御さんは気づきにくいものです。
でも子どもから直接話を聞くと、「ずっとそんな気持ちがぐるぐるしてた」という話が出てくることもよくあります。
(3)子どもの成長ペースにイライラする
期待を持つと人はどうしても、「早く期待通りになってほしい」というさらなる期待を持ちやすくなります。
特にイマドキでは家電を使うにも、ネットで買い物をするにも「早くて便利」のレベルがかなり上がっています。
私達の日頃の「待ち時間」はどんどん短くなっているので、「待つ」のが苦手な人も増えてます。
ところが「育てる」という行為には、必ず「相手を待つ」ことが必要です。
まず、子どもに何かを伝えたい、教えたいと話をする時には、子どもが自分の頭で大人の言いたいことのイメージを作って、そこでのできごとを理解するという時間が必要です。
これは大人同士でも起きることですが、相手が子どもの場合には、それを大人と同じレベルでするまでに、より時間がかかります。
思春期の子どもは身体や態度が大人びていても、脳のイメージする力や相手の立場に立つ力はまだ未熟なことが多いからです。
でも、大人は自分が伝えたら、子どもがもう100%理解しているはずと期待することも多いです。
私も同じことを言うのは2度目くらいまでは耐えられても、3,4度目になるとイライラします。
わかります~、ええ、私もそうでした 😳
それは「大人が忙しいからせっかちになっている」のもありますし、「子どもと自分はよくわかり合っているはず」という前提もあったりします。
そんな時にはムッとしたとしても「伝わらないのがデフォルトなんだ」と思い返して、「あら、伝わってなかったのね」と仕切り直して伝え直すしたり、伝え方を変えるのもやってみるのがオススメです。
また「人が行動を変える」には、それなりに練習と失敗と時間が必要です。
私も「子どもに怒らないように話そう」と何度も固く誓ったのに、途中から怒りまくったことも何度もありました
(^^)>
何度も凹んでめげながらも、とにかく続けてみた結果、今ではそんな反応はほぼ0になりました。
同じように子どもも「~~しよう」と思っていても、実際にやれるまでには大人が思っている以上に練習と失敗や時間が必要なことがあります。
そんな時に大人は『やるって言ったのに、なんでやらないんだろう』と待てずに怒ってしまうこともあるものです。
でも頭ごなしに「なんでやらないの 👿 」と怒るよりも、子どもなりのワケを尋ねてみるのが結局の所早道です。
子どもにも「必要性を理解していない」「やろうとしてもうまくやれない」「忘れてた」などの様々な理由があるのものです。
ワケがわかればその子に必要なことも見つかります。
人は苦しい時ほど「早く良い状態になりたい」と期待します。
例えば不登校の子どもには「早く元気に登校して欲しい」と親が期待するのも自然です。
でも、その子のエネルギー状態がとても低ければ、まず徐々にエネルギーを溜めていくことが必要です。
そして溜まってくれば子どもは自然に、「できること」が増えていきます。
ところが『早く』の期待が大きすぎると、子どもに少しずつできることが増えていても親のほうがそれを認めずに「何も変わらない」「いつになったら行けるんだろう」と心配ばかりしていることがあります。
そうなると子どもは「まだまだダメ」と言われているようで、安心できなくなってしまいます。
私も不安だらけの時期がありましたので、親としてそうなりやすい心身の状態も体験したことがあります。
そんな時には、無理に一人で頑張ろうとせずに、ぜひ客観性も持ちながら寄り添ってくれる人とつながるのがオススメです。
一人では見つけにくい子どもの「できるようになったこと」や「その子の素晴らしいところ」などを言葉にして伝えてもらいましょう。
親御さんが「少しでも前に進めている」「この子にもいっぱいいいところがある」と思えることで、お子さんにも安心感が伝わるので、より回復も早まります。
自分がやる方が早いしラクって思います。
ただ待った末に、子どもの成長がはっきり見えた時に感じる喜びも格別です。
そしてしっかり成長した子どもには、もう同じことでイライラすることもなくなります。
「早く」を期待するよりも、「しっかり」を期待することにします 🙂
「子どもに期待しない方が良い」は本当なの?
