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好きなことと得意なことに気づく!思春期にこそ自分を知ろう
自分の「好きなこと」「得意なこと」に気づいて、それを育てていくのが思春期にはとても大事です。
それは「進路」や「仕事」という面からもそうですが、人生を豊かにするからです✿
でもうちの子は「好きなこと」「得意なこと」が思いつかないって言うんです。
部活のテニスは好きみたいですけど、子どもと話してても、それをどう進路の参考にしたらいいのかわからないので話が膨らみません。
どうしたらいいでしょう?
イマドキでは、進路選びでも選択肢がとても増えました。
高校も大学も専門学校も、似たような名前がついていても、それぞれの場の個性が強くなってきています。
特色を出すことで、それに魅力を感じる生徒さんが集まるからです。
なので進路を選ぶ時には、偏差値だけでなく「校風や価値観などが自分にあうかどうか」や「自分がやりたいことをやれるかどうか」を意識して選ばないと、入ってから「なんか違う」と悩むことになってしまいます
(><)
また、学校によってその先の進路への道筋にも個性が出てきていますから、「その先にどのような方向に行きたいか」も視野に入れることも大事です。
そのように選ぶときに役立つのが「好きなこと」と「得意なこと」です。
だからこそ、「どうやって進路と結びつけたらいいのか」というところが大事だし、知りたいですよね。
では、思春期に知っておきたい「好きなことと得意なこと」についてご一緒に見ていきましょう!
目次
なぜ思春期に自分の「好きなこと」や「得意なこと」に気づくのが大事なの?
今は進路でも仕事でも、とにかく選択肢が多くなっています。
そしてそのバリエーションはさらに拡大して増えていくでしょう。
そんな時代で幸せに生きるには、どうせなら「自分の好きなことができる」「得意で喜ばれる」環境が良いですよね。
頭で「何を選べば良いのか」=お金になる、評判が良いなどと考えるのももちろん大事ですが、人の行動の源は感情です。
「好き」「やりたい」「面白そう」「楽しい」と思えると、人は自ら行動します。
「嫌い」「嫌」「つまらない」と思うと、頭の理屈では「やったほうが良い」と思っても行動できなくなることもあります。
そうなんです。
「やってみる」=行動することで、さらに好きなことが見つかったり、実はあまり好きじゃなかったと気づくこともあります。
「実はあまり好きじゃなかった」と気づくのも、失敗ではなくて大事な経験です。
気づかないままだとずっと知らないで過ごすことになりますもんね 😉
大事なのは実際に「行動すること」なので、そのためのエネルギーの「好き」はとても重要なことなんです。
そして好きなことは自分からやりますから、それにまつわることに詳しくなったり上達したりします。
好きなことから得意なことが生まれることは多いです。
人は好きなことをやっていると自分を好きになったり自信を持ちます。
またそれを通して人と繋がるチャンスにもなります。
好きなことが同じだと話も弾みますよね 🙂
さらにそこに得意なことがあれば、他の人の役に立てて感謝されたり、自分の強みや専門性になって仕事にもなれます。
そうですね。
ではここで、「好きなこと」と「得意なこと」がそれぞれどんなことなのか一度見ておきましょう。
好きなことというのは、自分が「もっとやりたい」「触れていたい」と情熱や価値を感じることです。
「何が好きか」は自分にしかわからないですし、自分がそう感じるものです。
得意なことというのは、自分ではストレスなくできることや、自分はそんなに労力をかけていないのにうまくやれたり、他の人から褒められたり感謝されたりすることです。
得意なことには「英会話」とか「習字」などの技術だけでなく、「人とすぐ仲良くなる」「説明が上手」なども含みます。
自分では自分の得意に気づきにくいので、かえって他人に対して「なんであれができないんだろう?」と思うこともあったりします。
得意なことは他の人との違いから気づいたり、他の人から言われて気づくことも多いです。
・・両方大事だと思うんですが、進路や仕事を考えるときには、どちらを優先するのがオススメですか?
どちらから考えても良いと思いますが、強いて言えば「好きなこと」をオススメします。
「好き」は感情なので、行動するからです。
そこからより「好き」を深められたり、得意なことを織り込むのもしやすくなります。
得意は本人がアタリマエのようにできることなので、時には更に深めようとしないこともあります。
得意を磨く時には、小さな目標を立てて(資格や試合に出るなど)みたり、人から褒められたり励まされることが必要なこともあります。
でも得意をそうやって磨いていくうちに、それ自体を好きになったり、それにまつわる好きなことが見つかることもありますので、「好き」でうまく選べない時には、磨く覚悟で得意から選ぶのもアリでしょう。
大事なのは自分の「好き」と「得意」を意識しながら行動することです。
どちらも磨かなければそこで終わってしまうことはよくあります。
やってみながら、その中でも「これは好き」「これは得意」と気がついていけば、面白くなるのでさらにそれらを磨くことができます。
好きから始めても、得意から始めても、両方が交わるところも見いだせます。
そうやって磨いた先で専門性や強みになっていきます。
そうなんです。
例えば「テニスが好き」と思ってやっていくと、その中で「更に好きなこと」や「得意なこと」が見えてきます。
それをさらに深めていくと、テニス以外にもそれを応用できることも見つかります。
例えば同じ「テニスが好き」でも、人によって「ボールを思い通りに動かすのが好き」な人もいれば、「作戦を立てて組み立てるのが好き」な人も「屋外で汗をかくのが好き」「逆転できるのが好き」という人もいます。
一人の人の中にいくつかの「好きのタネ」があることもよくあります。
どんどん「好きのタネ」を見つけてみてください
(^^)
それがわかってテニスをすると、以前よりずっと楽しくなったり、それが「得意」だと気づいたり、「得意」になることもよくあります。
テニスが楽しくなるだけでなく、タフになったり自分に自信もつきます。
また、例えば「ボールを思い通りに動かすのが好き」だと意識して、他の球技や他のスポーツをやってみるのもよいでしょう。
そこで「ボールでもこのくらいがいいんだ」とか「好きなのはボールじゃなくてもいいんだ」と気づくこともあります。
「作戦を立てて組み立てるのが好き」なら、他の場面=勉強や遊びなどでも「作戦を立てる」を楽しみながらやってみるのもいいでしょう。
そのなかでも「人が絡んでいる方が良い」「長期的な計画よりある程度短期のほうが良い」などと気づくこともできます。
そうやって意識しながら行動してみることで、「自分の好きなこと」や「得意なこと」を更に知り、磨くことができるんです。
中にはあるかと思います。
ただそれでも、「やってみる=行動する」ことがとても大事です。
頭でずっと考えているだけでは、いつまでもリアルはわからないものです。
実際にやって「感じる」ことで、何が好きなのか、そうでないのかがわかりますし、他の人から見て「得意に見える」のかもわかります。
ハズレで全く「好き」「得意」と感じることがなかったとしても、それは「これじゃなかった」という学びにもなります。
実際は「好き」から始めると、「方向違いだった」と思うことはあっても、全くのハズレだったということは殆ど無いですが
(^^)
このような自分の「好きなこと」や「得意なこと」を磨くのは、社会人になってからもできますし、イマドキのようにどんどん新しいものが出てくる時代には、ずっと続くことです。
社会人になれば「嫌い」「不得意」なことをやらなくてはならないことも出てきます。
でも、そこでも自分の「好きなこと」や「得意なこと」へのアンテナを張ってっていれば、「嫌い」「苦手」から自分の「好きなこと」「得意なこと」が見えてもきます。