やっぱり子どもに期待しないように心がけるのがいいんでしょうか?
「親の子どもへの期待」は、誰でも持つのが自然です。
「こうなって欲しい」というのは希望と関心でもあります。
親は子どもに愛情を持ちますから、子どもに対して「幸せになってほしい」という希望と関心を持つのは自然です。
通常の親子関係で、親が子どもに全く何も期待しないのは難しいですし、そんな状態は「諦め・放置、突き放し」の無関心です。
愛の反対は無関心です。
思春期の子どもは時には必要以上に親に反抗的になることもあります。
自分だけであれこれ決めてやりたがることもあります。
でもそれは「家庭」から「社会」に出ていくための一つのステップに過ぎません。
そして第一次反抗期の頃と同じように思春期の子どもも、反抗しながらも親がいつも自分を見ていてくれることや、受け止めてくれることを確認したがります。
さっきまで人の話を無視してたのに、急に自分から話しかけてきたりするのもその一つの現われです。
親からすれば「調子いい」「自分勝手」のようですが、子どもは親が自分に関心を持ってくれているのかをたえず気にしているんです。
まだ狭くて小さいながらも子どもなりの「家庭の外の社会」で傷ついたり疲れた時に、子どもが戻ってくるのはやはり「家庭」「親」だからです。
そして友達と自分を比べては自己肯定感を下げやすい子どもにとって、親から無条件で愛されていることや関心を持たれていることは、自己肯定感の支えにもなります。
そうなんです。
親が自分にプラスの関心を持ってくれなと思ったら、子どもはわざと親に喧嘩をふっかけたり、困らせるようなことをすることもあります。
もちろん、子ども自身も自分の思いをはっきりと分かっていないこともありますが、とにかく無関心よりは、怒られてでも関心を引きたいと思うんです。
はい、日本にはあまりそんな習慣がないですが、子どもを大切に思っていることを伝えたり、ちょっとした子どもの頑張りや良いところを言葉にして伝えるのはとても大事です。
子どもの情緒がかなり安定します 😉
はい、そうです。
ただ、その親の期待が「子どもの感じる幸せ」と交わらなかったり、「幸せになる方法」を親が決めてしまったり、「早く完璧に期待通りになること」を求めてしまった時に、期待が子どもにとって重荷になってしまうだけです。
逆言えば、「子どももが求める幸せ」を応援したり、「子どものなりのやり方」を尊重したり、「必要な時間をかける」ような子どもへの期待は、子どもにとって大きな自信になります。
よく、「子どもを信頼して」といいますが、それは「子どもには生きる力があるから大丈夫と期待すること」とも言えます。
子どもに期待しないのが大事?のおわりに
やっぱり幸せになってほしい、笑顔でいてほしいっていう思いを持たないようにするのは無理です 🙂
愛情に罪悪感を持つのって、なんか変だな~と思ってました
親は子どもに期待するので、その期待がどんどん高まりすぎてしまうこともありますよね。
そんな時には「この子の幸せってなんだろう?」という大元を思い出せばOKです。
❤❤あとがき❤❤
親は子どもを愛するあまりに、子どものマイナスなところを見つけては心配したり、不安になったりすることもあるものです。
時には昔の私のように「期待どおりでない子ども」に怒りが湧いてしょうがないこともあるかもしれません 😳
そんな時にはその場の感情に飲み込まれるのではなく、自分の感情の裏にある「期待」に意識を向けてみるのがおすすめです。
もしかしたら期待が「自分だけのイメージ」だったり「やり方にこだわって」いたり、「もっと早く」が隠れているのが見つかるかも 😉
感情の裏にある期待がわかれば、それをちゃんと整えて、素直な形で子どもに伝えることができるようになります。
たとえ子どもの行動を叱る時でさえ、期待の大元である愛情がちゃんと伝わるように叱れれば、子どもも受け止めやすくなるでしょう。
親子の信頼関係がより深まるチャンスになります。
(^^)/
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