苦手や嫌いだと思っていたことでもやってみれば=行動してみれば、『意外と好きかも。やれるかも』と思うことも出てきます 🙂
とはいえ、できるなら色々自由に試せる思春期のうちに、自分の好きなことや得意なことを意識しながら、色々やってみるのがオススメです。
できるだけ早くから始めれば、試す時間も磨く時間も多くなります。
進路もどうせなら、自分の好きなことや得意なことが磨ける場所がいいですね 😉
そうですね (^^)
年齢が上がってくると、仕事をより具体的に考えることが必要になってきます。
その時には「好き」「得意」の他に「ビジョン」と「ニーズ」という2つの要素も絡んできます。
「ビジョン」というのは、「将来こんなことをしたい」という具体的なイメージや「こんな生活をしたい」というライフスタイルイメージのことです。
例えば「世界の貧困をなくしたい」とか「医療で人の役に立ちたい」、または「1年の半分は外国で暮らしたい」などとイメージを、既に持てているのであれば、進路選択や仕事選びにはそれは大切な指針になります。
ただ、多くの思春期の子どもはまだそこまでのイメージを持てていないことがほとんどです。
でも「将来を考えて・・」と言われると、この「ビジョン」が持ててないとダメなんだと思ってしまうんです 😐
もしそれがはっきりしていれば、進路選択や仕事選びも方向性がよりはっきりしますもんね。
ただ、思春期の子どもは自分で「これだ!」と思えるようなものに誰もが出会えるほど、体験も情報も豊かには持っていないことがほぼほぼです。
でも「好き」「得意」は小さなことなら誰にでもありますので、そこから体験を増やしていくことで、やがて「好き」「得意」を磨くと同時に「これがしたい!」「これが大事!」と思えるビジョンを見つけられるようになるんです。
そうなんです。
もう一つの「ニーズ」は「社会に必要とされるかどうか」です。
こちらも思春期にはまだ深く考えなくてもいいでしょう。
就活するのであれば、就活先のニーズに自分がどう応えられるのかを表現することは大事なので、当カレッジの就活セッションでも扱います。
でもその時点では自分の強みや専門性が社会に必要とされているかまでは考えなくても大丈夫です。
もし起業するのであれば、自分の強みをどう社会のニーズに合うように表現するかは大事になりますが
(^^)
(注:思春期コーチ™養成講座では、お一人お一人の強みとその表現の仕方までサポートしてます)
「ある特殊な魚の釣り方」を教えるだけでリッチな生計を立てている人もいらっしゃいます。
なので「こんな好きではダメだ」「これくらいのことでは人の役に立たない」なんて決めつけずに、とにかく思春期には、自分の好きなことや得意なことをやって磨くのがおすすめです。
好きなことや得意なことが見つからない場合には
誰にでも必ず好きなことや得意なことはあるのですが、セッションをしていると『全くありません』『好きってどういうことですか?』と話す子に会うこともあります。
そんな時には次のチェックをしてみてくださいね。
「好き」というのは自分の感情なんですが、自分の感情を感じないようにしていると『何が好きですか?』と尋ねられても答えられないこともあります。
そうなってしまうのには色んなワケがありますが
・良い子でいようと自分の気持を抑えてきた
・「〜〜しなければいけない」と考えて動く癖がついている
・親が先回りして自分に必要なことを用意してくれた
・「嫌い」や「苦手」をなくすことに頑張ってきた
・封建的な環境で育った(自分の意見や好みは無し。誰かの言うことを聞く)
・すぐに怒られる。小言を言われる。反対される
・損得で動いてきた
・自分の好きなことや得意なことを笑われた etc.
というのが、今まで出会ってきた子に見られたものです。
どれも「絶対にあってはならないこと」ではないのですが、それが過剰になってしまうと、その子の「好き」という、本来は一番その子らしい感情を見失ってしまうんです。
周りの人がすぐにできることは
*上記に当てはまることがあれば止める
*小さなことでもその子の思いを聞く
*好きなことを選ばせる(食事のメニュー、もののやり方、映画など)
*小さい頃に好きだったことの話をしてみる
*ちょっとでも興味や意欲を持ったことを応援する
などがあります。
またその子の「嫌だ」という気持ちにも耳を傾けてみてください。
「好き」も「嫌」もどちらも大事な感情です。
片方だけを我慢しようとしても、両方とも抑圧されてしまうんです。
なのでまた開かせる時には、両方に水をあげてみてください。
(^^)
好きなことや得意なことが「すごいこと」じゃないとダメだと思っていると、そのタネを見逃してしまいます。
どちらもちょっとしたことでいいんです。
好きなことは「ゲームが好き」「ジャニーズが好き」から始めてもOKです。
そこから「ゲームの何が好きなのか」「なぜエグザイルじゃないのか」などと感じてみると、「好きのタネ」が見つかります。
また、小さい頃やこれまでに好きだったり夢中でやっていたことや、気づいたらやっていること。
そして嫌いだったことからも「好きのタネ」は見つかります (^^)
ポイントはそのタネを育てていくことです。
そこに意識を向けて、そこから「やってみたい」ことを見つけて行動してみましょう。
得意なことの方は
・自分ではストレスなくできること
・自分はそんなに労力をかけていないのにうまくやれること
・他の人から褒められたり感謝されたりすること
・自然にサラッとできること
を思い出してみるのがオススメです。
反対に苦手なこと、時間がかかってしまうこと、ストレスを感じることから、その逆の得意なことを見つけることもできます。
得意なことを探すときには、学校で評価されやすい勉強やスポーツだけでなく、「気遣いができる」「落ち着いて考えられる」なども含みます。
また、短所だと思われること「大雑把」「じっとしていられない」なども「細かいことよりも大筋をつかめる」「行動力がある」などという長所=得意なこととして見られることもあるのでぜひチェックしてみてください 😉
先ほどもちょっと話に出てきましたが、自分の特徴である好きなことや得意なことを、「こうなりたい」「これが大事」というビジョンと混同していることもあります。
サッカーが好きだったり得意だから、サッカー選手になることだけにつながるわけではないんです。
今までには「サッカーが好き」から「仲間と研究するのが好き」というタネを見つけて、今では一流の科学分野の研究者になってる人もいます
(^_-)
時々、子どもが『音楽が好き』と言うとすぐに『音楽で食べていけない』『それぐらいの腕では通用しない』と誰かに言われてしまうことがあります 😐
でも実際には音楽で食べていっている人はたくさんいらっしゃいますし、その仕事の仕方も様々です。
その方々だって思春期には今と同じ能力でもなかったはずです。
また、子どもは好きなことや得意なことから、ダイレクトに「ずっと続く天職」を見つけなければと思っていることもあります。
イマドキではどんな仕事でも変わっていきますし、新しいものもどんどん出てきます。
『ずっと続けられるかどうか」はあまり気にしなくていいんです。
「今やりたい」と思うことで十分です 🙂
小さなタネから始めて、常に自分の好きと得意を意識しながら行動することで、やがて大きく育ちますし、自分にとってのチャンスにも気づけるので掴めます。
タネを大事に育てましょう!
これが好きそう、興味がある!と思っても、ただそれをやるだけでは磨かれないこともあります。
思春期になら部活を一生懸命やっていても、その時には夢中になってても、終わったら「一生懸命やった思い出だけ」で何も残らなかった・・というご相談を受けることも少なくはありません。
もちろん、その思い出だけでもとても素晴らしいんです!
でも、もしせっかくやったことをさらに活かしたい、好きのタネや得意のタネを見つけて、自分の特徴や強みにしたい!と思うのであれば、その活動の中でより『好きだと思ったこと」や「得意だときづいたこと」を探してみると、きっとザクザク出てくるのでオススメです。
同じように進路の選択で「プログラミングに興味があるから」とそのコースを選んでも、ただ決められたカリキュラムに参加しているだけでは、自分ならではの好きのタネにも専門性にも育てられないことも、残念ながらよくあります。
せっかく興味から始めたのなら、そこで「更に好きなこと」や「得意なこと」に意識的になってみるのがオススメです。
そしてそれを育てる・磨くような行動をしてみましょう!
その場で「更に好きなこと」や「得意なこと」に力を入れてみたり、他の場面でそれらを使えないかと楽しく考えてみるのもオススメです!
とにかく自分から意識して行動してみることで、本当の自分の強みや専門性が手に入ります。
親だからできる、子どもの好きなことや得意なことの育て方
そのために、親ができることもありそうですね
はい、一番身近で、心からお子さんのことを大切に思っているお母さん・お父さんだからできることはたくさんあります。
親だからできる、子どもの好きなことや得意なことの育て方
思春期にもなると、子どもは自分らしい「好き嫌い」や特徴を発揮するようになります。
ときに親にとってそれは「素直に言うことを聞かない」というお困りにつながることもありますが、そんな時こそ子どもなりの思いやワケに耳を傾けるチャンスです。
その子の思いを十分に聞いて、親としてのいけにゃニーズも伝えて、やり取りをする=コミュニケーションんをすることができます。
忙しい親からすれば、すぐに親の言うとおりに動いてくれれば早くてラクだと思う場面も多々あるのですが
(^^:)
実はこのコミュニケーションをすることでとても素晴らしいことがいっぱい起こります。
*子どもが自分の思いや好き・嫌いに意識的になれる
(なぜそれが好きなのか、どう好きなのか。または何が嫌で、どうならばいいのかなど)
*自己肯定感が上がる
話をしっかり聞いてもらえれば、自分が聞くこともできるようになります。
そしてそんな自分に自己肯定感が上がります。
*親との信頼関係が強くなる
親は自分のことを個人として尊重してくれると思え、親への信頼が高まります。
それによって親とのコミュニケーションをよりとるようになり、それはやがて親以外の人とコミュニケーションをしたり、信頼関係を築くことにも繋がります。
いつもいつも・・は難しくても、ここぞ❢という時にはぜひやってみてくださいね。
ポイントは「子どもの言い分を何でも受け入れる」のではなく「対等にやりとりをする」ことです 🙂
子どもが興味を持ったことは、できるだけやらせてみるのがオススメです。
もちろん、費用や危険性も考慮すべきですが、可能な範囲でトライさせてみてください。
費用も探してみれば、思ったより格安でできることも見つかるのがイマドキです。
一緒に探してみるのも良さそうです
(^^)
どうしてもダメな時にも、「子どもの好きなことや興味のあることをやらせてあげたいと思っている」とは伝えておきましょう。
親子の信頼関係や子どもの自己肯定感が無駄に下がることはなくなります。
自分の得意なことは、自分ではアタリマエにできることなので、「きっと他の人も同じようにできる」と思ってしまいがちです。
また子どもが「すごいことじゃないと得意とは言えない」と思っていることもあります。
自分の得意は自分では気づきにくいところがあるんです。
自分以外の人に「好きかどうか」はわかりませんが、「得意かどうか」は伝えることができます 🙂
ぜひ、お母さん・お父さんが「これはこの子ならではかも?」と思うことがあれば、どんな小さなことでもその子をそれで勇気づけてあげてください。
どうしても親としては「より良くなってほしい」という思いから、その子の苦手なことや弱点に目が行きがちです。
『英語の読みはいいけど、単語が正確に書けないのよね〜』などと言ってしまうんです。
まずは『読みが良い』ことをしっかり勇気づけるの忘れずに♡
また、子どもの弱点の裏には長所として使えるものが潜んでいまさす。
例えば「この子は人の気持ちに振り回される」と思っても、それだけだと捉えずに、『人の気持ちを大事にできる能力がある』と伝えてみてください。
そして『その能力をいつでも全開にするのではなく、場に応じて、うまく強弱をつけて使えるようになればいいんだよ。そしてそれは練習でできるんだ』とも♡
今まで数多くの子どもたちに私もそう伝えてきましたが、どの子も必ずそれで顔がパッと輝きます
(^^)
一番近くで、子どものちょっとしたことも見つけられるお母さん・お父さんだからたくさんできることです!
そして子どもはいくつになっても、親に自分の良いところを勇気づけられるととても嬉しいのです
(*^^*)
ここまでご一緒に見てきたように、思春期のうちにいろいろな体験をして、自分の好きなことや得意なことのタネを見つけて育てることがとても大事です。
残念ながら今の子どもたちは、宿題や部活などで忙しいですし、SNSでいつも同じメンバーでやりとりしていることも多いです。
ネットで「世界を覗ける」ようにはなりましたが、自分に繋がりのあることしか見ない場合も多いので、案外「子どもの世界は広がりにくい」こともあります。
これからはより選択肢が多彩にある時代になりますが、「知らずにいる」とそこにアクセスできません。
選択肢が多彩にあるだけに、自分から体験や情報を取りに行くことが大事なんです。
思春期には週1回は、ちょっとしたことでもこれまでにやったことのないことをしてみるのもオススメです。
コロナが隆盛な時にはリアルに出かけるのが難しいかもしれませんが、ネットの活用やドキュメンタリーを紹介するのも効果的です。
思わぬところから、子どもの心が動く好きなことや得意なことのタネに出会うこともよくあります。
ちょっと意外なようですが、子どもはお母さん・お父さんの実体験やそれにまつわる思いを聞くことに興味を持っています。
それを基に『同じようにすればいいよ』とか『だからこうしなさい』と押し付けられるのは嫌ですが、『こんな体験をしてこう思ったよ』という話は面白がることがあります。
進路選択の時にはこんな事があってこう思った・・・とお母さん・お父さんから聞いた話は子どもはよく覚えています。
また、今の仕事や活動でこんな体験があってこう思った・・という話にも興味を持つことが多いです。
ただ、それを伝えるにはタイミンがあります。
子どもと進路選択や仕事の話になったときに、さり気なく話すのがポイントです。
勝手なようですが、大人が話したい時に話そうとしても、子どもはあまりノッて来ないことも多いです 🙄
また、日頃から子どもの話や思いに耳を傾けていれば、子どもとのコミュニケーションも弾んで、子どもとの本音トークも多くなります。
好きなことと得意なことに気づく!思春期にこそ自分を知ろう:おわりに
子どもと好きなことや得意なことについて、今すぐ話してみたくなりました♪
小さなことから始めればいいとわかって、気楽にやれそうです
思春期のうちにこそ、自分の好きという気持ちにつながって、どんどん体験するのがオススメです。
思春期には「自分を知りたい」と思う気持ちが強くなります。
その時にマイナスな側面ばかりに意識を向けるのではなく、ぜひ「自分の好きなこと」や「得意なこと」に意識を向けてみるのがオススメです!
日々がずっと明るくなるし、自分の強みも育ちます。
そんな毎日だと充実して幸せだと思います
♡♡あとがき♡♡
日本の思春期の子どもたちの「自分に自信がある」「自分で良かったと思う」割合が世界の中でも極端に低いことには、日頃からとても残念に思ってます。
「周りと同じに」「何でもできるように失敗や苦手をなくす」ことばかり意識していては、自然にそうなってしまうのかもしれません。
これからは「個」としての「好き」「やってみたい」という気持ちが大事なキーワードになります。
社会がそのように変わってきているんです。
「好き」というエネルギーはとても強くて、人を前向きに行動させます。
行動が自分を育てて、世界を変えます。
どんなに好きなことや得意なことがあったとしても、それに気づいて行動しないと育ちません。
それほど強く好きじゃなかったり得意でないことだとしても、そこから行動を続ける人のほうが、大きく育つことはよくあります。
小さな「好きなこと」「得意なこと」から始めましょう!
今の状態がウキウキでも、不登校でどんよりでも、大丈夫!
小さなことから始めれば、必ず人生が輝きます
\(^o^)/
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